戦姫絶唱シンフォギアGZ   作:ザ・ワン
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遅くなってすいませんでした!

第10話です!


第10話 響の決意

ゼロ...

 

「...う...うん」

 

ゼロ目覚めるのじゃ...!

 

「...誰だ」

 

ワシの最高傑作...

 

「お前は誰だ...」

 

奴を倒すのだ...!忌まわしき奴らをお前の手で...!

お前の...

 

「...!待て!...ぐっ...うわあああっ!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「うわあああっ!!?」

 

「うわぁっ!?...どうしたの!?」

 

「...響」

 

「大丈夫...?酷くうなされてたけど...」

 

「...いや、大丈夫。少し怖い夢を見ていたみたい それよりどうして響がここに?」

 

「うん、師匠が皆を集めて欲しいって言ってたから紘くん任務の後に寝たきりになってて 私が起こしに来たんだ」

 

「そうか、じゃあ早く作戦室に行こう」

 

「うん!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

作戦室 (コロニー衝突まで残り7時間)

 

「遅くなりましたー!」

 

私と紘くんは作戦室へ入った。

当たり前たけど全員待っていた。

 

「うむ、全員揃ったな...では皆、任務ご苦労さんだったな。無事にシャトルのパーツは全て揃った 今開発部が総力を上げてシャトルのチューンをしている。完成にはまだ時間が掛かりそうだ」

 

「じゃあ...シャトルが完成したら」

 

「あぁ、シャトルを打ち上げてコロニーを破壊する。 失敗は許されない 必ずこの任務を成功させるぞ」

 

私達は師匠の言葉に全員頷いた。

 

「しかしコロニーを破壊しても我々には脅威が無くなったとは言えん。 この事件を引き起こした黒幕を倒さなくちゃいけないんだ」

 

「ダイナモ...!」

 

私は紘くんの方を見た。

紘くんは歯を食いしばっている。

この前ダイナモに負けたのが相当来ている様だった。

 

「うむ、ダイナモもそうだが そのダイナモを裏で操っている人物を特定する事に成功した」

 

「な、ダイナモを裏で...!?」

 

私は驚いた表情で師匠を見た。

紘くんは驚いた様子は無く何か知っている様だった。

 

「...ダイナモが言っていたダンナのことか」

 

紘くんは師匠にそう言うと、師匠はモニターを表示させる。

そこには一体のレプリロイドが表示されていた。

 

「そうだ、奴の名はシグマ。ダイナモを裏で操りコロニーを地球に落とそうとするレプリロイドだ」

 

「...シグマ」

 

「よく分かりましたね...」

 

私は師匠にそう言った。

 

「翼が行った任務先での敵レプリロイドが情報を教えてくれた。そのお陰で我々はシグマについて調査したんだ。」

 

師匠がモニターを別画面に表示させる。

すると何やら映像が再生された。

 

「...これは」

 

「これは100年前に起きたイレギュラー戦争の一部映像だ」

 

「...ゼロ!」

 

紘くんが驚いた表情で映像を見ていた。

その映像にはゼロがシグマと戦っている映像が写っていた。

 

「そうだ、君の中に眠る力「ゼロ」だ、彼はたった一人でイレギュラーと戦ってきた。...そしてシグマとの死闘」

 

映像ではシグマを撃退するゼロの姿が写っている。

ゼロはシグマと何か話している。

 

『クククっ...今回は私の負けだがこれで終わったと思うなよ...!...私は必ず復活する、貴様がいる限り...何れまた世界に絶望が訪れる!その時まで一時の平和を謳歌しとくんだな!』

 

『...お前の相手は何度でもしてやる だが今は地球復興が先だ。...お前はそのまま眠っていろ...』

 

『ぐ...グガァァァァァァッ...!』

 

そう言うとシグマの体は爆発し、消えていった。

 

『...シグマ、いくら現れようとお前が世界を我がものにしようのなら俺達がお前の野望を阻止してやる...!』

 

ゼロはその場を脱出する。

そこで映像は途絶えた。

 

「...」

 

私達は黙っていた。

すると師匠が言った。

 

「ゼロはイレギュラーハンターとして自分の任務を遂行した後、平和になった世界を見守り自らを封印した...」

 

「シグマが復活したからゼロもまた復活したのか...紘に力を与える形で」

 

クリスちゃんが紘くんを見つめる。

 

「...だがシグマはさっきの戦いで消滅した筈だ、その後どうやって復活などしたんだ?...それに何故今になって」

 

翼さんが師匠にそう言うと師匠は難しい表情をしている。

 

「そうなんだ...そこが分からないんだ、どうやって復活したのか。...謎が深まるばかりだ」

 

