FA:Gとして暮らそう 《書き直します》   作:強襲装備斬雷

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はい。
すいません遅くなりました。
あとサブタイトル通りの内容にできなかったので変えました。


真実の種

 バイザーを付けた神姫は先ほどまで展開してなかった装備を展開した。

アレサを殺す気なんだろう。だがそんなことはさせない。

 

 アレサが手も足も出ずに負けたんだ相当強いだろう。

正直勝てる気がしない。だが今ここでどうにかしなくてはアイツが死ぬ。

足のケースに収納したナイフと落ちていた銃を構える。

それに反応したのか神姫はこちらを向いた。

幸いバトルフィールド外でも武器以外の装備は能力を発揮出来るのが救いだがこれでどうにか出来るかといわれれば首を横に振るだろう。

でもアレサが起きるまでの時間を稼げばいいんだ。勝つ必要はない。

 

 距離を取りながら銃を撃つ。

突撃はせずに反応のしやすい距離で戦う。

撃った弾はしっかりと敵を捕らえ命中した。だがそれがダメージになっているようには全く思えないほど神姫は動かなかった。いや実際にダメージになってないのだろう。神姫の装備は見たことのないタイプ。どんなものが付いていてもおかしくない。

それに俺の撃っている銃がいくらアレサ用のカスタマイズをした銃でも所詮はハンドガンだ。貫通力は低いし与えられるダメージも少ない。

なら無理にでも近接で

 

 

 

 

 

 気が付けば空を見上げていた。寝っ転がった記憶は無い、それに体が思うように動かない。

...あぁ勝てないことは知ってた。戦いには負けた___

 

 

 

 

___でも賭けは俺の勝利だ。

 

 

____________________________________________

 

 

 

 なにがあった?

目を覚まして最初に目に入ったのは倒れている漸雷とそれを見下ろしている奴。

 

「漸雷大丈夫か!?」

「気が付いたなら今すぐここから逃げろッ!」

 

近づこうとした俺に漸雷はそう言った。

確かに今逃げれば間違いなく逃げ切れる。でも漸雷を見捨てる?そんなことできるはずがないだろ!

恐怖で考えがまとまらない。体が震えあるはずのない寒気が俺を襲う。だが____

___それでも俺はッ!

漸雷と奴の間に割って入る。

 

「時間を稼ぐ。そのうちに逃げてくれ」

「何言ってんだ?そんなことできるはずないだろ!?」

「___テンペスタ起動」

[現在の起動した場合システムの損傷確率「いいからやれ」....了解。データ不十分のため25%で展開します]

「お前まさか___いや、わかった。死ぬなよ?」

 

自分を光が包んだと同時に体が強い熱に襲われ、手にしか展開されてないテンペスタを見た漸雷が驚いた表情になる。だがそんなことに反応してる場合じゃない。

 

 これは自己満足だ。漸雷を見殺しにしたくないという理由で漸雷の行為を無駄にする愚かな行動だ。

でもそんなことは承知の上だ。

 武器を召喚する。出したのは二本のビームソード。

それを逆手持ち地面を蹴った勢いで斬りつける。だが防がれた。そのまま着地し後ろから攻撃をする。だが攻撃が届くことは無くあと数ミリで剣は手で止められた。

こうも簡単に防がれるとは思ってもみなかった。少なくともテンペスタを使っているのだから性能は奴に近くなっている筈なのにその差が埋まった感じが無い。

 武器をしまい手が離れた瞬間に大剣を召喚。すかさず握りしめてそのまま力任せに振る。だがそれも止められた。

そのまま距離を取りレーザーライフルを出して狙いも付けず乱れ撃つ。

撃たれたレーザーは奴に当たることは無いが壁や物を削り煙幕のように舞い視界を遮る。

ビームソードを一本出して煙に隠れながら接近する。幸い敵は気づいてない.....なら

 

「ここだぁぁッ!」

 

手に持ったビームソードを力いっぱい振る。煙を裂きピンクに輝く光剣は確かな手ごたえを俺に伝えれくれた。

頭を狙ったんだ。ただでは済まないだろう。そう願いながら距離を取り煙が晴れるまで様子を見る。

 

