ハピネスチャージプリキュア~伝説の戦士と黒き破壊者~   作:ルオン

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お待たせしました!!

今回は一希があの人物と出会い、誠司が変身します!!

それでは本編スタートです!!


BREAK2:神との出会いと説明と誠司の変身

―ブルースカイ王国大使館前―

 

「着いたよ」

 

「へ~……ここがそうなんだ」

 

オッス!!先程、サイアークをディメンションキック浄化(仮)で浄化して真央を自由にした後、俺は白雪嬢たちに着いていき、1つのデカイ建物へとやって来た。

玄関扉までやって来ると、建物の中から変な生き物が飛んできた。

 

「ひめ~!!無事でしたか~!!」

 

「うわわ!?ち、ちょっとリボン!!苦し~!!」

 

「どうなってるのですか!?ブルー様からサイアークが現れたと聞いたら、今度はプリキュアの力以外でサイアークが消えたと!!どうなってるのですか!!」

 

「お、落ちついてリボン!!」

 

「へ~……この世界にも、こういった生物いたんだ~」

 

「へ?」

 

俺の言葉に反応した、リボンと呼ばれた生き物は、俺の方へ顔を向ける。

すると、リボンと言われた生き物は、段々と顔を青ざめていく。

 

「ど、どなたですかこの人はぁああああ!?」

 

「おぉ!?ビックリした~……俺は相楽一希。誠司の兄でめぐみちゃんの兄貴分だ」

 

「せ、誠司さんのお兄様!?本当なんですの誠司さん!?あれほど、プリキュアに関わっているとバラさないように言いましたのに!?」

 

「いや、プリキュアがなんだか知らんが、俺はただ着いてきてくれと言われたから、ここまで着いてきたんだぞ?」

 

「え…………マジ……ですの?」

 

「マジマジ、大マジよ。私たちは着いてきてって言って来てもらったのに、リボンが今言っちゃったの」

 

「因みに、サイアークを倒したのは、カズ兄なんだよ!!凄いでしょう!!」

 

「え……えぇえええええええええ!?」

 

白雪嬢とめぐみちゃんの言葉を聞いた、リボンとやらは漫画みたいに目と舌が飛び出す程に驚いた。

 

「こ、この方がサイアークを!?ということは、貴方もプリキュアですの!?」

 

「いや、さっき言ったよな?プリキュアがなんだか知らんが、ってよ?俺はそのプリキュアって存在じゃない。仮面ライダーと呼ばれる存在だ」

 

「仮面ライダー……ですか?」

 

「おう。それより中に入った方が良いんじゃないか?さっきの言葉や反応からすると、一般人にはお前の存在は秘密みたいだし」

 

「そ、そうですわね!!では此方へ」

 

そう言われ、俺は誠司たちと共に大使館の中へと入る。

中へ入り、リビングへ案内されると、1人の男がいた。

 

「めぐみ、ひめ、誠司くん、無事で良かった。サイアークが現れたと思ったら、突然消えたから驚いたよ。そんな早くサイアークを浄化できるようになったんだね」

 

「違うの神様」

 

「違う?」

 

「サイアークを浄化したのは私たちじゃないの」

 

「サイアークを浄化して、囚われた真央を救ったのは、この人、俺のアニキなんだ」

 

「なんだって!?」

 

誠司たちの話を聞いた、神様と呼ばれた男は俺へ視線を向ける。

その視線は、疑心感でいっぱいな目でのものだった。

 

「疑うのは悪くないが、そんな風に見られんのはちょっと嫌だな」

 

「す、すまない。とりあえず、そこに座ってくれるかい?」

 

「分かった」

 

俺は言われた通り、近くにあったソファへと座り、誠司たちも近くのソファへと座る。

それを確認した、神様と呼ばれた男が質問してきた。

 

「ひめたちが話した通り、君がサイアークを浄化したのかい?」

 

「ああ。俺が変身して、サイアークって怪物を浄化して、囚われた真央を助けた。言っとくが、俺が変身するのはプリキュアってやつじゃなくて、仮面ライダーっていう戦士だ」

 

「プリキュアではない……戦士……」

 

「なぁアニキ、1つ聞いていいか?」

 

「なんだ誠司?」

 

