多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
ハイラル市役所ー中庭
雪が片方に集められ、職員の趣味なのかは不明だがハイラルを代表するゴロン、ゾーラ、デクナッツ、リト、想像だけで作られた全く別物のデクの木サマ等の雪像が4方の辺に沢山並ばれている
「リンク兄さん、ここでやろう。」
リンクは周囲に人が居ない事を確認し、早速教える事にした。
「えっと、じゃあ行くね」
首からかけてるオカリナに息を送り、[♪サリアの歌]をした
久し振りにサリアの歌をしたが近くの妖精は来ていない
「えっと…この音だと、こう、こう、こう、こう…」
ルクスは、風のタクトを振り始めた、タクトを振ると不思議な音が音階となり、[♪サリアの歌]を完成させて行く
そしてルクスの[♪サリアの歌]にアレンジを加える様にオカリナの音を混ぜて行き、少しケルト音楽の様な感じになった。
メロディが終わるとナビィとネーリは互いにクルクルと旋回しながら空へ昇って行き、また降りてきた。
「「コンタクトガ終ワッタワ」ヨ」
「コンタクト?」
ルクスが聞いてみている
「コレデ[♪サリアの歌]ヲスレバ」
「イツデモ会話ガデキル様二ナッタワヨ」
そっか、
「でもいいの?」
「何が?」
「ボクとコンタクト結ぶ形になっちゃったけど、ルクスは良かったのかなって」
「むしろ、他の人がヤダ」
ルクスは露骨に嫌な顔をしていた
「ねぇ、一緒に写真取ろう!記念写真、記念写真♪…あれ?」
ルクスはカバンの中を探している
「どうしたの?」
「携帯が…あれ?」
携帯が見つからないようだ
「ここって電波は…ギリであるな、番号教えてくれれば鳴らすよ」
「えっと、090の…」
ルクスに言われた番号を入力し、発信した
ピピプピ!
「あ、ポケットに入ってた」
「あったなら良かった。気をつけなよ」
「はーい」
防寒着のポケットからルクス出てきた。リンクは厚着してたから埋もれていたんだろと特に気にせず、ルクスの携帯で2人と妖精2体の写真を取った
※ここでもルクスは嘘を付いていた。携帯を無くしたフリをし、さり気なくリンクの電話番号を手に入れる事に成功、教室に持ち込まてた少女漫画の恋愛の話が最近クラスで多くなり、彼氏持ちがスゴーイ等と言われてたのを見て、自分にも年上の彼氏がいると周りから色々と持て囃されたいし、リンクに他の彼女が出来て欲しくない為ルクスなりに布石を打ったのである
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リンクルサイドー特別生物対策課
お土産を持って1度戻ったリンクル
「ただいま戻りました〜…」
ラナがパソコンに向かっていたが、リンクルが帰って来た事に気付いた。
「お帰り〜出張おつか…どうしたの?顔が凄い事になってるわよ」
本来、ライクライクで皮膚の角質を食べて貰ってお肌ツルツルになるのだが、飛行機の中でいきなり癒やしの歌体内マッサージを受けた為、全身から古い皮膚が剥がれかけ、ボロボロの脱皮をしてしまっているリンクル
少し触れれば簡単にツルンと古い皮膚が取れ、卵肌が現れる状態だ
「リンクの[♪癒やしの歌]…多分何かな混ざって別物になってる奴貰って全身痒いのよね…地下のシャワー室借りてくる」
「え…えぇ、行ってらっしゃい。これカギね」
「サンキュー」
地下でシャワーを浴びに行く通路で、色んな人にジロジロと見られ気になりながらシャワー室の鏡を見ると…
「きゃああああ何!?この顔!皆がジロジロ見てたのこれ!?」
脱皮しかけの顔を見てビックリした