星のカービィ カルデア戦記   作:青龍騎士
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Fate/Accel Zero Order編
第68話 ZEROの世界へ


 ある日の朝、カービィは清姫に抱かれながら眠っていた。

 

「すっかり眠っておりますね。」

 

 清姫が頭を撫でたその時、マシュが慌てながら駆けつける。

 

「大変です!新たな特異点が見つかりました!」

 

「ええっ!?」

 

 マシュの発言に清姫は驚き、カービィは起きてしまう。

 

「どうしたの?」

 

「カービィさん!実は、新たな特異点が……」

 

「分かったよ!とりあえず管制室へ行こう!」

 

 カービィの発言に全員が頷き、彼等は急いで管制室へ向かいだした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 カービィ達は管制室へ行く途中、イシュタル、パールヴァティと遭遇する。

 

「あっ、カービィ!」

 

「どうしたの!?」

 

「セイバーがいなくなったの!」

 

「アルトリアが!?」

 

「はい!話をしている途中にいきなり転移されて……」

 

「まさかこの特異点と関係があるんじゃ……」

 

 カービィが考え始めたその時、ジャンヌとレティシアも姿を現す。

 

「大変です!ジルがいなくなりました!」

 

「ええっ!?それってまさか……」

 

 

「そのまさかだ。」

 

『!?』

 

 

 全員が声のした方を見ると、エルメロイⅡ世が姿を現す。

 

「ウェイバーさん!」

 

「ロード・エルメロイⅡ世だ!」

 

 エルメロイⅡ世は怒鳴った後、カービィ達に近づく。

 

「今回の失踪も発見された特異点に関わりがある。管制室で説明をしよう。」

 

「分かった!」

 

 カービィは頷き、仲間達と共に管制室へ向かいだした。

 

 

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ーーーーー

 

 

 カービィ達が管制室へ辿り着くと、そこにはドールリカ達がいた。

 

「全員揃ったわね。これを見て。」

 

 オルガマリーはモニターに映る特異点を指差す。

 

「今回の特異点は私達がレイシフトをした冬木市の十年前よ」

 

「十年前?」

 

「そうだ。ここからは私が説明しよう。」

 

 エルメロイⅡ世はカービィ達の前に出て説明を始める。

 

「人類史が焼却されてしまった後、カルデアスにおける観測に様々な可能性が入り乱れている。私がいた人類史ではカルデアスは無かった可能性があり、そしてその十年前の冬木市ではなんと聖杯戦争が行われていた。」

 

「それってもしかして……資料にあった最初の聖杯戦争という事なの?」

 

「そうだ。この世界では2004年で最初の聖杯戦争だが、私のいた世界の冬木市では計五回も行われていた。」

 

『5回!?』

 

 エルメロイ二世の発言に全員が驚く。

 

「今回の冬木市では第四次聖杯戦争が行われていたからな……」

 

「けど、なんで5回も?」

 

「それは聖杯が一度も具現化せず、しかも第三次聖杯戦争以降、とある事故のせいで聖杯が汚染されて万能の願望機からどんな願いも悪意のある願いとなって世界を滅ぼす大量殺戮装置になってしまった……私は実際にその汚れた聖杯を解体して冬木の聖杯戦争を終わらせた実績がある。」

 

「そうなんだ……だったら聖杯を完成させずに処理する必要があるね。」

 

「その通りよ。けど、問題が一つあるの……」

 

 オルガマリーはモニターを別画面に変えると、それはミュウツーがミュウと戦っていた。

 

「ミュウツー!?それにミュウもいるなんて……」

 

「そうよ。ミュウツーは聖杯を守る守護神として召喚されたわ。さらにミュウはミュウツーの暴走を止める為に召喚したの。」

 

「これはますます放っておけないね。力を合わせて立ち向かおう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷いた直後、メドゥーサが手を上げる。

 

「イズミさん。今回の特異点に、私も連れて行ってください!」

 

「どうしてその特異点に?」

 

「サクラを……サクラを助けたいんです!!」

 

「どういう事?」

 

「私が説明します……」

 

 パールヴァティーは手を上げた後、全員の前に出る。 

 

「私はかつて……まだ十にも満たない幼い時から……拷問に近い魔術の調練を受けていたんです。」

 

