前回から1ヶ月半も経ってしまいすみません…
中間、期末テストで書く時間がなかったもので…
何?言い訳に過ぎないって?
はい、、すみません…
とりあえず、本編どうぞ
はーい、前回のあらすじ~
前回は、新入生歓迎会があと2週間に迫る頃、まだ曲が無かった蓮達は穂乃果の家で会議をすることに。
蓮がことりと海未に案内された場所はなんと蓮がよく和菓子を買っていた穂むらだった。穂乃果の家が穂むらだということ、雪穂が穂乃果の妹ということに驚きを隠せない蓮だった。
会議では、作詞を誰がやるかと話し合い、作詞は海未と俺がやることに…
穂乃果は作曲が出来ると思われる西木野さんにもう一度頼んでみると言い、俺と海未は徹夜で歌詞を完成させた
そして次の日
ピーンポーン♪
この日の俺の朝は家のインターホンから始まった
「Zzz」
ピーンポーン♪
「Zzz…」
ピーンポーン♪ピンポン♪ピンポン♪ピーンポーン♪
ジリリリリリリリリリ(目覚まし時計)
ブチッ「うるせぇ!!もう起きとるわ!!」
蓮は目覚まし時計を物理で止め、玄関の方へ向かった
ったく、なんなんだよ朝っぱらから
なんでこんな4時に目覚まし時計が鳴るんだよ。
少しは寝かせろ
ったく、文句言ってやる…
何やら布団に違和感があったが、蓮は目の前の問題を解決するため、玄関へと向かった
ピーンポーン♪
ブチッ「はいはーい、今開けまーす。ついでにあの世への扉も開けますね」
ガチャ
「おはよう蓮くん!」
バタン
俺は即座に玄関の扉を閉めた
だって仕方ないよね文句いってやろうと玄関開けたら制服姿の穂乃果がいたんだから
ピンポンピーンポーン♪
「…」
『ちょっと蓮くん!?』
ドンドンドンドンドンドン!
ガチャ
「うるせぇ近所迷惑だ、今何時だと思ってんだ。」
「なら無視しないでよ!…って、蓮くん頭に何付けてるの?」
「ん?」
穂乃果に言われ自分の頭を探ってそれを掴む。すると
「なんだこれ?」
「蓮くんそれって、、」
よく見てみるとそれはパンツだった、しかも女物の。
まぁ分かりやすく言うとパン〇ィだ
「なんでこんなものが俺の頭に、、?」
「蓮くんってやっぱり変態だったの?」
「いや違うから、俺もなんでこんなものが頭にあるのかわからない。てかやっぱりってどういうことだおら」
「まぁとりあえずことりちゃん達が来る前に…」
穂乃果が言い終わる前に蓮は気付いた、穂乃果の後ろに忍び寄る影の存在に。
まだ辺りは薄暗く、アッシュ色の髪がほんのり見えるくらいだった。蓮はその髪の色で誰なのか分かっていた。
「ほ~の~かちゃん♪」
「あ、ことりちゃんおはよう♪」
「おはよう♪」
何度聴いてもことりの声ってすごい甘ったるいよな~
脳が溶けそうだ…
「蓮くんもおはよう♪」
「ん?あ、おはよう…」
まずい、これ隠さねぇと
「何隠したの?蓮くん」
「何も隠してないぞ?」
「怪しい…」
「な、何も怪しくないぞ?」
「うーん、、何もないならいいや」
ふぅ、危なかった…
「って思わせてーの♪」
「ダニィ?!」
「えーい!」
「あ!!!」
「ゲーット♪ってこれ…」
あー、ことりの表情がどんどん暗くなっていくよ
さっきまであんなにニコニコしてたのに、冷めた目で俺を見る。さらば、俺の心の天使…
「蓮くんも男の子なんだね…」
「いや、あの、それは…」
「はい…」
ことりはパン〇ィを綺麗に折り畳み、返した
「ことり、違うんだよ。あのな」
「ことりちゃん、蓮くんは今、大人の道を歩もうとしているんだよ。」
「そうなの?」
おいぃいいい!!穂乃果お前何言ってんの!?うわ、すっげぇ腹立つその顔。
穂乃果はやってやったぜ的な顔で蓮を見ながら
そっとピースした
「こいつ、後で覚えてろよ…」
蓮は呟いた…
「呟いたじゃねえよ、くそ作者!!」
「「?」」
「なんでもない」
「それで、なんで蓮くんはそんなものを持っているの?」
「俺にもわからん。気づいたら頭に付いてた」
「えぇ…」
「そういえば海未は?」
「まだ寝てるんじゃないかな?」
「昨日あいつ頑張ってたからな」
昨日海未と俺は電話等で作詞をしていた。気づいたら夜遅くなっていた、海未はゴリrげふんげふん女の子だ。徹夜でも大丈夫って言ってたけど流石にそうはいかないので、歌詞ノートがあるみたいだから受け取りに行き、それをあとは俺がまとめ、海未には寝てもらった。
因みに犠牲になった魔剤の本数は3本だった。
後はメ〇シャキやら、そのガムやらで乗り切った。
