魔法少女ほむら☆レコード   作:チソッ
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まどかもさやかもマミさんも杏子もほむらも魅力的すぎて推しを決められない自分がいる


第19話「絶対に許すわけにはいかないわ!!」

「ま、前に入った魔女の結界とは違って何だかすごく可愛らしいところね…」

 

「ビスケットにマカロン…チョコレートにショートケーキ…マミのやつが好きそうな菓子だな」

 

 

 3人が入った結界の中は見渡す限り多種多様のお菓子が広がっていた

 まどかやさやかはキョロキョロと周りを見渡して警戒していたが、杏子は辺りに散乱しているお菓子を拾っては美味しそうに食べている

 

 

「このお菓子…結構いけんじゃねえか。ここの魔女を倒すのは気が引けてくるねぇ」

 

「あはは…じゃあここにいるのはお菓子の魔女って感じかな?」

 

 

 両手いっぱいにお菓子を持った杏子たちが生クリームで作られている道を進んでいくと、どこからか香ばしい匂いが立ちこめてくる事に気がつく

 

 

「チーズ…かな?この匂い…」

 

「…まどかとさやかだっけ、これ持って下がってな。絶対落とすなよ!」

 

 

 まどかとさやかに持っていたお菓子の山を渡し、手についた生クリームを舐めとる杏子

 そして、杏子と下がった二人の間に縛鎖結界を作り出したその瞬間、ネズミをイメージさせる丸っこい形の使い魔がお菓子の山から杏子を囲むように大量に飛び出してきた!

 群がるその様子をつまらなさそうに見ていた杏子に一匹の使い魔が飛びかかる!

 

 

「使い魔は見逃してやりたいが、そうするとあの青いヤツがうるさいからな…悪く思うなよ!」

 

 

 小さな身体で突進してくる使い魔が杏子の目の前まできたその時、その使い魔に一つの赤い槍が突き刺さっる!

 ギシャァと断末魔をあげて絶命した使い魔から杏子は槍を引き抜いて、その死体を仲間たちに向かって蹴り飛ばした

 それを引き金に杏子に四方から使い魔たちが襲いかかっていく!

 

 

「あらよっと、おせえおせえ!」

 

「す、すごい…」

 

 

 四方から押し寄せる使い魔のタックルを地面を蹴って上空に上がる事でかわし、下で群がる使い魔たちを槍でなぎ払う

そして、槍をグルングルン回しながら向かってくる使い魔を次々と蹴散らしていく!

 その使い魔を寄せ付けない圧倒的な強さにさやかは思わず感嘆の声を漏らしていた

 

 

「当たり前だっつ~の、使い魔なんかに負けてらんねえさ。おい、まどか!結界の隙間から適当な菓子を放り投げてよ。口が寂しくてさ」

 

「えっ?う、うん!いくよ!」

 

「サンキュー!もぐもぐ…」

 

 

 とこんな感じに使い魔を蹴散らしつつ、彼女たちはどんどん先に進んでいく

 そして、杏子はとうとう魔女の姿を発見!その魔女はキャンディーのような頭部に丸い目をしており、杏子の膝元くらいしかないその体躯から可愛らしい印象を受ける

 表情はまるで人形のように無機質で淡々とお菓子を手から作り出しては食べるという行為を繰り返していた

 

 

「うわぁ~可愛いなぁ…」

 

「なんか弱そう…使い魔とあんまり変わんないんじゃない?」

 

「さあてどうだかね…魔女との戦いは命がけだ。どんな奴でも油断はしちゃあいけない」

 

 

 先ほどと同じようにまどかとさやかの前に結界を作り出し、魔女の攻撃が二人にいかないように彼女たちを守た杏子

 彼女はチョコレートで汚れた口元を舌で舐めとり、槍の穂先をお菓子の魔女へと向けた

 

 

「美味い菓子をご馳走してくれたんだ。たっぷりお礼をしてやるよ!」

 

 

 杏子はこのような状況でもお菓子をほおばり続ける魔女に向かって駆け出し、その槍で腹部を突き刺す!

 ふにゃという柔らかい感触に仕留めたという手応えを感じなかった彼女はそのまま三度に渡って魔女を突き、トドメと言わんばかりに蹴り飛ばしたが、お菓子の魔女はやられるがままで動こうとはしない

 

 

「余裕余裕!やれ~っ!」

 

「逆に何だか…怖いね」

 

 

 ゆっくりと浮かび上がったお菓子の魔女の腹部に投げつけられた槍が突き刺さり、そのままビスケットで作られた家の壁に激突!

 突き刺さった槍は炎へと変わり、その小さな身体を焼いていく!

 遠目から炎に魔女の身体が焼かれ、灰となって燃えている事が確認できた杏子であったが何やら釈然としていない様子だ

 

 

「やった?やった~!」

 

「…終わった…のか?ま、楽に倒せたのはいいこ…「杏子ちゃん!」」

 

 

 杏子が気を緩めて、変身を解こうとしたその時!

 燃え盛る炎の中で黒い塊が蠢いている事に気がついたまどかは声を上げた

 それと同時に炎の中からとてつもないスピードの何かが杏子へと迫っていく!

 それは大蛇のような黒く長い身体、色とりどりなカラフルな瞳、そして、人一人なら一口で軽く飲み込める大きな口からは鋭い牙を覗かせていた

 そいつが行う攻撃はただ一つ…

 

 

「なっ!?しまっ…」

 

 

 瞬く間に杏子との距離をつめた変異したお菓子の魔女は杏子を飲み込もうと口を大きく開いた!

 一瞬の隙を突かれた杏子は動くこともできず、目を見開き驚愕することしかできない

 これから起こるであろう出来事にまどかとさやかの顔は絶望へと染まっていく

 

 

(フッ…使い魔に襲われた人たちを見殺しにしてきたツケが回ってきたか…アタシももう終わり…)

 

 

 大きく開いた魔女の口の中を見ながら、杏子はそんな事を考えていた

 そして、閉じゆく口に死への覚悟を決めてゆっくりと目を閉じたその瞬間、杏子の身体が後ろに思いっきり引っ張られる!

 後方へと引っ張られた身体は何者かによって受け止められていた

 杏子の腕には見覚えのある黄色のリボンが巻き付いており、現れた人物の腕にも黄色のリボンが巻かれている

 絶体絶命の杏子を救ったのは…!?

 

 

「…今度は永遠にあなたを失うところだった。間に合って良かった…」

 

「ま…み…お前…」

 

「「マミさん!!」」

 

 

 そう、杏子を助けた人物それは巴マミであった!

 杏子を助けることができて心から安堵する表情を浮かべたマミ、次の瞬間には魔女へと視線を向ける

 しかし、その様子はいつもの柔和な彼女ではなく、怒りで満ち、対峙する者全てを威圧する強者のオーラを纏った彼女だった

 

 

「大切な仲間を襲った事…絶対に…絶対に許すわけにはいかないわ!!」

 




パチスロでいう復活チャンス的なやつですね。ということは次回ボーナス確定です







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