多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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僕の夏休み04

リト族の里ー族長室

 

 

族長にコドリの件を伝え、滞在許可をもらい、地下にある、コドリの部屋まで着ている

 

 

 

「…何から何まですみません」

 

コドリはベッドに横になっている

 

「別に、いいよ、そういえば、魚男から聞いたんだけど、鳥人間コンテストみたいなのがやってるって聞いたんだけど」

 

 

「鳥人間?……ああ、滑空王選手権(グライダーキングダム)ですね、確かに、他の種族が出ても大丈夫のはず、参加したかったんですか?」

 

 

「出れるの!?」

 

「えぇ、最上階の郵便局で受付してます。」

 

 

早速、受付に行って見ることにした。デグナッツで風に流されればいいと思っていたからである

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

最上階ー郵便局

 

窓口の帽子を被ったリト族がいたので聞いてみる。

 

「すみません!」

 

「はい、いらっしゃい!速達ですか?偏西風便ですか?」

 

 

…なんだ?偏西風便って

 

 

 

「人間さんだね。偏西風便は、国外に偏西風に乗って届けるから、偏西風便、ポストマンの中では、1番憧れの仕事だね」

 

 

「リト族って世界中にいるんですね」

 

「おおよ!人間にはほとんど知られていないが、結構需要あるよ!今日はどうした?」

 

 

おっと、忘れる所だった

 

滑空王選手権(グライダーキングダム)に参加したいんですが」

 

「あぁ…受付は、ここに記入して、…でも、今年は出来るかどうか危ぶまれているよ」

 

 

書類を書きながら聞いてみた

 

 

「どうして?」カキカキ

 

「変な奴らが、海に出てくるんだ。うちらも困ってるんだよ、追っ払うにも近づくと変なの飛ばして、石みたいなの、高速でバスバス撃ちまくり、うちらも何人やられたか……」

 

「そうなんだ…はいこれ」

 

受付用紙を渡す

 

「はい、確かに、じゃあ、時間になったら来てね」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

コドリの部屋

 

「あ!お帰り、受付出来ました?」

 

部屋に戻ると着替えてたコドリがいた

 

「出来たけど、中止になるかも知れないってさ」

 

「あぁ……出来るといいですけどね」

 

コドリは知ってたようだ

 

「結構な頻度で来るの?その迷惑なやつら」

 

「さぁ…………そう言えばどうやって飛ぶんです?」

 

そう言えば話して無かったな

 

「ボクの個性は[音楽妖精(ミュージックフェアリー)]、妖精の力を借りる個性だからこんな感じに…」

 

リンクはオカリナを取り出した

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

すると髪の毛が変化し体も縮んでデグナッツになった

 

「!変身した!」

 

 

「こんな感じで、やってみようと思う、軽いし」

 

そういってポーズを取るリンク

 

「なるほど…もしかしたら、ここの音楽を覚えたらリト族みたいになっちゃいますかね?」

 

「…リト族の歌か…やってみないとわからないけどね」

 

 

「こんな曲です。ra~rarara~…」

 

コドリは歌ってくれた。リンクはオカリナで真似をする

 

♪~~♪♪~~♪♪~♪

 

 

リンクは[風のソナタ]を覚えた

 

「うまいですよ!」

 

コドリは喜んでいる

 

するとリンクは全身の毛穴から羽が生えてきて、唇も固くなり、リト族見たいになった

 

 

「…………ホントにリト族になっちゃいましたね」

 

「まあもう一回やれば元に戻るけど」

 

 

リンクはもう一度奏で、元に戻った

 

 

カンカンカン!カンカンカン!

