青の少女のヒーローアカデミア   作:かたやん

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第75話

「アズライトーーー!」

 緑谷の悲鳴が胸に痛い。

 青石は緑谷を庇った緑谷のアズライトの方を見る。

 彼女は緑谷に宿った個性そのもの。

 青石は自らの個性(レギオン)と意識を同調させる。

 掌を前に出す。

 緑谷のアズライトが無数の光の粒子となって、青石の手の中に吸い込まれていく。

 緑谷出久の中からアズライトがアンインストールされる。

 青石の掌の中に粒子が集まり、光の玉となり輝いた。

 そのままだと緑谷のアズライトは自分の中に取り込まれ同一化してしまう。

 青石は、緑谷のアズライトだった彼女を結晶の形にして、再構成する。

「あっ……ああ……アズライト……」

 緑谷は呆然と見ている。

 自らのアズライトが、結晶の形にされているのをただ見ている。

 緑谷のアズライトは、仮死状態のまま、青い宝石の姿になった。

 つまりは圧縮ファイルだ。人で言うとコールドスリープに近い。

 彼女は青い結晶となったアズライトを傷つけないよう、ロケットペンダントを創造し、そこに収納する。

 そのまま首に下げた。カチッと閉まったロケットペンダントが音が鳴る。

 緑谷のアズライトは、青石の胸のロケットに眠った状態で封印されている。

 死んではいない。

 だが緑谷から見ると、違ったようだ。

 彼は仇を見るような目で青石を睨んでくる。

「……よくも、よくも!」

 いきり立ち青石に殴り掛かってくる。

 だが青石は難なく回避した。

「返せ! 返せよ!」

「……」

 泣きわめいている緑谷に、青石は取り合わない。

 もう言葉は通じないと思っているから。

 もう彼とは分かり合えないと、思ってしまったから。

 少なくとも今の時点の緑谷とは無理だ。そう青石は判断する。

 彼には時間が必要だ。

 人には何かを理解するまでに、ある程度の期間を要求する。

 だが、緑谷の取り乱したその態度は、青石の心を大きく揺さぶった。

 大切な人を失った痛みが、緑谷の顔に現れていた。

 胸がズキッと痛む。緑谷にとってのアズライトは、多分青石にとっての相澤に近かったのだろう。

 青石はそう考えている。

 けれども、青石は同時に怒りも覚える。

「緑谷君は……ううん、みんな自分勝手だね。

 緑谷君はまだ優しさを持ってる。優しい心を持ってる。

 なのに……優しい心(それ)をあげるかどうか、勝手に決めてしまう。

 勝手に自分の中で人を評価して……見合わない相手に優しさをあげようとしない。

 それは本当に、すごく悲しいことなんだよ。

 優しくされるのに資格が必要だなんて、すごく残酷なことなんだよ」

「ふざけるな! そうやって君はいつもはぐらかす!

 人を惑わす! この人殺しが!」

 緑谷は体ごとぶつかってくる。青石は正面から受け止めた。

 緑谷は青石が作成したロケットペンダントに腕を伸ばしてくる。

 その中に、眠っている緑谷のアズライトがいる。

 先ほどよりあまりに遅い緑谷の動きを、青石は悠々と躱した。

「……うん、知ってた。今の緑谷君にはきっと、何を言っても伝わらない」

「待て!」

 青石は手を緑谷に向ける。

「その個性(ワン・フォー・オール)……元々八木さんのものなんだよね。返してもらうよ」

 青石は個性を使用する。

 緑谷が身構えるがあまりにも遅い。

 彼の体を光が覆う

 緑谷が痛みを感じる暇も無いくらいに素早く彼の中の個性を奪い取る。

 (まつろ)わぬものを、排除する。

 緑谷に残っている個性。それは代々受け継がれた力。”ワン・フォー・オール”。

 その個性を先ほどと同じ要領で再び結晶にして、緑谷の中から抜き取った。

「ぐっ! ……!……まさか!?」

「うん、君はもう”無個性”だよ。さよなら……()()

 緑谷の目が開かれる。

 自らの体から個性が無くなったのを感じたのだろう。

 青石は二つ目のロケットペンダントを作成して、結晶化した”ワン・フォー・オール”をしまう。

 首からそれを下げる。

 二つのロケットペンダントがぶつかって、小さな金属音がなった。

 それはまるで試合終了の鐘の音。

 勝敗はここに完全に決した。

 彼はがっくりと膝を着く。

 今まで散々無理をしていた上に、疲労が一気に襲い掛かったのだ。

 頭も抱えている。脳も酷使していたのだから当然だ。

 個性でわざわざ確認しなくても分かる。

 きっと彼の脳内の端々の回路は、焼き焦げている。

 日常生活にすら、もしかして支障が有るかもしれない。

 青石はもはや脅威ではなくなった緑谷に背を向ける。

「……青石ヒカルーーーー!」

 絶叫する緑谷を置いて、ワープゲートを作成。

 白い靄のような空間と空間を繋ぐ門を作り出す。

 それをくぐり、青石はその場から立ち去った。

 

