クレヨンしんちゃん ちょー!激闘!アクション仮面VSブラックアクション仮面!~全人類おバカ化計画阻止作戦!だぞ~   作:悪・猫

2 / 8
1.英霊召喚~ブラックアクション仮面~だぞ!

この物語は…ここから始まった。

 

聖杯戦争…それは聖杯に選ばれた魔術師や一般人が「マスター」に選ばれ、それぞれ使い魔として「サーヴァント」と契約し、聖杯をめぐる戦いに身を投じ、最後の一組になるまで殺し合う儀式。

その戦争によって、運命を狂わされた者…もしくは運命が大きく変わる者や、又は狂った自滅する者など様々な運命を遂げる魔術師の行きつく果てとも言えるであろう

だが、この聖杯戦争で未だに願望器をつかみ、望みを叶えた者は一人して存在しない。

 

しかし、今回、行われる聖杯戦争は異例な物である、事の発端はユグドミレニアの当主であるダ―ニック・プレストーン・ユグドミレニアから始まった

彼は日本・冬木市で行われた第三次聖杯戦争のマスターの一人として参加した。

しかし、聖杯戦争最中に景品とも言える小聖杯が消失してしまい、聖杯戦争自体が有耶無耶に終結した…しかし、ここで運がいい事にダ―ニック・プレストーン・ユグドミレニアは聖杯戦争の核とも言える存在『大聖杯』に繋がる空洞を見つけ、それを発見、その大聖杯を持ちかえり、ユグドミレニアの本拠地であるトゥリファスに繋いだ…

 

大聖杯は所謂、サーヴァントを呼び出すため魔術炉でもあり、小聖杯の中身を注ぐ『核』である

大聖杯はその地の霊脈を涸らさないように六十年という時間を掛けてマナを吸い、七騎のサーヴァントの召喚を蓄え、聖杯降霊の時期が近づくと7人の聖杯を手に取るに相応しい者を選び、使い魔であるサーヴァントに対する絶対命令権『令呪』を授け…初めて、聖杯戦争と言う儀式が始まる…

 

だが、今回、聖杯戦争はダ―ニック・プレストーン・ユグドミレニアは聖杯戦争の仕組みを操作し、七騎すべてを同一勢力としユグドミレニアの陣内に属するように変更した

しかし、その仕組み操作が原因で大聖杯の予備システムを魔術教会によって起動されてしまい、敵である魔術教会もサーヴァントに対抗するためのサーヴァント召喚を許してしまった

 

サーヴァントにも七つのクラスが存在する―――――――――――――

 

剣士(セイバー)

 

弓兵(アーチャー)

 

槍兵(ランサー)

 

騎兵(ライダー)

 

魔術師(キャスター)

 

暗殺者(アサシン)

 

狂戦士(バーサーカー)

 

 

サーヴァント一騎一騎は英雄が死後、人々に祀り上げられ英霊化したものを、魔術師が聖杯の莫大な魔力によって使い魔として現世に召喚したものであるがサーヴァントは本体を基に各クラスごとの側面を切り出したコピーのして召喚されるため、必ずしも強さ、能力が合致するわけではない…しかし、知名度補正より、本来の強さに近い物を存在する

 

英霊を召喚するだけでもとんでもないことなのだが、今回は異例…二つの陣内が聖杯を巡って争う

 

 

黒『ユグドミレニア』…赤『魔術教会』…これほど大規模な聖杯戦争は初の事である

 

 

そして―――――――この物語は始まる

 

 

 

 

これはサーヴァントの物語ではない

 

 

 

これはマスターの物語ではない…

 

 

 

これは正義の味方の物語ではない…

 

 

 

これは…『おバカ』なマスターの物語だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西暦2000年:ユグドミレニア城

 

聖杯を起動し…魔術教会に反旗を翻した頃…神聖なユグドミレニアの儀式場にて、5人の魔術師が魔方陣を描き、そこへ特定の英霊を召喚するのに必要な『触媒』を置いた

この場に集う5人の魔術師はユグドミレニアの血を継ぐ者達である。

 

しかし、4人のユグドミレニアの魔術師が触媒を魔方陣に置く中…フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアに魔方陣に触媒を置くそぶりはなかった