「さっきのリボンのこともそうだけど、なんで神様とかの存在を知っても驚かないんだ?」

 

「確かに!!さっきからカズ兄、全然驚いてないよね?どうしてなの?」

 

「どうしてと聞かれてもな~…………別に珍しくないからとしか言えん」

 

「どういうこと?」

 

「いや、知り合いに喋る蝙蝠やらドラゴン、喋るベルトや宇宙の神様がいるから、別に不思議でもなんでもねぇんだわ」

 

「喋る蝙蝠にドラゴン!?」

 

「それに喋るベルトに宇宙の神様って、本当なのカズ兄!?」

 

「ああ。今言った宇宙の神様は、俺の先輩で同じ仮面ライダーだ」

 

「マジかよ!?」

 

俺の話を聞いた誠司たちは、信じられないといった顔をする。

まぁ、普通はそういう反応するわな。

 

「だが、僕が知る限り仮面ライダーと呼ばれる戦士は、この世界に存在しないはずだが?」

 

「そりゃそうだ。仮面ライダーは別の世界……平行世界に存在する戦士だからな」

 

「平行世界だって!?」

 

「アニキ、平行世界って?」

 

「平行世界ってのは、自分がもう1人いる世界だな。例えば、この世界の誠司は空手をしてるが、平行世界の誠司は剣道をしてたり理系の性格で生活してる世界だよ」

 

「へ~……て、待てよ?アニキがその世界の戦士の力を持ってるってことは……」

 

「流石察しの良い誠司だ♪そう……俺は行方不明になってる間、平行世界でライダーとして戦っていた。誘拐されてな?」

 

「「「「ゆ、誘拐!?」」」」

 

「そ、悪のライダーに拐われてね?悪のライダーに育てられかけたんだよ。ついでだ、仮面ライダーについて説明をするよ」

 

俺の話を聞いて驚いた誠司たちに、仮面ライダーについて説明を始めた。

いつの時代から生まれ、何故生まれ。何と戦っていたのか教えた。

 

「これが、仮面ライダーの存在理由だな」

 

「昭和の時代から生まれて、戦い続けてる戦士…………か」

 

「なんか…………凄いね?仮面ライダーって」

 

「私たちプリキュアと同じだ」

 

「そのプリキュアってのはなんな訳?」

 

「では、僕からプリキュアについて説明しよう」

 

そう言った神様と呼ばれた男は、俺にプリキュアについてと幻影帝国の奴等について説明してくれた。

 

「なるほどね……幻影帝国と戦うのがプリキュアと呼ばれる女の子たちで、封印されていた筈の幻影帝国と戦っている。幻影帝国が現れてからあんたが愛の結晶と呼ばれる物を、世界中に振りまいて、選ばれた子たちをサポートしてると」

 

「その通りだ」

 

「ふ~ん…………でもよ?恋愛禁止はどうなのよ?」

 

「恋愛は危険だ。チームワークが乱れたり、仲がこじれた結果取り返しのつかないことになる恐れがある。だからプリキュアは、恋愛を禁止してるんだ」

 

「…………なるほど、だいたい分かった」

 

「分かってくれたようだね。そこで頼みがあるんだが、君にめぐみたちを手伝って――」

 

「くっだらねぇルールだな」

 

「ッ!?なんだって?」

 

俺から言われた言葉に、神様と呼ばれた男は動揺した。

 

「だってそうだろ?恋愛しようがしまいが、チームワークは乱れる時は乱れるっての。それに取り返しのつかないことってなんだよ?めぐみちゃんがそんな間違いを起こすと思ってんのか?」

 

「ち、違う!!僕はそんなこと思ってない!!」

 

「どう言い訳しようが、テメェの言ってることは、そうとしかとらえられねぇよ。言っとくがめぐみちゃん、いやめぐみちゃんたちは、そんな間違いは起こさねぇ。愛の結晶って奴に選ばれた、正しい愛情を持ってるからプリキュアになれたんだろ?そんな子たちを信じねぇのは、振りまいた張本人として、戦いに巻き込んだ者としてどうなんだ?」

 

「そ、それは……」

 

「それにおたく、恋愛に関して凄く否定的だけど、大方恋仲になったプリキュアを、悲しませたとか拒絶したんじゃねぇの?神様だからとかいう理由でよ?そんで悪側に墜ちた……違うか?」

