多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
屋外炊事場
角取さんの下顎で、田舎の花子を思い出していると、また声が聞こえる
「…さーん」
ん?
茂みの方から出てきたのは…
「あ…角取さんこんな……」
塩崎さんが出てくる
…またアカン奴か
「牧場さん、角取さんも…何をなさってルンデスカ(怒)」
…髪の蔓がうねうね動いてる
「ヘイ!イバーラ、このスイートなフレバーに誘われて来たデース」
元気に返事する角取さん
「…よかったら食べる?どら焼き…焼きたて」
なんとなくどら焼きを差し出すリンク
「オウ!サンキューです…Dorayaki?」
角取さんはどら焼きを知らない様だ
「ジャパニーズサンドイッチですわ、形が銅鑼という中国の楽器に似てるので、そう呼びます」
塩崎さんが説明してくれた
※諸説有り
「こんな奴だよ」
シーカーストーンで銅鑼の画像を見せるリンク
「…ナント!そっくりデース!…中身はなんデースか?」
…餡子の馴染みないか
「小豆っていう豆を…ソイを茹でてハチミツや砂糖…シュガーで味を着けた奴、今、角取さんの持ってるのは、白餡と生クリームに刷りリンゴ、角切りリンゴ、後真ん中にリンゴバターと刻みショウガが入っている」
「オウ!手間かかってまーす」パクパク
あ…今食べちゃうんだ
「…………」
食べたら固まった角取さん
あれ?不味かった?…アメリカ人の味では無かったか…
塩崎さんが角取さんに近付く
「大丈夫ですか?角取……気絶してますわ…」
角取さんの目の前で手を振る塩崎さん
ウソ…
「…そんなにダメだったか」orz
落ち込むリンク
「だ、大丈夫ですわよ、アメリカ人の味覚に合わなかっただけです!普通に美味しそうですわよ」
励ましてくる塩崎さん
「……!ホワッツ!?アップルランドの夢をみてだで~す」
あ…復活した。アップルランド?
「日本に来てワガシは食べましたが、これが一番デース!ミスター牧場、まだあるでぃーすか?」パクパク
1個では足らないようだ
…よかった、大丈夫だった様なのはいいが…薬でヘブンになってるような顔をしてるぞ
「えっと…そこに…」
角取さんはどら焼きの籠を見ると目付きが変わり…
「もっとホシー!です!」ダッシュ
リンクに突進する角取さん
「いや!どら焼きは逃げないか゛はぁ!!」吹き飛ぶリンク
「リンクさーん!!」
塩崎さんが蔓を伸ばし、リンクをキャッチする
「大丈夫でございますか?」
「…これが…アメリカンパワー…恐るべし…」
リンクは衝撃を受けている
「…ところで、最初何をなさってたのですか?接点がないはずなのに…随分仲がよろしいヨウデ…」
塩崎さんの蔓が首に巻き付いてくるリンク
「…塩崎さん、助けてくれたのはありがたいが、その…もう下ろしてくれていいよ(焦)」
どんどん蔓が絡まって行くリンク
「…牧場さんの女癖…治したら方が良いですね♪」
「ちょっと!しま!締まって…!!あぁぁぁぁぁぁ!!!」
締め付けの刑に処せられるリンクでした。
ありがとうございました。