多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
ホテル
成田空港ー夜
無事に帰って来たリンク
機内食も付いてて、リッチな気分で東京に来たので、少し浮かれいる
「にしても新幹線よりやっぱり早いな~…あれが無ければ…」
あれとは、牧場フェアリーズの事である
シーカーストーンから出なければ何もないのだが、コイツらだって外の空気は吸いたいだろうと何時もはもう1席確保して乗っている
新幹線は専用のケースが有れば、特に何か言われる事は無い、手荷物扱いなのだが…
飛行機は貨物に預け無ければならず、かなりキツイ環境だったようだ
現在、牧場フェアリーズはシーカーストーンの中で、回復中…何でも暑かったようだ
…今度から飛行機は注意しよう
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某所ーホテル街
雄英高校まで戻ると門限に間に合わないので、駅で降りて、インパ課長指定のホテルに行くと、なんかヒーロースーツに身を包んだ人が一杯いた
「なんか…事件でもあったのかな?」
さほど気にせず、ホテルにチェックインするリンク
案内の人の話だと、最上階に大浴場があるそうだ
…荷物を置いたら行こうか
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大浴場
湯船に浸かるリンク…
「……ふぃ~…」
束の間の休息を取っている…
「向こうまで競争であります!」ぴょん…バシャバシャ…
「負けないッス!」ぴょん…バシャバシャ…
いきなり飛び込む船妖精ペア…
「シィ、ショット…湯船で泳ぐな、迷惑になる」
「なは~…」プカプカ…
浮き輪で流されてるケミィ
「あんまり遠くに流されるなよケミィ…」
ナビィは女の子なのでお留守番…シィとショットは女の子だがそういうのは気にしない様だ
ケミィは…性別あるのか?…考えるだけ無駄そうだ
今は無心に過ごそう
「…?この人形…」
あ…ケミィが隣の客まで流されてた
「あ…すみませんって…あれ?」
どっかで見た顔が…
「オヌシ、リンクか!合宿以来だな!」
「お餅の人なのです」
ケミィ、人を指差さない
プッシーキャッツの虎さんが入浴中だった
「お久しぶりです。今日はどうしたんですか?」
それとなく聞いてみた
「今日は下半期のビルボード…ヒーロー活動のランキングがあったからな…今日はここに泊まって明日に帰る予定だ…雄英にも復帰の挨拶にいったんだが…そっちはどうなんだ?」
「こっちは自衛隊に連れられて音速飛行機して、森の迷子に付き合って、怪しい偉いおじさんに変な目で覚えられた帰りですよ。寮の門限に間に合わないから、ここに泊まる事になってます。」
「……すまぬ、言ってる事が理解し難いのだが」
あった出来事をそのまま言いましたが何か?
「まぁ…そんな感じですよ…こうた君は?」
「もう先に上がりおったわ…」
あ…そうだ、ついでに聞いて見よう
「そう言えば虎さん」
「なんだ?」
「自宅で父さんに『その子とどこまで行ったA?B?』って聞かれたんですけど…AとかBってなに?」
「フンヌ!」ベシ!
虎さんにデコピンされてしまった
「アダ!…何するんですか?」
「浮かれる出ないぞ小僧!まだまだヒヨコの分際で…修行が足らんわ!もっと自分の技を…己の牙を鍛えんか!」
…どうやら浮かれる事らしいって事がわかった
「…了解、牙を磨くッス」
まだまだ未熟って事だもんな
「そういえば、ヌシは必殺技は増えたのか?」
「…海王のお陰でパワーアップしたのは良いですが…コントロールが難しい時があります。他の技の馴染みは凄く良いのですが…癒しの歌や変身系の歌はあんまり変わって無いようですが…」
少し虎さんが考えている
「…そうか、癒しの歌の奴は我で、練習してみるか?」
「え?良いんですか?」
「どうせボブ達が帰って来るまで暇だからな、コウタも寝かす時間だ」
「じゃ、後で行きますね…」
夜のスケジュールが決まった。虎さんは1回経験してるから失神する事無いだろう
プッシーキャッツの部屋に行こう
リンクは気付いていなかった。ルクスは無意識に知恵のトライフォースで、レジスト…効果が薄くされていた事を…