クレヨンしんちゃん ちょー!激闘!アクション仮面VSブラックアクション仮面!~全人類おバカ化計画阻止作戦!だぞ~   作:悪・猫

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2.法則を無視する者だぞ!

エクストラクラス…通常の七クラスとは該当しないクラスの事である

私が触媒なしで呼び寄せた復讐者(アヴェンジャー)・ブラックアクション仮面を召喚して三日、彼の事を調べた結果、やはりエクストラクラスと言うことが判明した

エクストラクラスはイレギュラーな事態の発生、又は特殊な条件を満たされなければ召喚されないクラスである。

しかも今回、復讐者(アヴェンジャー)の他にももう一騎、エクストラクラス『裁定者(ルーラー)』のサーヴァントの現界を確認されており、実質、二体のエクストラクラスが今回の聖杯戦争に呼び出された

裁定者(ルーラー)』の場合、聖杯自身に召喚され、『聖杯戦争』という概念そのものを守るために動く、スポーツでたとえるなら審判である

今回、14騎と言う今までにない数のサーヴァントの召喚により、結果が未知数のため召喚された…

 

だが、復讐者(アヴェンジャー)…真名・ブラックアクション仮面は特殊な事態も、ましては特殊な召喚術を要した覚えなく、この世界に召喚された

この事に関してはおじ様もどうしてなのかわからず、もしかしたら大聖杯その物になにか問題が発生している可能性がある疑問視していた

 

その後、私は彼の『マスター』として、数々の事を調べたが分かった事は多くない

 

分かった事と言えば、彼は過去の英雄ではなく、未来…しかもこの時代に現れる英雄だと言う事、そして、ブラックアクション仮面の強さは異常だと言うことだ

スペックだけでも異常と言えるのにもの関わらず、スキルも異常であり、サーヴァントでありながら神霊クラスのサーヴァント渡り合うほどの物だった

 

騎乗:A++

 

魔力放出:EX

 

カリスマ:B

 

おバカパワー:EX++

 

アクションパワー:A+++

 

 

スキルの内、3つまではなんとなく察しはついたのだが、おバカパワ―とアクションパワーと言うスキルはまるで察しがつかず、私はブラックアクション仮面にそのスキルの事を聞くと【おバカパワー】は神の加護、又はすべての物理的法則をすべて無効化し、普通ではあり得ぬ現象を引き起こす能力だと言うことらしい、アクションパワーは正義の源らしく、この力がなければ彼はブラックアクション仮面に変身できないとのことらしい

さらにアクションパワーはおバカパワーに対抗できる力らしく、アクションパワーを持つ戦士にはおバカパワーの恩恵を使えないらしい

この事を聞いた私はしれっと回答したブラックアクション仮面に唖然としながら、自由奔放な彼を見つめることしかできない

 

あらゆる物理的な法則をすべて無効化し、さらには神の加護を完全無効化してしまうその力は神への反逆をも可能にしてしまう【おバカパワー】

その反逆の力を無効化する力【アクションパワー】…漆黒の特撮ヒーロー・ブラックアクション仮面へと変身不可欠の力

 

そして、あのスペック…もうこのサーヴァントに勝てるサーヴァントなど存在するのであろうか?さらには宝具を3つ所持しているらしく、初日に見せたあの変身は彼の宝具一つである

あのベルトは【ブラックアクションベルト】、彼最強の宝具であり、この宝具を使用する事により、彼はブラックアクション仮面へ変身を遂げる

ブラックアクション仮面に変身を遂げた彼のスペックはさらに上がり、おバカパワーと測定不能の魔力を全開に使用できる。

 

これ一つだけもすべてのサーヴァントを蹂躙する事は間違いなく可能にも関わらず、彼は宝具をさらにもう2つ所持しており、さらには未知数とも言える可能性を秘めたサーヴァントである。

 

だが…

 

「どうして、ここまでの大英雄がこんなに変態で馬鹿なのかしら…」

 

「ねぇねぇ、お姉さん~おらのママチャリでこのお城をドライブしない~?」

 

警備の美人ホムンクルスをどこから生み出したのかママチャリに乗って、ナンパする変態復讐者(アヴェンジャー)

