多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
病室
ナースコール後、医師から簡単な診断を受けている
「…特に脳のダメージもなさそうだし…明日CT撮って、何もなければ明後日には退院だね…」
何も無いに越した事はない
「そうですか…ありがとうございました。」
「じゃ…お大事に」
医師は出ていった
…また暇な時間だな…
「…コインテレビじゃなかったらな…」
お金を入れて見るタイプのテレビだ…
病院でインターネットは、専用ブースに行ってお金がかかる…
「ひーまーだー…」
リンクはグダッっていた
「マァ…イイジャナイ」
「たまにはのんびりするであります…」
「のびのび~…」
ナビィ達は机の上に人形用テーブルセットをだし、ティータイムをしている
「…退院しないとお菓子作れないんだぞ、ストックも実家に帰る予定だったから、あと少しだし…」
「「「え゛…」」」
ナビィ達はこっち見て固まっている
「…もう、甘いの無いです?」
ケミィが聞いてきた
シーカーストーンを見ながら話すリンク
「あんまり…どら焼きが余ってる位かな…」
「ならここで作るであります!扉を使えば…」
シィは必死だ
リンクはキッパリ言った
「…材料がない…臭気の問題がある」
ナビィも話に入ってきた
「ナラ買イ物ニ…」
「今は入院中…出られません」
ナビィ達はお先真っ暗な顔をしている
…少しの辛抱だろうが
そうしてるとノックが聞こえる
コンコン
「はーい…」
「入るわよ!」
…この声は!ヤバい!
「…お久しぶりです…リンクル姉さん…ハ、ハイラルにいるはずでは…」ガタガタ
扉が開いた先には、リンクルさんとラナさんが…
「久しぶりね!…来た理由は…わかってるわよね♪」
ラナさんが後ろにいる
「…ほどほどにしてあげなさい」
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病院ー廊下
廊下には、見舞いに来た1-Aのメンバーが…
「これ…喜んでくれるのかな?」
果物の盛り合わせを持ってる緑谷
「大丈夫やよ!きっと!」
麗日さんが合わせる
「でも爆豪が来るのは意外だな!」
切島が爆豪を見ている
「うるせー!!動画の事を聞きたいだけだ!」
「病院では静かによ」
梅雨さんが注意する
「えっと…確かこの部屋…」
八百万さんが部屋を探していると
「……なんて伝説の勇者アイテム、私に寄越しなさい!」
「ぎゃあああ!!!」ドカン!
リンクの病室から悲鳴が聞こえる
飯田が扉の異変に気付く
「な!何が!?」
緑谷が扉を開ける
「牧場くん!なに…が…」
「おい!何が起こって…!?」
1-Aメンバーが覗くと
リンクルのブーツによる足刀(横蹴り)で頭を壁にめり込ませるリンクの姿が…
「牧場!!」
切島が寄ってくる!
「く…来る…な…」
切島達に向かって手を伸ばすリンク
ありがとうございました。