 しかし安堵する暇はなかった。次の瞬間、煙の中から奴が飛び出てわき腹に蹴りを入れた。

体勢を立て直し銃を召喚。射撃体勢入り撃つ。数本のレーザーが煙を裂き、そこを中心に煙が晴れた。

だがそこには奴の姿は無く散らばった破片と装備の破片しかなかった。

 

「奴が何処に行ったか分かるか!?」

[マスター追いかけるよりも体の修復を優先してください]

「....チッ。漸雷が何処にいるかわかるか?」

[索敵中___索敵中___こちらに近づいているようです]

「は?」

 

何で逃げろって言ったのに戻ってきてんだよ。まぁ助けに来てくれたならうれしいけどさ。危ないだろう.....いやそれは俺も同じか。

 

「おーい、アレサ!いーきーてーるーかー!」

「あぁ、生きてるよ」

 

....お前だってボロボロだろうに。

遠くから聞こえた漸雷の声に安心し仰向けになる。

 

「はぁ...はぁ....はぁ...良かった。無事だったんだな」

 

近くに来た漸雷が最初にいた言葉はそれ、心配してくれたのは嬉しい。でもな?

 

「これの何処が無事だって言うんだ?」

「それもそうか。まぁでも生きててよかったな」

「お互いにな」

 

漸雷が手に捕まり引っ張ってもらい起き上がる。

あぁ俺は生きている。そう実感させる何かがあった。

 

「しっかし派手にやられたなぁ。これじゃまたファクトリーアドバンスに逆戻りだ」

「あぁ~これどうやって誤魔化せばいいんだろう?」

「あ・き・ら・め・ろ☆」

「だよなぁ」

 

漸雷の無慈悲な言葉にうなだれる。

 

 というか結局アイツは何だったんだろうか?神姫としてはおかしいほどの能力。とどめを刺すタイミングなんていくらでもあったのに刺さない理由....全く意味が解らない。

 

[マスター。先ほどの敵の情報解析が終了しました。確認しますか?]

「.....へ?うっそだろお前!?」

 

余りの驚きに起き上がる。

 

[ウソではありません。確認しますか?]

「...あっ、うん。お願い」

[了解]

 

漸雷に先にファクトリーアドバンスに行くように言ってから、頼むと目の前にデータが映し出される。

 

[先ほどの敵の装備は様々な神姫の装備を無理やり接続したものかと。動きからボディの整備はされておらず実際の性能は少なくとも45%ほど高いと思われます]

「ん?ちょっと待ってくれ」

[どうかしましたか?マスター]

「つまり俺は万全な状態じゃない敵にボコボコにされた訳か?」

[そういうことになります]

「えぇ....」

[それとこれを確認してください]

 

そう言って新しいウィンドウを開き画像を映し出す。

それは先ほどまで戦っていた敵の逃げる際のものでボロボロ.....ではないがそれなりにダメージを受けた敵が映っていたのだが___

 

「これがどうしたんだ?」

[頭の辺りをよく見てください]

 

そう言い頭の辺りを拡大する。そこからは壊れたバイザーを押さえているのが分かるがそれ以外に情報になりそうなものは無い。

 

[.....マスター。それは本気で行ってるのですか?]

「え?」

[髪を見てください]

「...髪?」

 

言われるがまま髪を見るが紫色の長い髪があるだけで特におかしいところは無い。

 

[わかりました。マスターはアホですね]

「おい待て、そんなヒント無しに急に言われてもわかる訳なぇだろ」

[そうですか?少なくとも漸雷などに聞いてみればすぐに答えを導くと思いますよ?]

 

こいつ....誰だよ。こんなムカつく奴をAI?にいれたのは。...って

 

「お前、名前なんて言うんだ?」

[そうでした。お初にお目にかかります。私はサポート用AI...名前は無いです]

「そこまで言って名前は無いのかよ!」

[なら、マスターが決めてください]

「...いいのか?俺、ネーミングセンス無いけど」

[ならやめますね]

 

こいつ....一体どんな風になればこんなおかしいAIがサポートになるんだよ。

 

「いいや、やってやる。俺のネーミングセンス甘く見るなよ?」

[そうですか。そこまで言うなら良い名前を期待します]

 

せっかく追い払えた敵が万全な状態じゃないという現実とクッソムカつくAIの名前を考えながら漸雷を追いかけた。

 




次回は完全に未定です。
ちょっとオリジナルを書いてみようと知り合いに言われたので....ロボ物書きたい(ボソ

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