持ち前の騎乗スキル:A++でママチャリを乗りこなしながらユグドミレニア城を大爆走し、美人を見つけるたびナンパを繰り返し、挙句の果てには現在、痔で引きこもっている黒の槍兵(ヴラド三世)の部屋に特殊部隊の突撃みたいに部屋に乗りこみつつも、ヴラド三世の休養室(引きこもり部屋)を破壊

飛び散った瓦礫が尻に直撃し、再びバーサーカーのような咆哮が城に響き渡ったのは召喚初日五時間後の出来事である。

おじ様は必死でブラックアクション仮面のご機嫌取りをしており、ヴラド三世を雑に扱ってしまっており、私はルーマニアの王に同情する事しかできなかった

 

だが、被害者はヴラド三世だけではない二日目はゴルドおじ様と黒の剣士(セイバー)をママチャリでしゃぎ、ゴルドおじさまは壁にめり込み、セイバーは城外に飛ばされてしまうと言う非現実的事態が発生してしまい、運よく二人とも軽症で済んだもの、黒のセイバーの背中の弱点の発覚により、真名を特定されてしまい、怒り狂ったゴルドおじ様が必死でブラックアクション仮面を追いかけるものの、階段から落ち、結局、足に全治一週間の怪我を負ってしまった

 

そして、今日は美人ホムンクルスをママチャリに二人乗せつつ黒の騎兵(アストルフォ)と彼女の宝具のグリフォンと共に城の一部を破壊しながらも爆走し、ダ―ニックのおじさまは必死で二人を止めるため、走りまくっていた、聖杯戦争開始前に城が全壊してしまうのではないのかと言う事態にダ―ニックのおじ様は30年ぶりに城内を駆け、少し老けて来た様子が見られた

弟のカウレスはと言うと日本の特撮ヒーロー『アクション仮面』をモチーフとした彼に大興奮で、今現在、バーサーカーと共にお花畑で日本から取り寄せたアクション仮面の資料を見ていた

 

ブラックアクション仮面召喚から三日…彼はそんな調子で周りの人間に影響を与えながらも彼は陽気に、元気に過ごしている…

だが、そんな彼が突然、動き出したのはその日の午後だった。

 

 

「我が王、ブラックアクション仮面様、あなた様と同じエクストラクラス・『裁定者(ルーラー)』の現界が確認されました」

 

「おっ?ルーラー?あぁ、ジャンヌ・ダルクか…」

 

裁定者(ルーラー)』の名を聞いた直後、彼の表情は突如、一変し…千歳飴を舐めがら、おじさまの報告を聞く

 

「う~ん、お迎えに行きたいけど、めんどくさいぞ、ダ―ニック、ランサーと一緒にジャンヌちゃんを迎えに行ってくれない?」

 

ブラックアクション仮面は先ほどの表情を悟らぬを避けるようにすぐに明るい表情に戻り、千歳飴を舐めながらダ―ニックにおつかいを頼むかのように言う

あのユグドミレニアの当主がもう今や、ブラックアクション仮面のいいなり…マスターである私は完全に自分のサーヴァントの部下になり果てたおじの姿に少々苦笑いしながらおじを見る

 

「ブラックアクション仮面様、誠に申し訳ございません、我がサーヴァントはあの日の出来事があまりにもショックだったらしく、未だ他のサーヴァント、マスターである私にも顔を見せておらず…どうやら、地下室で引きこもっているようで…」

 

ダ―ニックは苦笑いしながらブラックアクション仮面に現在のヴラド三世の状況を説明する。

初日のブラックアクション仮面の浣腸により、痔が再発し、さらに追い打ちをかけるかのようにブラックアクション仮面が休養室を破壊、そして、その瓦礫が偶然にもウラド三世の尻に直撃し、悪化。

まあそれだけならいいのだが、問題は配下になるはずだったサーヴァントに生前の痔がバレされると言う事態があまりにもショックだったらしく、今はうす暗い地下室に鍵をかけ、引きこもっている

もう完全にルーマニアの皇帝だったと言う彼の風格は崩れ、今や痔を暴露された挙句、再発した痔で苦しむ五十代のおじさんとなり果てていた

 

「そうか…う~ん、アストルフォ君に行ってもらうのもいいけど…まあいいや、おらが自ら出る」

 

