多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
アライアンスー寮前
朝、リンクは部屋から持って来た30㌢程の像を持って寮の入口の前に置いてオカリナを構えた。
「気を付けて行ってこい…」
「はい…ナビィ!」
リンクはオカリナで【♪大翼の歌】を奏でた。すると白いキラキラ輝く大きな翼が生える様に妖精力の翼が背中に出来、空へ飛び上がった。
そんなリンクを見送っていた相澤は像を回収し管理室に戻した。
「…像と像の間を高速移動出来る個性か。像は屋外に無いといけないが楽だな…オレにも作って貰えないか聞いて見るか。」
相澤先生は大翼の像を買えないかハイラルに問い合わせて見る事にした
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ハイラル市役所前に到着し、リンクは着地する。ほんの数日前に来たばかりなので然程変わっていない
「まさか3分で到着出来るとは…」
コレって殆どワープじゃね?って思いながら職員用入口に入って行った。
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リンクは人事部に行った後、インパ課長がいる特別生物対策科に向った。
「今日からよろしくお願いします。」
「うむ、まぁ昔から知った中だがインターンとはいえ仕事仲間だ。しっかり学ぶ様に」
「はい」
「養育係は…リンクル、お前が面倒みろ」
「えええ!私今18時間連続勤務ちゅ…」
「それは代理を頼んで休んだ結果だろうに…実績がリンクがいなくなってから随分落ちたな?」
「ぎく」
「しかも、待機の時間に来訪の男に…」
「リンク!しっかり面倒見てあげるからね!」
「………ハイ…」
リンクル姉さんが…担当…絶望の未来…しか見えない!
「リンク、お前のスケジュールだ」
インパ課長に渡された紙には最初の5日間のザックリとしたスケジュールが書かれていた。
『5:00、養鶏場の手伝い
7:00、朝食後、新人武闘訓練
12:00、昼食
13:00、依頼の任務
18:00、夕食後、新人特別訓練』
21:00、風呂
22:00、就寝』
「…武闘訓練?」
「あぁ、昔からの伝統でな…ハイラル式古武術の基礎をやって貰う予定だ。今日は中の案内と隣の宿舎で休むがいい…明日からはやる事は多いからな」
取り敢えず今日は市役所の中の案内を受けている、天然温泉、サウナがついた風呂、職員なら超格安で受けられる食堂、負傷した時の病院も併設されており、小さいがマロマートで日用品とかの買物も出来る、市役所なのにちょっとした町の様になっているので別に特に用事が無ければ一週間位引きこもるとかも余裕である。
宿舎は個室で3畳程、ベットに小さな机、小さな冷蔵庫に洗濯機も着いていた。…まぁ食事も殆ど市役所で取れるしこの狭さも納得だろう。
明日からはインターンだ今日のうちにシャンプーとかも買っておくか