ヤンデルモンスト〜書いたら出るを添えて〜   作:千銀

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今回はダメだ。完全に駄文になった。


一万年後の月(マナ・アニマ)

 

 

 

 

「ひいぃ‼︎」

 

「へっ…。ザコがイキってんじゃねぇよ。」

 

二、三発殴っただけで逃げて行きやがった。

 

 

「おいあんた。大丈夫か。」

 

「あ…ありがとうございます!」

 

ナンパされていた女がさっさと逃げていった。

 

 

「はぁ…メシ買って帰るか。」

 

 

 

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「げ…。」

 

「……………。」

 

(マナかよ…面倒くさい女と会っちまった。)

 

昔っからの顔馴染みだからか、いらない気遣いをかけてくる。無視して家に入ろうとすると予想通り声をかけられる。

 

 

「またか……。」

 

「……悪いかよ。」

 

「………………。」

 

マナは何も言わず家に入った。

 

 

(チッ…気持ち悪ぃ女だ。)

 

 

俺とマナは施設育ちだ。俺は生まれてすぐ親に捨てられ、マナは生まれてすぐ親が死んだ。

 

施設にいた頃はマナはよくいじめられていた。何度か助けに入っても礼も言わずいなくなっているなんてのはよくあった。

 

そして俺はヤクザの男に、マナはガラの良さそうな女に引き取られた。

 

俺は男に暴力を教えられた。が、いつからか男は帰ってこなかった。

 

その後俺のボロアパートの隣にお屋敷建てて越してきたのがマナだった。

 

 

「疲れた。」

 

買ってきたものも食わずに、さっさと寝た。

 

 

 

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10時に起きてブラブラと商店街を歩く。街から鼻つまみ者にされているが、別に気にしていない。

 

 

「げ……。」

 

マナがまたナンパされている。無視して行ってしまおうと思った、

 

 

「……随分と薄情だな。」

 

「…………………チッ……。」

 

マナをナンパしていた男をボコして追い払った。マナと関わると面倒なことばかり起きる。

 

 

「はぁ…。」

 

(こいつといるといつも疲れる…。さっさと帰るか……。)

 

帰ろうとしたらマナが道を塞いできた。

 

 

(なんだコイツ…ガチでわけ分かんねぇ。)

 

「邪魔だ……。」

 

「………………。」

 

「おい。聞いてんのか。」

 

「…………駄目…か。」

 

「は?……!」

 

(なんだ……これ…視界が赤く……)

 

 

 

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調査隊、地球に到達。緯度: 35.658034、 経度: 139.701636、特異点Sに到達。これより着陸態勢に入る。

 

着陸成功。これより調査を開始する。

 

 

「しかし酷い有様だな……。」

 

「ああ、我々人類が1万年前に生息していたとは思えない。」

 

「特異点……人類滅亡の危機の全てはここから始まったのか。」

 

報告。特異点から樹木と思われるものを発見。調査の結果、この樹木は1万年前から成長していない状態である。

 

 

「見ろ…草も木も花も咲いているというのに成長した形跡がない。」

 

「つまり…この木や草は1万年前から生命活動を停止している状態なのか。」

 

「ではなぜ我々人類は絶滅の危機に陥ったのだろうか?」

 

「恐らく人類の減少は人為的なもの…。」

 

「馬鹿な!当時の人口は75億人だぞ!どうやってそんな数を絶滅に追い込む!」

 

「いや…出来る方法が一つだけある。1万年前の先人達が残した記録書には……。」

 

報告、特異点Sの中心に到達。中心部には記録書の通りである。

 

 

「これが…。」

 

「全ての終着点であり始発点……記録書にあった通りだ。」

 

「これが……再生の塔。」

 

報告。記録書の通り再生の塔を発見。これより再生の塔の破壊を実行する。

 

 

「これを破壊すれば……全ての生物の生命活動の停止が中断される。」

 

「そうなれば、我々が宇宙を漂う必要はなくなる!」

 

「我々の…人類の安息の地が再び取り戻せる!」

 

報告。調査隊は再生の塔の破壊のため、爆薬の設置に入る。

 

 

「あ…あれは!」

 

「まさか…。」

 

報告。我々調査隊は、我々の先人の肉体を発見した。先人の肉体は首が切断された状態で生命活動を維持。

 

 

「いや…待ておかしいぞ……。」

 

「どうした。」

 

「先人達は誰に首を切断された…?」

 

「まさか…人類が生息しているというのか!」

 

報告。地球上に生命体の存在を想定。我々は……

 

 

「隊長!」

 

「どうした……!な…なんだ…あれは。」

 

「間違いありません!あれは……!」

 

報告。地球上に女性の人を確認。しかし女性は我々に敵意を持っており、手に持つ鎌のようなもので我々を…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再生の塔に触れる。赤く光った後、塔は光を放たなくなった。

 

 

「またあの時の夢を見ているのか……?」

 

塔の中の人影に話しかける。人影はピクリとも動かなかった。

 

 

「ああ…早く会いたい……。お前だけは生かしておいたのに…お前と私だけの二人きりなのに……私はずっと寂しいままじゃないか……。」

 

「私の声が届いているなら、早く出てきてくれ……。私達がこの宇宙の神となり全ての種族を導いていくのだ……。」

 

「ふふ……まずはお前と私との子を作ろう。ああ楽しみだ……。これから先、1万年経とうと二万年経とうと…お前に愛を注ぎ続けてやろう。だから……。」

 

赤い月が塔を照らして輝いた。

 

 

 

 

 

 






自分いい奴だから悪い奴の言葉の選び方が分かんないんです。
許してくださいなんでもしますから!

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