 

「ッ!?」

 

俺の言葉に、神様と呼ばれた男は体を震わせた。

 

「どうやら図星みたいだな。なら言ってやる。くだらねぇルール考えるより、そのふって悪墜ちした女の子に謝ってこいこの被害者面の屑神!!テメェよりも、恋愛禁止にされてる子たちや、そのふられた子の方が可哀想だわ!!」

 

俺はそう言い、リビングから出ていこうと、扉の方へ足を進める。

 

「あ、アニキ!!」

 

「それと……恋愛も人を幸せにするものの1つだ。その幸せを禁止してるおたくと、幸せを奪う幻影帝国…………違いがあるのかねぇ?」

 

「アニキ!?」

 

「待ってよカズ兄!!」

 

俺は言いたいこと言い、大使館を後にした。

誠司とめぐみちゃんは、そんな俺を追いかけてくる。

そして数分後、俺は再び川へやって来た。

 

「あの屑神が!!何が恋愛禁止だ!!バカだろ!!バカなんだろ!!」

 

「お、落ちつけってアニキ」

 

「そ、そうだよ。きっと神様にももっと理由が」

 

「何より許せんのは!!恋愛禁止というルールでめぐみちゃんを縛り、誠司とめぐみちゃんがイチャイチャできなくなるのが許せん!!」

 

「「なっ!?////何言ってんだ(言ってるの)アニキ(カズ兄)!!//////」」

 

俺の言葉を聞いた2人は、顔を赤くする。

 

「だって2人とも、小さい時結婚の約束したろ?それに、俺が行方不明になるまでの間、帰り道手を繋いだり、互いの頬にキスしたりしたろ?」

 

「なっ!?////」

 

「なんでそんなことまで知ってるの!?////」

 

「なんでって……いつも俺の前でやってたやん」

 

「「そんな訳!!…………あ、いた」」

 

俺が2人のイチャイチャしてる現場にいたのを、2人はようやく思い出した。

その時

 

―キーンキーン―

 

「ッ!?1日で2体もか!?」

 

「どうしたのカズ兄!?」

 

「どうやら招かれざる客が来たみたいだ!!」

 

『サイアーク!!』

 

金属音が鳴ると、本日2度目のサイアークが現れた。

そのサイアークは、コックのような格好をし、橋などがお菓子に変わった。

 

「サイアーク!?」

 

「橋がお菓子になってるということは!!」

 

「あ~ら、お早いお出ましねプリキュア」

 

「ホッシーワ!!」

 

めぐみちゃんが何かに気づいた途端、サイアークの足元で、お菓子を食ってるおばはんがいた。

そして近くに、鏡に囚われたコックがいた。

 

「今度はおばはんか」

 

「なっ!?誰がおばはんよ!?てか、アンタ誰よ!?」

 

「カビ野郎から聞いてねぇのかよ?まぁいい…………めぐみちゃん、行けるかい?」

 

「もちろん!!」

 

そう返事しためぐみちゃんは、コンパクトミラーのような物を取り出した。

 

「見ててねカズ兄!!これが私の変身だよ!!くるりんミラーチェンジ!!」

《かわるんるん》

 

めぐみちゃんが、コンパクトミラーのような物にカードをセットすると、めぐみちゃんの服が変わっていき、髪の色が明るいピンク色へと変わった。

 

「世界に広がるビッグな愛!!キュアラブリー!!」

 

「へ~それがプリキュアなんだ。なかなかいいじゃん」

 

「ありがとうカズ兄♪」

 

「そんじゃ俺も、変身して名のりw「待ってくれアニキ!!」と、どうしたの誠司?」

 

「俺にも…………俺にもそのベルト使えないか!?」

 

「…………使いたいのか?」

 

俺は真剣な顔で聞いてくる誠司に視線を向け、問いかける。

誠司は真剣な顔で頷く。

 

「お前は…………責任を背負う覚悟はあるか?」

 

「責任?」

 

「そうだ。大いなる力には、大いなる責任がともなう。お前は力を持ったらその責任を背に、戦っていかないといけない。お前は、その責任を背負いながら戦うことができるか?」

 

「責任…………」

 

