多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
控え室
皆が落ちる事無く、全員ギリギリだったが合格出来た
次の説明が、始まろうとしている
「さて…まずはモニターを見ていて下さい」
ボッコオオオン!
いきなり爆発し、崩壊していく試験会場
「えぇぇぇぇ…」
思わず声を出すリンク
…金の無駄使いにも程があるだろ…
「えぇ…二次試験は、この被災現場でバイスライダーとして、皆さんには、各々の判断で救助を行っていただきます…」
そうしてると、モニターには要救助者が崩壊したビル内から出てくる
「何であんなところに人が…」
「彼らはあらゆる訓練に置いて、引っ張りだこの要救助者のプロ…ヘルプ・アス・カンパニー…略してフックの皆さんです。」
…色んなお仕事があるな、ホントに
リンクはシーカーストーンの中身をリセットし、あいうえお順にする
「…整理しなきゃ」
リンクはシーカーストーンの操作をしているとアナウンスが流れる
ジリリリリリリ!
『敵によるテロが発生!規模は◯◯市全域、建物の倒壊により傷病者多数!』
「…気合いいれろ!」
リンクはナビィ達とアイコンタクトし、ナビィ達もそれぞれのポジションにつく
『道路が損壊しているため、先発救急隊の到着に著しい遅れが出ています。到着するまでの救助活動は、現場にいるヒーロー達が指揮を行う、1人でも多くの命を救い出すこと!スタート!』
リンクはオカリナの演奏を始める
♪~[闇のノクターン]~♪
狼モード!
喋れないが、探すならコイツが1番
緑谷についていく
「牧場君!何で狼…そっか!匂いや音で探すためか!」
「ワン!(任せろ!)」
リンクはセンスを研ぎ澄まし、生命の反応、魂を探す
「……ワン!ワン!(いた!こっち!)」
リンクは、白くモヤっとした方向に向かって走る
緑谷達もついて来てくれる…
「何か見つけたみたい!」
しばらく進むと、鳴き声が聞こえてきて、横道に子供が頭部から血を流した状態で立っていた
「うわあああん!!痛~~い!!」
緑谷が近付く、
「えっと…大丈夫?」
「おじいちゃんが潰されて~!!」
子供役のフックが瓦礫の方に指を指す
「えぇ!そりゃ大変…」
すると子供役のフックが表情をかえる
「なアんだよそれえ!減点だよぉお!!」
えぇ…いきなりですか
「まず、私が歩行可能かどうか確認しろよ呼吸の数もおかしいだろォ!?
頭部の出血もかなりの量だぞォ!?
仮免持ちなら被害者の状態は、瞬時に判断して動くぞ
俺達は急に災害に巻き込まれて不安で一杯なんだ!なのになんだ!その情けない第一声!?」
…アドバイスもくれるのね
「こればかりは訓練の数がものを言う!視野を広く周りを見ろォ!!」
緑谷がスイッチを切り替える間に、子供フックの匂いを嗅ぎ、おじいちゃんの匂いを探す
…わからない、てことは、直前まで一緒にってわけではなさそう
「…よし!もう!大丈夫!」
緑谷が復活した…後はそっちに任そう
瓦礫のしたをセンスで研ぎ澄ます…
それっぽいのが、奥にいた
…思ったより奥にいるな
麗日さんを前足でベシベシする
「どうしたん?牧場君…」
リンクは、おじいちゃんがいると思われる場所の近くに立ち吠える
「ワン!ワン!(この壁!浮かして!)」ベシベシ!
すると意図に気付いてくれた
「…!この下におるん!?」
リンクはうなずく
麗日さんと瀬呂、飯田が協力して瓦礫を撤去する
すると、足を瓦礫で挟まれたフックじいちゃんが見つかった…
…この調子でどんどん探そう!ある程度人が救出されたら、人に戻って、応急救護と治療だ!
ありがとうございました。