 目の前にいきなり外の風景が広がる、

 潮の香りがする。

 波しぶきが高く上がっている。

 前にはゴミだらけの海が広がっている。緑谷がゴミ拾いしていた海浜公園だ。

 青石の他に、人は誰も居ない。

 彼女の心を推し量ることも無く、太陽は燦々と輝いている。

 青石の張りつめていた心は、一気に限界を迎えた。

「うあっ……ああああ……うわああああ!

 どうしてっ! どうして!? ああああああ!」

 青石の目からは、涙が溢れて止まらなかった。

 それを誰にも見られないように、誰も居ない場所を探してただ泣いた。

 胸に下げた二つのロケットペンダントが、潮風に煽られて揺れていた。

 

…………

 

………

 

 

「……以上が、今回の顛末になります」

「はああああぁぁ」

 ミッドナイトが馬鹿にでかいため息をついた。

 ため息をつきたいのはこっちだ。そう相澤消太は思う。決して口にはしないが。

 緊急で開かれた職員会議。

 そこで昨日、モルグフ孤児院で起きた緑谷と青石の争いを共有している。

 そしてさっき、相澤が調査資料の内容を報告し終えたというわけだ。

 雄英の職員一同が、職員室に集まっている。当然、オールマイトも。

 痩せた姿の彼。見た目こそ一番貧弱だが、実績が実績だ。

 彼の発言力は校長の次に強い。

「それで青石君は?」

 校長が聞いてくる。相澤は間を置かず答える。

「部屋に閉じこもって出てきません。食事にも手を付けてません」

 部屋とは言うまでもない。地下五千メートルの管理施設だ。

 もはや彼女は自由に出入りしているので、本来の役割を施設が担っているとは言えない。

 むしろ今では世間から彼女を守るためという意味合いの方が強い。

 どこか地上の家に移り住むことも考えはしている。

 だが今居る場所より、安全な場所など有りはしない。

 結果としてそこに居続ける選択を彼女はしている。

 根津は首を傾げた。

「そばに居てあげてやらなくていいのかい?」

「今は一人にして欲しいと……」

 彼女は枕に顔をうずめて泣いていた。慰めようにも拒否される。どうしようもなかった。

 寂しがり屋の青石にだって一人になりたい時はあるだろう。

 相澤は今はそっとしておこうと思った。

「ばっか! そういう時こそ、そばに居てやるもんでしょ!?

 女心分かってないわね!」

 右隣のミッドナイトがばんと肩を叩いてくる。

「個性で追い出されては、どうしようもありません」

 最近は相澤の個性の影響下でも、平然と個性を使用してくる。

 元々個性としての格が違うので仕方ないが、内心複雑な心境だ。

「……取り敢えず、職員会議が終わったら相澤君は青石君の元に行きなさい」

「ですが……」

 渋る相澤に校長は首を横に振る。

「いいね?」

「……了解しました」

 しぶしぶ頷く相澤。左隣の”プレゼントマイク”が口を開けた。

「緑谷はどうなる?」

「流石に何もなし、というわけにいかない。青石君は、緑谷は個性を使ってない。

 そう言い張ってるらしいけど……」

「まぁ嘘でしょうね。海路レンと、海路レイ。それにエリの証言と矛盾してます。

 緑谷が普通では考えられない威力のパンチを繰り出したそうです」

 13号の発言に一同は頷く。

 相澤はどうやら、青石は緑谷をどうにか庇おうとしているのだろう。そう思う。

 だが、そうは問屋が卸さない。

 何が起きたのか、事実は徹底的に解析される。個性を使った形跡が有れば、なおの事。

 現場に残る数々の証拠が、緑谷の犯行の全貌を物語っている。

 残念ながら、相澤にも庇う事は出来ない。

「青石君は緑谷君を庇っているけど、もう明らかだね。

 緑谷君は不法に個性を使用した。それも明らかに害する目的で。

 間違いなく彼は……定義上(ヴィラン)にあたる」

「なら」

「残念だけどね、緑谷君は”除籍”処分にする。どっちみち彼はもう”無個性”だ。

 とてもヒーロー科に居れないだろう。異論はあるかい?」

「……ありません」

 苦虫を噛み潰したような相澤。だが他の教職員たちは違うようだ。

「賛成!」

「異議なし!」

「当然だよなぁ?」

 誰一人として、緑谷の味方をするものは居ない。

 いや、一人だけどっちつかずな態度の人が居る。オールマイトだ。

 彼はずっと腕を組みながら、何か考えている。

「良いよね? オールマイト」

「……彼は今どこに居ます?」

「自宅だね」

 本来なら留置所に勾留されるところだ。緑谷のやったことはれっきとした犯罪なのだから。

 だが青石だって本来なら、そうならないとおかしい。

 インターンの時のように許可が出ていたわけでない。

 緑谷の個性を跡形もなく消し去った。それは問題にされるべきではないか?

