多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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文化祭03

雄英高校ーグラウンド

 

 

 

学校のグラウンドには多くの人が賑わいはじめている

 

中央は机が並んでおり、周りを囲む様に飲食屋台が並んでいる…

 

 

バンドが終わった後、リンクは制服も借りたが、チャイナ服は、初めてだ

 

…男物でよかった

 

麺は香りを保つ為、最低限の玉数しかストックしていない

 

 

「みんな!シミレーション通り…行くよ!目指せ!売上トップ!!!!」

 

「「「おーー!!」」」

 

5人のメンバーは、円陣を組んで、気合いをいれている

 

…男が2人なので、パワー不足な気がなるかな?

 

今回のラーメンは、魚介、豚骨、鶏のトリプルスープ

 

具はもやし、味噌漬けの黄身、チャーシュー…サイドメニューで、トロロ昆布飯…

 

麺だけなら600円、飯が150円になる

 

リンクはヘルプが呼ばれるまで、裏方…配膳や器の回収等をする事にした

 

 

 

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11:30

 

「いらっしゃいませー!!はい3つですね♪」

 

「ありがとうございました~♪」

 

 

お昼時になって、それなりに人が並んで来た…

 

でも、チャイナ服を着た兎田さん達が目当てっぽそうだが…

 

「リンク!製麺が追い付かない!お願い出来る!?」

 

お…兎田さんに呼ばれた、ついに助っ人タイムか…

 

「わかったいま…?」

 

2つ隣人が集まっている…あれって…

 

 

蒲鉾みたいな生地に直接、刃を入れて鍋に入れていってる…

 

「…高校で刀削麺って…ありかよ!」

 

 

 

※人の事あまり言えない

 

 

 

 

ライバルチームは刀削坦々麺…物珍しさからなのか、人だかりが出来てる

 

オマケに、こっちの視線に気付いてニヤニヤしてる…

 

「…こっちもちょっとやったるか…」

 

リンクは、机の使ってない奴を見つけ、台拭きで綺麗にして行き…

 

「牧場君?…一体なに…」

 

上田さんは気になっている…

 

「よっと…じゃ!行くよー…」ドス!ドス!…

 

見える所に机を置き、打ち粉をして…塊の生地を叩きつけ、生地の状態を確認し…

 

「セイ!」ビヨ~ン…ベシ!

 

おもむろに麺を引き伸ばして、伸びたら生地をねじり、また打ち粉をして、また引き伸ばす…

 

リンクがやってるのは【手延べ麺】である

 

「……すげ~」

 

「あれ…ラーメン?」

 

「中華街みたい…」

 

近くの子供や、大人、昼飯に来た学生が注目している…

 

あっという間に8人前の麺を作ったリンク…

 

「はい!よかったらどうぞ!三つ巴ラーメン600円でーす♪」

 

麺を切り分けながら営業するリンク…

 

お客さんが集まってきた

 

「…牧場くん…何者?」

 

兎田さんがリンクを指している

 

良く見ると他のメンバーの目が点になっている…

 

「飴細工の応用だよ…ほら!麺出来たよ!少し短めに茹でてね」

 

「お…おう!…目指す職間違えてね?」

 

チャカマシ!(注、やかましい)

 

七三メガネに麺を渡して、次の麺を作っていく…

 

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12:00

 

麺を作っていくリンク…

 

「セイ!…セイ!あ…緑谷!これから飯?」ビヨ~ン…ベシ!

 

「牧場君!ってなんで麺打ってるの!?」

 

緑谷とミリオ先輩、エリちゃんが来た

 

「へ~本格的だね」

 

ミリオ先輩が店を見ている

 

「………これ…どうやってこうなるの?」

 

エリちゃんが台の生地を見ている

 

「今からやるからちょっと待ってて…」

 

リンクは一人前に切り分け、別トレイに移し、新しい生地を取り出し

 

「行くよー…セイ!」ビヨ~ン…ベシ!

 

「伸びた!」

 

 

「セイヤ!…セイ!」ビヨ~ン…ベシ!ビヨ~ン…ベシ!

 

10回程繰り返し…麺が出来ていく…

 

「………ほぁ…」

 

ほあ?エリちゃんから変な声が出た

 

「ミリオ先輩…チャレンジします?」

 

話題を振ってみた

 

「え!オレ!?」

 

「まだ生地があるから大丈夫ですよ…ミリオ先輩の良い所見てみたいよね♪エリちゃん」

 

「う…うん」

 

無理矢理作らざるを得ない状況を作るリンク

 

 

「よ…よし!オレに任せて!」

 

少し不安な顔をしている…

 

ミリオ先輩と緑谷に手を洗わせ、手にビニール手袋をさせて、いよいよ初めての手延べ麺にチャレンジが始まる

 

 

「…なんでボクまで」

 

緑谷も無理矢理巻き込まさせた

 

「いいからいいから…じゃあ、まず1回目…横にビヨ~ン…」

 

「ビヨ~ン」

 

エリちゃんもリンクの真似をして両手を大きく広げる

 

「……ヨット!」ビヨ~…ぶち!

 

…1発目で切れた

 

「ミリオ先輩…アウト~、強すぎ」

 

「えぇ~~…」ガーン…

 

「ほ…よとと…」ビヨ~ン…ビヨ~ン…

 

ミリオ先輩はショックを受けている中、緑谷が頑張っている

 

「ほら!エリちゃん!応援応援!」

 

「が…頑張れ~…」

 

そうさせて緑谷にプレッシャーをかけるリンク…

 

「8…回!…出来た…」

 

緑谷はゆっくり慎重にやって出来た様だ

 

「おぉ!流石!…じゃあこれは緑谷達のお昼だね♪ミリオ先輩の奢りの…」

 

そういってミリオ先輩を見るリンク

 

「えぇ!!そうなの!?」

 

「「「はっはっはっは…」」」

 

そうして、変わった麺のラーメンを緑谷達に食べさせ、売上に貢献して貰った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

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