クレヨンしんちゃん ちょー!激闘!アクション仮面VSブラックアクション仮面!~全人類おバカ化計画阻止作戦!だぞ~   作:悪・猫

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5.筋肉(マッスル)は誰にも止められないぞ!

シロウ・コトミネは苦笑しながらも眼に映る光景を見つめていた

なぜ、苦笑しながらかと言うと赤のキャスター(シェイクスピア)に唆され、暴走し、トゥリファスへ向かったはずの、赤のバーサーカー《スパルタクス》がなぜかこの赤の拠点に帰ってきたのである

 

狂戦士(バーサーカー)

 

パラメーターを上げる代わりに意思疎通を失う『狂化』のスキルを持つ少々厄介なクラスな英霊(サーヴァント)である

意志疎通ができないため、暴走するとそのマスターですら令呪を使用しても止められず、とても扱いが難しいクラス。

特にこの赤の陣内で召喚されたバーサーカーはそのクラスの中でもとてもとても厄介な英霊(サーヴァント)であった、

 

 

その英霊の名は『スパルタクス』。

第三次奴隷戦争の指導者であり、トラキアの剣闘士である

ひとまずはマスターに従うものの、少しでもマスターらしい指示や発言をすれば、その強靭な筋肉と共に喜んで反逆を目論み、実行し、そのマスターをズタズタにするであろう危険で扱いにくいサーヴァントである

その理由は行動理念にあり、加害者は反骨し、被害者は救済する、そんな理念を持つため不利有利関係なく、自分より身分が上の人物に対してのみその凶悪な筋肉と共に襲いかかってくる

 

暴走してしまえばもう誰にも止められない、なので、シロウ・コトミネは彼を捨て駒にすることにより、相手のサーヴァントの情報を入手しようと目論んだのだが、それは見事に彼の想定外の出会いによりすべて崩れてしまった

 

「は~い!ひまわりちゃん!イイ子でチュね~」

 

その原因はどこから連れ…いや、拉致って来たのか分からぬどこかの赤ん坊。

赤の騎兵(アキレウス)赤の弓兵(アタランテ)は突然の赤のバーサーカー《スパルタクス》のぶっ飛んだ行動により、撤退。

シロウ・コトミネはその想定外の出来事により、ただただ、その原因を作った赤ん坊に苦笑するしかなかった

 

「死ぬかと思ったぜ…」

 

赤の陣内の中でもトップの俊敏性を持つ赤の騎兵(アキレウス)が息を切らしながらも赤ん坊をあやすスパルタクスに愚痴をこぼす

俊敏性Eのスパルタクスがアキレウスの足の速さについてきたと言う信じられない報告もその苦笑も一つの原因でもあった

 

しかし、ステータスを再び見直しても彼のステータスは変わらず、俊敏性はE、アキレウスの速さについて行けるわけがなかった

 

「本当なんですか?赤の騎兵、本当に彼はあなたのスピードについてこれたのですか」

 

「あぁ!本当だぜ、それは姐さんも経験している、木々をなぎ倒しながらもその赤ん坊と一緒に笑いながらこっちに突っ込んできやがった…」

 

アキレウスは汗を拭きながらもシロウ・コトミネに報告をする。

その報告に頭を回す、シロウ・コトミネ、すると彼の隣で玉座に座る赤の暗殺者(セミラミス)は口を開く

 

「トラキアの剣闘士よ?そなたに聞きたい、どうしてそなたはこの拠点に帰ってきた?赤のキャスター(シェイクスピア)によれば反逆すべき相手を見つけたのではないのか?」

 

セミラミスの質問を聞くとスパルタクスは二コッと笑いながら

 

「奴隷時代、赤ん坊は死に絶え…やせ細ったまま死んでいった!!それを救済して何が悪い!!!」

 

即答した。

 

 

「お~!!何と素晴らしき光景!!奇跡!!!筋肉(マッスル)と赤子!!うぅん!!合う!!合いますぞ!!マスター!!!」

 

その即答に金色のペンを握りながら原稿にスパルタクスとその赤子の奇跡のストーリーを書き記すシェイクスピア…

その時、赤子はシェイクスピアの金色のペンをキラキラと眼を輝かせながらも見つめる

それに反応したスパルタクスは再び笑いながらひまわりに問いかけた

 

「あれがほしいのでちゅか?」

 

「たい!!」

 

「へっ…?」

 

原稿に夢中だったシェイクスピアは思わずそのペンを止める…それは赤子の純粋な願いと筋肉(マッスル)の純粋な殺気()を感じたからである

その純粋な殺気()を感じたシェイクスピアは恐る恐る振り向くと同時に悲鳴をあげながら、振り下ろされたグラディウスを間一髪で避ける

 

「ちょっちょっ!!待ってください!!スパルタクス殿!!ちょっ…まっ…うわぁぁぁぁぁぁ」

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!圧制者よ!!ひまわりちゃんを圧制する圧制者よぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

赤子を肩に乗せ、アキレウスが言っていたことを納得させるが如く、その俊敏性でシェイクスピアを追いかけ回すスパルタクス

その光景にセミラミスとシロウ・コトミネは呆気に取られながらもその光景を目撃する

 

「ちょっ!!それは圧制と言うよりも無茶ぶりですぞ!!スパルタクス殿!!このペンは私のマイ・ペン!!このペンだけはご勘弁を!!」

 

「ウォォォォォォォォォォ!!!」

 

「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!」

 

通路に逃げ込むシェイクスピア…その壁を破壊しながらもひまわりとスパルタクスは微笑みながらもシェイクスピアのマイ・ペンを追いかける

 

「マスターよ?我は夢を見ているわけではないよな?」

 

「夢ではないです…セミラミス、明らかに俊敏性が上昇しています…それにスキルも狂化が消え…謎のスキルが…」

 

シロウ・コトミネは再びステータスを見直すとある変化があったことに気づく…それはスパルタクスの狂化EXが消え、『おバカパワー』EXになっていることに…

 

そして、シロウ・コトミネは知らない。

スパルタクスと赤子こそ、赤の陣内の最高戦力だと言うことを…

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 

 




スパルタクス(おバカパワー付与後)

筋力:EX

耐久:EX+

俊敏性:D〜A+(調節可能)

魔力:D

幸運:EX++

宝具:B

スキル

おバカパワー:EX

アクションパワー:A++

被虐の誉れ:A

不屈の意思:EX

剣の凱旋:B


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