多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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ガノンの遺産

森の神殿

 

リンクは追い出されたので、ここに来ている

 

デグの樹サマに会うときは、ナビィ達は皆シーカーストーンの中にいる

 

…ほっとくと何を仕出かすかわからん

 

 

 

「デグの樹サマ~聞いてる?」

 

リンクはデグの樹サマに母さんの事を愚痴っていた

 

 

「あいあい…本当にねぇ…」

 

デグの樹サマも少し困っている

 

そしてガノンの遺産について教えてくれた

 

 

 

「まぁ~…ガノンの遺産についてじゃが…

 

近い物はもう持ってるはずじゃよ…

 

退魔剣の中での生活で、燃える剣や雷の槍を持った魔獣がいたはずじゃが…」

 

リンクはシーカーストーンを操作しながら話す

 

「はい…確かに持ってます。」

 

火炎の大剣、雷電の槍、氷雪の槍、ガーディアンナイフ…

 

マスターソードの中の魔獣が持っていた武器だから持っていたら、持って帰る事が出来た奴が沢山ある

 

 

「ガノンと言うのは、厄災の怨念…

 

2000年位前…当時の勇者が、ガノンと戦った時、ガノンが手にしていた武器…

 

ガノンの…当時は魔力といったが、現代じゃと個性じゃな、属性武器が個性で強化された武器…

 

それが、[ガノンの遺産]じゃ」

 

 

 

へ~…この武器の…

 

 

「それぞれ属性に武器があって、炎の剣もその1つじゃ」

 

 

 

…ちょっと待て

 

「…全部でいくつあるのですか?」

 

 

その話だと沢山ありそうだが

 

「そこまではわからん…ただ、火、氷、雷、そして虚無…それぞれ1個づつは、あるはずじゃ」

 

 

…そうなのか

 

「…もし、リンクが見つけたら退魔剣で突いてやるがよい…ガノンの魔力は消えさるはずじゃ」

 

 

「ただの剣とかになるの?」

 

リンクは質問した

 

「まぁ、燃える剣という意味では変わらんが、威力は普通になるはずじゃ…

 

ガノンの魔力そのままじゃと、下手すると1振りで、街が焼け野はらになってしまうしのう…

 

1番厄介なのは、全部が1つの所に集まる事じゃ」

 

 

 

「1つに…何が起こるの?」

 

 

 

「これも700年位前にあった事じゃが、1度集めようとした大馬鹿者がおっての…

 

その際は、魔りょ…個性が暴走し、城を中心に国が1つ無くなりおったわい…確か名前が織田…とか聞いた事があるのぅ」

 

 

 

「なんでそんなのがほっとかれてるの!?」

 

 

 

「と…言うより、強力過ぎて壊せないんじゃ…当時の賢者達は、それぞれの地域に封印するしか出来なかったからの…当時マスターソードはこの地から抜く事が許されてなかったしのう…」

 

リンクはシーカーストーンを取り出す

 

「…ファイ、どういうこと?」

 

すると、シーカーストーンからファイが喋ってくる

 

《私は長年、所有者が現れず、一部を破損していた為、その間については、情報がございません…》

 

「つまり…壊れてたからマスターソードは抜く事が出来ず、封印するしかなかった…てことか…」

 

 

《そして、マイマスターリンクの力で、本来の性能を取り戻しました。破損した時、ファイの中に巣食う魔獣が修復の邪魔をしていたので、召喚された当時、ファイの性能は95%ダウン、しかしリンクがユーザー登録をして36%まで修復、剣の試練を受け入れ、全部討伐に成功したため、90%まで修復完了しました。》

 

「残り10%は?」

 

《マスター次第です。マスターの技量と個性の強さによる誤差になります。ですので、ファイを沢山使って下さい、他の妖精に頼らないでも大丈夫なくらい》

 

「「「ちょっと待った!」」であります!」

 

…シーカーストーンの中が一気に騒がしくなってきた

 

「1番新人の癖に生意気であります!」

 

「「そーだそーだ!!」」

 

シィの訴えに同調するケミィ達

 

《マスターに会うまでの性能は5%以下でした。

 

しかし、マスターが握った瞬間、30%以上回復しました。これは今までにないことです。

 

なのでマイマスターリンクとの相性は、抜群のはずであります。後はシンクロ率をあげるだけです。

 

さぁ!斬って、斬って、斬り倒して下さい!!》

 

 

…コイツ、切り裂き魔じゃないよな?

