多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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海王の雫

朝、教室に行くと、欠席があった

 

「おはよ…あれ?欠席?」

 

峰田と上鳴が教えてくれた

 

「お、寝坊が来たぞ」

 

「今日は、切島と、緑谷、蛙吹、麗日が公欠だって、相澤先生もだってよ」

 

そっか…

 

「あ…おは…」

 

「……///」プイ!

 

 

耳朗さんが視線を合わすとプイッって他所を向かれてしまう…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

午前ーヒーロー基礎学ー体育館γ

 

 

リンクは、対人戦闘訓練を行っていた

 

対戦相手は…

 

「やっと殺れるな!クソパティシエ!!(怒)」BoN!BoN!

 

…爆豪とだった

 

 

八木先生の合図が入る

 

「…えぇ~じゃあ…レディ…Go!!」

 

「死ーーねーーー!!」

 

爆豪が爆速ターボで接近してくる

 

リンクは、訓練用強化プラスチックの盾と攻撃判定用のスポンジソードで応戦する…ほとんど竹刀だが

 

真っ直ぐ突っ込んでくる爆豪に対して、盾でガードする

 

「そんなシールド…な!!」

 

「フン!…セイヤ!」

 

リンクは爆発を真正面から受けるのではなく、上に力が抜ける様に斜めに構え、爆豪の胸を狙い、切り上げる

 

 

「こ…の!」

 

爆豪は、下に向かって爆発を起こし、上に逃げる

 

 

リンクはトライフォースを高めていく…

 

海王の雫を受け取った後、初めてのトライフォース…

 

凄くスムーズに馴染んでいく

 

「…これが海王の雫…イケる!」

 

リンクはトライフォースの力をマスターソード同様に貯めて、降りてくる爆豪に対して、思いっきりジャンプし、過去の勇者がやっていた様に、独楽の様に回りながら上昇していく…が

 

「デヤァァァァァァァァ!!!!」

 

ベキベキ!…

 

「へ?」

 

スポンジソードが途中で砕けた

 

「嘘!く!」

 

「余所見してんじゃねー!!」

 

プラスチック盾で爆豪の攻撃を防いで、落下する

 

 

「いった……完全に砕けてる」

 

 

スポンジソードの中は竹で出来ているが、遠心力と握力

で中身が簓になってる

 

「なんだ~?もう終わりか?クソ勇者…」

 

 

 

「オールマイト先生!」

 

「なんだね?」

 

「…俺の負けで」

 

オールマイト先生にギブアップ宣言する

 

「おいおい!フザケるな!!まだ戦えるだろ!」

 

爆豪が掴みかかる

 

「悪いけど…力加減がわからないから…下手すると殺しちゃうし…」

 

「手加減なんて無用だ!!舐めんじゃねーー(ガチギレ)」

 

 

八木先生が、止めにはいる

 

 

「ちょ!ギブアップしてるんだよ!」

 

 

「クソが!」

 

 

…行ってしまった爆豪

 

「…加減が出来ないってどういうことかな?」

 

八木先生が、聞いてきた

 

「…前のイーガ団のに海王様から[海王の雫]が宿って、凄く効率良く個性が発動出来るのですが…加減が…」

 

「海王さま?…上手くいかないのかい?」

 

「さっきいつもの感覚で振るったら竹が簓になったのを見て、加減が無理って思いました。…すみません」

 

リンクは、腕の痣を見ている

 

色が濃くなった三角の痣…右下の三角だけ濃くなってキラキラしている

 

この個性って一体…

 

「…1回全力でやってみたらどうだい?ここなら大丈夫だし、どのくらいの規模かもわかるんじゃないかな?」

 

「分かりました」

 

リンクはマスターソードを中段に構える

 

「………ふ!」ブイン!

 

 

少しずつトライフォースを解放していく

 

周囲に風が舞い、マスターソードが輝い、刀身が光で伸びていき、3mほどの長さになっていく

 

海王の雫を受けてからの初全力!

 

 

《60…90…100…130…150…180…214%に到達…》

 

ファイの声が聞こえてくる…

 

「はあぁぁぁぁぁぁ!!![スカイウォード]!!」

 

 

リンクは体育館γの中心にあるセメントス先生が作ったであろう18m程のコンクリートの山に向かって横に切り、マスターソードの必殺技の一つ、スカイウォードをだし、6m幅の斬撃が飛んで行く

 

スパン!スパン!スパン!スパン!スパン!…

 

バッターン!!!

 

 

すると、コンクリートの山が切れ、その後ろの壁も壁ごと切れ、外の雑木林も10mほど切れた

 

支えが無くなった裏の扉は支えが切れてしまい、真っ二つに切れたまま崩れていく…

 

 

「…………うっそぉ…」

 

リンクからは、刃の範囲の6mのままの切れた後が見えている

 

リンク自信が1番信じられなかった

 

「………オーマイガ…なんて切れ味…」

 

オールマイトも驚いている

 

「…外まで行っちゃったけど、大丈夫かな?」

 

 

 

 

この様子を見ていた爆豪…

 

「……クソが!オレを弱く見やがって!!」

 

憤慨しながら、リンクを見ている

 

 




ありがとうございました。

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