多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
昼休みー飯処
珍しくお昼を、1-Aでとっている
ケミィが人間の多い所に慣れる為だ
リンクは、券売機の前で券を買っている
…スタミナが欲しい…この肉盛りセットにするか
生姜焼き、カルビ、唐揚げの付いた定食、キャベツは多目の奴
「あわわわ…にんげんさんが…」ガタガタ…
…ケミィの先は長そうだ
「あれ?リンクが珍しい…」
声を掛けて来たのは、芦戸さんだった
「三奈さん…ケミィの人間慣れもかねて、ここでお昼にしようと思って…」
リンクは受け取り、席に向かう
「お~い!こっち来なよ!」
声の方を見ると1ーAが集まっていた
皆こうやってたんだ…
席につくと女子チームの昼御飯が目に入った
芦戸さん→冷製豚しゃぶサラダ
葉隠→野菜炒めに冷奴
耳郎→豆腐と温野菜サラダ
…かなり野菜ばっかりだな
「…皆ダイエットでも始めたの?」
リンクが、聞いてみた…効果があった様だ
「いや…ちょっとね…」
葉隠れさんが、いいどもっている
「葉隠れさんは、透明だからダイエットしなくてもわからない気がするが…」
リンクは、言いってみた
「乙女は、細くありたいものなの!」
葉隠さんに注意された
リンクは芦戸さんをジー…っと見る
「…何よ」
…服の張りから推測
ヒーリングオペレーションをするようになってから、大体の体重が予測できるようになった
「……+4kg位?」
「黙れ!!」ブン!
「ゲフ!」
芦戸パンチを喰らったリンク
どうやら正解したっぽい
「そういうのは、黙ってるもんだよ、牧場君」
葉隠さんに注意された
「ま、私はわかんないでしょうけど…」
葉隠さんはバレない自信があるようだ
「……」
リンクは葉隠さんをジー…とみる
「…どうだ!わからないだろ!」
…服の張りがお腹が増えてるのがわかる
さっき黙ってるもんだといわれたので黙っておこう
「そうだね、良く見ないとわからない位だね(意味深)」
リンクは優しい笑顔で話した
「……なに?その目…やだ!そんな目でみないでよ!」
お腹を隠す葉隠さん
+6kgって所か
「私は体調管理は完璧ですわ」
…確かに全く変わって無いように見える
八百万さんには効果なかったか…なんか悔しいデス!
「早くご飯寄越せであります!」
シィが催促してきた。
「おっと!ゴメン…じゃあ今日はこれ」
シーカーストーンから、大きなアップルパイを出す
机に奥と周囲に、バター、シナモン、リンゴの香ばし香りが周囲を包む
「…なに?嫌がらせ?…なんでダイエットしてる人の前でアップルパイなのよ!!」
葉隠さんが、ご立腹だ
「いや!コイツらのご飯だし…」
そう言って、牧場フェアリーズが、大きなアップルパイに食らいつく
「「「うま~い」ッス」であります。」
ショットが語り出す
「兄貴の飯は上手いっす!このサクサクパイにバターの香り…リンゴと喧嘩しない程度の絶妙なシナモン、リンゴの歯ごたえの少しシャッキリしているのに、しつこくない甘味と酸味…たまらないッス!!しかも、まだ温かいッス!」モシャモシャ…
…何処のグルメリポーターだよ、そしてなぜリポートする!
「…いや、今そんな事いったら…ヒ!」ザワ…ザワ…
女子チームの周囲の空気が歪んで…見える!
「…リンク」
「はい!なんでしょう!三奈さん」
抑揚のない声で呼ばれてしまった…
「放課後、一緒に【トレーニング】…しよ」ニコ…
…スケジュールが確定された
「いや…ちょっと用事が…」ガシッ!
嫌な予感がして、何とか断ろうとするが、葉隠さんに捕まった
「いやいや…女子とトレーニングだよ♪ハーレムだよ♪」
葉隠さんも参加するようだ
「…リンク…」
「ひぃ!」
耳郎さん…朝から顔を合わせなかったのに…
「一緒にやろうな…トレーニング…サポートしてやるから///」
「……はい」
放課後のスケジュールが確定したリンクでした。
ありがとうございました。