 だが相澤の見てる限り、青石を非難する声は一つも上がらない。

 相澤は正直、青石はやり過ぎたと思っている。だが対案も思いつかなかった。

 それを青石にも伝えた。「やりすぎだろう」と。

 彼女も涙ながらに頷き、泣きじゃくりながら後悔していた。

 再び緑谷に個性を返すべきかと相談された。

 だが相澤は、緑谷に個性を返すことを善しとしていない。

 他の人間も同様だ。

 もし今の正常でない精神の緑谷に個性を返せば、どんな事態になるか分からない。

 そして緑谷は元々無個性だったのが、周りの判断を後押しした。

 最初の状態に戻るだけだから、何も問題は無いだろう。

 そんな風に周りの教師たちは捉えているようだ。個性を失った緑谷の心境は如何ほどの物だろうか。

「警察は何をやってるんです?」

 オールマイトの疑問は当然だが、ある人物の手が回っている。

「この事件は内々に処理される。他ならぬ法月の命令さ」

「……隠蔽ですか」

 雄英在籍の生徒が(ヴィラン)になったとなれば、ブランドに傷がつく。

 だから、最初からなかったことにすればいい。

 幸い目撃者は少ない。

 緑谷の除籍の理由など、後から幾らでも作り出せる。

 そんな所だろうと、相澤は推測している。

「隠蔽はヒーローの十八番(おはこ)だろうと言われてしまったよ。

 ……会議は終了だ。緑谷君は”除籍”処分にする。

 相澤君、書類はこちらでやっておくよ。

 それよりも青石君や1-Aのメンタルケアに力を入れる事。いいね?」

「了解しました」

 相澤は席から立ち上がる。

 教師たちは各々、自分の仕事に戻っていった。

 それぞれに割り振られている仕事がある。皆時間を何とか作って、この会議に出席しているのだ。

 時間を無駄になど出来ない。

 相澤は地下へと向かう。

 いつものエレベーターに乗り込み、迷路のような通路をいく。

 もう何回も何回も通いなれた道。

 生き物の気配がない、無機質な空間。

 幾重もの電子ロックと隔壁を通り抜け、青石の居室に足を踏み入れた。

「青石」

「……相澤さん」

 青石はベッドの淵から立ち上がる。千鳥足で相澤に近づく。

 相澤の手が青石の頭を撫でようとして、だが止まる。

 彼女も甘えてこない。

 青石の顔は涙でぐしょぐしょだった。

 首から二つのロケットペンダントが下がっている。

 その中にそれぞれ、緑谷が持っていた”個性”が形となって入っているという。

 青石は顔を俯かせる。

「緑谷は……”除籍”になった」

 彼女の肩が揺れた。

「力及ばず済まない」

「相澤さんのせいじゃないよ。……全部、全部ボクがいけないんだ」

「そんなことは……」

「そんなことあるの! ボクがあんな事言いださなかったら、緑谷君はああならなかった!

 ずっとボク達友達で居られた! ずっと! ……なのに」

 本当に運命とは残酷なものだ。

 青石と緑谷の中を引き裂いたのは夢だ。

 誰もが幸せに暮らせる世界を作りたいという夢だ。

 (ヴィラン)がいない世界を作りたい。人の為に誰かの為になりたい。

 その綺麗な願いが、緑谷を闇の中に突き落とす。

 人の思いや願いとは、受け取り方次第でいくらでも変わる。

 青石の”善意”も緑谷からしたら”悪意”だった。

 完全な正義や悪は存在しえない。立場によっていくらでも変わる。

 言葉の重みは、発言した人によって異なる。

 もしも、緑谷と同じことをオールマイトが言っていたら、周りはどう受け止めただろうか?