「...何故シグマが100年の時を経て復活したのかは分からないですけど、今度もシグマの野望を阻止してやる...。今はひとりじゃない、心強い味方が沢山いるんだ」

 

紘くんは私達にそう言った。

さっきまで暗いムードだった私達は紘くんの言葉に安心する。

 

「...そうだね!私達はひとりじゃない。だからシグマを倒して平和を勝ち取ろ!その為にも必ずシャトル作戦を成功させるんだ!」

 

紘くんに続き私も皆に言った。

 

「よおおし!安心したら腹が減ったぞ!飯だ飯!!」

 

すると、腹を空かせた師匠は皆を連れて食堂へと連れて行く。

 

「さぁ!お前らたっぷり食うんだ!これからは何が起こるか分からん、食える時に思いっきし食べるんだァ!!」

 

「いただきます!」

 

その後皆は思い思い食事をとった。

大盛りにカレーを盛る紘くん。

負けじと紘くんの倍の量を盛る師匠と

呆れた様子ながら、それでも笑っているクリスちゃん...

そのクリスちゃんの食べるパスタが机に散乱して机の汚れを落とす夜の9時以降は食事を取らないと言う翼さん...

そんな事を言わずに!と言い翼さんにカレーを渡す私...。

アーティストたるもの食事制限にはとても気を使っているのだ!...と頑なに食べようとしない翼さん。

それを見て笑っている皆...。

とても楽しい時間だった、紘くんが二課に入ってからこんな楽しい時間は初めてだった...。

これからもこんな事が続けばいいな...

...私はそう思いあるひとつの決心を固めた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「...」

 

皆との食事を終え、俺は1人部屋に篭っていた。

部屋は証明を付けずに真っ暗だった。

その中で俺はベッドの端へ座り考え事をしていた。

 

「...ノイズウイルス、何故だ 何故俺だけダメージを受けない...他の3人にはウイルスダメージがあったと報告していた...逆に俺はパワーが漲る感覚さえ覚える...。俺の体はどうなっているんだ...」

 

すると部屋の扉からノックの音がした。

俺は返事をすると扉は開く...中へ入ってきたのは響だった。

響は俺の座っていた隣へ腰掛けこう言った。

 

「楽しかったね!もうお腹いっぱいだよ~」

 

さっきの食事の感想だった。

確かにあの時は楽しかった、基本的に寮では俺一人だけでこんなにも大勢で食事をとるなんて事は滅多になかった。

 

「うん、すごく楽しかった」

 

そう言うと暗くてよく分からなかったが響は俺の方を見ている気がした。

俺は何故か目を向けられなく下を向く。

 

「この戦いが終わったら、未来を誘って3人でまたふらわーでお好み焼きを食べに行こ?」

 

響はそう言った。

 

「この戦いが終わったらって...何か死亡フラグ見たいだな...」

 

俺は少し笑った。

響は俺の笑った理由が分かって無くてそのまま話を続ける。

 

「なんで笑ってるのー?絶対に終わせて3人でお好み焼き食べに行くんだよ?」

 

続くフラグに俺はゲラゲラ笑っていた。

すると響は少し怒ったような口調になる。

 

「そんなに笑うなんて酷いよー!む~...こうなったら紘くんの奢りにするから!」

 

「いいよ全然~」

 

俺は能天気に答える。そうして俺は響と一つ約束をした、地球の危機だって言うのに響は深く考えて居なかった。

絶対に戦いを終わらせる自信が響にはあるのだろう...。

そんな響に俺は悩んでた考え事も今だけは忘れる事が出来た。

 

すると響は俺の手に響の手を乗せた。

その瞬間俺は内心ドキッとした。

この暗い空間で男女が二人居てるなんてラブコメのそれだからだ。

俺はドキドキしてる気持ちを抑えると響は小声で何か言った。

 

「...ぃる...?」

 

「...はぃ...?」

 

お互い声が小さく何言ってるのか分からなかった、この時の響の顔が見えなかったが多分顔真っ赤だったんだろう。

すると、響は恥ずかしながらも声を俺に聞こえる声量で言った。

 

「...突然なんだけどさ...紘くんって...好きな子とか居たりする...?」

 

聞こえた瞬間俺は心の中で「foooooo!!!」と叫んだ。

ベタな展開だが実際に言われると恥ずかしくなる、

俺はこの展開を知っているぞ

 

「あ、...いや...分からないかな...?」

 

緊張混じりな声で答えた。

すると、響の乗せていた手は俺の手を握る形に変わった。

俺の手は今手汗でべしょべしょなのに響は気にしなかった、

響の手も少しだけ震えていたから。

 

「そっか...うちの学校女子生徒沢山いるから好きな子の一人や二人居るのかと...」

 

「いや...まだ入学して間もないし...」

 

俺はそう言うと少し間が空いた。

響の握る手は次第に強くなっていく、いくら弦十郎さんに体を鍛えて強くなった響でも、こういう所はまだ弱かった。

 

「...そう...なんだ、...あのね私...紘くんに言いたいことがあってここに来たんだ...」

 

きたあああ!