 

「?何の音」

 

「警報です。変なのが来た見たいですね」

 

 

ドカ!急に扉が開く

 

族長「コドリ!いるか!」

 

「父さん…?」

 

族長はかなり青ざめている

 

「良かった…」

 

リンクは族長に聞いてみた

 

「どうしたの?」

 

「……メドリが、拐われた…」

 

 

「「えぇ~~~~!!」」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

リト族の里、近海

 

 

リト族の戦士達による、戦闘が行われていった。

 

リト族は編隊を組み、誘拐犯を追っていた

 

「目標海上に発見!敵の数6!先頭の大型の者に、メドリ様がいます!」

 

 

「了解!先頭の奴、機械の団子を飛ばす!石には注意しろ」

 

 

「「「「了解!」」」」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

海上

 

 

 

装甲空母姫と言われる生物が外洋に向かって進んでいる

 

「…………フフ」

 

その周囲をたこ焼きの様な飛行機が旋回している

 

「…」

 

 

 

「助けて!!」

 

メドリの声が響いていく

 

装甲空母姫の横を航行している小さなサメの様な駆逐艦が近づいてきたリト族に気付いた様だ

 

「…」ドン!ドン!

 

 

「…」バス!バス!

 

 

 

 

 

 

 

「撃って来たぞ!散開!」

 

「「「「散開!」」」」

 

隊長のリト族の指示でそれぞれの方角に散開するリト族

 

「メドリちゃんを返せー!!」

 

 

弓を放ち、たこ焼航空機をアタック!

 

航空機は弾丸にて、相殺、そのままリト族を分散させる様に飛んで行く

 

ーーーーーーーーーーーーーー

リト族の里、高台

 

コドリとリンク、族長他、多くのリト族が、緊急の時に飛び立てる様に集まっていた。

 

 

「…………また、あいつらだ」

 

 

「最近見る怪しい奴って、あれ?」

 

 

 

「…………そうだよ、僕の友達もあいつに翼を撃たれて堕ちたんだ…」

 

 

 

遠目からリト族の方は、散らされ、苦戦している様に見える

 

 

「僕に力があったら…あんな奴、追っ払えるのに…」

 

 

力があったらか…コドリの悔しい顔の理由はわかる

 

 

「コドリ、メドリを助けたい?」

 

 

「助けたいよでも、あんなに飛べないし、弓も射てない…」

 

 

「…ボクも、メドリを助けたい、だから、協力してくれないか」

 

…やれるだけやろう

 

「でも、どうやって」

 

リンクは、オカリナとナビィ、ケミィ、シィを見せて笑顔で答えた

 

「「「「任せなさい」」」」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

上空ー敵制空権エリア

 

どんどん追い詰められて行くリト族戦士達

 

「ヤバい!敵の数が増えてる!大丈夫か!」

 

 

「何とか!でもヤバいのは変わらない!どうやる!?」

 

 

「…!何か向こうから来るぞ!?」

 

 

リト族の戦士は水面スレスレを高速で飛んでいる何かを見つけた

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

海面スレスレ

 

 

 

 

コドリは高速でデグナッツになったリンクを乗せ、飛んでいた

 

「凄い!こんなに早く飛んだの初めてだ!」

 

リンクはエポナの歌を使い、コドリの飛行力に妖精のブーストをかけ、現在コドリの飛行速度185Km/時!!

 

燕より早く飛んでいる!

 

「油断しないで!水面スレスレを飛んで!射たれづらくなる!」

 

 

「わかった!」

 

装甲空母姫は急速接近するリンク達に気付いたようだ

 

「!…………フフ」

 

たこ焼航空機達が対応にこっちに向かう

 

「…………」ブン!

 

 

 

 

 

「そらきた!、かわせ!」

 

コドリは少し翼を傾け、航空機の合間を飛んで行く

 

 

「当たれ!」ポン!ポン!ポン!

 

リンクは、航空機に向かって、デグナッツを撃ち放つ

 

 

たこ焼航空機はデクの種攻撃を喰らって行く

 

「「「「!?」」」」ボン!ボン!ボン!

 

 

リンクは空で膠着状態のリト族達を見付けた

 

 

「コドリ!そのまま高く飛んで!」

 

 

「わかった!」

 

コドリは高度を上げて、他のリト族に近づく

 

 

 

 

「!コドリ様!一体なぜ!」

 

リト族の戦士は、コドリが来たことを驚いている

 

 

 

 

「説明は後!リンクお願い!」

 

 

「わかった!皆聞いて!」

 

 

 

リンクは、楽器の制限を解除し、全開のエポナの歌を奏でる

 

妖精の力が、リト族に力を与える

 

 

♪~[エポナの歌]~♪

 

メロディーを聞かせる事によりリトにより強い力が宿されていく…

 

「これ…翼が軽い!」

 

「これなら、何とかなるかも知れない!」

 

 

リト族の戦士達は気合いが入ったようだ

 

 

「コドリ!また水面スレスレを飛んで!あいつらに近づくんだ!」

 

「はい!」

 

 

コドリは急降下し、風を切る様に飛んで行く、敵の後ろに周り、急接近する

 

 

「よし!このまま、…………いまだ!」

 

リンクは出来るだけ、沢山のデグの実をぶつけた!

