多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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1年生ー1学期ー期末試験
期末試験01


教室

 

 

リンクにとって、最大の試験が待ち受けていた…

 

 

「来週期末テストだからな、ウチは文武両道が基本だから、頭と体両方シッカリ鍛えとけ、特に中間、赤だった奴、夏休み…あると思うなよ、シッカリ勉学に励むように…」

 

 

相澤先生は、教室にキツイ物を落としていった

 

 

リンクは、ギリギリ黒で、それこそ瀬戸際の魔術士と言える程に、狙って無いのにギリギリになっている

 

 

「やべー!勉強やってねー!」

 

 

「最近、職場体験やらで全く勉強してなーい!」

 

上鳴と芦戸は頭を抱え込んでいる

 

 

 

リンクは冷や汗をかいている

 

 

 

「また学習装置です?」

 

ケミィがワクワクしながら聞く

 

 

絶対にやだ!

 

「…頑張ってみる…補習になったら、お菓子作る時間無くなるもんな」

 

 

ナビィ達は固まった

 

 

「どうにかして座らせるであります…」

 

「どうやるです」

 

「仕方ガナイワネ」

 

ナビィ達よ、本人のいない所でやってくれ…

 

 

…上鳴達が、八百万さんに勉強を教えて貰えないか懇願している

 

 

「…モモ様、自分めにも御教授願え無いであろうか…」

 

リンクも乗っかる事にした

 

 

?八百万さんの機嫌がいい

 

「まぁまぁ!でしたら私の家で勉強会をしましょう!私の家なら広いですし、集中出来ますわ!」

 

 

なんだ?なんかプリプリしている

 

 

「じゃ!今週末はヤオモモの家に決定!」

 

芦戸、上鳴、切島、瀬呂、葉隠、尾白、麗日、リンクは八百万家に向かう事にした

 

 

 

ビク!…誰かの視線を感じる

 

 

 

振り向いたら芦戸さんと八百万さんがよそを向いた

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

八百万家ー外門

 

 

何分歩いたかわからないが、かなり広い敷地だ

 

 

「広!」

 

「豪邸やないか…」

 

「俺達、すっげ~場違いじゃないか?」

 

「実家の牧場以上あるかも…」

 

 

「とにかく、押そうぜ」

 

 

 

 

 

インターホンを押す切島

 

…勇気あるな

 

 

『どうぞ!お待ちしてましたわ!』

 

自動で扉が開く…本物は初めて見た…個人住宅だよな?

 

 

「ヤバいです」

 

「マンガ見たいであります。」

 

「住ム世界ガ違ウワネ…」

 

 

部屋を案内に案内されたが、…何処かの宮殿を思い起こさせる

 

 

 

 

「落ち着かね~…」

 

勉強道具を広げ瀬呂がソワソワしている

 

 

 

「やっぱり場違いじゃね俺ら…」

 

上鳴が耳打ちしてくる

 

そうしてると、八百万さんがティーセットを持って来た

 

 

「皆さん!お待たせしました!はじめましょう」

 

 

まぁ、やるか!

 

八百万さんが入れた紅茶を飲もうとしたら異様な緊張感を感じ、周りを見ると不安そうな顔をしている

 

 

八百万さんは特に…難関高校受験前の学生見たいな顔をしている

 

 

「…どうしたの?みんな…注目されると恥ずかしいのだが…」

 

 

みんなが、互いに顔をあわせると上鳴が切り出した

 

 

「…だって、前にチョコクッキーで、フルボッコにしてたじゃん…」

 

 

みんな頷いている

 

 

「いやいや、前は、ケミィが泣きそうだったから確認しただけ!流石に人の入れた紅茶は批判しないよ!…料理に嘘は言わないけど」

 

 

そういって口に紅茶を含む

 

 

…これは

 

 

 

独特のスモーキーフレーバー、蘭の花香に澄んだ黄色がかったオレンジ色…

 

「これって…キーモン?」

 

 

リンクは訪ねて見た

 

「そうです!1番いい茶葉を用意いたしましたわ!」

 

八百万さんは期待している

 

 

「そっか…頑張ったね…」

 

 

まだ見てる

 

「…他に無いの?」

 

 

芦戸さんが尋ねた

 

「?なにが?」

 

リンクはわからないって顔をしている

 

 

「美味しいとかねぇのかよ!」

 

 

瀬呂が突っ込んで来た

 

「…味覚や香りで言ったら…」

 

「言ったら…」

 

みんな緊張している

 

「…正直に言って大丈夫なの?」

 

一様聞いてみた

 

「お茶の入れ方は習ってましてよ!大丈夫でございますわ!」

 

 

自信のある八百万さん

 

 

…ならいっか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まず、温度が低い、多分、ここまで運ぶ時に冷めてしまったんだろう、しかも、ティーカップを温めてるからもっと低くなる、これは日本茶ならOKだが、紅茶にはNGだ、次にお湯に鉄分が多い、お湯を沸かす際、ヤカンを使ったからだとは思うが、紅茶は鉄分を含むポットの使用は、紅茶のタンニンが鉄分と化合して香味を損なうばかりでなく、紅茶の色を黒っぽくしてしまう、しかも今回使った茶葉はダストを使っているのに、抽出する時間が長いためクドクなっている。あと…」

 

 

「もう辞めてあげろ!八百万のライフがゼロになっちまったぞ!」

 

 

瀬呂に止められた、八百万さんを見ると、すごく落ち込んでいる

 

 

「でも、器を暖めるのは気遣いからくるし、長く抽出したのは、楽しんで貰おうと言う思いが伝わる、優しい気持ちが伝わる紅茶だよ」

 

 

ナビィに教わったスマイルで、八百万さんを褒めた

 

 

「…次こそ、美味しいって言わせて見せますわ!」

 

なんか燃えてる八百万さん

 

 

「…ちょっと厨房貸して、どんなものか見せてあげる」

 

 

 

リンクは厨房で紅茶を入れた

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

 

[孤高のキーモン]が出来た!

 

 

「さぁ、モモさんが持ってきたスコーンに合う様にしてみました。」

 

 

器に紅茶を注ぐと、周囲に香りが広がる

 

「…なに、さっきと全然違うんですけど」

 

瀬呂が気付いたようだ

 

みんなに紅茶を配る

 

 

「さっきと全然香りが違ぇ」

 

上鳴の意見

 

 

「本当ですわ…」

 

八百万さんも違いに気付いたようだ

 

 

みんな一口飲んで見る

 

 

「…さっきのが嘘みたいや…」

 

麗日さんは、顔がほにゃっとしている

 

「ホントに!比べるとさっきの鉄っぽいのがわかる」

 

 

芦戸さんはテンション高い

 

 

「これが、この紅茶の本来のポテンシャルだよ」

 

 

リンクは、紅茶を飲みながら、スコーンにアプリコットを着けて食べる

 

「…完敗ですわね…」

 

納得している八百万さん

 

 

「次を楽しみにしてるよ」

 

リンクは楽しそうだ

 

 

「…あれ、何しに来たんだっけ?」

 

 

麗日さんは疑問に思う

 

みんな勉強に来たのを忘れてしまった

 

 

 

 

 




ありがとうございました

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