夜食にはカ〇リーメイトや、カップラーメンが犠牲になったが、ラーメンの方は匂いに釣られてか凛ねえが起きて俺がふと目を離した隙に喰らって去っていった。なので俺の夜食はカロリーメイト(チーズ味)と凛が嫌いなシーフードラーメンだけとなった。まぁ旨いからいいんだけどね。
「とりあえず迷惑だから入れ」
そこそこ時間が経ったとはいえまだ4時半だ、玄関前でわいわいやってると近所の迷惑だ。
「「お邪魔しまーす♪」」
「ところでお前ら朝ご飯食べたか?」
「穂乃果は食べてないよ」
「ことりは?」
「穂乃果ちゃんに呼ばれて急いで来たから…」
なるほどね、仕方ない作るか…
まぁ穂乃果がこんな時間に来たときから作ろうとは思ってたんだけどね
「お前ら嫌いなものあるか?」
「ピーマン!」
子供か。
「私はにんにくかな」
あーね、にんにくは食べると口臭きついからな
旨いんだけどな
えーっと、何があったかな~♪
玉子はあるな、野菜はレタス、玉ねぎ、トマトか…
そういえばまだマグロの切り身があったような…
「お!あったこれこれ」
この前食べようと思って買ってきたんだよな~♪
忘れてたけど…
「れーんくん♪」
「ことり、どうしたんだ?」
「お手伝いしようと思ってね♪何か手伝うことない?」
「うーん、手伝うことか…ことり、そこの下の棚開けてくれ」
「うん」
「何がある?」
「パンがあるよ~、というかそれしか入ってないよ」
「サンドイッチにするか。ことり、もういいよありがとう」
「え~もう終わり?」
「それじゃあ後で手伝ってもらうからそれまで待機しててくれ」
「はーい♪」
「蓮くん蓮くん何してるの?」
「穂乃果か、危ないぞ」
「ねぇねぇ蓮くん」
「なんだ?」
「蓮くんが料理するところ見せて~♪」
「ことりも見たいな♪蓮くんのお料理」
「危ないから離れてろ」
「ねぇねぇおねがーい」
「…はぁ、、わかったよ」
火傷しないか心配だな…特に穂乃果は
「油が跳ねるからあまり近づくなよ」
「わかってるよ!」
コイツ本当に分かってるのか?
「温まってきたな」
ここでマグロの切り身を解いた玉子に浸ける、そしてパン粉でまぶす。パン粉で揚げた方がカリっと仕上がるからな。
次は油が飛び散らないように静かに入れる。
チリチリと音が変わったら油を切って皿に移す
「以上!」
「「おぉ~」」
「そしてこれをレタス、玉ねぎ、トマトとパンに挟んだら完成だ」
「美味しそう…」
「蓮くんって料理も出来たんだね」
「まぁな、それじゃ冷めない内に食えよ」
「「いただきまーす♪」」
ザクッ
「ん~美味しい~♪」
「サックサク~♪」
「だろ?からしもあるぞ、物足りなかったらつけてくれ」
「モグモグ…」
「聞いてねぇな」
「あははは…」
揚げ物とはいえ朝からマグロとは贅沢な朝ごはんだな。
切り身って言っても元は本マグロだぞ。そういえばクーラーボックスにまだ親が持ってきたのが1匹あったな。
「さてと」
「蓮くんどこに行くの?」
「部屋」
そういって蓮はリビングから出ていった
「ふぅ~美味しかった、ごちそうさま~
「うん、蓮くんが料理上手だったなんて意外だよね」
「そういえば蓮くんどこ行ったの?」
「なんか、部屋に行くって出ていったよ?」
「へぇー、後でちょっと行ってみよう!」
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「すぅーすぅー」
「……」
またか、また俺のベッドで寝てるのか
今俺のベッドで花陽が寝てる
なんで花陽がいるのかというと昨日帰ったら両親が用事で家におらず、テーブルに書き置きと手紙が置いてあったのだそう。書き置きでは『今日と明日は家にいません、なので蓮君達の家にでも泊まっててください』と書かれて、手紙の方は俺宛に書かれた物で、『蓮君、花陽が可愛いからって手出しちゃだめよ?まぁ私としては早く孫の顔が見たいからいいけど。まぁそういうことなので今日と明日花陽がお世話になります by花陽ママより』と書かれていた。俺はこの手紙を読み「誰が手出すかァアア!!」と勢いよく破った。
「おーい起きろー起きてくれー」
「むにゅ、えへへー」
ったく、幸せそうに寝てるな…
ちょっと突っついてみるか
「ん、んにゅふぅ~」
か、可愛い…なんだこの可愛い生き物は
「ん~」
こ、これは癖になる…
でもそろそろ止めておこう
「かよちゃん起きてくれ~」
「すぅーすぅー」
「おーい」
花陽を揺さぶりながら起こす
「すぅーすぅー」
もしかしてコイツ
「起きないとないと朝ごはん抜くぞ」
「それはダメぇ!」
ゴン!