いや、おけないのだ…本来なら彼女も地に描かれた魔方陣に触媒を置く予定だったのだが、届くはずの触媒が魔術教会による妨害により、フィオレの手に届く事がなかった

弟のカウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニアは姉であるフィオレに触媒を譲る方針でいたが、フィオレは彼の触媒を受け取ることなく、触媒なしで召喚すると宣言した

最初はカウレスもダ―ニックも不安を少々抱くものの、触媒で召喚したサーヴァントと相性が必ずもいいと言いにくい、触媒なしで召喚する場合、聖杯が自動的にマスターと波長が合うサーヴァントを自動的に呼び出してくれるので、問題なしとフィオレは説得したため、彼女のみが触媒なしで召喚する事となった…

 

「ダ―ニック…いいのか?触媒なしでの召喚を許して…」

 

「はい…王よ…今回は私、ダ―ニック・プレストーン・ユグドミレニアとカウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニアのミスで起きてしまった事…お許しを」

 

「許す、妨害があると想定して動いていたお前でも防げなかったことだ…想定外の事態は誰にでもある、それになるべく相性がいいサーヴァントを引き当てたほうが勝率が上がるかもしれぬ」

 

ダ―ニック・プレストーン・ユグドミレニアと彼のサーヴァントである『槍兵(ランサー)』は王の椅子に座り、自らの部下となる英霊召喚の場に立ちあっていた

5つの魔方陣を眺める黒の『槍兵(ランサー)』…真名・ヴラド三世は薄く笑みを浮かべながら召喚の様子を見守る

 

そして――――――――始まる詠唱…

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公…手向ける色は『黒』

降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

 

閉じよ(みたせ)

 

閉じよ(みたせ)

 

閉じよ(みたせ)

 

閉じよ(みたせ)

 

繰り返すつどに五度

ただ、満たされる刻を破却する

 

―――――Anfang(セット)

 

――――――告げる

 

――――告げる

 

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

 

誓いを此処に

我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者

 

(されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者!)

 

汝三大の言霊を纏う七天

 

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!!!」

 

 

 

神々しく輝く魔方陣…そこから現れる…

 

 

剣士(セイバー)

 

騎兵(ライダー)

 

魔術師(キャスター)

 

狂戦士(バーサーカー)

 

 

 

 

 

 

そして―――――――――――――――――――

 

 

「なんなの…これ…」

 

地面を走る漆黒の電撃。

 

魔力でも何でもない…ただ、純粋な強力なエネルギーが地面を走り、召喚の間の城壁をいとも簡単に破壊して行く

ダ―ニックとヴラド三世はその強大な力に驚愕な表情を隠せず…ヴラド三世は思わず。立ち上がり…その強大な力に見入ってしまう

それは他の4騎のサーヴァント達も同じだ…同じ、サーヴァントでありながら次元を超えたその力に驚くしか表現できない

 

念ため張ってあった結界はすべて、その漆黒の電撃で破壊され…次々とその城壁の瓦礫が落ち、砂煙をあげる―――――――

その砂煙からフィオレは初めて…自分が召喚したサーヴァントの姿を目のあたりにする…

 

漆黒のロングコートに深々とかぶったフード…腰には謎のベルトが巻かれており、身長も180cmほどあるだろうか…

あれほどのエネルギーを放出したのに関わらず、その身に宿す魔力に属さない『エネルギー』は異常その物…

それぞれのマスターは迷わず、自らのサーヴァントのステータスを見ずにフィオレが召喚したサーヴァントに眼を向けた…

 

 

 

筋力:B

 

耐久:C

 

敏捷:EX++

 

魔力:ーー(測定不可)

 

幸運:EX++

 

宝具:EX++++

 

 

思わず、存在していいのか?と言う言葉がそれぞれのマスターとサーヴァントの心によぎる。

すべてのステータスはサーヴァントの基準値を超え、さらには測定不可と言う本来ならあり得ぬスペックも存在している

召喚したフィオレは思わず、口を押さえ…驚きの様子を隠せていなかった…

 

「お主は…お主は一体、何者なのだ!」

 