突然、やる気を出したブラックアクション仮面は立ちあがり、側にあるママチャリに乗りこむ

いきなり、最高戦力とも言える私のサーヴァントを出撃させていいのか?と私はダ―ニックのおじ様を見るが、ダ―ニックのおじ様はブラックアクション仮面をいざきよく

 

「いってらっしゃいませ、ブラックアクション仮面様、存分に暴れてくださいませ」

 

「ほっほほ~い、それじゃぁ行ってきま~す!」

 

ママチャリに乗りこんだブラックアクション仮面は猛スピードで城の門を破壊しつつも元気よく森の中を突き切って行った…

ブラックアクション仮面が去った…その直後…

 

「全総員!!城の修理に回れ!!結界を張れ!!瓦礫を片付けろぉぉぉぉぉ!!!!あの御方が外出している間になるべく城の外壁のみでもいいから壊れぬように強化するのだ!!!!このままだと開戦前に城が全壊する!!急げ!!!!」

 

ブラックアクション仮面が去った直後、ダ―ニックのおじ様は今までにないレベルの表情でユグドミレニアのホムンクルス達に叫ぶ

召喚直後、ダ―ニックの計画はあのブラックアクション仮面により滅茶苦茶だ…王の交代、城の損害、自身のサーヴァントの失踪…混沌とも言える状況、そして、ブラックアクション仮面と言う頭痛の種

ダ―ニックの精神状態は摩耗しきっており、いつ頭の大切なネジを外れてもおかしくない状況だった

召喚初日からホムンクルス総員でヴラドの捜索、二日目はマスターとサーヴァントの負傷、三日目はアストルフォとグリフォンと共に城を破壊しながら散歩

もう、ダ―ニックは胃痛、頭痛、この先の未来…その他の不安要素増やしていくブラックアクション仮面…

 

たぶん、この城で一番の被害者はダ―ニックのおじ様とヴラド三世であろう…

 

「はぁ…私、とんでもないサーヴァント引いちゃった…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「赤のランサーよ、今ここで私を害する事に何の意味があるのですか?」

 

ジャンヌ・ダルクは神々しい鎧、そして、金色を槍を手にしたサーヴァントと対峙していた

サーヴァントでありながらそのスペックは恐ろしい物であり、さらには神格とも言える神々しい鎧、そして…炎、いや太陽の業火

赤の槍兵(ランサー)は槍を構えるとその槍は太陽のような輝きを見せる

 

「知らぬよ…ここでお前を仕留めろとマスターに命令された、ならば契約上…俺はそう動くだけだ、行くぞ、ルーラー…悪いがお前の特権を考慮するに手加減する余裕などない」

 

重い言葉…太陽の業火はルーラーに向けられ…その神の業火は容赦なくルーラー:ジャンヌ・ダルクに迫る

迫る業火にジャンヌ・ダルクは槍を構える、その直後の事だった

 

「ほほっほ~い!」

 

一般人だろうか?ママチャリで物凄い速さで迫る謎の人物…その人物はママチャリでジャンプすると同時にママチャリを投げつけ、その神聖な業火を防ぐ

 

「「!?」」

 

防がれた?神の業火に等しい炎を今、この現世に存在する物で簡単に防げるわけない。

しかも、私の盾になってくれた自転車は壊れもせず、焦げもせず、その原型を保ったまま、その場に放置された

 

そして…赤の槍兵(ランサー)の前に立つ不思議な青年…黒いロングコートにフード…

とても若い…私に体を貸してくれたレティシアと同じ年頃の青年だろう…

だが、その青年からは数々の場を乗りきった経験と知識、そして…常識などをすべて覆すような雰囲気を感じられる、しかも、ルーラーのスキル【真名看破】を使用しても正体がわからない

その事は今、私を殺そうとやって来た赤の槍兵(ランサー)…インドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する不死身の英雄であり、あの英雄王【ギルガメッシュ】にも匹敵するサーヴァント【カルナ】もその事に一瞬で気づき、そのスキル【魔力放出(炎)】をフルに利用していた…それほど危険な存在だと…ジャンヌとカルナはそう判断した

 

「お主…何者だ…?その雰囲気、その風格…タダ者ではないことは確かだ…オレの名は【カルナ】、太陽神の子…おまえはどこの『英雄』だ?」

 

