多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
グラウンド
特設ステージの上で、皆が番号順に個性溢れる紹介をしている
「皆いいわよ!やれば出来るじゃない!心配して損したわ!!」
そしていよいよ爆豪が終わってリンクの番号になった
「…大丈夫、簡単な紹介ならウワバミプロダクションでやってる!」
そうして気合いを入れ直しステージに上がって行く
『始めるわよ!…いやー今回大活躍だったじゃないですかー!リンクさん!!』
「どうもありがとうございます。」
『リンクさんはどんなヒーローを目指しているんですか?』
「ヒーローは目指してません」
『えっと…』
「ヒーローの先を目指してます。地元で
『…成る程!より上を目指しているんですね!必殺技はどの様なのをお持ちでしょうか?』
「えっと…先生!ここってオカリナ使って良いですか?」
ミッドナイト先生に聞いてみた
「ええ!構わないわ!」
「じゃあ、僕の個性は"妖精の力を借りる・召喚する"です。まずは科学妖精ケミィ!…ケミィ?」
リンクは胸ポケットを覗いて見る
『『『ケーキが1番オカズは2番♪3時のオヤツはチョコレート♪』』』(某カステラcm風)
他の科学妖精達と小さなステージでコサックダンスを踊っていた
…ダメだ、コイツら「外に出したら想定外の事をしてやる」という脅しを混ぜつつ外に出ることを拒否してやがる
「…都合により別のを紹介します。」
静かにポケットに蓋をしたリンク
『なに?居なくなってたの?』
「いいえ、コサックダンス踊ってました。オヤツ戦争起こすよりいいですが」
『ポケットの中は何が起こってるの!?というかポケットの中で戦争って…別のと言うと?』
「これです。シィ!ショット!」
そういうと背中の矢筒から船妖精が出てきた
「正面に~…敬礼であります!」
「敬礼ッス!」
それぞれ両肩に立ち、水兵特有の敬礼でMt.レディに挨拶した。
『今度は水兵みたいな可愛いのが出て来ました!』
…良かった、ちゃんと出てきた。
「革の帽子の方がシィ『艦載妖精』でベレー帽の方が『砲撃妖精』です」
『そうなんですね!どんな事が出来るのでしょう』
Mt.レディはシィ達にマイクを向ける
「やって見せるのが早いであります!」
「そおっス!リンクの兄貴!行くッス!」
気合いが入っているシィ達、今回は新作の披露もかねてるからな
「わかった、[水龍のウロコ]を籠手に入れて…モデル"熊野"!抜錨用意!」
「「了解!」」
すると足元に熊野の文字が青く浮かび上がり鎖が伸びてそれぞれ専用の艤装が展開されていく、最初に着ていたヒーロースーツは青い光になってシーカーストーンにしまわれ、足が長い靴下に艤装の靴、ズボン?カッターシャツ、茶色のブレザーが変わっていき
リンクの背後から伸びた鎖が背中に着くと変形し肩のサポーターの様に前方から伸び
前から伸びる鎖を2本リンクが引くと盾のように見える滑走甲板にショルダーバックの様になっている砲撃台が飛び出してくる
「「「あわわわわわ…」」」
…女性陣が変身していくリンクを見ながら顔を赤くしている
甲板が目の前にくると左手を伸ばし甲板下のベルトに腕を通し、そのまま右手を突き上げながらクルリと回転しショルダーの砲台を肩からかける
「…準備OK!シィ、行くよー!」
「はいであります!発艦!」
リンクは左腕を伸ばすと滑走路からラジコンサイズ瑞雲が飛び出してグラウンドの空を旋回している
「シィは小型の零戦や九十九爆撃機等を操縦し、索敵、制空権の確保、先制攻撃、接触がメインになります。」
『そうなのね…接触?』
「自分と相手の距離を教えて…ショットにより正確な狙撃が出来る様にします。」
「艤装にもよるっスが、2海里までは射程内ッス!」
背中の砲身がクイクイっと動いている
『頼もしいペアですね!』
「でも海や底がそれなりにある川じゃないと威力が半減しますし、今は[水龍のウロコ]を着けているので移動はなんとか出来ますが、重くて水平移動しか出来ない上に、道路みたいな所だと歩道への段差が登れません」
『つまり、この子達は水辺専用って事?』
「そうです。シィ!戻ってきて」
『了解であります!』
頭の無線からシィの返事が返ってくる
『…あと…その…』
「どうしました?」
『…あの装着?変身?だけど…そういう格好が多いの?私的には凄く美味しそうで有りなんだけど』ジュルリ
「美味しそう?……な!!!シィイイイ!!!!」
シィ達が気合いを入れた結果本来の姿である女性用の服が展開され、女装になっており、ミニスカートを履かされている事に後から気付いたリンクでした。
続く
ナビィとファイは次回で…(´д`|||)