多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
スタジオ内ー舞台袖
ADッポイ人が服装をチェックしている
「じゃ、合図したらお願いします」
…行ってしまった
ケミィが作務衣のポケットから顔を出す
「はやく鳴らすです」
シィも服の胸元から顔を出す
「間に合わないでありますよ♪」
…リンクは疑っている
「…何を企んでるんだ?」
シィが答える
「まぁまぁ、これは特別性な笛であります、犬しか聞こえないでありますから、隠密行動にはいいでありますよ?」
「良いからやるです♪」
…今まで飛んでもない事になったが…
「…なんかあったらオヤツ抜きだからな」
リンクは犬笛を吹く
♪~[癒しの歌]~♪犬笛バージョン
音は聞こえない…一応発動はしているのは感覚で分かるのだが…
今までと違って全く外見からはわからない
「…どうなってるの?」
ヒーリングオペレーションの様にはなっているようだが…
「成功であります!」
「妖精科学はセカイいち~」
ケミィ達が喜んでいる
そうすると出番なのか、ADッポイ人が合図をしている
「…待って!まだ解除してな…」
リンクは慌てて笛を吹こうとするが…
「早く行って下さい…」グイグイ
ADっぽい人が背中を押していく…
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舞台
司会者が案内をしている
「あーら残念!ホワイトプリンセスの皆さんは罰ゲーム!!」
ボーカルのロイヤルペンギンっぽい人が泣いている
「え~ん(泣)」
「…本当にゴメン!あそこで落ちなきゃ…」
イワトビペンギンっぽいドラムの人が慰めている
「一体なに?罰ゲームって…」
コウテイペンギンっぽいギターの人が不安になっている
「痛いのはやだよ!」
ジェンツーペンギンっぽいベースが嫌がっている
他にフンボルトペンギンっぽいキーボードの人がへたりこむ…
司会者はBGMと共に罰ゲームを紹介する
「今回の罰ゲームは…こちら!『激痛!1分健康足つぼマッサージ』!!」
そしてリンクがドライスモークの中から押し出されてくる
「…(もう、ヤるしかない)」
リンクはヤケクソになっている
さっきウワバミさんは笑顔が大事と言ってたので、しっかり笑顔を作っている
「え…この人なの?…」
イワトビペンギンっぽい人がジィ…と見てる
「……////」
ジェンツーペンギンっぽい人がリンクを見とれている
司会者が説明する
「この激痛マッサージに1分耐えて頂きます!耐えた分だけ告知時間が得られるから頑張ってね~」
…ウワバミさんそんなに口を開けて驚かないで…成り行きなんです…
そして運命の足つぼマッサージタイム…
じゃんけんの結果、クライマー対決に出てたイワトビペンギンっぽい人が受ける事になった…
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アライアンスー談話室ーテレビの前
皆がテレビを見ている
『あーら残念!ホワイトプリンセスの皆さんは罰ゲーム!!』
ワーワー…
「…今のところは問題ありませんわね」
八百万が紅茶を飲みながら見ている
「だから皆心配し過ぎだって…」
尾白が声をかける
「ケロ…」
芦戸がしゃべりだす
「待って、…あれ…リンクじゃない?」
スモークの中から出て来たリンク
『今回の罰ゲームは…こちら!『激痛!1分健康足つぼマッサージ』!!』
「「やっぱり…」」
女子陣は、この後の展開が予想出来ていた
「…なんか、押し出された感じで出て来たな…また巻き込まれた?」
耳郎さんは、しっかり観察する
リンクは登場こそ、慌てていたがすぐに笑顔になり、いかにもって人の振りをする
「やれ!牧場!良いとこ見せろよぉぉぉ!!(ゲス顔)」
峰田が待ってましたと言わんばかりに興奮し…
「うるさいわ!」
「うご!」
蛙吹さんに粛清される峰田
ありがとうございました。