多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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病室05

狼になったリンク

 

「ワンワン…わん?…アオーン!?」

 

ラナさんが観察している

 

「声まで真似しなくても…まさか喋れないとか」

 

 

リンクは顔を縦に振る

 

「…なるほど、喋れなくなるのね」カキカキ

 

…戻れるのだろうか…

 

「なあ!触って見てもいい?」

 

上鳴はモフりたいようだ

 

リンクは縦に頷く

 

「じゃあ…遠慮なく…ヤバい…超気持ちいい」モフモフ

 

頭と首の下をモフる上鳴

 

「私も!イイでしょ!」

 

「次は私ね」

 

「ならその次!俺な!」

 

 

芦戸、蛙吹、切島と続いてモフられるリンク

 

「ヤバい!ちょ~気持ちえぇ…」モフモフ

 

麗日さん、そんなに抱きつくと毛がつきますよ

 

 

「…」

 

八百万さんがこっちをじ~っと見ている

 

「…ウゥ?(…どうしたの?)」

 

首を傾げるウルフリンク

 

「…お手」

 

手に右手(右前足?)を乗せるリンク

 

「…おかわり」

 

そのまま左手(左前足?)を乗せる

 

「よしよし…」そのまま頭を撫でる八百万さん

 

…今、犬扱いされなかったか?

 

「はい、プレゼントですわよ~」カシャリ

 

 

 

リンクは[八百万の首輪]を手に…

 

 

 

入れてたまるか!!

 

 

暴れるリンク

 

「ちょっと!落ち着きなさい!お座り!」

 

 

 

ベットから飛び降りるリンク

 

ヤバい…早く戻らねば…どうやって?

 

 

…窓の外から声が聞こえる

 

《なぁ…さっきのアイツなんだったんだ?》

 

窓の外を見ると、雀がいた

 

《さっきのやつ?》

 

《さっきの白い奴!バカみたいにでかくて、緑の人間を突っついてた奴!》

 

《…最近縄張りが減ってきたからな…新顔か?》

 

…動物の声がわかる!

 

《…げ!狼がこっち見てる!?》

 

《逃げろ!!》

 

…飛んで行った

 

「どうしたの?窓の外を見て」

 

緑谷が話して来た

 

「お散歩なら、わたくしが…」

 

八百万さん!その創造した首輪とリードは辞めて!

 

 

「とりあえず、これ…引ける?」

 

耳郎さんが玩具のピアノを床に置いてくれた

 

リンクはお座りで右手?で鍵盤を押すが、他の所も押してしまう…

 

 

 

…肉球で引けない!爪も邪魔!

 

「ずっとこのままです?」

 

ケミィ!恐ろしい事言うな!

 

 

「…諦めるであります」

 

頭の上から不吉なことを言うなよ!シィ!

 

 

「…人間に戻れなかったら、もうお菓子作れないわね…ガッカリだわ…」

 

「「「あ…」」」

 

蛙吹さんのセリフで固まるケミィ達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナビィ姉さん!何とかするであります!」

 

「このまま、甘いの、無くなるの、やーなのです(泣)」

 

これ以上ない程必死に懇願している

 

 

「エット…」

 

困惑するナビィ

 

「無理しなくていいですわよ…わたくしがシッカリ!面倒ミマスカラ…ほら…こっちにオイデ…怖クないカラ…」

 

首輪を持ってリンクに近付く八百万さん…

 

八百万さんのハイライトがない!

 

八百万さんに捕まったら何されるか解らない!

 

 

 

なんか怖い!ナビィ!助けて!!

 

「…今何トカスルワ!」

 

ナビィがリンクの喉に入る

 

 

 

リンクは狼の遠吠えでメロディーを真似る

 

♪~[闇のノクターン]~♪

 

……

 

「もどった!!」

 

リンクは人間に戻れた!

 

 

「やったであります!」

 

「平和がたもたれたです!」

 

シィとケミィは大はしゃぎしている…

 

 

 

「…………」プルプルプル…

 

八百万さん…怖い!…その顔怖い!

 

「まだ…諦めませんわ!」ダッシュ

 

リンクに無理矢理、首輪を付けようとする八百万さん

 

「ちょっと!何で付けようとするの!?」ガシ!

 

「あなたが私の物にならないからで・す・わ!!」グググ…

 

ダメだ…体勢が悪くて力が…

 

「人を物扱いするな!…と言うか人間に首輪とか人としてどうよ…」プルプル

 

…暫く揉み合いになったが…誰も助けてくれない

 

どこか何時もの事だとスルーされている…

 

 




ありがとうございました。

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