稀代の暗殺者は、大いなる凡人を目指す 作:てるる@結構亀更新
お粗末様ですが、読んでいただければ幸いです。
最後の景色は、真っ黒なアスファルトと真っ赤な自分の血。
下半身を見下ろすと、ぐちゃぐちゃになった脚と、内臓の飛び出た腹。
何人かの甲高い悲鳴が聞こえて。それで。
眠るように、意識が途絶えた。
♢
「………ちゃん、……トちゃん」
途切れ途切れに女性の声が聞こえる。混濁した記憶を探る。ぼんやりとしていた意識が少しずつ浮上し始めて、フラッシュバックするように最後の記憶が蘇った。派手なクラクションとブレーキ音、それから自分の骨が砕ける音。そこまでは覚えてる。それから、それからは?ずきん、と痛む頭を無理に回転させた。
今こうして意識があるということは私はまだ死んでいないってことだ。多分。ということはここは搬送先の病院だろうか。
とにかくは確認しないと何も始まらない。重だるい瞼をどうにか開くと、眩しい光が目を刺した。まだ光に目が慣れないのか、視覚がふわふわとおぼつかない。
朧げな意識のままに、とりあえず立ち上がろうとベッドに手をついた、のだけど、体が全く思う通りに動かない。もしかして麻痺とかが残ってるのかも。それもまあ、致し方ないか。あの規模の事故に巻き込まれて無事なわけがないし。ため息一つ。ひとまず自分の体の様子を見ようと視線を下に落とす、と。
やわらかな、ぷにぷにの両手。明らかに私のものじゃない、そう、まるで赤ちゃんのもののような。
一瞬思考がフリーズする。どういうことだ。動揺を隠すように両手を握ったり開いたりと繰り返せば、問題なくそれは動いた。うん、やっぱりこれが今の私の手なのだ。つまり。
あー、と声を出そうと声帯を震わせてみる。
「あぇ、わ」
意味不明のハイトーンで幼い声。どうにか単語を作り出そうとしても、思うように声帯が動かない。これじゃあ、本当に泣くぐらいしかできないかも。
すわっていない首をどうにか動かして、下半身を見る。最後に見たときは、骨は見えてるわ腸ははみ出してるわ散々な感じだったけれど、そんな痕跡なんてどこにもないすべやかな肌が視界に映った。
ここまで状況証拠が揃えば答えは自ずと見えてくる。最後の悪あがきに、今度は足をバタバタと動かしてみた。あー、やっぱり。こっちも同じくぎこちないけど、私の思ったとおりに動く。
つまり、この幼い身体が今の私の身体なのだ。
現状をそう丁寧に文章化して思考に乗せても、信じられるはずがない。だって、そんなの嘘だ。おかしい。ありえない。
私が生きてたあの時代に、体を幼児化させて回復させる医療なんて存在してなかった。こんな不思議事態を巻き起こせるような魔法や超能力だってなかった。
なのに、なんで?
私は死んだ。死んだのに、なんで今こんな風に思考できてるの?なんで体を動かせるの?
わけがわからなかった。理解なんてできるはずもなかった。
だって私という存在は消えたはずだ。じゃあ今こうやって思考している私は誰なのか。
生まれ変わり?転生?どっちにしてもロクなものじゃない。
20年間慣れ親しんできたカラダが、急に見知らぬ他人のものになって。でも情報なんて何もなくて。そんな状態で、能天気にはしゃげるような楽観的な性格を私はしていない。
どうしたらいいの?
泣き叫んで、喚いて、もう一回寝たら、全部解決する?
