多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
今後ともよろしくお願いします。
イベントホール
リンクは譜面を見ていた。
「…なんだ?このキラキラ星…変奏曲?」
かなり複雑なキラキラ星だった
リンクは耳郎さんを見ると手を合わしている耳郎さんがいた
「ゴメン…牧場なら出来るでしょ?音楽妖精(ミュージックフェアリー)だし…」
「まぁ…出来るとは思うが…」
譜面とにらめっこしていると女の子が声をかけてきた
「お兄さんできるの?」
耳郎が入ってきた
「このお兄さんは、音楽妖精って個性なの、きっと凄いの聴けるよ」
「わあぁ~」キラキラキラ
ウオ!純粋な眼差しが眩しい…
「プレッシャーかけるなよ…ナビィ、範囲はこのイベントホールだからな…レベルも小さめに」
「ハイハイ…」
そう言いながら、リンクは椅子に腰をかけ、ナビィがピアノに入ったのを確認して、譜面台に譜面を置き、深呼吸して、演奏を始める
♪~[キラキラ星/変奏曲]~♪
リンクが演奏を始めるとイベントホールがピアノを中心に暗くなっていく
「え…なに?」
「大丈夫…お兄さんの個性だから…前はホラーハウスになったけど…」
女の子は不安になったが、耳郎さんがなだめている
リンクはメロディを奏でると、床が黄金色の柔らかい光を放ち、色んな花が咲き乱れる
「うわ~…」
女の子は息を飲んでいる
風が花に吹くと花びらが空に舞い上がり、それぞれ天井に星の様に輝きだす
プラネタリウムが出来ていった
近くの通行人も寄って来て、天井を見上げる
星になった花びら達はそれぞれ線で繋がり、それぞれの星座になっていく
「あー!白鳥座!」
「しー!静かにしてなさい」
近くの子供達が大興奮して、静かにするように言う親もいる
星座は、動きだし、琴座はリンクの演奏に合わせてくる
乙女座は美しいソプラノで歌いだし
双子座もテノールで歌う
射手座は放った矢が流れ星になり
大熊座と小熊座は天の川で魚を取っている
魚座はピアノ周りを泳いで、子供達に追いかけられている
獅子座は寝ている
他の星座も踊ったり、歌ったり、賑やかな天井になっている
ラストスパートに入ると、ピアノの上にオーロラが現れ、花の形を作っていき…
演奏が終わると、ゆっくり消えていった…
「「あぁ!…きえちゃった…」」
子供達は残念そうにしているが…
パチパチパチパチパチパチ!!
「うお!?」びく!
突然の拍手に驚き、周りを見ると、通行人が足を止めて、人が一杯になっていた
「いや…どうも…」ペコペコ
リンクは頭をさげている
耳郎が寄って来た
「(ちょっと!目立ち過ぎじゃない!?ウチら目立つと不味いんだよ!…思わず聞き入っちゃったけど…)」ヒソヒソ
リンクも答える
「(これでも、最小限範囲だよ!本気出すと、ホントに夜になっちゃう!)」ヒソヒソ
服を引っ張られたので、そっちを見ると、さっきの女の子が掴んでいた
「お兄さん凄い!ね!もう1回!お願い!ねぇー!」
他の子供達も集まって来た
「またやって!光るお魚!」
「ワンモア!ワンモア!」
「すげー!兄ちゃんどんな個性?」
…そして、ナビィのミュージックでの現象により、子供達の好奇心とテンションがMAX、しかも妖精パウチの効果により、年齢問わず異性を虜にしていき…
「あの…良かったらライン交換を…」
中学生位?の女性にライン交換をねだられる
…後ろにもスマホを出す人がいた
「行くよ!これ以上はパニックになる!」
耳郎さんに手を引っ張られていく
「と…ゴメン!…またね~」
人混みを抜けていく…
「あ……ッチ!あと少しだったのに…腰のタブレットを手に入れれば…」
中学生?に化けていたイーガ団員
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自販機コーナー
リンク達は一息入れている
「耳郎さんオレンジとコーラ…どっちがいい?」
「…コーラ」
「はい」
リンクはコーラを渡した
「ふふ…」
リンクは笑っていた
「…そんなにチヤホヤされて嬉しい?」
…なんかイライラしている耳郎さん
「ま…嬉しいってのはあったな…だって今まで災害発生男なんて言われて、怒られてばっかだけど、皆に喜んでもらえたのって…初めてだったらからな(笑)」
「…そう」プイ
…そっぽ向かれてしまった
「耳郎さんって楽器出来たんだね…てっきり聞くの専門だと思っていたけど…」
「…昔、オッサンから習った」
リンクは聞き返した
「オッサン?」
「親父…」
「あぁ…」
父親をオッサンって…
リンクが提案する
「なら今度聞かせてよ!得意な楽器!」
聞いたこと無いんだよね…耳郎さんの音楽
「え゛…そんな…趣味レベルだし///牧場とジャンル全然違うし…」
耳郎は恥ずかしがっている
「いいじゃん!耳郎さんの演奏聞きたいし…譜面があれば合わせられるから、今度一緒に演奏しようよ♪」
耳郎さんは考えている
「…そこまでいわれたらロックじゃないね…わかった。…今度ね」
「よし!…目的忘れる所だった!オカリナ!」
耳郎も思い出した
「…さっきので忘れる所だった…飲んだら行こう」
ジュースを飲んで、楽器屋に向かうリンク達
ありがとうございました。