自らの真名を名乗り…その場に現れた青年に問うカルナ…すると青年は『A』のバックルを手にしながら…

 

「ワッハハハハハハハハハ、おらの名はブラックアクション仮面!ジャンヌちゃんを守るために今、ここに参上したぞ!英雄・カルナ!」

 

「ブラック…アクション仮面?」

 

カルナは聞いたこともない名に未来の英霊だと言うことに気付く…そして、彼はただのサーヴァントではない、明らかにサーヴァント離れしたレベルのスペックにカルナは本気で槍を構える

カルナの戦闘態勢にブラックアクション仮面は余裕そうにベルトに黒い【A】のバックルを装填する

 

『BLACK!!』

 

 

 

「着装」

 

 

 

『メケメケ団!』

 

 

バックルをベルトに装填したと同時に流れる音声。

 

それと同時に発せられた声と共に黒い炎に包まれる

 

太陽神の子・カルナでさえその黒い炎の熱気に驚愕し…それと同時に地面を走る黒い雷に眼を疑う…

ジャンヌ・ダルクも同じである、サーヴァントは英雄の本体の分身、分身が生前と同じ強さを持つ事はまずない

だが、彼はどうだろう?スペックは異常その物…魔力に属さない物をその身に纏い…姿を見せた漆黒の鎧

 

ヘルメットには金色に輝く二本の角…そして、黒を象徴としつつ、赤のカラーリングが混じった鎧を纏った青年は漆黒の雷を纏った剣を手にカルナと対峙する

 

「未来の英雄…そして、その変身アイテム…そのベルトからは魔術とは異なる物を感じる……お前、『魔法使い』か?」

 

「おらは魔法使いなんかじゃないぞ…おらはおら、おバカで強く…世界平和のため戦う正義の仮面。魔法使いや魔術師みたいに対価を求める者じゃないぞ…」

 

その雷を地面に走らせ…その力を発揮する。

まるで、魔法使いや魔術師を嫌うような言葉…その言葉にカルナは覚悟を決めるかのように金色の槍を振るい、構える

 

「行くぞ…正義の仮面『ブラックアクション仮面』!!」

 

衝突――――――――――――――電撃と炎が衝突し、戦場と化した道路…

その戦場へ人間も並のサーヴァントの介入は許されない、踏み入れば死のみ、ジャンヌ・ダルクはそう判断し、今宵の戦いを見守る

 

「これが…緒戦」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ…ななこお姉さんが…結婚?アクション仮面と…?」

 

とある世界…赤いシャツ、黄色い半ズボンに白ソックス姿の幼稚園児・野原しんのすけは特番と書かれたテレビに映るアクション仮面とななこお姉さんの姿に硬直する。

幸せそうな表情するななこお姉さんと照れ臭さそうにテレビに映るアクション仮面…その光景を見た父・ひろし、母・みさえは口を大きく開き、しんのすけと共に硬直する

ゆっくりと…プルプルと震えながらひろしとみさえに顔を見るしんのすけ…その表情からはガチショック&ガチ失恋の表情が見られる…ひまわりもシロもテレビを見て、硬直し…心配そうにしんのすけをみる

 

握られたテレビのリモコンを落とす…しんのすけ…ひまわりはまるでなかったことにするかのようにダッシュでハイハイし、リモコンを手に取り、他のチャンネルに変える

しかし、どの番組もアクション仮面とななこお姉さんの内容で逆効果だと知り、慌ててリモコンの電源ボタンを押し、テレビの電源を切る

 

「し…しんのすけ?」

 

「そ…そうだ!チョコビ食べるか!今日は特別に夜食べてもいいぞ!ジュースも飲むか!!」

 

ガチで硬直するしんのすけ…もはや、ひろしとみさえの声も届かない…

そして…

 

「ア…ハハハハハハハハハ!!アハハハハハハハハハハハ!!!!」

 

バタッ!

 

「しんのすけ!!!」

 

「やばい!ショックのあまりで高熱出して気絶してやがる!!救急車救急車!!」

 

「わかったわ!警察ね!」

 

「馬鹿!!!それは110番だ!!119番だ!!119番!!」

 

 

幼稚園児五歳の物語が―――――――――始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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