俺に言われた誠司は、顔を俯かせる。

そして誠司は、覚悟を決めたような顔で顔をあげる。

 

「責任と言われてもピンと来ない……でも!!皆の、真央の……めぐみの笑顔は、何がなんでも守りたい!!」

 

「誠司…………」

 

「…………まったく、誰に似たんだか♪」

 

「アニキ?」

 

俺の言葉を聞いて傾げる誠司。

その誠司を見ながら、俺はオーロラカーテンを発生させ、そこから1つのアタッシュケースを取り出し、誠司に差し出す。

 

「そ、それは?」

 

「お前に一番あってる物だ。開けてみろ」

 

「あ、ああ」

 

俺に言われた誠司は、アタッシュケースを開ける。

 

「これは…………ベルト?」

 

「それは、平成仮面ライダー第1号、【仮面ライダークウガ】のベルト【アークル】だ。コレを使った2人の人間は、笑顔を守るため、悲しむ顔を見ないために戦った」

 

「アークル……コレを使えば、俺はその、仮面ライダークウガになれるのか?」

 

「ああ」

 

「なら使うz「ただし、つけたら最後、死ぬまでベルトは体から離れず、お前の体は徐々に人間離れしていくぞ」え?」

 

俺の話を聞いて、体が動かなくなった誠司。

そして誠司は、信じられないといった感じの顔で俺を見る。

 

「人間離れって……どういう?それに死ぬまでって…………」

 

「文字通りだ。アークルを着けた者はアークルと神経が融合し、腕力、神経などが強化されていく」

 

「神経と融合する……だから死ぬまで外れないってことなのか?」

 

「そうだ。そして、戦い続け強くなっていけば、アークルは装着者の体を侵食していき、その装着者はただ戦うだけの戦闘マシンへと化してしまう可能性がある」

 

「ッ!?戦闘……マシン……」

 

「それって…………誠司が心を無くすってこと!?」

 

「…………そうだ」

 

「そんなの…………そんなのダメだよ!!それじゃあ誠司が幸せになれないよ!!」

 

「そうだな。だがこれは誠司が決めることだ。どうする誠司?アークルを着けてクウガとして戦い、自我を保ちながら戦う覚悟はあるか?」

 

「…………俺は」

 

再び顔を俯かせた誠司な、数秒後に顔をあげる。

その顔は、笑っていた。

 

「アニキ、俺…………クウガになるよ!!」

 

「誠司!?」

 

「ごめんなめぐみ?でも俺、嫌なんだ。大事なめぐみだけに辛い想いをさせるなんてさ。だから俺、クウガになってめぐみの笑顔や、アニキや真央、母さんたちの笑顔を守りたい!!」

 

「誠司…………」

 

「アニキ……俺は戦闘マシンになんてならない!!俺はアニキみたいな仮面ライダーになってみせる!!」

 

「俺みたいな仮面ライダーか…………いいだろう。お前が人様に迷惑かけるようになった時は、俺が殴って正気に戻してやる!!」

 

「上等だ!!」

 

そう言った戦闘は、アークルを腰に巻きつける。

俺も誠司に続いて、ダークディケイドライダーを腰に装着する。

 

「やっと話が終わったの?待ちくたびれたわよ」

 

「なんだ、態々待ってくれたのかおばはん?」

 

「だからおばはんじゃないわよ!!」

 

「まぁいいや、行くぞ誠司。やり方は分かるな?」

《カメンライド》

 

「ああ!!行くぜアニキ!!」

 

「「変身!!」」

《ディケイド!!》

 

俺はドライバーにカードを入れてダークディケイドへと変身し、誠司は段々と体のあらゆる場所が赤い鎧のような物へと変わっていき、クワガダのような赤い瞳の仮面を着け、誠司は【仮面ライダークウガ マイティフォーム】へと変身した。

 

「な、何よアンタら!?」

 

「俺たちか?俺たちは、お前らみたいな奴等を倒す存在さ」

 

「まさか!?アンタらもプリキュア!?」

 

「残念だが違う。俺たちは仮面ライダー!!人間の自由と平和のために戦う戦士だ!!いくぞクウガ!!ラブリー!!ド派手に行くぜ!!」

 

「ああ!!」

 

「うん!!」

 

