多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
旧ゴロンゴシティ
中央部、
鉄塔の近くにいるジャックランタンの背後にこっそり回り込むリンク達
「…………どうするゴロ?」
ユン族長がこっちを見ている
「ボクの個性は不意討ちが出来ない…だから何とか引き釣り下ろすからアタックをお願い出来ます?」
「……わかったゴロ」
「ナビィとケミィはいつもの通り、鬼ごっこスタイルで」
「「了解」なのです~」
鬼ごっこスタイル→クローショットを使い、立体移動が出来るようになる
配置はシーカーストーンにケミィ、アイテム交換担当
オカリナにナビィ、状況確認と変身音楽担当
最後に顔に手を当て、気合いをいれていく
「…………よし…いくよ!」
まず、パチンコにて、牽制
「いけ!」
デグの実がジャックランタンに向かっていくが、すり抜けてしまう
「YAAAAAA!HAAAAAAAAAAAA!!!!」
こっち向かってランタンを向けてきた
「高音波反応アリ!デカイノ来ルワヨ!」
「よっと!」
リンクはクローショットを使い、近くの鉄塔に飛び付いた。
「AGIRAOOOOOOOOOO!」
ジャックランタンのランタンから火炎放射が放たれる
「マジかよ…おい!」
自分達がいた所の地面がガラス化している
今度はランタンをこっちに向けてきた
「ヤバい!」
バス!キュイーン
クローショットを使い、反対側の壁にある作業用の窓にあった金網に引っかけ、移動する
「とにかく、良く観察しないと…」
「りんく、りんく~」
ケミィが声を掛けてきた
「どうした!?」
「あのカボチャ、頭に変なのついてるです~」
「頭!?ってまた来た!」
バス!キュイーン
今度は、作業用の見張り台に飛び付く
頭を見ると、明らかに青色変の石が刺さっている
でも、攻撃をすり抜けてるんじゃ狙っても…でも他の手がないので、とりあえず考えた事はやってみる
「ナビィ!オカリナ!」
「ハイヨ!」
♪~[森のメヌエット]~♪
リンクはデグナッツになる
「gyaーーーーー」
ランタンから炎が放たれていく
リンクは炎の上昇気流に乗り、デクの花をプロペラにして、高度を上げてジャックランタンの頭上にいく
「……いまだ!」PON!PON!
リンクから放たれるデグの実は、石を直撃する
「GAーーーーーーーー」
ジャックランタンは苦しみ出した
「チャンス!!」
リンクはオカリナで元に戻り、クローショットで頭の石を掴む
「オリャーーー!」
リンクはアイアンブーツを履いて重さをつける
「オーチーローーーー!」
重さに耐えきれず、ジャックランタンは地面に落ちた
「今だ!ユン族長!アタック!」
「おう!」
ユンは丸くなり、行き良い良く転がりながら体当たりをぶつける
「gyaha!」ガスン!
もうフラフラになっているジャックランタン
リンクは着地して体制を立て直そうとするが…
「こんの!…なんだこの地面!?アイアンブーツがくっつくぞ!」グイグイ!
身動きが取れないままでいた。
ジャックランタンがまた空に逃げようとする
「逃げられちゃうゴロ!」
リンクは必死に考えた!その時、足が固定されている事がヒントになった。!
「ユン族長!転がりながらこっち来て!「でも」早く!」
「…わかったゴロ!いくゴロ!」
リンクはそのままクローショットをユン族長に引っ掛けコースを変えさせ、近くの物にぶつけ、はね上がった族長をジャックランタンにぶつける!
「いっけー!ゴロンチェーンハンマー!!」
ジャックランタンの額の石は砕け、地面に落とされる
すると、紫の煙がジャックランタンから立ち上る
「リンク!今です!すいとるです」
「すいとるって…あれか!」
ケミィからのアイテム、[オバキューム]を使い、紫の煙をすいとる
「吸い込めー!!」
紫の煙は、オバキュームに吸い込まれていった。
「AGYAAAAAA…」シュイン…
すべて吸い込み終わると、朝日が上り始める
「……終わった…のか」
「やったです!」
「ヤッホウ!」
「解決だゴローーーーーーー!」
リンクは力なく、座り込むのであった
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旧ゴロンゴシティ
「やったゴロー!!リンクのおかげゴロ!!」ブン!ブン!
「へう!ふな!あう!」グアングアン
リンクは族長に振り回されていた。
「アワワワワWW」
「ソンナニシタラ死ンジャウ!」
「あの~…」
伸びてたと思ったジャックランタン
「!!まだやるかゴロ!!」
「イイエ!滅相もねぇ!むしろ礼を言わせてくだせぇ」
リンクは変化にキョトンとしている
「今回は、ありがとうごぜーやした!オイラ、変わった石があったからお土産にと思って触ったら、変な煙を吸い込んでしまったっす」
「そんな事が、あったんだ…」
「でも、やっとスッキリしました。礼をさせてください!」
「と…言われても…」
「アンさん、リンクって言いましたよね?妖精の力を使えるなら、力を貸すッス!」
そういうとジャックランタンは光出し、右手の模様の中に入った
「えぇ~~~!」
入った瞬間、頭の中にメロディが流れ込む
「ツー頭が…」
「!だいじょぶだゴロか?」
「何とか…」
リンクは[ハロウィーンのテーマ]を覚えさせられた。
「助けてほしかったらいつでも呼ぶッス!」
「……どうやらはじめての召喚妖精って感じだな」
「さあ、我らの英雄のお帰りだゴロ!帰るゴロ!!」
リンクはユン族長の肩に乗り、旧ゴロンゴシティを跡にするのだった。
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ゴロンゴシティ
「リーンク!!どこだ!ー」
町の方から声が聞こえる
「リンク!何処に行ってって……岩が歩いてるー!!」
松葉杖をついた先生が、ゴロン族を見て気絶してしまった。
「……ホントに、何年も経ってたみたいなんだゴロ」
少し寂しそうだった
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ゴロンゴシティ中央広場
急に現れたゴロン族に、街が活気づいていた
観光資源になるし、懐かしい風景に涙する人もいた
リンクはリンクで、族長より、兄弟の称号を得ていた。
沢山のゴロン族に囲まれた時は怖かったが、兄弟の証として、[炎のボレロ]という曲と、[ゴロン族のガントレット]を手に入れた
試しに吹いてみるとゴロン族に変身出来るようになっており、
良く族長の家で子供のゴロン族と相撲をして遊んでいた。
修学旅行には、程遠い、三日間だったが楽しく過ごせた。お土産に鉱石をくれた。お母さんが喜びそうだ
因みに、他の生徒というと……
「……まだ腰がやべぇ…」
「全身筋肉痛がー」
「……………」
筋肉痛でほとんどの生徒がダウンしていた
「帰る迄が修学旅行です…気を抜かなアー!!!!こ…腰が…」
先生は先生で、腰と足に筋肉痛で悶えていた。
新しい友達も出来たし、良い修学旅行になった
「リンクは反省文ですからね!!」
……これがなければ本当によかった。
ありがとうございました。