多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
ゲート前
プレゼントマイク先生は、暇をもて余していた。
「やだやだ…こんな森モリしたところ駄目なんだよね~…なんだ?」
森の方から鶏が出て来た、しかもいろんな方角から
その数は20前後はいる
「へ!鶏なんざ…『ヒーーーーー↑ハーーーーーーー!!!!!!』」
プレゼントマイクは個性で、鶏を追い払おうとする
声にびっくりした鶏達は、音波によって羽が落ち、肉は裂け、丸裸になってしまった。
「へ!その程度…何?」
鶏は、傷が瞬く間に再生し、羽も元に戻った
「「「コッケコッコーーー!」」」
傷が治ると、まるで軍隊の号令の様に攻撃者に向かっていく
「牧場の個性か、『あっち行けーーーーーーーー!!!!!!』」
プレゼントマイク先生のヴォイス攻撃に何にも反応しないコッコ達、むしろ目付きが鋭くなった
「な!『こっち来んな!!!!』」
やはりコッコには効果は無い
「牧場の奴、どんな効果の餌与えたんだ!?イデ!こら突っつくな!あだ!サングラスを壊すな!高いんイデ!」
思わず逃げるプレゼントマイク
しかし…
コケコココケコケコケコココ!!!
集団で飛んで襲うコッコ達、どんどんその数は増えていく
「牧場!!あんにゃろーーー!!アダダ!髪が!自慢のヘアーが!」
鶏に追い詰められ、森に入って行く
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森の中ーリンクサイド
ケミィ達の力により、鶏をありったけ出したリンク
「…森に逃げたであります。」
陸軍っぽい格好をしたシィとケミィは、シーカーストーンで、動向を探っている
「…よし!次に、プレゼントマイク先生の声を塞ぐぞ!次に取りかかってくれ」
「「了解」であります!」
あとは…
「…耳郎さん!早く起きて!作戦の要なんだから!!」
木に寄りかかり、顔をペシペシされる耳郎
「……ン…///」ビクン…
目を覚まさない耳郎さん
「シィ!変な事やらせないでよ!犯罪者になっちゃうじゃん!」
「実行犯はリンクであります。参考に言っただけであります。」シランプリ
何があったかというと…
ーーーーーーーーーーーーー
少し前
森で作戦を伝えていたリンクは、耳郎さんの耳から血が流れてることに気づく
「耳郎さん、耳は大丈夫?」
「…!何か言った?」
リンクは、耳郎さんが今音が聴こえてない事に気づく
「…ケミィ、適当にミルク系の奴出しといて、こっちはトラップの準備をするから」
「アイアイサー」
リンクはシーカーストーンをケミィに預け、ロープを木々に縛っている
暫くすると、耳郎さんがやって来た
「ねぇ…牧場…」
顔をうつむきながらこっちに来た耳郎
「よかった…聞こえる様になったみたいだね」
「…ん…」
リンクは作業の続きを指示する
「じゃあ…そこのロープを、足首の高さで、隣の木に結んで…追い込みかけやすくするようにするから」
作業に戻るリンク
「ねぇ…牧場…ウチってそんなに魅力ない?」
そういってしゃがんでいるリンクの後ろから抱きついた耳郎
「…どうした?…何かあったの…げ」
耳郎さんを見ると、涙目なのだが瞳がハートになって、顔が赤く、呼吸も浅く早くなっている
「…ケミィ…何を飲ませた?」
一様聞いてみる
「ミルク系と言われたので、1番古い奴飲ませました」
レトルトパックの奴を出す
「…これ、[ハートのミルクスープ]だけど…」
前に、体育祭で、シンリンカムイに出生祝いにあげた奴
「…またウチを無視して!そんなに魅力がないのか!胸か!胸なのか!!男にまで胸に負けるしぃ!!」
まるで酔ったみたいな耳郎さん、そのままネックロックをする
「ちょ!落ち着いて!試験中だよ、それ以上は…首が…ギブ…」
何とか抑えようとするリンク
「…不満爆発であります…」
「…パウチヲ召喚シタ時、ショックダッタミタイネ…」
シィ、ナビィはそれぞれ分析する
「なんで!ウチだって女なのに、峰田にさえ他の女子見たいに、異性として見られてないし…牧場はどうなん!やっぱ男っぽい!?」
絡み酒の泣き上戸とか達悪い
「シィ…どうしたらいい?ナビィデータに無いんだが…」
酒に酔っ払いみたいになった人の対応は習っていない
「……!ニヤ…ロックな女の子は、こうするであります(黒笑)」
リンクはシィの情報を聞いている
「…それ捕まらないか?まじで…」
不安しかないが…
「男は度胸であります!!」
シィは目が本気だ…
…やるしかないのか
「耳郎さん…」
「グス…なに」
リンクは、耳郎をそっと抱きついた
「ちょ!牧場…いったい////」
耳郎さんは戸惑っている
「ボクの胸の音、聞いてみて」
ドク…ドク…ドク…
「スゴく…大きく…///」
耳郎さんは耳をリンク胸に当てている
「スゴく…大きな音がしているでしょ、耳郎さんが魅力的だからこんなに大きくなっているんだよ」
※捕まらないかの不安から来る動悸です。セリフは、シィとナビィの知識からです
「…それ」
リンクは後ろに回り込み、そのまま引き込む形で木の根元に座る
「な!///ウチこれ恥ずいぃ///」ドキドキ//
木を背中に座ったリンクの上に座る形になった耳郎さん
そのままリンクは耳郎のお腹の上に両手を置き、抱きつく形になり、耳郎の耳元でささやく
「ほら、こんなに女の子の顔して、肌もキレイ…」
そういいながら、耳の輪郭を撫でる
「ひゃん!///そんなにされたらウチィ…///」ゾクゾク
「こんなに、魅力的なのに、周りが見てないなんて、見る目がないね」
そうして、ヘソの少し下を服の上から少し押す
「キャン!///何、今の感じ…///」ビクン!
耳郎さんは初めての感覚に戸惑っている
「もっと見せて…ボクにだけ…響香の全てを…」
リンクはささやきながら、ヘソの少し下を押すようにマッサージをする
「ダメェ///ウチィ…こんなんしらんン!クウウウウウ!!/////」ビクビクン!ゾクゾク
強くリンクの腕にしがみついた後、グッタリした耳郎
「シィ…本当に合ってるの?これ…捕まる気がしてならないが…」
耳郎さんの様子を見て不安になるリンク
「…まさかここまで弱いとは、思ってなかったであります…」ドン引き
えぇ~~!!
予想外の展開にドン引きしているシィでした。
「どうすんだよこれ!!起きて!早く!!(泣)」
リンクの胸の中で、幸せそうに眠る耳郎
ありがとうございました。パウチの働き者…