多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
放課後ーハイラル市役所横ーむしむしクラブ
ルクスは習い事のない日は、市役所の近くにある[むしむしクラブ]に来ている
ここではアゲハ先生…臨時職員が共働きの子供の世話をしている
ここで、母親を待ったり、遊んだり、宿題を片付ける子供でいっぱいだ
…ルクスは地図を見ている
「どうしたの?ルクスちゃん地図なんか見て…」
「あ…アゲハ先生、あのね、コログの森に行きたいから探してます。」
「…コログの森…」
…アゲハ先生は、困った顔をしている
「…コログの森は~…ここにあるって話だけど…でも、行くのはダメよ」
「え…どうしてダメなのですか?」
ルクスはあの大妖精の言葉で行かなきゃダメと思っている
「…コログの森は、迷いの森って所に囲まれてて、そこ迷ったら最後…ゾンビになっちゃうわよ~♪」
「?…牧場があるって聞きましたが」
更に突っ込むルクス
「…あぁ…あの牧場は、特別でね…普通の人がたどり着いた事がないの…でも…あそこの牛乳は凄く有名ね」
「…たどり着けないのに牛乳は、手に入るんだ…」
矛盾に切り込むルクス…
「え…えぇ、専門の業者さんがいるみたいだけど…ごめなさい、どうやっていってるかはアゲハ先生もわからないわ…」
「…そうですか…その牛乳って何処で売ってますか?」
ルクスは牛乳の売ってる場所を聞いてみた
「…農協ストアか…ハイラル駅の売店で売ってるのを見た事あるわね…でもルクスちゃんには高くて買えないわよ♪」
可愛く返事をするアゲハ先生…
「ありがとうございます!先生」
ルクスは次の行動に移す…
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金曜日ー夜ー赤獅子家
赤獅子家は小高い丘の上にあり、ヨーロッパ風のちょっとしたお屋敷位あり、そこの離れにルクスの部屋がある
ルクスはカバンを準備していた
「えっと…地図…お菓子…お金…水筒……あ!コンパス!」
ルクスは、何とかしてデクの木サマに会いに行こうとしていた
手元に少しづつ貯めたお金を手に確認を取っている
5000円位のお金を確認し、ルクスは決行に移す
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赤獅子家ー土曜日ー早朝
ルクスは書き置きをして、家をこっそり出る
「……そろ~と…」
忍び足で抜けようとするが…
「あれ?お嬢様?どうしたのですか?こんな朝早くにそんな大きなカバン持て…」
家政婦に見つかってしまった!
「!!!見田さん…い…いえ…なんでも…」
「そうですか…では部屋にお戻りください」
「えっと…はい…」ガックシ…
とぼとぼと戻って行くルクス
ミッション失敗!
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次の土曜日ー早朝ー 日が昇る前…
「…今度こそ…」
今度は裏庭から脱出を試みる
裏庭の隅を植栽に隠れながら移動していったが…
ワンワン!
「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」
「お、お嬢様!?どうしてそんな所に…」
番犬に吠えられ警備員見つかってしまう
ミッション失敗!
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次の金曜日
扉に鍵を付けられしまった為、内線をしないと開けて貰えない…
「…よいっしょ」
窓からカーテンを縄にして、脱出を試みる
「…何をしてるのですか?ルクスお嬢様…」
「な…なんでいるのよ!!」
また見田さんに見つかってしまう…
ミッション失敗!
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次の金曜日ー夜
今度は窓に格子を付けられた
「…こんな程度で諦めないんだから…」
ルクスは[ディンの炎]で格子を破ろうと試みる
「……あともうちょっと…」ジュゥゥゥゥ…
「今度は破る気ですか?」
また家政婦が現れた
「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!見田さん!!?どっから現れたのよ!」
「そこですが…」
指を指した先にはクローゼットがある
「…では失礼します。もう諦めて下さい…私は【いつでも】見てますから…いつでも…」
そう言って、クローゼットの中に戻って行く家政婦…
「何!?ルクスの部屋、クローゼットに道があるの!?」
しかしルクスはクローゼットを調べたが道がわからなかった…
ミッション失敗!
ありがとうございました。
トワイライトプリンセスのアゲハ嬢登場!
むしむしクラブは地元だと、ひまわりクラブっていう子供の預りをする所です。
オリジナルキャラクター
見田さん
職業:家政婦(キッズマインダー資格有り)
個性:盗み見
登録者を10人迄、相手の視界を見る事が出きる
但し、24時間以内に登録者と再接触しなければ登録は解除される
問題児対応、最強の家政婦!
「わたし…見ました…」