多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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誤字修正ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。


音楽02

イベントホール

 

 

リンクは譜面を見ていた。

 

「…なんだ?このキラキラ星…変奏曲?」

 

かなり複雑なキラキラ星だった

 

リンクは耳郎さんを見ると手を合わしている耳郎さんがいた

 

「ゴメン…牧場なら出来るでしょ?音楽妖精(ミュージックフェアリー)だし…」

 

「まぁ…出来るとは思うが…」

 

譜面とにらめっこしていると女の子が声をかけてきた

 

「お兄さんできるの?」

 

耳郎が入ってきた

 

「このお兄さんは、音楽妖精って個性なの、きっと凄いの聴けるよ」

 

 

「わあぁ~」キラキラキラ

 

ウオ!純粋な眼差しが眩しい…

 

「プレッシャーかけるなよ…ナビィ、範囲はこのイベントホールだからな…レベルも小さめに」

 

「ハイハイ…」

 

 

 

そう言いながら、リンクは椅子に腰をかけ、ナビィがピアノに入ったのを確認して、譜面台に譜面を置き、深呼吸して、演奏を始める

 

 

 

 

♪~[キラキラ星/変奏曲]~♪

 

 

リンクが演奏を始めるとイベントホールがピアノを中心に暗くなっていく

 

「え…なに?」

 

「大丈夫…お兄さんの個性だから…前はホラーハウスになったけど…」

 

女の子は不安になったが、耳郎さんがなだめている

 

 

リンクはメロディを奏でると、床が黄金色の柔らかい光を放ち、色んな花が咲き乱れる

 

 

「うわ~…」

 

女の子は息を飲んでいる

 

風が花に吹くと花びらが空に舞い上がり、それぞれ天井に星の様に輝きだす

 

プラネタリウムが出来ていった

 

近くの通行人も寄って来て、天井を見上げる

 

 

星になった花びら達はそれぞれ線で繋がり、それぞれの星座になっていく

 

「あー!白鳥座!」

 

「しー!静かにしてなさい」

 

近くの子供達が大興奮して、静かにするように言う親もいる

 

 

星座は、動きだし、琴座はリンクの演奏に合わせてくる

 

乙女座は美しいソプラノで歌いだし

 

双子座もテノールで歌う

 

射手座は放った矢が流れ星になり

 

大熊座と小熊座は天の川で魚を取っている

 

 

魚座はピアノ周りを泳いで、子供達に追いかけられている

 

 

獅子座は寝ている

 

他の星座も踊ったり、歌ったり、賑やかな天井になっている

 

 

ラストスパートに入ると、ピアノの上にオーロラが現れ、花の形を作っていき…

 

 

演奏が終わると、ゆっくり消えていった…

 

「「あぁ!…きえちゃった…」」

 

子供達は残念そうにしているが…

 

 

パチパチパチパチパチパチ!!

 

「うお!?」びく!

 

突然の拍手に驚き、周りを見ると、通行人が足を止めて、人が一杯になっていた

 

「いや…どうも…」ペコペコ

 

リンクは頭をさげている

 

耳郎が寄って来た

 

「(ちょっと!目立ち過ぎじゃない!?ウチら目立つと不味いんだよ!…思わず聞き入っちゃったけど…)」ヒソヒソ

 

リンクも答える

 

「(これでも、最小限範囲だよ!本気出すと、ホントに夜になっちゃう!)」ヒソヒソ

 

 

服を引っ張られたので、そっちを見ると、さっきの女の子が掴んでいた

 

「お兄さん凄い!ね!もう1回!お願い!ねぇー!」

 

他の子供達も集まって来た

 

「またやって!光るお魚!」

 

「ワンモア!ワンモア!」

 

「すげー!兄ちゃんどんな個性?」

 

 

…そして、ナビィのミュージックでの現象により、子供達の好奇心とテンションがMAX、しかも妖精パウチの効果により、年齢問わず異性を虜にしていき…

 

「あの…良かったらライン交換を…」

 

中学生位?の女性にライン交換をねだられる

 

…後ろにもスマホを出す人がいた

 

「行くよ!これ以上はパニックになる!」

 

耳郎さんに手を引っ張られていく

 

「と…ゴメン!…またね~」

 

人混みを抜けていく…

 

「あ……ッチ!あと少しだったのに…腰のタブレットを手に入れれば…」

 

中学生?に化けていたイーガ団員

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

自販機コーナー

 

リンク達は一息入れている

 

「耳郎さんオレンジとコーラ…どっちがいい?」

 

「…コーラ」

 

「はい」

 

リンクはコーラを渡した

 

「ふふ…」

 

リンクは笑っていた

 

「…そんなにチヤホヤされて嬉しい?」

 

…なんかイライラしている耳郎さん

 

「ま…嬉しいってのはあったな…だって今まで災害発生男なんて言われて、怒られてばっかだけど、皆に喜んでもらえたのって…初めてだったらからな(笑)」

 

「…そう」プイ

 

…そっぽ向かれてしまった

 

「耳郎さんって楽器出来たんだね…てっきり聞くの専門だと思っていたけど…」

 

「…昔、オッサンから習った」

 

リンクは聞き返した

 

「オッサン?」

 

「親父…」

 

「あぁ…」

 

父親をオッサンって…

 

リンクが提案する

 

「なら今度聞かせてよ!得意な楽器!」

 

聞いたこと無いんだよね…耳郎さんの音楽

 

「え゛…そんな…趣味レベルだし///牧場とジャンル全然違うし…」

 

耳郎は恥ずかしがっている

 

「いいじゃん!耳郎さんの演奏聞きたいし…譜面があれば合わせられるから、今度一緒に演奏しようよ♪」

 

耳郎さんは考えている

 

「…そこまでいわれたらロックじゃないね…わかった。…今度ね」

 

「よし!…目的忘れる所だった!オカリナ!」

 

 

耳郎も思い出した

 

「…さっきので忘れる所だった…飲んだら行こう」

 

 

ジュースを飲んで、楽器屋に向かうリンク達

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

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