新次元ゲイムネプテューヌV2 inサイヤ人   作:ドッカン

31 / 91
第八話

<謁見の間>

 

ネプ「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃじゃーん!ネプテューヌ参上!」

 

ハクション大魔王かっつーの

 

イス「お待ちしておりました」

 

ビーシャ「よく来たね、ネプテューヌ。エキシビションマッチ以来だね」

 

ネプ「ねぷっ!?もしかして、さっきの課金ヒーロー!?」

 

ビーシャ「ぎくっ!?ひ、人違いじゃないかな?」

 

ネプ「人違いもなにも、あんな変装すぐにわかるってば!」

 

ビーシャ「さすが女神様。わたしの完璧な変装を見破るなんて.....」

 

いや、あれのどこが完璧なんだよ、て待てよ

 

一馬「おい、お前、もしかして、こいつが女神だってこと覚えているのか?」

 

ビーシャ「もちろん。そして、今もいろいろ協力してくれてることもね、けど、今日はその話をするために君たちを呼んだんじゃないんだ。大至急、ハネダシティに向かって欲しいの」

 

一馬「ハネダシティって言ったら、隣町だよな?何かあったんか?」

 

ビーシャ「それが、困ったことに猛争モンスターの群れに襲撃を受けてるみたいなんだよ。だから、急いで行って助けて来て」

 

確かにハネダシティの方から今まで感じたことのない気を感じるな

 

アイ「なるほど、だから私達三名を指名したってわけね」

 

ビーシャ「そういうこと!だから、よろしくね」

 

イス「その話ですが、ビーシャさんにも一緒に行っていただきます」

 

ビーシャ「ええっ!?わたしも!?だ、だけどさ、ゴールドサァドがここを離れるといろいろ問題が起きない?」

 

ん?なんか慌てているな

 

ビーシャ「ほら、今はこの国の統治者なんだよ!?」

 

イス「問題ありません。そういうことにならないように、今の体制が組み上がったのですから」

 

アイ「まぁ、トップが不在なだけで国が傾くんじゃ、ネプ子の時代に既に潰れているわよね」

 

ネプ「つまり.......それって、わたしのおかげってことだよね!」

 

コンパ「ねぷねぷ、それ、褒めてないですよ」

 

コンパの言う通りだ

 

イス「事態は一刻を争います。人命がかかっている以上、大至急ハネダシティに向かってください」

 

ビーシャ「はー.....い」

 

一馬「そうときまれば、早速行くか、俺の体のどこでもいいから掴まっとけ」

 

ビーシャ「え?何で?」

 

アイ「瞬間移動ね、それならすぐにハネダシティに着くわ」

 

ビーシャ「瞬間移動?」

 

ネプ「ほら、ビーシャもはやくはやく」

 

ネプテューヌに押されてビーシャが俺の体に触る

 

一馬「行くぜ!」

 

俺達は瞬間移動した

 

<ハネダシティ>

 

一馬「到着っと」

 

ビーシャ「うわっ!?一瞬で回りの景色が変わった!?」

 

一馬「これが、瞬間移動だ。それにしても.......」

 

俺達は辺りを見回す

 

一馬「そこら中にモンスターがいるな」

 

ビーシャ「......」

 

「ぬらぁ~」

 

若本ヴォイスのスライヌまでいるのかよ。っと思ってる場合じゃねぇ

 

「た、助けてくれー!」

 

じいさんがモンスター達に襲われてるからだ、しかも結構な数だ老人相手に大人数、これじゃ数の暴力だ

 

一馬「到着早々、こんな場面に出くわすとはな。お前ら、行くぞ」

 

「ぬぅららぁ~」

 

若本ヴォイスのスライヌがまた咆哮する

 

ビーシャ「ひぃ!」

 

「ぬらぁ!!」

 

ビーシャ「っ!?」

 

突然ビーシャが逃走しただと!?

