多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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商人

サポート科前ー工房

 

リンクは扉の前まで来ていた

 

「これって治るのかな?」

 

ボロボロになった盾を持ちながらサポート科の重厚な扉に手を掛けたその時だった

 

ピシュン!…ベキン…ボロボロ…

 

扉からレーザーが突き抜け、たまたま手にあった盾に当たり、形状を保っていた盾に止めを刺した

 

『ラヴィオ!実験する時は実験室でって言ってるんだよぉ!!赤点にするよぉ!』

 

『す…スミマセン…暴発しちゃいました。』

 

中からパワーローダー先生とラヴィオ先輩の声が聞こえる

 

「…」(((((((・・;)

 

若干入るのが億劫になったが、入らなければ盾は無くなったままだ

 

「…スミマセン!いいですか?ヒーロー科の牧場です」

 

扉をノックするリンク

 

『あれ?勇者くん?…どうぞ~』

 

…とりあえず入ろう

 

ーーーーーーーーーーーーーー

サポート科ー作業室

 

中に入ると背中からメカニックな触手を背負ったラヴィオ先輩が、前に渡したガーディアンナイフを手にしていた

 

「勇者くん久しぶり!今日はどうしたの?」

 

「…新しい盾を下さい」

 

そう言って真っ二つに砕けたボロボロな盾を見せた

 

「おおう!!Σ(゜Д゜)随分頑張ったね…えっと参考迄にどうしてこうなったか聞いてもいい?」

 

「…酸攻撃と銃弾…止めは今扉の前です…」

 

「む!?…それはゴメンね~…えっと…前のでいい?それとも新しくする?」

 

一応悪いと思っているようだ…新しい奴?

 

「先輩?新しい奴って…」

 

そう言って奥から色んな盾が出てきた

 

「これっ…なん…だけ…ど!」

 

台車を押すラヴィオ先輩…重そう

 

「ふぅ~…色んな用途に合わせて作った盾だよ」

 

透明な盾に岩みたいな盾、木の盾、鏡みたいな盾等、沢山あった

 

「まぁ…好きなの選んでよ…その代わりなんだけど…」

 

「?」

 

「また…あの青い石無いかな?」

 

「青い石?」

 

「ほら!腕輪に嵌め込んだやつ」

 

「ああ!ラネール鉱石か…在庫あるかな?」

 

シーカーストーンを手に中を見ている

 

一応アイコンがあったがタップしても反応が無い

 

「…あれ?」

 

《在庫が希少のタメ、渡すなです。欲しければ旧ゴロンシティの発掘跡地にいくです》

 

…ケミィが希少な材料を渡すのを拒否してメッセージを出して来やがった

 

「…すみません、在庫が少ないから採って来いって…」

 

「そ!そんな!!?少し!少しでいいんだ!期末のレポートが…」

 

必死に頼み込むラヴィオ先輩

 

 

「…シィ、何とかならない?」

 

ポケットのシィに頼む事にしてみたが…

 

「希少なので嫌であります」

 

「シィに同意ッス!只でさえ材料が不足気味なのに無理ッス」

 

ショット迄同意してきた

 

「お前ら、一体何を作る気何だよ…前に壊れた発目の道具貰ったばっかりだろうが」

 

600kgはあったはず

 

「新しい艤装に全然足りないであります!砲弾も少ないであります!」

 

…新しい艤装を作っているようだ

 

「スミマセン先輩…コイツらを説得出来ないと無理ッス」

 

「そ…そんな~~~…」orz

 

ラヴィオ先輩は落ち込んでいる

 

 

「…何とかならない?」

 

一応聞いてみた

 

「…このラネール鉱石の替わりなら作れ無くないであります」

 

シィの提案は代替案だった

 

「ラネール鉱石の替わり?」

 

「…!ああ!古代の炎の炉ッスか」

 

「えっと…なにそれ?」

 

リンクは聞いてみた

 

「ラネール鉱石が永久電池なら、古代の炎で作ったニッケルとカリウムを使って充電式電池が出来るであります」

 

 

「な!そ…それはどうやって…」

 

「「「秘密」であります」ッス」

 

ラヴィオ先輩の求めに黙秘権を執行した

 

「お願い!お願い!お~ね~が~い~し~ま~す~!!」

 

「妖精技術の技術保護は無い故に無理であります」

 

「相応の対価を寄越しやがれッス!」

 

ラヴィオ先輩に対して厳しい牧場フェアリーズ…

 

「…お前ら、一応先輩なんだぞ」

 

リンクはこっそり話したが

 

「ここで技術を見せれば中○や韓○みたいにパクるであります…そうしたらウサギ人のタメにならないであります。」

 

おい、今政治的に不味い事言ってないか?

 

「…そうだよね、只でさえ、凄い技術だもんね…」

 

そう言ってラヴィオ先輩は1枚の紙を出した

 

「えっと…請求書?…!!!」

 

リンクは渡された紙の中身を見て驚いていた

 

「…確かに僕と勇者くんは専属契約を結んでいる…でも対価がまだだよね?」

 

そこにこう書かれていた

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

勇者君への請求書

 

オオワシの弓…384000円

 

巨岩砕き…462000円

 

古代の腕輪…365000円

 

ロウラルの盾…120000円

 

 

合計…1,331,000円

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「たっか!!!133万…」

 

「さぁ…どうする?…このまま請求書の金額を払うか…技術提供とラネール鉱石で支払うか…」

 

ラヴィオ先輩は本気だ

 

「これはそんなに高いであります??」

 

金銭感覚のない牧場フェアリーズ

 

「これを払うのに10年間オヤツ無しになるぞ」

 

「「「…は?」」」

 

こういう時はオヤツで換算すると状況が伝わり安い

 

「卑怯ッス!」

 

「あんまりであります!!」

 

「不当要求です!」

 

あまりの出来事に引き込もっていたケミィまで出てきた

 

 

「…なら分かっているよね?賢い君達なら…」ニヤリ

 

…その後、ラヴィオ先輩の元に《太古の炉》を作り、《ラネール鉱石》を渡した

 

「ご利用ありがとうございました♪盾は出来たら届けるからね♪ヽ( ̄▽ ̄)ノ」

 

 

 

 

 

 




10/1よりまた更新始めます。
またよろしくお願いします。

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