表情を歪めたヴラド三世は思わず、フィオレの前に立つ漆黒の英雄に問いかける。

ヴラド三世はかつて、このルーマニアの王…致命補正がとても強いウラド三世でも自らのスペックを越え…サーヴァントの域すら越えてしまっている

 

「おっ?お~っ!うまくいったぞ、まあこれくらい"簡単”だけどね」

 

漆黒の英雄はヴラド三世の質問に無視しつつ、懐かしそうに召喚場所を眺める

質問無視に少々不機嫌そうにヴラド三世はダ―ニックを睨みつけるとダ―ニックは慌てて、気ままに走り回る漆黒の英雄に声をかけた

 

「その英雄よ!少しは落ち着くがいい!!このルーマニアの王である『ヴラド三世』の元であるぞ!」

 

「んっ?英雄?それっておらのこと?」

 

ダ―ニックの言葉にやっと耳を貸した漆黒の英雄…だが、自由に走り回るをやめずにあっちこっちに自由翻弄に見ている

 

「そうだ!王の元に召喚された漆黒の英雄よ、そなたの名とクラスは何と言うのだ!」

 

「おら?う~ん、そ・れ・は・秘・密♡」

 

不気味なニヤリに背筋が凍りつくダ―ニックとヴラド三世…その不快さにヴラド三世は思わず槍を構える

 

「お待ちください!王よ!」

 

「ダ―ニック!!この王国にオカマはいらん!!今ここで我が処刑する!!」

 

怒り狂ったヴラド三世は迷わず、呼び寄せたばかりの漆黒の英霊に手をかざす…

 

「この場で召喚に応じたことを憎むがいい…極刑王(カズィクル・ベイ)

 

 

極刑王(カズィクル・ベイ)…串刺し公と恐れられたヴラド三世の由来から生まれた宝具。

スキル・護国の鬼将(EX)よって作成された領土空間に大量の杭を出現させ、敵を串刺しにする宝具である

攻撃範囲は半径1km、同時に出せる杭の数は最大2万本。魔力供給されあれば無限に坑を生み出すことができ、さらに呪詛と心理効果を発揮させ、見る物に恐怖を抱かせる

 

地面に生み出される坑は容赦なく漆黒の英雄を粛正するために襲いかかる

だが、漆黒の英雄は…

 

「イロハロエ~イロハロエ~」

 

まるで物理法則を完全無視するかのように地面から襲いかかる坑をダンスをしながら避けて行く漆黒の英雄。

純粋かつ、陽気なその姿に恐怖や呪詛の影響など見る影もなかった…その光景を見たダ―ニックは思わず口を開きつつも目を飛び出してしまうと言う珍芸を編み出してしまう

 

「こいつ!!」

 

さらに坑を打ち出す速度を速めて行く…すると今度はコサックダンスをしながら坑を避け、ゲラゲラと笑いながらもどこから出したのか、千歳飴を舐め出す

 

 

「どうしてだ…どうしてここまで物理的法則を無視できるのだ!!」

 

ヴラド三世は彼の異常な避け方に思わず、怒りの表情を露わにしながらも必死で抗を生み出していく

我が土地と化し、宝具の範囲内にいるはずの漆黒の英雄は

まるで芸を皆に見せているかのように笑いながら我が抗を避け続けている…こんなこと…我が領土内で許されるわけがなかった…

 

それに我は今、ここにいるすべてのサーヴァントの王。

こんなわけもわからない英霊に敗北するなど王の恥である

 

だが、そんなプライドもある"一撃”よって破壊されてしまう…

 

「おらも攻撃しよ〜とぅ!」

 

いとも簡単に阻む抗を簡単に避けつつ我に迫る漆黒のサーヴァント…ヴラド三世はさらに抗を生み出す速度を上げるものの、漆黒の英雄は笑いながらも後ろに周り混む

 

「そこか!!!」

 

完全に取られた…召喚した槍を手に後ろに回り込んだ漆黒の英雄に降るヴラド三世、しかし、漆黒の英雄は下品な笑い声を上げながらしゃがみ込み、槍の刃から逃れられる

 

だが、槍を振り抜いた後、抗で打ち抜けば『極刑王』で打ち抜ける…だが、そんな余裕、この英雄が許すわけがなかった…槍を振り抜いた直後、再び後ろに回り込み、指を揃えた

 

「なっ…なんだその構えは!!」

 

だが、この構え…ヴラド三世は聖杯によって与えられた情報よって、漆黒の英雄が何をしようとしているかすぐにわかった…

 

やめてくれ…やっと完治したんだ…

 

だからやめてくれ…あの苦しみと痛みは英霊の座についても決して忘れられぬものだ…あの痛みだけは味わいたくない…言うこと聞かなくもいいから、お願いだから…お願いだから…

 

 

尻だけはやめてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!

