多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
サポート科ラボ
久し振りに発目さんを見た気がする
「なんですか!?なんですか!?なにをするんですか!?」
「近い!近い!…コッコを食べる為に火力のある武器がないか相談に来ただけだから」
「なんだ…料理には興味ありません」
そう言って奥に歩いていった
「でもハイラルのコッコなんて良く食べようと思ったね。だってあれライオンに襲われても返り討ちに合わせる鶏でしょ?」
む?発目の動きは止まった
「そうなんですよ。ハイラル最強生物の称号を持ってる鶏ですから生半可な道具じゃ役に立たないんですよね」
「道具ならこのラヴィオ商会にお任せあれ!中途半端な試作品じゃね」
…なぜ「中途半端な試作品」を強調した
「…まあ試作品だと不安があるかな?」
そう話をしているとバイオ◯ザードのゾンビみたいに発目がこっちにきた
「…私の…どっ可愛いベイビー達が…中途半端?…」
あれ?発目さん?目が怖いのですが…
「いやいや、頑張って新しいのを作ればいいよ?伝統に裏打ちされた技術を頼ってくれる勇者くんは本当に信頼出来る物は何かしっかり解ってるみたいだし…ね!」
「……勝負です。」カチン!
「ん?」
「今度こそどっちのサポートアイテムが優れているか勝負です!これ以上化石に負けてなんかいられません!」
「カセ…よし!受けてやる!!太古の技術を現代に甦らせた技見せてくれる!!」カチン!
ラヴィオ先輩と発目が火花を散らしている
「おいもう下校じか…またこの二人なんだよぉ」
あれ?パワーローダー先生いつの間に
「最近ラヴィオのアイテムと発目のアイテムどっちが良いか人気が割れてライバルみたいになってるからね。
まぁお互い良い刺激になってるからいいんだけど…たまにやり過ぎるんだよねぇ…系統が違うから本来噛み合わないはずなのにぃ…」
パワーローダー先生と話しているとラヴィオ先輩に声を掛けられた
「コッコのいる日はいつ?」
「えっと◯△日ですが…」
「じゃあ前日の◯×日の放課後、どっちがコッコをサポートアイテムで倒せるか勝負だ!」
「良いでしょうぅ!!私の新作、どっかわいいベイビーの素晴らしさを証明します!」
…ただのローストチキン用なんだが…大事になってしまった気がするリンク
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夜ーアライアンス
砂藤と轟、切島を集めてこのサポートアイテム対決の事を話した。
「ローストチキンの話からなんか大事になっちまったな」
「でも正直助かった、1人じゃ無理だからな」
切島はなんでそこまで?って顔をしている
「たかが鶏だろ?なんでそこまで…」
「猛獣を物理的に殺す事が出来る鶏だよ?」
「そんなスゲー鶏なのかよ!」
「でもその分栄養をあの小さな体に蓄え、味は極上品らしい…これネットの通販の奴だけど」
スマホでハイラル畜産のページを皆に見せる
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マロマート ハイラル本店通信
トリもも肉 100g ¥150~ セール中
トリむね肉 100g ¥139~ セール中
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コッコもも肉 100g ¥4300~ 売り切れ
コッコむね肉 100g ¥3900~ 売り切れ
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アライアンスー
「「たっかぁ!!!!」」
「…和牛なみの鶏肉」
砂藤と切島は値段にビックリしている
轟は冷静に和牛の価格と比べている
「僕も自分があげてる牛乳の価格を知ってから、たまに見てるんだけど…これは…」
家の牧場に何羽もいるしそんなヤバい奴とは思わなかった。
「これを…クリスマスパーティーにか」
砂藤が冷や汗をかきながら考えている
「…でも、この価格でも売り切れって事はそれだけ多くの人に認められてるって事だよね」
喰ってみたいと言う欲求が心を一つ?にし始めた
「…とりあえず…作戦は…」←轟
「どうするんだ?」←切島
「まずグラウンドの使用許可を貰わなくちゃだな」←砂藤
「まかせろ(黒笑)」
ダメと言われても根津校長にトアルチーズ渡せばイケるはず
そうして「(仮称)コッコ食べ隊」の作戦会議は消灯ギリギリまで続いた
…我ながらネーミングセンスの無さに嘆いてしまう