 

ネプ「ねぷっ!?ビーシャ、どこに行くの!?そっちは逆だよー!」

 

コンパ「ま、まさか逃げたですか!?」

 

スライヌ程度のモンスターでも逃げ出す......まさか、ビーシャはモンスターがトラウマなのか?

 

アイ「.....冗談でしょ。ただでさえ、この数だってのに。ゴールドサァドが抜けたらどうしようもないじゃない」

 

すると、ネプテューヌが女神化した

 

ネプ「でも、だからといって引くわけには行かないわ」

 

アイ「ネプ子の言う通りだわ」

 

ネプ「あの子が抜けた分は、私と一馬が補うわ。だから、あいちゃんとこんぱは援護をお願い」

 

一馬「しょうがねぇな、いっちょやってみっか」(オーラーソードを発動する)

 

コンパ「はいです」

 

アイ「二人とも。頼りにしてるわよ」

 

一馬「行くぜ!」

 

[カットォォォ!]

 

一馬「こいつで、止めだ!」

 

最後の若本ヴォイスのスライヌにオーラーソードの一閃をお見舞いした

 

「ぬらぁ~.....」

 

若本ヴォイスのスライヌは真っ二つになり消滅した

 

「わ、ワシは助かったのかのぅ」

 

一馬「おう、モンスター共は俺達が片付けたから、安心してほしいぜ」

 

ネプ「ここもいつまでも安全とは限らないわ。早く避難所へ」

 

「おぉ、そうじゃの......それにしても気のせいじゃろうか。お前さんを観ていると、えらく懐かしい感じがするぞい......」

 

ネプ「わたし?」

 

ん?まさか.....記憶が戻りかけているのか?

 

コンパ「ねぷねぷ、お知り合いですか?」

 

ネプ「いえ、知り合いにこういう人は......」

 

アイ「.......もしかして、ネプ子のことを思い出そうとしているんじゃないかしら」

 

ネプ「私の事を?どういうことなの?」

 

アイ「ほら、ネプ子って、いつもどこかでトラブルに首を突っ込んでは人助けしてるでしょ?だから、その時の姿と、今の出来事が重なって、思い出しかけているんじゃないかしら」

 

コンパ「じゃあ、このまま人助けをすれば、みんながねぷねぷを思い出してくれるですか?」

 

アイ「十分その可能性はあるわ。私の場合も、似た感じだったしね」

 

一馬「そうときまれば、人助けするか!」

 

<しばらく進む.....>

 

「やぁ、君達が教会からの応援かい?」

 

ネプ「そうだよ」

 

「なら、至急街の中心部に応援に行ってくれないか、この町を襲っているモンスター達のボスを見つけたらしいんだが、どうも苦戦しているみたいなんだ」

 

一馬「分かった。三人共、急いで行くぞ」

 

ネプ「ラジャー!」

 

<更に進んで.....>

 

衛兵1「くそ、何だこいつは!他のモンスターとは段違いだぞ!?」

 

モンスター「グルルルル.....」

 

衛兵2「こいつ一匹に何人の仲間がやられたことか.......。これじゃあどっちが追い詰めてるんだか分かったもんじゃねぇ」

 

衛兵1「まさに、化け物だな......こういう時、女神様がいてくれたら.....」

 

衛兵2「女神様なんてもういないんだ。だから、その代わりに俺達がここで踏ん張らなきゃいけないんだよ!」

 

衛兵1「そうだな。女神様の代わりに、この命にかえてでも、この街は守ってみせるさ!」

 

ふう、到着っとおっ、あれだな、あのモンスターから道中の雑魚よりもすげぇ気を感じるぞ

 

ネプ「もう、どうして男の人って、そうやって直ぐに生命を投げ出そうとするのかなぁ」

 

ネプテューヌが街兵二人に声をかける

 

衛兵1「そ、その声は!」

 

ネプ「じゃっじゃーん!プラネテューヌの女神、ネプテューヌ只今見参!なんちゃってー」

 

衛兵1「ね、ネプテューヌ様!?」

 

ネプ「そういうわけだから、後はわたしたちに任せて!」

 

