Fate/Apocrypha Lost   作:紫 カナメ
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タグに入れられなかったので書いておきます。
Fate/prototype、face
藤丸立香→ぐだ子、岸波白野→ザビ子
原作キャラの鯖化(※サーヴァント化)あり(重要)
オリジナルサーヴァント、オリジナルマスターあり(重要)
オルタ化、黒化あり(重要)


開幕前‐金‐前編

イギリス、ロンドン_魔術協会本部、時計塔。

 

一週間前に第二次聖杯大戦の開戦報告の手紙が届き、

魔術協会は七人の魔術師を時計塔に集めた。

 

人類保障機関カルデア所属の魔術師、『藤丸立香(ふじまるりつか)』。

 

ユグドミレニア一族の血族、『フロスト・フォルヴェッジ』。

 

魔術師殺しの異名を持つ魔術師専門の殺し屋、『衛宮竜胆(えみやりんどう)』。

 

現魔術科学部長、『ロード・エルメロイⅡ世(にせい)

 

衛宮竜胆の部下でもあり、弟子でもある『岸波白野(きしなみはくの)』。

 

沙条(さじょう)家の見習い魔術師であり、自分から大戦に参加したいと言った『沙条彩巴(さじょういろは)』。

 

そして、今回聖堂教会から派遣された監督役兼マスター、『言峰和泉(ことみねいずみ)』。

 

合計七人の魔術師(マスター)(こがね)の陣営に集まり、ロード・エルメロイが用意した、サーヴァントを召喚するために必要な触媒(しょくばい)を全員受け取った。

 

立香はルーン文字でケルト神話の内容が刻まれた木板の欠片。

 

フロストは黒い布の切れ端。

 

竜胆は炎のように赤い矢。

 

ロード・エルメロイは赤いマントの切れ端。

 

白野は鞘に六文銭の家紋が描かれた短刀。

 

彩巴は下半分が折れてなくなっている金色の柄に茶色い刃の剣。

 

和泉は紫色の2匹の蛇の様な物が入った紫色の液体の瓶詰め。

 

受け取った後、和泉の提案でそれぞれサーヴァントを召喚したらブリジェントの教会に集合することにした。

 

 

 

その夜、竜胆と白野はロンドンのとある廃虚で召喚の儀を始めることにした。

 

サーヴァントを召喚するための魔法陣をふたつ書き、それぞれの触媒を陣の前にある台に乗せた。

 

「七騎対七騎対七騎対七騎の第二次聖杯大戦…合計28騎の英霊が現代に喚び出されるなんて…信じがたい話だ」

 

「そうだな、ハクノ。これはイカれたシステムだ。最初聞いた時はオレでも驚いたよ。クリスティアはこの聖杯大戦(ゲーム)の難易度を上げてオレ達が大聖杯に目が眩んでいる醜い姿を見たいらしい。

それに問題はクリスティアだけではない。ラーヴォルバや御三家を敵に回すなんて正気の沙汰ではない。

特にラーヴォルバはユグドミレニアに次ぐ優れた魔術師が多い一族だ。中には代行者や魔術協会の講師だった者もいる。__よし、準備完了だ。いくぞハクノ」

 

「はい、先生」

 

二人は移動して、詠唱を唱え始めた。

 

『_素に(ぎん)(てつ)(いしずえ)に石と契約の大公。

 

手向ける色は『(こがね)』。

 

降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、

 

王国に至る三叉路(さんさろ)循環(じゅんかん)せよ。

 

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

 

繰り返すつどに五度、ただ満たされる刻を破却(はきょく)する。

 

___告げる。汝の身は我が下に。我が命運は汝の剣に。

 

聖杯の寄るべに従い。この意、この理に従うのなら応えよ。

 

誓いを此処に。我は常世総(とこよすべ)ての善と成る者。

 

我は常世総ての悪を敷く者。』

 

詠唱を唱えている時、白野が追加の詠唱を唱えた。

 