大混乱の頭の中が、その問いのせいで冷水を浴びせられたように静かになる。そうだ、落ち着け。今ここで泣こうが喚こうが何の解決にもならないことぐらいわかってる。
ゆっくりと息をしよう。それから、考えないと。今まず私がしなきゃいけないことは何?って、一つ一つ糸を手繰り寄せるみたいに考えていく。
ここはどこなのか、私は誰なのか、生きているのか、死んでいるのか。押し寄せる無数の疑問を解決するために必要なのは一つだけだ。情報。どんな些細なものでもいい。情報が、欲しい。
一つ目の糸はどうにか手繰り寄せられた。今まず私がしなきゃいけないこと、それは情報収集。よし、大丈夫。ちょっとずつだけど道が見えてきた。起きたばかりの時より大分パニックも落ち着いてきてる。このままゆっくり、一つずつ考えていこう。
次、情報を得るためにはどうしたらいい?
ここがもし私が元いた場所、日本だったなら問題ない。言葉だって通じるんだし、きっとどうにでもなるだろう。
けれど頭は一番最悪の予想を紡いでいく。
もしも、ここが。もしも、私の知りもしない国だったら。全く違う言語を主とする地域だったら。それどころか今まで持っている常識が一切通用しないような全く違う世界だったなんて可能性もあるのだ。そんなファンタジーなこと起きるわけないとも思うけど、既に意識を持ったまま小さな子どもの体になってるんだ。もう何が起きたっておかしくない。
今の私はたぶん生まれて生後一年も経っていない赤ん坊だ。でも、もしこの世界が私の予想もつかない法則で動いているなら、それすらも危ぶまれる。そもそも、この世界には私と同じように思考能力のある生命体が存在してるのか?
まあそれは考えすぎか。
今私が寝ているベット。どう考えても、知的生物がいないと作れない文化レベルでしょ。ていうか、電気も通ってるわけだし。文化レベルは、前の世界と対して変わらなそう。
けど、どう考えても前いた世界とは違う。
なぜって、そもそも文字が違うから。
部屋のいたるところにある文字、でも日本語じゃない文字。字形からして表音文字だろうけど、地球にこんな文字が存在していた覚えはない。あ、でもちょこちょこ漢字も存在してるみたい。こっちなら読める、けど、どうして?
うん、やっぱり一番考えやすいのは、この場所が謎の表音文字をメインとして使っている場所なんだけど、こことは別に漢字を使っている文化も存在している。そんな感じだろう。なんで漢字と完全一致しているかは謎だけど。
まあどっちにしたって、ある程度の文化が存在していることには変わりがない。
まあつまり、ここが例え見知らぬ異世界だったとしても、いきなり生死の狭間をいくようなことはないだろうってこと。自立歩行もままならない赤ん坊が生きてるっていうことは、この世界でも前と似たような倫理観は存在してるっていうことだし。
でも安心はできない。
とりあえずまずは、ここの文化レベルに適応していく必要がある。
さしあたりは言語の取得か。赤ちゃんは言語の取得速度早いっていうけど、多分思考年齢が関係してるだろうから、そう上手く行かなそう。
と、そこまで思考がまとまると、カツカツと少し遠くで靴音が聞こえた。その音に一瞬、ピクリと肩を竦ませる。
人、だ。誰だろう。医者とか、もしくはこの身体の両親とか。そんな感じだろうか。
それかいきなり敵、っていうか殺されかけるとか。なくもない話ではない。だってこの状況がどういうものか私は全く把握できてないし。
予想外の事態なんて、いくらでも起こりうる。
そんなことを想像して震えている手を、意識的に止める。
覚悟を決めろ、私。
震えようが何をしようがこの身体じゃ逃げることも隠れることもできないのだ。なら腹を括って、一つでも多くの情報が得られるようにしよう。今の私は崖っぷちなんだから。どんなチャンスだって無駄にできない。
靴音が扉の前で止まる。それから、ガチャンと扉を開く音。思ったよりも重そうな金属の重低音だ。少なくとも普通の家じゃなさそう。
そんなことを考えながら気を紛らわせてるけど、でも体はびっくりするほど硬直している。手も足も思うように動かせない
部屋の中を靴音が横切る。あれ?もしかしてこれ、複数人か?