「う"ッ…」
花陽が勢いよく体を起こし、蓮の顔面に花陽の頭が激突した。
「いたた…蓮くん大丈夫?!」
「や、やっぱり起きていたか。また俺のベッドで寝てるし」
鼻血を出しながら言う俺
「えへへ~、蓮くんの布団って何か寝心地が良くて…。」
にやけた顔で言う花陽
「蓮くん鼻血大丈夫?」
「大丈夫…ではないな、かよちゃんそこにティッシュあるから取ってくれ」
「はい」
「ありがとう。それで、いつから俺のベッドで寝てた?」
「最初からいたよ?」
ん?今なんつった?
「最初ってどこから?」
「蓮くんが目覚まし時計殴って停めた時から」
あーそういえば起きたときなんか布団に違和感あったな~、その時からいたのか~。って!
「俺が寝てるときにお前もおったんかぃい!え?いつ来たの?ねぇ、いつから寝てた?」
「蓮くんが机に向かって何かしてたときにこそっと」
「…」
俺が寝る前からスタンバってたの?全然気付かなかったんですけど。まぁ布団入ったときに良い匂いがするとは思ったけどまさかそこに人が寝てたなんて思わないよね
「もういいや、寝る」
「おやすみなさ~い」
そういって花陽は蓮の布団の中に入った
「いや、何当たり前のように入ってきてんだ。帰れ!」
「いーや!」
蓮はベッドから出て、花陽から布団を剥がそうとした。だが、花陽は蓮に抱きつき、抵抗した
「抱きつかないでくれる?」
「蓮くん寝てるときに私に抱きついてたよ?」
「え、マジで?」
「うん、可愛かった♪」
とりあえずかよちゃんを俺から引き剥がす
「かよちゃん、可愛いはやめてくれ。まぁ確かに凛ねえと同じ顔でそう思うのは分かる、でも出来れば言わないでくれない?」
「顔だけじゃないんだよね」
「何?小さくて可愛いってか、うるせぇよ。もういいや、ご飯食べよ」
「蓮くん」
「…全く、ホント甘えん坊だな」
また花陽が蓮を抱きしめる。でも今度は甘えている感じではなく、まるで蓮を慰めているかのように
「蓮くん無理しなくて良いんだよ?」
「…」
「前みたいに「かよちゃん」っ…!」
「俺は別に無理してないし、平気だ」
「蓮くん…」
「かよちゃんのそういうとこ俺は好きだよ。」
「!?蓮くん…」
「さ、ご飯食べよ」
今の蓮くんのあの目、あの時と同じ…やっぱりまだ
「かよちゃん?」
「え?あ、うん」
花陽が部屋から出ようとしたとき
「…ちょっと待って」
蓮に呼び止められた。蓮はドアに近づくと思いっきりドアを開けた、何かにぶつかったようで鈍い音がした
「いったぁあ!」
「やっぱりいやがったか穂乃果!」
「大丈夫?穂乃果ちゃん」
「え、えぇ?何でいるんですか?あ、もしかしてさっきのインターフォン…」
「そう、こいつだ。」
「こいつって言わないでよ、ちゃんと穂乃果っていう名前があるんだから」
「うるせぇよ、どうせ盗み聞きしてたんだからいいだろ」
「ギクッ!」
花陽はさっき自分が言ったことが聞かれていたと思うとすごく恥ずかしくなった
ピーンポーン♪
「海未呼んだ?」
「うん♪」
「人の家に勝手に呼ぶなよ」
「海未ちゃーん入ってきて良いよー♪」
「ことりもことりで何勝手に入れてるんですかね?」
『お邪魔します』
「二階にいるよー」
「呼ぶな、そしてリビングに戻れ」
「「えー」」
「い い な?」
「「は、はい!」」
よし、これで良い
『穂乃果、ことり?どうしたのですか?ちょ、ちょっと引っ張らないでください!』
「俺達も行くか」
「う、うん」