『__されど(なんじ)はその眼を混沌(こんとん)(くも)らせ(はべ)るべし。

 

汝、狂乱(きょうらん)(おり)に囚われし者。我はその鎖を手繰(たぐ)る者。』

 

『__汝、三大(さんだい)言霊(ことだま)(まと)七天(しちてん)

 

抑止(りょくし)()より()たれ。天秤(てんびん)の守り手よ!』

 

詠唱を唱え終えた瞬間、ふたつの魔法陣から光が溢れ、廃虚内を飲み込んだ。

 

光が消えると、それぞれの魔法陣に誰かが立っていた。

 

竜胆の方には、額に二本の赤い角が生えた長い白髪に赤い瞳の和装の赤い弓を持った美しくも勇ましい女性。

 

白野の方には、逆立った赤毛に左頬に六文銭の刺青があり、同じく左裾に六文銭が描かれた赤い陣羽織に短い袴を着用した男が立っていた。

 

「サーヴァント、アーチャーインフェルノ。召喚に応じ参上した。これにより契約は成立した。衛宮竜胆、わたしは貴方の(しもべ)、存分にお使いください。」

 

「インフェルノ…?」

 

「…申し訳ございません。都合により真名を名乗ることができないのです。どうかインフェルノと呼んでください」

 

「……あぁ、」

 

「ふむ…服装からして日ノ本の者であることはわかるが…真名を明かすことが出来ぬとはな…同じ陣営のサーヴァントとしてよろしく頼むぞ、」

 

「はい、よろしくお願いします。……ところで貴方は?」

 

と、アーチャーが問うと、白野はハッと正気に戻り、男に声をかけた。

 

「…バーサーカーで間違いないよね?」

 

「あぁ、俺はバーサーカークラスのサーヴァントだ。そして、俺の触媒を使い、狂化の詠唱を唱えて俺を喚び出したのは貴様だな?小娘。」

 

「……あなたが、バーサーカー…」

 

「真名は後程で良いだろう?……それで、倒すべき敵は何処にいる?」

 

「まぁ、落ち着け。敵と戦う前にやることがある」

 

竜胆は触媒をアタッシュケースに仕舞い、煙草を取り出した。

 

「ブリジェントの教会に行くぞ。アーチャー、バーサーカー、霊体化しろ。アーチャーはともかく、バーサーカー。お前は目立つ。」

 

「承知」

 

「フン…言っておくが、俺は貴様をマスターと認めていないからな。魔術師ならばその力を証明させ、俺を納得させるのだな」

 

と、アーチャーとバーサーカーは霊体化して消えた。

 

「……しかし、とんでもない奴を召喚したな、お前。」

 

「でも…彼は本当にあの武将なのかな?」

 

「……確かに見た目も伝承とは如何なるが、間違いないだろう。そろそろ夜明けだ。行くぞ、ハクノ」

 

「…はい、先生」

 

二人は荷物を持って廃墟を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り27騎___

 

 




軽く登場人物紹介

金の陣営_魔術師(マスター)

『フロスト・フォルヴェッジ』
ランサーのサーヴァントのマスター。
カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニアの娘で魔術協会の生徒でもある。雪の様に白いセミロングに空色の瞳が特徴的。召喚魔術が得意。

衛宮竜胆(えみやりんどう)
アーチャーのサーヴァントのマスター。
魔術殺しの異名を持つ魔術師専門の殺し屋の女性。
仕事先で白野と出会い、部下(弟子)にした。
同じ魔術師専門の殺し屋の自分と目付きが似ている兄が居るという。

沙条彩巴(さじょういろは)
セイバーのサーヴァントのマスター。
沙条家の三女で見習いの黒魔術師。薄茶色の髪に青い瞳の少女。行方不明になっている双子の姉である次女を探していてその手掛かりをつかむために今回の大戦に自ら参加を希望した。長女は亜種聖杯戦争で亡くなったという。

後編に続きます。







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