……いや、別に強制するものでもないので別にいいんですけどね?欲を言えばもっと来て欲しかったかなあ。
さて、アンケートの結果を参考に考えさせていただいた結果。第1章はヒロインなしということに決めました。それでですね。今回のアンケートでは第1章のヒロインをどうするかという質問とこれからの世界で主人公を一途にするか、それぞれの世界で恋人を作るかという質問も行いました。これについてはまだ悩んでおります。という訳でもう一度アンケートを取ります。ちなみに一途の場合はオリキャラにするつもりです。
さらにもう一つ聞きたいことがある——というか前作の頃から聞いているのですがオリジナル世界に連れて行くのはアリか、という質問とメリオダスをどこの世界に連れて行って欲しいか、という質問を上のヒロインのアンケートと一緒に行います。……ヒロインアンケが増えなかったらコイントスで決めようかな。
話は変わりますが最近前作を読み直すと恥ずかしくなって来ますね(汗)
ノゲノラを知らない人のためにと色々説明していますが結構中途半端なんですよね。キャラの説明とか殆どしてないし。
それで思ったんですけどこの作品を読んでいる人ってノゲノラの原作を読んでいない人っているんですかね?
後、今回グロ注意かもしれません。具体的には前回獲った熊の解体シーンがあるのですがそこまで詳しい描写はしてないので多分大丈夫だと思いますが、一応気をつけてください。
それでは第5話をどうぞ。
それからさらに5分間試行錯誤をしたが煙一つ出なかった。……泣きそう。
もう、獄炎で暖を取ろうかと思っていると、遠くから精霊の気配を感じた。さっきの
何処かの種族が交戦でもしてるのかな、などと呑気なことを考えていると、ふと気がついた。あれ?こっちに向かってきてね?と。
超高速で近づいてくる。ここまで後、数分で到達する。
お、おおちちちつつつつけけけ。種族か⁉︎流れ弾か⁉︎どっちかで対応が変わるぞ⁉︎
流れ弾なら悠長にこんな場所に居るべきではない。すぐさまここを離れるか、最低でも
もちろん、メリオダスボディのスペックを持ってすればまともな生物であればそうそう負けはしないだろう。しかしだ。俺はまだメリオダスの力に慣れていない。この状態では恐らく負ける。
と、考えている間にも精霊反応は迫る。
ぐぬぬ。よし!ここに隠れていよう。理由は、流れ弾よりなんらかの種族の場合の方が最悪だからだ。
そう思い立ち衝撃に備えようとして気がついた。あれ?この岩山じゃなくて隣の森じゃね?と。
そう気がついた瞬間、精霊反応が森へ到達した。
ドゴオオォォォォォォオンッ‼︎
という、凄まじい爆音とともに洞窟の入り口から、凄まじい熱気の爆風が入ってきた。
その爆風に俺は飛ばされてしまった。踏ん張りが甘かったか!と思う間も無く壁に叩きつけられた。
さらにそれだけで終わらず、洞窟の中で爆風が荒れ狂い、俺は熊の死骸と拾ってきた枝と共に洞窟の中を飛ばされまくり、壁や天井に叩きつけられまくった。
どのくらいそうされていただろうか。やっと爆風が収まった。
「も、もうやだ。俺が何をしたっちゅうねん……」
地面に突っ伏しながら、そう呟いた俺を誰が責められようか。
平和な日本のただの高校生であった俺が、いきなりうまく扱えないメリオダスの力と+αを貰ってノゲノラの世界に来たと思ったら
「ふふふ、もうゴールしてもいいよね。このまま眠るようにさ……」
そう、瞼をゆっくり閉じようとした俺はふと気がつき、目を開けた。
あの流れ弾は森に着弾した。ならばあの熱だ。木に火の一つでも付いているのではないかと。もちろんあの威力で全てが吹き飛んだ可能性はあるが確認する価値はあると思う。
俺は突っ伏したまま考える。このまま楽になるか、もうちょっと頑張ってみるか。
数十秒の熟考の下、結論は出た。
「も、もうちょっと頑張ろう。リク達に会えれば格段に楽になるからッ!火も手に入れば肉も焼けるッ!」
ノーゲーム・ノーライフは俺が1番と言っても過言ではないくらい好きな作品だ。だからもう少し頑張ろう!
そう思い、重い体を気力を振り絞って起こす。もちろん、メリオダスの体はあれくらいで堪えたりしないが精神的な問題で重い体を何とか起こすと、服の土を払いながら洞窟の外へと出る。
出て目に入った光景は唖然とするものだった。
……見渡す限り焼け野原。どうりで熱いわけだと逃避的に考えつつ、燃えている木を一本、小さくロストヴェインで斬り、洞窟の中へ運ぶ。……その時力加減を間違えて地面まで斬ってしまったことから目を逸らしつつ。
洞窟の中へ燃えている木を運ぶと、散らばってしまった枝を集め、焚き火をする。
その後は熊の解体だ。しかし、グロい。やりたくない。しかし、やらねば餓死する。
ぐぬぬ、と苦悩しながら、覚悟を決めて、ロストヴェインで熊の解体をする。
血が飛び出たり、内臓が見えるたび気分が悪くなる。俺はグロ映画やゲーム、アニメに特別苦手意識はなかったが、リアルとは全然違う。苦手になりそうだ。でも、これからファンタジー世界で過ごすなら慣れなきゃだよなぁと目の前の光景から意識を晒すためにそんなことを考えながら作業を続ける。
毛皮を剥ぐのは、かなり難しかった。何とか時間を掛けて霊骸を防げる程度には剥ぐことが出来た。
俺スゲー、と自画自賛しつつ、毛皮は一旦置いといて、次は肉や骨などを解体する。内臓類って食えるのだろうか。いや、まあ、モツとかハツとかあるから食えるのだろうけど食ったことないからなぁ。でも一応取っておこう。
骨は道具を作るのに役立ちそうだ。フッ、自慢じゃないが中学の技術の授業は成績良かったぜ(キリッ。
まあ、中学の技術の授業ができても、ナイフ(ロストヴェイン)一つと骨で何ができるのでしょうね。ハハハ。
というわけで、違うことを考えることで何とか鬱にならずに熊の解体を終わらせることができたので、やり切ったぜ、と額の汗を拭うと次は肉を切り、焼く。
調味料も無いし、熊の肉が美味いかも分からないので味には期待しないでおく。しかし、この世界に来て初めての食事だ。ぶっちゃけ腹減った。
しっかり焼けたことを確認してから、口に運ぶ。
「……マズッ!」
思わず吐き出しそうになった……。
何だこりゃ。俺が悪いのか⁉︎素材が悪いのか⁉︎し、しかし、どちらにしても食わぬ訳には……。
俺は涙目になりながら、肉を食った。
熊の解体で検索したらグロ画像が出てきた……。
野生動物の解体って、直ぐに血抜きしなきゃいけないみたいですね。ま、まあ、主人公にそんな知識あるのは不自然ですしこのままでいいですよね。
ロストヴェインがサバイバルナイフと化している件について。短剣だし仕方ないよね!
今回お待たせしてすみませんでした。次はもっと早く投稿したいと思います。
それでは第6話をお楽しみに。