一人分のヒールの音しか聞こえてなかったけど、よくよく耳を澄ますともう一人分の音が微かにあるような気がする。足音とも呼べないような、強いて言えば気配って感じの。なんだこれ。とにかく普通じゃない。
靴音がベットの前で止まる。
ゴクリと喉を思わず鳴らしそうになって、慌てて止める。できる限り不自然な動作は避けないと。
目は、閉じない。空いててもそこまで不自然じゃないだろうし、今はできる限り多くの情報がほしい。視覚も聴覚も嗅覚も、何一つとして無駄にはできない。
何秒が何時間にも感じられるような、気の遠くなるほどの長い時間が流れて。
最初にベットを覗き込んできたのは、摩訶不思議なゴーグルをかけた女性と思しき人物だった。
「あら、目が覚めてたのね。カルトちゃん。」
カルトちゃん?私の名前?
その一言で、ここが病院で、治療を受けていたという線は消滅する。そして、もう一つの説が濃厚さを増していく。
「ほう。……して、キキョウ、わしの見間違えでなければ昨日とは別人のようじゃの」
「ええ、潜在的に保持しているオーラの量が爆発的に増えた。それに、僅かですけれど一部を体外に出して操作しているようにも見えます」
「確かにこれは不可思議な事態じゃの」
オーラ?なにそれ?どういうこと?
わけがわからない言動と。それからなぜか妙に存在感のあるおじいさんの登場で、脳のキャパが一気にいっぱいになる。少なくともわたしの周囲には、赤ん坊に向かってオーラなんて訳のわからないことを言う人はいなかったと思う。ゴーグルをかけた女性の知り合いだっていなかったし、この二人の顔には全くと言うほど心当たりがない。つまりはまあ、今私がいるこの世界はさっきまでの記憶にある世界とまったく別物なのだろう。
生まれ変わり、転生。いや、身体の感覚と今の二人の会話からしてたぶん私は今この瞬間生まれたわけじゃない。どちらかといえば、憑依。この身体に魂だけ入り込んでしまったみたいな。
そう結論をまとめると、自分でも訳がわからなくて混乱する。
だって現在の状況を鑑みるとそうなる。というか、死んだと思ったらいきなり赤ちゃんになってたなんて、それ以外の解釈ができるはずがない。
最悪だ。最悪だけど、そんなこと言ってても仕方がない。ポジティブに考えよう。死んだと思ったら生きてたわけだし、第二の人生みたいでいいじゃないか。それに、この世界の言語をある程度理解できるのはラッキーだった。二人の話している内容もひとまずはわかる。これならある程度の情報はすぐに掴めるだろう。
まず知らなきゃいけないことは一つ。
私の立場と、求められてる立ち振る舞い。
ベットを覗き込んでいる女性、おそらく母親をじっと見つめる。
服装からして、かなり裕福ではあるけど、かなり………風変わり。ゴーグルをつけている理由も謎だし。隣のおじいさんもかなりおかしい。首から下げている大きなプレートには、「生涯現役」の文字。
どういう家庭なんだろう?外見の年齢から考えておじいさんが私の父だとは考えにくい。別にいるのか?