 

 

「とぅ!!!!」

 

 

その願いも叶わず…ある意味で痛いところを突かれる

 

「■■■■■■■ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

 

まるでバーサーカーのような雄叫びがユグドミレミア城全体に響き渡る…尻を抑え、口を大きく開けながら、地面に倒れるヴラド三世…

 

「お〜い反応!おじさんおじさん、さっきのもう一回見せて!」

 

「やめてくれ!!これ以上、浣腸されたら死んでしまう!!痔が!!痔が!!!」

 

悲鳴と笑声…これはもう地獄絵図。

もうもはや、王の貫禄すら感じられない状況

 

下品な手だが、確実に痔持ちなら、英雄であろうと化物であろうと一撃で大人しくできる方法だろう

 

他の英雄も、ヴラド三世に同情の眼差ししか送ることしかできないが、騎兵(ライダー)のサーヴァントは空気を読まずに…

 

「あ〜…メンツの丸つぶれって奴だね、アハハハハハ…」

 

アストルフォのトドメの一撃…

 

その言葉を聞いたヴラド三世は屈辱的とも言える敗北から霊体化し、その場から姿を消した

 

「王よ!!どこに行かれるのですか!!王よ!!」

 

無言で逃走するルーマニアの王に困惑するダーニック

だが、逃げ出したくなる気持ちはよくわかる。

長年、隠し通してきた痔がバレ、自分の配下になるはずだったマスターとサーヴァントにその秘密がバレた挙げ句、自分なら自害したくなるような叫び声まであげてしまった

そうなってしまえばもう無言の逃走しかないであろう

 

だが、それは自分もそうだ、王と称え、必死で王のご機嫌取りをしていたのに関わらず、敗北するなど…もはやこれは自分の恥とも言えた

 

 

「漆黒の英雄よ!いや、新たな王よ!ぜひ!!我がユグドミレニアに御力を!!」

 

「ん?おらが王様?なんで?」

 

「それはあなた様が一番強いからであります!漆黒の英雄を是非、お名前を教えください!!」

 

「しょうがないな〜いいぞ!おらのマスターにも一応、見せておこうと思っていたところだし!かっこいいおらを見て惚れないでね♡」

 

漆黒の英雄の言葉に苦笑するマスターとサーヴァント達…

だが、その苦笑は一瞬で消える

 

漆黒の『A』のバックルを手にした瞬間、先程までの雰囲気はすべて消え、圧倒的存在感を撒き散らす…

 

 

そして、Aのバックルをベルトに装填する

 

『BLACK!!』

 

「着装」

 

『メケメケ団!』

 

バックルをベルトに装填したと同時に流れる音声。

それと同時に発せられた声と共に黒い炎に包まれる

 

 

「あなたは…!」

 

カウレスはバックルの『A』を見た瞬間、目を輝かせながらその変身シーンに釘付けになる

 

カラーリングこそ違うものの…姿は全く同じ

2つの尖った黄金の角、赤と黒のカラーリングの鎧

 

そしてーーーーーーーーー

 

「どうしてあなたがここにいるのですが…アクション仮面!!」

 

そこに現れた日本の特撮ヒーロー…その姿にカウレスは目を輝かせながら叫ぶ

 

「ワッハハハハハハハ!!おらは復讐者(アヴェンジャー)ブラックアクション仮面!!アクション仮面なんかよりずっと強いぞ!

 

ワッハハハハハハハ!!!」

 

 

自由奔放。

 

完全無敵。

 

もう既に手に負えないサーヴァントに頭を悩ますフィオレ…そんな姉をの気も知らずにカウレスはテンションMAXでブラックアクション仮面の武装を眺めていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
Twitterで読了報告する
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。