俺は高鳴る心臓を抑える。

 

「私...紘くんの事が好きなんだ...友達としてでは無くて...リディアンの入学式の時に初めて紘くんを見て...初めてだよ...一目惚れなんて」

 

響は俺に聞こえるようにハッキリとその口で言った。

 

「...」

 

俺は緊張のあまり声が出せなかった。

 

「紘くん...リディアンに入学してもクラスにあまり馴染めななくて、私そんな紘くんを放って置けなくて...せめて友達になろうと思い紘くんに話しかけたんだ...凄く緊張したけど、そんな私に紘くん優しく接してくれて...」

 

あまり少ない日にちなのに響は俺の事をこんなにも思っていたなんて、俺は響の有り余る優しさと勇気に泣きそうだった。

そこでやっと俺は口を開いた。

 

「俺も...あの時響に声をかけて貰って凄く嬉しかったんだ...もしかしたら俺の高校生活はずっと一人かもと思っていたから...あの時、俺を誘ってくれた響が居たから今の俺が居るって思っている...その事は凄く感謝している...だから...」

 

「あ...う」

 

響は緊張の余り変な声を出していた。

俺は一旦深呼吸をして、暗くて見えない響に告白の返事をする。

 

「...俺も...」

 

ここで何故か言葉に詰まるが、響の方を見る。

 

「俺も響が...立花響が好きだ...俺の隣にずっと居て欲しい...!」

 

ベタなセリフも今だけは最高のセリフとなり響の告白の返事をする。

 

「...」

 

少しの間の後、響からすすり泣く声が聞こえる。

 

「...よかった...よかったよぉ...紘くぅん!」

 

突然響は俺を勢いよく抱きしめる。

俺は泣いてる響の頭をそっと撫でる

 

「...これからもずっと一緒に居ようね...約束だよ...?」

 

「うん...これからもずっと一緒さ...響」

 

俺は響の頭をずっと撫でていた。

その間響はずっと俺の胸で泣いていた。

俺はこの時に思った。

絶対に何としても生きて帰ると...こんな俺を好きになってくれた響を悲しませたく無いと。

すると、突然2人の通信機が部屋に鳴り響く。

 

響と俺は通信機を取り出す。

弦十郎さんだった。

スペースシャトルのチューンが終わったとの事で話があると俺達に作戦室へ来るように指示する。

 

「...響...行こう」

 

「...うん!」

 

俺と響は手を繋ぎ部屋を出た。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

作戦室

 

俺は響と一緒に作戦室へ入った。

その俺達の姿に皆驚いていた。

 

「なっ...どうしたんだよ!?」

 

最初に声に出したのはクリスさんだった。

俺達が手を繋いでる姿を見て顔を真っ赤にしている。

 

「...そういう事か」

 

翼さんが俺達の現状に理解したようだ。

少し笑っている。

 

「はっはっは!お前達おめでとうさんだな!」

 

弦十郎さんが爆笑している。

そんなに面白いのかな…?

 

「へぇ...若いのに凄いですね」

 

「二人ともおめでとう!これからも頑張って下さい!」

 

あおいさんや朔也さんも俺達を見てそう言った。

俺達は顔を真っ赤にしている。

その後数分間皆からの質問攻めを食らった。

 

「いやー...そうか...これからも二人で支え合うんだぞ!」

 

「「はい!」」

 

俺達は同時に返事をした。

 

「さてと...この話はまた後でだな...」

 

弦十郎さんが話を切り上げると、さっきまでニコニコしていた顔が険しくなる。

 

「...無事にシャトルは完成はした」

 

「ついに完成したんですね!」

 

響は弦十郎さんに言った。

 

「ああ...完成はしたんだ...だがこのシャトルの設計は元々プログラムの自動操縦による物だったんだ...だけどウイルスの影響を受けて自動操縦プログラムが使えなくなった」

 

「それって...もしかして」

 

「...誰かがシャトルに乗り込みコロニーを破壊しなくては行けなくなった...」

 

この場に居た全員が固まる。

 

「...そんな...あともうちょっとなのに...」

 

響はそう言うと皆は何も言えずにその場に立ち尽くしていた。

 

 

to be continued





これを書いている時ずっと悶絶していました。
恥ずかしくて死にそうですw

次回シャトルをコロニーに向けて放たれます!
皆も知っていると思いますが操縦者は奴しかいませんね







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