「うぁ、りゃあ」
お父さんはどこ、なんて単純な文章でさえ、うまく発音できない。思考できてるのに意思疎通ができないってかなりのストレス。
そう思って顔を膨らませると、おじいさんが一瞬不思議そうな顔をする。
「キキョウ、この子はいつからの予定じゃ」
「単独で歩行可能になり次第の予定です」
「……そうか、ならば今日からじゃのう」
二人のよくわからない会話を理解しようと全力で考えていると、急に体が空中へと浮き上がる。いや、その表現は正しくない。正確には、おじいさんに持ち上げられている、だ。
なんだこれは。あれか、高い高い的なやつか?じゃあおとなしくしてるが正解かな。うん、きっとそうであってほしいな。
そう思って、宙高く投げられることを覚悟すると、なぜか床へと降ろされる。
「立てるなら立ってみろ」
そう言われて、手が離された。
立て、ってこと?この世界だとこの年齢の子は普通立てるものなのか?うそ、そんなハイスペックじゃないんだけど。
でも、まあ、やるしかない。
赤ちゃんが立てないのには二つの理由がある。
単純に歩行に必要な筋肉量が足りていないというのが一つ。
もう一つは、立ち方を知らないから。立つための重心の取り方、バランス、それを学習するのに時間がかかる。
前者は私にも当てはまるし、どうすることもできない。でも後者ならば。重心やバランスの取り方なんて、余裕のはず。
よし、ゆっくり行こう。
地面に四つん這いになっていた状態から、恐る恐る手を離して上体を起こす。
うわ、足がプルプルする。どんだけ筋肉ないんだか。まあしかたないか。赤ちゃんだし。
そうこうしながら、どうにか立つことに成功した時には、すでに足は限界だった。
おじいさんの方をみると、こくりと頷かれる。それは、オーケーということですか?
まあどっちにしてももう限界だし。立っている状態から、四つん這い、いわゆるはいはいの姿勢になる。
「キキョウ、見たか」
「ええ、この子はもうすでに………言語を理解することができる。それにさっき立ち上がった時も」
「足りない筋肉分をオーラで覆って補完していた。精孔はまだ空いておらんが、最低限のオーラは十分にまとえておる」
「ということは、やはりこの子は………」
「ああ、おそらく今精孔を開けても、生き延びられるじゃろうな。それほどの才能がある」
疲れた足をブラブラとしていると、二人の会話が耳に飛び込んでくる。
まずいまずいまずいまずい。一気に冷や汗が流れた。
そっか、当たり前だ。普通赤ちゃんは言葉なんてわかんないんだ。いきなり立てとか言われても理解できるはずがないんだ。
しかもこの歳で自力で立てるって、普通じゃなかった!思いっきりカマかけられてた!
ど、どうしよう。もしかしてこの世界では記憶持ったまま生まれるとか結構普通に起きうることなの?いや、そんなわけないか。
じゃあ、なんでこの人たちは、というかあのおじいさんは私が言語を理解できるかもなんて思ったんだろう。なんか私したっけ。心当たりがない。
しかもそのカマかけにやすやすと引っかかる私っていうね。バカすぎて笑えてくる。
いや、だから笑ってる場合じゃないって。ちゃんと考えないと。
とりあえず現状把握。今目の前のこの二人には、少なくとも私がごく一般的な赤ん坊ではないって気づかれてしまった。どうしよう、それがどのくらいまずいことなのかすらわからない、けど、それにしては二人の様子にそこまで気持ち悪がっている感じはない。
もしかしてこのままうまくいけば、せいぜい天才児ぐらいの評価で丸く収まるんじゃないだろうか。いや、そこまで丸くないけど。
でも、これ以上ボロを出したらもう完全にアウトだ。普通の、なんにも知らない、ただの赤ちゃんを演じきるんだ。
そう決意を固めて、ぎゅっと拳を握る。と、おじいちゃんの目がさらに見開かれる。ぎくりと背中が凍った。
「キキョウ、少しカルトと二人だけにしてくれんか?」
「え、ええ」
キキョウさん?おそらく母親である女の人は、おじいさんの言葉に不思議そうにしながら。でも、それでも従って部屋を出て行った。
このおじいさんが絶対権力者っていう解釈で合ってるかな?