衛兵2「ネプテューヌ様.....。......よかった、生きていたんですね」

 

アイ「.....驚いた。まさか、ネプ子のことを覚えている人がいるなんて」

 

ネプ「あいちゃんは忘れていたけどね」

 

アイ「その事はもう言わないで。気にしているんだから.....」

 

ネプ「ごめんごめん。けど、やっとわたしが女神化できた理由が分かったよ。この人たちみたいに、わたしのことを覚えてくれてた人がいたおかげだったんだね」

 

モンスター「グルルルル......」

 

ネプ「って、さすがにしんみりはさせてくれないか」

 

ネプテューヌは女神化した

 

ネプ「なら、彼らの想いに応えるためにも、あなたはここで射たせてもらうわ!一馬、行くわよ!」

 

一馬「おう!」(オーラーソード発動)

 

俺とネプテューヌはモンスターに斬りかかった

 

一馬「てぇやぁ!おりゃ!せいやっ!」

 

ネプ「やぁ!はっ!せいっ!」

 

俺とネプテューヌはモンスターを斬りまくる

 

ネプ「これで!」

 

一馬「終わりだ!」

 

俺とネプテューヌの一閃がモンスターを切り裂く

 

モンスター「ギャオー...ン」

 

一馬「ふぅ......」

 

衛兵2「やった!やったぞ!ネプテューヌ様とツンツン頭の青年が倒してくれたぞ」

 

コンパ「みなさん、怪我はないですか?」

 

衛兵1「はい、おかげさまでこのとおりです」

 

コンパ「なら、よかったです」

 

アイ「そして、早速だけど朗報よ。ボスがやられたのを察したのか、モンスターの群れが街から逃げて行くわ」

 

衛兵2「良かった。これでハネダシティは救われた」

 

ネプ「けど、驚いたわ。まさか、私を覚えてくれている人達がいるなんて」

 

衛兵1「何をおっしゃりますか!例え世界がおかしくなったとしても、我らがパープルハート様を忘れたことはありません!」

 

衛兵2「あ、あの!握手してもらっても良いですか?」

 

ネプ「いいわよ」

 

衛兵2「か、感激です!」

 

衛兵1「お、俺も俺も!」

 

コンパ「まさか、わたしたち以外にもねぷねぷを覚えている人達がいたなんて、驚いたです」

 

一馬「ああ、びっくりだ」

 

アイ「本当は喜ぶことなんだろうけど、思い出したとはいえ、忘れていた自分に自己嫌悪だわ.....」

 

ネプ「けど、どうして貴方達は、私のことを覚えてくれていたの?」

 

街兵1「それは勿論、パープルハート様への愛に決まっています!」

 

ネプ「あ、愛.....?」

 

あー、いわゆるファンかこの二人は

 

衛兵2「俺達、パープルハート様の役に立とうと思って、この職についたんです!」

 

衛兵1「本当は教会に勤めたかったんだけど、俺達バカだから試験に落ちたんです」

 

おいおい、自分の事をバカって言うなよ

 

衛兵2「けど、それでも女神様のお役に立てると信じてこの街で、この職についたんですが、まさかこんな形で報われるとは.....」

 

衛兵1「俺、生きてて良かった!」

 

分かるぜその気持ち、俺も前世で有名人に会ったらそんなこと言ってたと思う

 

ネプ「そんな大袈裟な....」

 

アイ「さて、どうやら他のモンスターも片付いたことだし、私達は教会に帰りましょ、結果としてなんとかなったけど、ビーシャだけは許せないわ。ゴールドサァドだかなんだか知らないけど、とことん問い詰めてやるわ」

 

コンパ「ビーシャさん、どうしたんですかね?」

 

一馬「わかんねぇな。だが、イストワールさんから話を受けた時点でちょっと様子がおかしかったから話をしてみようぜ」

 

俺達はハネダシティを後にした。

 

 

もしも一馬と戦ってほしい奴は誰だ?

  • 孫悟空
  • ベジータ
  • ゴジータ
  • ベジット

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。