多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
スタジアム内
リンクは、デグナッツモードを早々に解除した
、誘拐されかねないからだ
みんなは次の騎馬戦の交渉をしている
一方リンクは…
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スタジアム外ー通路
仮設テントで、プロヒーロー達の相手をしていた。
「ハイラル食の体験は、こちらでお願いしまーす!」
農協のスタッフの助けの元、ハイラル食材の体験及び、農協との契約診断、リンクの個性による料理の認知がメインになっている
さっきの障害物鬼ごっこのおかげか、結構な人がいる
「デステゴロさん…ですね、体験ですか?」
事前に記入してもらったアンケートに
「あぁ!ヒーローは怪我も多いからな!他に見たこと無い奴あるか!?」
変わったのが希望か…
「デステゴロさん、これ素手で持てますか?」
「どれだ?」
リンクが指を指す先には、ケミィがガスコンロで熱々に熱せられた焼石が…
「どうぞです」
耐熱トングで差し出す焼石
「無理に決まっているだろ!」
普通は無理だよね
「では、このケーキを食べて下さい」
リンクは、ひんやりメロンのケーキを差し出す
「いやいや!ケーキだろう!これは!」
全力で突っ込みを入れるデステゴロ
「騙されたと思って…」
勧めるリンク
「…まぁ、さっきの見たからな…」
デステゴロは、疑いながらもケーキを食べる
「…!何て上手いんだ!メロンがこんなに…」
デステゴロは、興奮している
「そろそろ、効果が出るころだ…」
リンクは、デステゴロを見ている
「うぉ!なんだ!?」
デステゴロの体の周囲を雪が旋回し、収まった
「次は、このドリンクを飲んで下さい。」
「これは?」
「薬効が強い、ヒケシトカゲとヒケシアゲハのドリンクです。飲みやすい様に、ひんやりメロンで割って見ました。」
デステゴロは飲むと、似た様な現象がまた起こる
「では、持って見てください」
「本当に大丈夫なのか?」
恐る恐る、指で焼石を触るが、最後には普通に持ってしまう
「……こいつは驚いた…全然熱くない!」
デステゴロは驚いている
「火傷も無いでしょ?さっきのひんやりケーキと燃えず薬のジュースのおかげです」
「………すごいな…これも牧場君の個性なのか!?」
デステゴロは、あっけに取られている
「ボクの個性で、効果はかなり上がってますが、ハイラル食材だけでも、効果はありますよ♪」
農協の人いわく、ハイラルの食材は、大妖精の泉の水のお陰で、育った野菜や動物、昆虫等、妖精の影響を受けている為、こう言う効果を持つのが多いらしい
それでも、リンクは妖精レニーのお陰で、通常のなん十倍も効果にブーストが掛かっている
「………どこで手に入る!?」
必死なデステゴロ
「あそこの農協の人に声をかけて下さい。」
リンクが指を指した先には、長蛇の列が…
「…あれに並ぶのか…」
良く見ると3時間待ちの案内が出ている
「…牧場君から買えないか?」
リンクは首を横に振る
「農協の人に怒られます」
ガッカリするデステゴロ
「…仕方がない、並ぶか」
デステゴロは行ってしまった
「ありがとうございました!」
お辞儀をするリンク
「次の方、どうぞであります!」
次の人を呼ぶシィ
まだいっぱい並んでいる
ありがとうございました。