 

 

敵の船に沢山のデグの実を乗せる為、連射するリンク

 

 

 

 

装甲空母姫の率いる艦隊にデクの実をばら蒔いて行く

 

 

リンクは何度か繰り返し、それなりのデグの実を乗せたのを確認しまた、接近する

 

 

 

「これでもくらえ!」

 

♪~[目覚めの伊吹]~♪

 

 

敵の船から大量のデグの若木が成長し、根や枝が体に絡み着くと身動きが取れなくなっていく

 

 

 

「!!…………ク!!」

 

 

「!!」バタバタ

 

 

「!!」ブンブン!

 

 

皆何とかして逃れようともがいている

 

 

 

 

「皆さん!!今です!早く!」

 

 

「行くぜ!さっきのお返しだ!!」ブン!

 

「「「了解!」」やっちまえ!」ギリギリ…バス!

 

 

リト族の猛攻により、軽巡洋艦ホ級、駆逐艦ハ級はダメージを受け、どんどん沈んで行く

 

 

 

 

 

「コドリ!あいつに近づいて!」

 

 

 

「わかった!」

 

 

装甲空母姫は、まだ、枝や根が絡みついてもがいている

 

 

 

「コドリ!飛びうつるよ!」

 

「姉さんをお願いします!」

 

 

リンクは飛び降り、クローショットで空中から一気に近づく

 

 

 

 

 

「リンクさーん!」

 

リンクはメドリに近づき、無事を確認する

 

「大丈夫?」

 

「なんとか…」

 

「なら脱出するよ…シィ!お願い!」

 

「了解!、島風艤装、展開します。」

 

 

艤装を展開し、海上を全力でメドリをお姫様抱っこのまま離脱する

 

 

「メドリ、飛べそう?」ビィィィィィィ…

 

艤装のエンジンを全開にして進んでいく

 

「………………////」

 

…メドリの顔が真っ赤である

 

 

「?メドリ…大丈夫?」

 

 

「!!だ大丈夫です。」

 

 

メドリは空を飛んだ

 

「そのまま、他のリト族と合流して」

 

「リンク様は…」

 

 

…なんで様?

 

 

「ボクは、コドリと仕上げにかかるよ、コドリ!お願い!」

 

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

デグナッツに変身しコドリの上に乗って急上昇してもらう

 

「出来るだけ高くお願い!」

 

「わかった!」

 

 

 

 

どんどん上空に上がって行くリンク達、そして装甲空母姫の直上に着く

 

「よし、最後の仕上げにいってくる!」

 

 

「気をつけて!」

 

デグナッツを解除

 

 

リンクは400M以上の高さから、装甲空母姫めがけ自由落下している

 

「ナビィ、オカリナ!」

 

そして装甲空母姫に止めを刺すための準備の為にオカリナを構えた

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

ゴロンに変身

 

 

 

装甲空母姫は上空のリンクに気付いて攻撃してくる

 

「!…………」ドーン!ドーン!

 

 

「これぐらい!」ガン!ガン!

 

 

ゴロンのスキル発動、より固く、より強度の高い鎧を纏う様に、緑色に発光する、発光している間、物理的な攻撃を反射出来る

 

「ゴロン族の守りの力、思いしれー!!」

 

 

リンクは装甲空母姫に墜落し、ゴロンの重さ、固さ、反射の力に耐えきれず、そのまま破壊、沈没していった

 

 

ゴロンになったリンクも一緒に沈んでいったが、シィの潜水艦タイプの艤装によって、事なきを得たのだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷはー……あれ?…コドリー?どこー!」

 

 

リンクはコドリを見失い現在地がわからなくなってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

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