 多分、このような事態にはならなかった筈だ。

 オールマイトには実績がある。積み上げた名声と人望が有る。

 だが、緑谷にはそれが欠けていた。まだ彼は、力が有りこそすれど、実績が伴っていなかった。

 青石には既に人類を救済した実績があった。

 だから、周りの人間が青石に味方して、緑谷に敵対したのは偏にそれのせいなのだ。相澤はそう思った。

「緑谷君が、こんなこと言ってたの。

 (ヴィラン)がやられていると嬉しくなる。(ヴィラン)が傷つくとワクワクするって。

 そう思えない、ボクが(ヴィラン)なんだって」

「……それは違う」

「本当に、そうなのかな? もうボクには分からない。

 何が正しくて、何が間違ているのか」

「……今は休め。お前は疲れてるんだよ」

 頭を撫でると青石は力なく返事をする。

「うん」

 相澤は青石をベッドに連れていき、寝かしつける。

 程なく青石はすうすうと寝息を立てた。

 今回、相澤は失敗した。そう自覚している。

 もう少し緑谷との向き合い方を考えていたら、このような事態は避けられたかもしれない。

 もっと真剣に緑谷と向き合っていれば。

 だが、もう遅い。

 過去は変えられない。

 時間はただ、未来に向かって流れる。時計の針を戻すことは出来ない。

 それは青石も同じだ。

 もしかして、青石が更に力を付けたその先。時すらも超越し、過去に向かう事も出来るかも知れない。

 そしてそれは全部仮定の話だ。

 仮に青石が過去を変えられる力を得たとしても、過去を変えようとしないだろう。

 確証はない。

 だが相澤は過去が変えられないのは、良いことでも有ると思う。

 今という時間も、やがては過去になる。

 過去とは、現在という時間の積み重ねで出来ている。

 今ここに居る相澤と青石は、何物にも決して変えられない。永遠の存在としてあり続けることが出来る。

 過去は無かったことに出来ない。

 逆に言うと、今過去になる自分自身も、無かったことにな決してならない。

 彼女といるこの時間は一瞬であり、同時に永遠でも有るのだ。

「何を考えているんだか。俺らしくもない」

 相澤は青石の前髪を優しく払った。

 彼女の整った顔を見る。

 時折悪夢にうなされるように苦しそうな顔をする。

 相澤はずっと彼女の手を握っていた。

 そうすれば少しでも、彼女の心が分かるような気がした。

 相澤の携帯が震える。

 電話がかかってきた。

 直ぐに相澤はそれに応える。

『もしもし、相澤先生』

「緑谷か」

 誰からかは分かっていた。おそらく彼は、知らせを受け取ったのだろう。

『今までありがとうございました』

「……力になれずに済まない」

『……先生は……その……』

「猫の件は、本当に済まなかった」

 電話の先で動揺したのが声だけで分かった。

 青石を猫にして側につけたのは、失敗だった。相澤は反省している。

「騙そうとしたわけじゃない。だが……お前から見たら、結局そういうことになるんだろうな」

『……何の意味があったんですか?』

 相澤は正直に話す事を決意した。

「法月にお前を狙う動きが有った」

『法月……!』

「教室での青石とお前の言い争い。教師たちに広めたのは法月だ。

 やつが何かしてくるのではないか。そう俺たちは考えて、青石をお前の側に付けた。

 青石が側に居れば法月はお前に手出しは出来ない。

 その筈だった」

『そう、だったんですか……』

 本当に今更の話だ。最初からそう言っておけば良かったかもしれない。

 だが緑谷の除籍は覆らない。これは既に校長らで決定した確定事項だ。

「緑谷。飯は食ってるか? 体調には気をつけろよ。何をするにしても体が資本だ。

 ちゃんと……」

『っ……!』

「緑谷?」

『ありがとう……ございます……』

 電話口から聞こえる緑谷の声には嗚咽が混じっていた。

「辛かったな、緑谷」

『はい』

「苦しかったんだろ」

『はい』

「もう、終わったんだ。人の為に、夢を叶えるために。

 強い力を求めて、戦い続ける時間は。もう終わったんだよ」

 電話から聞こえる緑谷はずっと泣いていた。

 ふと青石に目をやる。彼女は目を開けていた。

 そして電話の方に耳を傾けていた。

『青石さんに、伝えて欲しいんです』

「言ってみろ」

『本当に……ごめんって。……じゃあ』

「緑谷? 緑谷!? 切れたか」

 電話から聞こえてくるのはプープープーと繰り返される電子音のみ。

 青石に目をやると両手で顔を覆っている。

 互いを思いあっているのに、何故こうもすれ違う。

 人の為に誰かの為に。そう思っているのに、何故傷つけるしか出来ない。

 不器用な生き方しか出来ない青石と緑谷。

 そんな二人を見ていると、相澤の胸の内までも痛くなる。

 分り合いたい青石は、緑谷のたった一言の謝罪の言葉を聞いて、涙する。

 緑谷と青石。

 二人が分かり合える日が、いつか来るのだろうか。

 泣いている青石の姿を見て、自宅に居るであろう緑谷に思いを馳せる。

 似て居ない筈の二人の姿は、なぜか相澤にはとてもよく似ているように見えた。

 地下五千メートルの部屋の隅。

 涙の雨が、ベッドのシーツをただ濡らしていた。


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