ステンドグラス   作:ポタージュスープレックス

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エタるってどのくらい開いたらそう言うんでしょうか。
私は遅筆なので一ヶ月で3000字とか行けたらすごくいいなって…


原作18年前

 原作開始時点の18年前、この年に起こるイベントは主に二つ。『ネフェルタリ・ビビの誕生』と『シャーロット・リンリンの10人同時出産』である。化け物かな?

 

 

 特に何か事件が起こるというわけでもない。介入することもない。つまり、自由。

 

 ラフテルでも探しに行くかな。そんなことを考えていると、船が近づいてくるのに気づいた。『お菓子で出来た船』。『歌う船首』。『巨大な設計』。

 

 それがビッグマムの船だと決定付けるのに数秒もかからなかった。

 

 

 

 あれ?そういえば。

 

 俺はONE PIECEの歴史を暗記出来ているのだが、どうしたって1年単位でしかわからない。年単位での出来事の順序はわかるが、どのイベントががいつどのタイミングで起こるのかさっぱりわからない。

 

 つまり。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()というわけだ。

 

 やっべー。俺の今の実力は、原作のカタクリよりちょっと強いくらいなのだ。ビッグマム海賊団全部を相手取れるわけがない。

 

 誰かが船首に立っている。

 

 とんがった鼻に鋭い目、長い舌と胴体、手にはキャンディ。

“シャーロット家長男”のペロスペローである。

 

「ペロペロリン。悪名高いグラス一味がこんなところで何をしておいでで?」

 

「いや、航海してただけだが。今は後悔してるよ」

 

「そんなことはどうでもいいのです。スライド・グラス、ビッグマム海賊団の傘下になりませんか?」   

 

 

…ゑ?

 

 

「ちょっと何言ってるのか分からないんだけど。え?俺が?傘下に?」

 

「そこまで動揺することでは無いと思うんですがねぇ。ペロリン。傘下に入るだけで縄張りの一角を任されますし、ビッグマム海賊団傘下というネームバリューだけで海賊に襲われなくなります。いいことづくめなんですよ」

 

 

「確かに…めっちゃお得に感じてきた…」

 

「そうでしょうそうでしょう。ペロペロリン」

 

「だが断る。なにゆえあんな小娘の海賊団に入らなきゃいけないんだ」

 

「…小娘?」

 

「何か間違っているか?お菓子1つで癇癪起こして…精神年齢いくつなんだよ」

 

 理由は後付けだ。『だが断る』を使ってみたかっただけ。

 

「テゾーロ!」

 

「あいあいさー」

 

 船は180度方向転換し、距離を離していく。ある程度離れたところでテゾーロが叫ぶ。

 

「あかん攻札砲(こうさつぽう)発射!」

 

あかん攻札砲…それは、船に搭載されている大砲からあかんレベルの攻撃力を誇るビームを後方に放ち、攻撃するやつのことである。反動で飛べる。反動というか飛ぶのがメインである。

 

要するにクード・バーストである。魔貫光殺法とは一切関係ない。

 

 

 

そんなこんなで、いつの間にか入っていたビッグマム領を抜け出すことができた。

 

 

 

 

 

偉大なる航路(グランドライン)前半の海『楽園(パラダイス)

 

 

そこにあるW7(ウォーターセブン)にやってきた。

原作でフランキーが登場したところである。

原作では、オハラがバスターコールで壊滅する二年前、船大工トムが死刑判決を受けた。

 

もちろん俺は干渉した。判決を受ける前にトムを攫った。

現在魚人島でのんびり暮らしているところである。だから海列車なんてものはない。

 

魚人島は俺のナワバリだから安全だろう。

 

まぁ、そういうことで、フランキーやアイスバーグとは既に知り合いである。因みに海列車が無いため、フランキーは人間。

 

何故こんなところにやってきたか。

 

あかん攻札砲の威力と反動があかんかった為に船がちょっと壊れてしまったのだ。

まぁ、修理の依頼である。

 

流石にアダムは使っていないがそれに近い性能の材料を使っているのだが、どうも駄目らしい。

 

修理が終わるまで二日間。実際の時間は5時間らしいのだが、スケジュールがあかんらしい。

 

たっぷり二日遊べるので好都合なのだが。

 

 

 

 

 

 テゾーロ達と二手に分かれて観光することになった。

観光とは名ばかり、デートである。

 否、デートとは名ばかり、荷物持ちである。

 

 彼女の収集欲を理解しているのか、青ざめているテゾーロはちょっと絶望した表情になっている。

 ちょっとは頑張るんだぞテゾーロ、と心の中で呟きサムズアップをする。

 

 取り敢えずステラに30万ベリーを渡し、その場を立ち去ることにした。

 

 

 

 

 

 グラスは荷物持ちとかなんとか言ってたけど、なんやかんや嬉しい表情をしていた。

 

 俺はステラとデート、ということになるのだけど、

 

 俺の手持ちは2万ベリー。お小遣い程度である。

 

 

 やべぇ。顔が真っ青になってくのがわかる。

 

 そもそも海賊というのは給料制ではない。自分の分は自分で取るものである。

 グラスは戦闘系の悪魔の実を持っている。対して、俺は無能力。覇気も中途半端な武装色と見聞色しか使えない。

 

 要するに手持ちがない。こんなんじゃステラに嫌われちまう。もしステラと別れることになったら…俺は……

 

 そう考えていると、グラスがニッコリと笑い、拳を固め、親指を上に突き立てた。

 なんだ、なんのサインなんだあれは。怖い。

 グラスはステラに札束を投げ、その場を去った。

 

 えっ。えっ。どういうことだ。返せってことか?それとも後で何かされるのだろうか。

 

 怖い。

 

 

 

 

 

 終わった。夕方である。貧乏性のステラは今日一日では渡した四分の一も使えなかったようだ。あれ?じゃあなんでテゾーロは真っ青になってたんだ?

 

 まぁいいか、明日が終わったら聞いてみよう。

 最近能力が伸びなくて悩んでるからな。

 あいつは武装色が苦手だからそちらを伸ばしている。

だから伸びにくい。

 あいつの得意なのはなんだったっけか?見聞色か。

教えるついでに励ましてやろう。

 

 

 

◆次の日

 

 

 

グラスに呼び出された。怖い。なんかニッコリ笑ってる。怖い。

「なぁ、見聞色って、人の心を読めるらしいぜ」

この後、めちゃくちゃ土下座した。

 




読んで頂きありがとうございました。

テゾーロは奴隷だったのでサムズアップを知りません、という独自設定を投入。

今回の改変

・トム生存
・海列車消滅
・フランキー改造フラグ消滅



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