ということは、このおじいさんさえどうにかできれば、騙し切って平穏な人生を生きていけるかも。
そう考えると同時に、また大げさな金属音。おそらく扉が閉められたんだろう。
つまりこの部屋にいるのは、私とおじいさんだけ。
「カルト、お主は何者かの?」
ぼそりとつぶやかれたおじいさんのその問いに、ギクリと体をこわばらせる。まずいまずい。本当にどうしよう。
バレてる。私にすでに思考能力があることが。
そんな怯えている様子に気づいたのか、おじいさんは軽く苦笑すると、こちらを見つめてくる。
「大丈夫じゃ。それきりの理由で急にお主を魔獣だらけの森に追い出したりはせん。だがのう、もしお主が現時点である程度の自我を持っているなら、問題が一つだけあるんじゃよ。
………お主、人は殺せるか?」
一瞬何を言われたのかわからなかった。
人を、殺す?どういうこと?
何を私は問われてるの?意味がわからない。理解不能だとばかりに口をパクパクとさせれば、おじいさんは微笑を浮かべたまま再び口を開いた。
「ああ、順番が前後してしまったようじゃが。ここは、お前が生まれた家は、ゾルディック家。家族全員で暗殺家業を営んでおる。この家に生まれたからには、お主ももちろん暗殺に携わっていくじゃろう」
暗殺。人間って予想もしていなかった言葉を聞くと本当に思考が止まってしまうらしい。完全に何一つ動かなくなった私を尻目に、おじいさんはつらつらと言葉を続けた。
「既にお主の中に人殺しを否とする倫理観があるのであれば、それを否定することはせん。だがのう、……………そんな役にも立たんものに食わせる金はないんじゃよ」
そう言っておじいさんは人の良さそうな笑みで微笑んだ。
その表情を見て、私は凍りつく。だって、言ってることの残酷さとは正反対の表情だから。
役に立たないものに食わせる金はない。それはつまり、もし私がノーと言うなら私を生かす意味なんてなくなるっていうこと。殺される、のだろうか。心臓の音が自分で聞こえるくらいに煩く鳴っている。
この状況で、私が生き残るルートは一つだけしかない。
生き延びる代わりに、人殺しをすることを約束する。
もちろんその約束を無視しようものなら、瞬時に殺されるだろう
殺す。暗殺一家。
なんてところに生まれ直してるんだ、私は。最悪だし、意味がわからない。第二の人生なんて言ってる場合じゃなかった。こんな生まれた瞬間から生死を問われるような環境に行く羽目になるなんて、誰が予想してただろう。
もう一度手をグーパーと動かしてみる。うん、やっぱり。
こんな私が暗殺なんてできるはずがない。だけど、私は生き延びたい。
「安心せい。お主が家業につかなければならないのは、キルアが………お前の兄が無事当主になるまでじゃ。それ以降は好きなように生きるが良い。せいぜい長くて20年じゃ」
20年、それだけの時を投げうてば、平穏な人生を生きられる。その魅惑的な言葉に心が揺れる。
確実に私を誘導するための甘い餌でしかないことはわかってるけれど、それでも釣られてしまうのは仕方がないだろう。だって、それ以外の選択肢は実質的に存在しないのだから。
こくり、と首を縦に振る。
それを見ておじいさんはにやりと笑った。
「カルト、期待しておるぞ。お主は………相応の使い手になる才能がある。キルアに引けをとらぬ、もしくは上回れるほどの才がな」
そう言い残すと、おじいさんもまた部屋を出て行く。
ぐわっと、勢いよく全身から力が抜ける。
はー、怖かった。死ぬかと思った。というか、若干死にかけてた。かなり危ない生死の橋を渡った自覚はあるし、もし何か一つでも回答を間違えていればその時点で息の根を止められていただろう。
でもまあ、結果が全てだ。生き延びることに成功はした。多大な対価を支払いはしたけど。
暗殺、人殺し。なんだかまだ理解できてない。
だけど、そんな職業が存在しているこの世界は多分前の世界とは全く違う。それだけはわかる。
頭のなかはぐちゃぐちゃで、大混乱で、何一つだって意味がわからない。けどとりあえずは、生き残る方法を考えよう。全部全部、命あっての物種なんだから。