 

 

「ヤるかです!分解(バラ)して解析(悪改造)してやるです(怒)」

 

 

ケミィの声が聞こえた後、シーカーストーンが暴れだし落としてしまう

 

…ケンカはしばらく続きそうだ

 

「ふぉっふぉっふぉ…元気がいいのう~」

 

デグの樹サマ…笑ってないで、どうしたらコイツらまとめられるか教えて下さい(泣)

 

 

 

先が思いやられるリンクだった

 

 

 

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牧場家ー応接室

 

リンクの両親は、ガノンの遺産について話をしていた。

 

相澤先生が確認を取っている

 

「すると…奥さんの曾祖母が賢者と言われていて、当時、他の賢者の人が、他の地域に持っていった訳ですね?」

 

母は返事する

 

「えぇ…私の曾祖母は、当時、森の奥にある剣を守っていたので、

 

他の人が何処に持っていったか迄は、わかりませんが…母から伺っております。

 

…私達では森の奥には行けないので、剣が実際あるかどうか…

 

あっても当時で壊れかけなので、錆びて無くなってるかもしれません」

 

父さんも答えた

 

「森の試練を突破したリンクは奥までいけますが…剣の話は聞かないとわからないですね…

 

昨日、森の奥に、持ってた剣の事で聞きに行ったみたいですけど…」

 

 

そう言いながら、巻物を出して、ガノンの遺産について説明している

 

「…貴重なお話、ありがとうございます。随分年代物ですね…写真を録らせてもらってもいいですか?」

 

 

相澤先生が感心しながら巻物を写真に納めていると、父が答えた

 

「そりゃそうですよ…この巻物、1900以上前に義曾祖母が直筆で書いた奴ですし…」

 

 

相澤先生と八木先生は疑問に思った

 

 

「…奥さん、失礼ですがお年はいくつですか?」

 

 

相澤先生は聞いて見る事にした

 

 

「いえいえ…女にそんなの聞く物じゃないですわよ(黒笑)」

 

…空気がピリピリし出した

 

 

 

「(おい!レディに向かって年を聞く事ないだろ!相澤君!)」ヒソヒソ

 

「(ですけど文献が嘘の可能性も出てくるではないですか…オールマイト先生)」ヒソヒソ

 

そんな空気を父がぶち壊す

 

 

 

 

「ハッハッハ!そんなの気にする年じゃないだろ、オトちゃん、前に56よ「あなたは余計なこと言わない…の!!!(怒)」ギャフ!!」グシャベキ!!

 

父は、母に頭を掴まれ、机に押し付けられて、机を破壊しそのまま床にめり込んだ

 

「「…………」」

 

相澤先生と八木先生は突然の出来事に固まっている

 

「スミマセン…お騒がせして、私…コキリ族のハーフな上に、この森の近くにいる間は、年を取るのが物凄く遅いもので…オホホホ(*^O^*)

 

…後でケミィちゃんに直してもらわなきゃ」

 

 

 

八木先生は思っていた

 

「…(なんか…八百万少女達と牧場少年のやり取りを見ているようだ…)」

 

相澤先生も考えている

 

「…(あの耐久力と女難は遺伝か…)」

 

 

 

相澤先生達は、女性に年齢を聞いては、いけない事を改めて覚えた…

 

 

※息子のリンクには秘密にしています。父は273歳になります。一般人でも、森にいる間は年をとりづらくなります。森の外に出ると、年を取ります。農協より年金も貰ってますよ♪

 

因みに、元々森にいたのは母で、父が森で迷ったときに救出され、そのまま結婚…やっと長年の月日で、やっと生まれたのがリンク

 

 

 

 




ガノンの遺産は、ブレスオブザワイドのガノン第一形態で持っている(もしくは取り込んでいる)武器になります。

古代兵装系は、虚無と言うの事にしました。

理由は、魔獣に、古代兵装の矢を使うと 消滅するため

森にいる間の年齢があまり変わらないのは、時のオカリナをやっている人は、わかるネタです。

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