多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
◯×日ー放課後ーグラウンド
ヒーロースーツに身を包んだ砂藤、切島、轟、リンクが準備をしていた。
根津校長への根回し…はしなくて良かった。
相澤先生に話したら「パワーローダー先生に話しておく」ってなった
…コッコの倒し方に興味があるようだ
不気味な感じが気になるが何かあったのか?
そうしているとセメントス先生とパワーローダーに連れられて長いロッドを持ったラヴィオ先輩と何やたホバリングしているリヤカーを引いた発目さんが来た
「…ラヴィオ先輩は何となく火炎放射っぽいのに対して発目さん?それなに?」
「よくぞ聞いてくました!!これぞ私のどっ可愛いベイビー第97子[ポインターヒーター]!!それポチ」
Buin……
そうすると4っつの円盤が怪しい光を放ちながら浮き発さんの近くをフワフワしている
「…弱点は火と伝えたはずだが?」
「これは超低温な敵を想定したサポートアイテムになります!超音波でターゲットを追い掛け、収集した電磁波を利用して相手を瞬時に設定温度まで加熱出来ます!今回のは1500℃まで理論上対応可能です!!!要は温めればいいのでしょう!?」
…電子レンジみたいなもんか?…益々ダメな気がしてきた
「対するラヴィオ先輩は…火炎放射器にしてはなんかゴツい…」
「これは[ファイアロッド]!!ロウラルの古代遺跡から発掘され、ボクの手で現代に甦らせた現代科学と古代科学の融合!炎をコントロールすることが出来る…はず!」
…「理論上」とか「はず」とか…やっぱり失敗しそうな香りがプンプンしてきた。
「…大丈夫なんですか?」
「…多分、試験はしたって言ってたしぃ…まあここなら失敗しても被害はないだろう…ふひひ」
思わずパワーローダー先生に確認をとってしまった。
「…じゃあルールの説明!コッコが現在、グラウンドの中心に左右1羽づついます。それぞれのアイテムを使ってコッコを攻撃し、[ヤキトリ]状態になったら決着です羽が一気に焼けると気絶しますので、より早く[ヤキトリ]状態にした方の勝ちになります。…覚悟はいい?」
ふたりが頷くのを確認して、コイントスにより、右手がラヴィオ先輩、左手が発目が狩ることになった。
…他の先生達や暇な普通の生徒も見に来ている
「あわわわ…緊張してきたぁぁぁぁ…」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
「どうせなら企業の方も呼べばいいのに」ドッシリ!
…緊張で震えるラヴィオ先輩に対照的にドッシリ構える発目さんが印象的だが…本当に大丈夫なんだよね?
「それじゃいい?この矢が地面に落ちたらスタートだから…」
リンクは弓を空に向かって構えて放った
高くあがった矢はゆっくり放物線を描きながら落下していく
矢が落ちてくるのをしっかり見ながら構えるラヴィオ先輩達を他所にリンク達は事前に決めた配置についてリンクはシーカーストーンで[じいちゃん]…オフロードバイクの妖精に火を入れる
じいちゃんには現代バイクにあるセルスターターが無いのでキックでエンジンを吹かしていく
「頼むよじいちゃん!」
『任せておけ!ガソリンビンビンじゃ!』Buooonn!!…
次回、じいちゃんが大活躍