朝飯を食べ終わり、時間も時間なのでかよちゃんに凛ねえを任せ、俺達は朝練に行った
「…これで今日は終わりましょうか」
「「ふぅ、疲れた~」」
「はぁ、、はぁ、、何で俺だけ量が多いんだ、ハードすぎるわ…」
蓮は死にそうであった
「何となくです」
「なんで何となくでこんなにキツいんだよ」
「蓮くん大丈夫?はい」
「かろうじて生きてます。あ、ありがとう」
ことりは蓮にタオルとポカリを渡した
「あ、海未」
「はい、なんでしょう?」
「こんな感じで良かったか?」
そういって蓮は海未に昨日預かったノートを渡し、海未はノートに書かれている歌詞を見た
「はい!ありがとうございます、蓮」
「それじゃ続きやるか」
「「はーい」」
そして放課後
「西木野さん作ってくれるかなー?」
「うーん、どうだろう?」
「まぁやれることはやったんだ、結果を待つしかない」
「そうですね。でも、ただ結果を待つのではなく、本番へ向けて練習あるのみです」
「そうだな」
今日、昼休みに穂乃果達が俺のクラスに来た。理由は勿論、真姫に作曲を頼むためだ。だが、作曲を頼むや否や断られた。即答で
「お願い、曲を作って欲しいの!」
「お断りします」
こんな感じだ。だが穂乃果は諦めず、放課後、音楽室に行ったのだそう。
だけどその時もお断りしますの一点張り、それでも穂乃果は諦めずに頼み込んでいた。穂乃果は「今日も神田明神で練習するから来て」と言い、真姫に歌詞を渡して帰った
「ねぇねぇ蓮くん♪」
「なんだ?」
「たまには蓮くんが監督してくれないかな?」
「こ、ことり…そんなことしたら蓮が迷惑なのでは?」
「別にいいぞ」
「え?良いのですか?」
「あぁ、たまには俺がやってもいいだろ」
「やった~♪今日は蓮くんが監督するんだね」
「やったね!蓮くんは海未ちゃんと違って優しそうだからそこまでキツくないはずだよ♪」
おい、一体お前らは海未をどう思ってるんだ?特にことりは酷いぞ、さりげなく海未を蔑むような発言はやめなさい。ほら、海未が泣きそうだぞ。
まぁ良い、今日はこいつらを徹底的に鍛え上げてやるのだからな
「それじゃあ始めるぞ」
「「はーい♪」」
「あ、ひとつ忠告~」
「「?」」
「俺は甘くねぇぞ、死ぬ気でついてこい」
「「・・・」」
「大丈夫なのでしょうか、、?」
この時、穂乃果とことりはやってしまったかもしれないと深く、後悔した
しばらくして、、、
「ひぃっ…ひぃっ…」
「海未ちゃんの時よりも、、キツい、、」
「おい、さっさと立て」
「「ひぃィ!!」」
「もうこれでは練習ではなく訓練ですね…」
海未の見ている状況は、よく映画であるアメリカの軍隊の訓練のようで、穂乃果達から見ると、蓮は軍曹の様であった
「おい穂乃果ァア!なんの真似事だ、生まれたての小鹿か?赤ちゃんでももう少し気合い入ってるぞ!」
「例えがわからないよ!!」
「おいそこぉ!休んでないで動けぇえ!」
「は、はいィ!」
「いいか?お前らはグズで腰抜けのひよっこだ。お前らは何のためにスクールアイドルやるんだ?」
「学校を救うためであります!」
「ならもっと根性見せろォオ!!!」
「…」
な、なに、、これ?
こんなことをいつもやっているの?こんなの練習というかもはや訓練に近いんじゃ。アメリカの軍隊じゃあるまいし…
見に来てって言われて来てみたらこれだし、、
もう、意味わかんない…
穂乃果達の練習もとい訓練を階段の下から見ていた少女
その少女の背後に迫る影は一体…