俺たちは、サイアークに向かって駆け出す。

 

「仮面ライダーだかなんだか知らないけど、邪魔するなら容赦しないわ!!チョイアーク!!倒しちゃいなさい!!」

 

『『『『『チョイー!!』』』』』

 

おばはんに言われた、チョイアークどもは、俺たちに向かって走ってくる。

 

「どけやコラァアアアアアアアアアア!!」

 

『『『『『チョイ~!?』』』』』

 

「ハァアアアアア!!」

 

「オリャァアアアアアアアアアア!!」

 

『『『『『チョイ~!?』』』』』

 

俺たちは向かってくるチョイアークを蹴散らしていく。

 

「何やってるのよチョイアーク!?サイアーク!!やっちゃいなさい!!」

 

『サイアーク!!』

 

おばはんの指示を聞いたサイアークは、俺らに向かってナイフやフォークを投げてくる。

俺たちはその攻撃を、ギリギリでかわした。

 

「あぶねっ!?ナイフやフォークを投げてんじゃねぇよ!!」

《アタックライド・ブラスト!!》

 

「ハッ!!」

 

『サイア~ク!?』

 

「さ、サイアーク!?」

 

俺はライドブッカーをガンモードにし、ドライバーに【アタックライドカード】を挿入して、【ディケイドブラスト】でサイアークを吹き飛ばす。

 

「凄いねカズ兄!!よ~し!!私もやるぞ~!!ラブリー・パーンチ!!」

 

『『『『『チョイ~!?』』』』』

 

ラブリーは左拳にエネルギーを集め、ピンク色の光波を放ち、チョイアークたちを爆破した。

 

「凄いなラブリー!?クウガ!!一番の見せ所が残ってる!!足に力を溜めるイメージをしてみろ!!」

 

「分かった!!……ハァァァァァ…………」

 

俺が言うと、誠司はその場で止まり、イメージし始める。

すると、誠司の右足にエネルギーが集束しだした。

 

「今だクウガ!!蹴りを叩き込め!!」

 

「ハァァァァァ…………オリャァアアアア!!」

 

『ッ!?ごくら~く』

 

誠司はサイアークに、エネルギーを溜めたキック―――【マイティキック】をたたき込み、サイアークを浄化した。

浄化により、囚われてた人は解放され、その場にた倒れこんだ。

 

「そんな!?プリキュア以外にサイアークを浄化できるなんて!?」

 

「さ~ておばはん?こっちは3人、そっちは1人だ。どうする?第2ラウンドといくか?」

 

「くっ!!覚えてなさい!!」

 

そう言ったおばはんは、その場から姿を消した。

 

「なんだよ、第2ラウンドしないのかよ?」

 

俺はそう言って変身を解除する。

誠司たちも変身を解除して、俺に近づいてくる。

 

「お疲れさん2人とも。なかなか良かったじゃん。鍛え続ければもっと強くなれるぞ」

 

「本当!?」

 

「ああ。特に誠司、お前はもっと強くなれる。明日から特訓だ」

 

「オッス!!よろしくお願いします!!」

 

「おう!!…………そんじゃ帰るか」

 

「「おう/うん!!」」

 

俺はそう言って、誠司とめぐみちゃんと共に家へ帰った。

 

to be next brake

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―おまけ―

 

「このバカ息子がぁああああ!!」

 

「ぎゃああああああ!?」

 

その日の夜、俺は数年ぶりにあった母、相楽ひろ子にコブラツイストを喰らっていた。

 

「数年も連絡よこさないで、突然帰ってきた言葉が『母さん、久しぶり♪ただいま♪』って何よそれ!!それが数年ぶりにあった母親に言う言葉なの!?このバカ息子がぁああああ!!」

 

「ぎょえええええええ!?」

 

「お、お母さん凄い」

 

「真央、母さんだけは怒らせないようにしような?」

 

「うん」

 

「お前ら、見てないで兄ちゃん助けて!!」

 

「弟と妹に助けを求める兄がどこにいるの!?このバカ息子!!」

 

「ぎゃああああああ!?」

 

俺は母さんにコブラツイストから十字固めをされ、意識を失った。




今回はここまでです!!

次回はめぐみとひめのお助け大作戦です。

次回も是非読んでください!!

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