『!?』

 

 パールヴァティーの説明にカービィ達は驚いてしまう。

 

「どういう事!?」

 

「私は幼少期に間桐家に養子に出されましたが、間桐家当主の間桐臓硯お爺様は私の素質に合わない魔術修行や体質改変の為に無数の不気味な蟲を使った肉体と精神に大きな苦痛を与える調練を行なっていました。それはもはや拷問に近いもので、更には義理の兄様から虐待を受けていたのです。」

 

 さらにイシュタルも前に出る。

 

「しかも間桐臓硯は既に体を人から蟲に置き換えた化け物で、魂も心も腐り果てた外道の存在である事が分かったのよ……」

 

「絶対許せないよ!」

 

 カービィの発言に全員が彼の方を見る。

 

「人の嫌がる事を平気でするなんていくら何でも許せないよ!」

 

「私もよ!魔術師のほとんどは根源に達する事が目的だけど、人間性に関して一般的な価値観からかけ離れた人が多いわ!一般人の命を平気で実験材料にする奴もいるし、絶対に許すわけにはいかないんだから!」

 

 カービィとルイズの発言にリザードン達も同意する。

 

「魔術師は基本的に性格破綻していると思っていいだろう……対峙したら倒しに行くだけだ!」

 

「その通りだ!全力で倒しに行くぞ!」

 

『おう!!』

 

 ガオガエンの発言にポケモンとカービィ達は一致団結して声を上げる。

 

「この世界のさくらちゃんも救出しないとね!」

 

「ありがとうございます!」

 

「さらにあの爺さんには天罰を与えないとな!」

 

「不幸にした父親も!」

 

「待って!お父様はさすがにやり過ぎだから!」

 

 ドールイサムの発言にイシュタルは慌ててしまう。

 

「奴等を本気で怒らせたら、外道な魔術師や時計塔が全て滅ぼされそうだな……」

 

「同感ね……で、目的はどうするの?」

 

「このようになっている。」

 

 メタナイトとエルメロイⅡ世はモニターの画面を切り替え、目的を要点にした画面を映す。

 

「まず、冬木の聖杯を完成させないためにサーヴァントを一人も脱落させない。」

 

「オッケー!」

 

「マスター達の協力を求めるが、ほぼ全員が非協力的な者ばかりだ。マスターの意識を奪って令呪を奪うか、サーヴァントを拘束するなどの対策をとる。」

 

「任せて!」」

 

「第四次聖杯戦争で危険で一般人に多大な被害を出す存在であるキャスターのジルとそのマスターをいち早く拘束する。しかもそのマスターは子供を殺した殺人鬼だからな……」

 

「分かった。私が始末しに行こう……」

 

 アタランテは戦闘態勢に入って腕を鳴らす。

 

「第四次聖杯戦争の中でもジルとは別のベクトルで特に危険な存在である言峰綺礼についてだが、過剰戦力を使っても撃退して拘束しなければならない。」

 

「殺したらいろいろとまずいからな……」

 

 リザードンの発言に全員が頷く。

 

「聖杯完成阻止には関係ないが、間桐桜を救出する。」

 

「ここは私達に任せて!」

 

 メタナイトの発言にドールイズミが胸に手を当てる。

 

「サーヴァントを一人も脱落させない状態で魔術を無効化することができるメディアの宝具『破戒すべき全ての符』を使用して聖杯を解体する。」

 

「分かったわ!」

 

「そしてミュウツーを洗脳している支配者を殺す事だ。」

 

「要点は以上だが、これはここにいる我々……いや、カルデアにいる多くのサーヴァントの力を借りなければ成し遂げることは出来ない。」

 

「だったらやってやろうよ!僕達の力でこの特異点の問題を解決するんだ!」

 

「なら決定だ!すぐに準備を始めるぞ!」

 

『おう!!』

 

 カービィ達はメタナイトの合図で急いで準備に向かいだした。

 

(この特異点は新たな波乱が起きるかもしれない……でも、やってやる!皆で生きて帰る為にも!)

 

 カービィは心の中で思いながら、急いで準備をし始めた。

 




ED:空は高く風は歌う

カービィ達がZERO世界へ向かいますが、果たしてどうなるかに注目です!

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