黒き幻想たる少年、幻想郷に立つ   作:KuroSaki

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一週間以内に更新したいと思って即興で書いたが後悔はしていない、後悔はしている。

今回の話は蛇足且つ東方のキャラはほぼ登場しないので、正直読まなくてもいいと思うよ!

あと今回は即興なので短めです。

あとほぼ会話であまりにも読みにくいので改行入れました。


通話:サダメによる報告

 この幻想郷において、あるはずのない音が鳴り響く。それは「着信音」だった。彼は無造作に懐から「スマートフォン」を取り出し耳を当てる。

 

 幻想郷に「着信」があるのはおかしい?

 

 じゃあ、それに類する魔法の類のものとしよう。

 

 この時代に「スマートフォン」はない?

 

 では、それと似たようなものとしよう。

 

 彼ら(・・)の技術は、認識は、果たしてその時代に準じたものであるのだろうかという疑問が残るが。

 

 以下、会話内容。

 

「もしもしハクトです」

 

『あぁーハクトひっさしぶりー。サダメでーっす』

 

「んだよサダメかよ。なんか用?」

 

『そりゃ用があるからに決まってるじゃーん』

 

「お前なら用がなくてもかけてきそうだと思ったんだよこのクソロリ上司」

 

『ひっどーい。私はそんな暇じゃないよー。あと次に私のことをロリと言ったら殺すぞ』

 

「うるせえロリ。で、用件は?」

 

『殺した。べっつにー言わなくてもいいと思うんだけどさー。彼女がいなくなっちゃったんだよねー』

 

「……あいつが?」

 

『そうそうあいつが。彼女が。いなくなっちゃったー』

 

「……俺はよろしく頼むっつったはずだけど?」

 

『ごめんごめん。流石の私でも彼女の運命は制御できなくてさー逃げられちゃったんだよねー』

 

「『黒裂』が聞いてあきれるぜ。んで、どこ行ったんだよ」

 

『そりゃ君んとこ』

 

「……やっぱり?」

 

『そりゃもちろん。彼女にかかれば幻想郷にばれないように侵入するなんてお茶の子さいさいだしねー』

 

「あ゛ぁーマジかよ。めんどくせえ。あんなに言って聞かせたのによ」

 

『やっぱりさあ、最初から連れていけばよかったんじゃない?そうすれば君の仕事ももう少し楽になったと思うよ?』

 

「アホかお前。だからロリなんだよクソ上司。俺があいつの力に頼って仕事して、満足できると思うのか?」

 

『さっちゃん呼ぶぞ。まあできないよねー。ハクト、そういうところ頑固だし。でも彼女も頑固だよー?どうすんのさ』

 

「さっちゃんは勘弁してくれいやほんとに。まあなんとかなるだろ。最悪、あいつは俺のことを遠目で見て満足するまである」

 

『まあ確かにそうだけどさー。いやほんとお熱いことだよねー。結婚式いつ?」

 

「しねえよ殺すぞ滅ぼすぞ終わらせるぞ」

 

『冗談でもないんだよねーこれが。魔王アザトースの血が、魂が、その存在が、『黒裂』に入ったらヤバそうじゃない?」

 

「――あいつはアザトースなんてちゃちなもんじゃねえよ」

 

『まあ確かに。私も彼女の存在を計りかねているけどさー。一体何なの彼女。ていうか彼女を彼女足らしめた「初代」様はマジで何者?』

 

「んなもん俺が知るかよ。で、言いたいことはそれだけか?それなら切るんだけど」

 

『いやいやだからさ、彼女が遠目で見て満足するならいいんだけど……すると思う?』

 

「五分五分」

 

『君、彼女のこととなると意外と判断鈍いよね。私的には確実に何かやらかすと思うだよねー』

 

「……ふぅん」

 

『あら、意外と素っ気ない反応。いいのそんな反応で?2ch最強ランキング堂々一位になってもおかしくないような人だよ?世界どころか宇宙どころか、この小説すら消滅するぜ?』

 

「はいはいメタ乙。流石アカシックレコードの外を見る者。ていうかお前2ch見るの?俺そっちの方が驚きなんだけど」

 

『見る見る見るよー。最強ランキング見て、「やべえなこいつ、私より強いじゃん」って言って修練するまでがテンプレ』

 

「お前修練とかするんだ」

 

『するするするよー。私は天才だけど努力もするからねー。どっかの博麗の巫女とは違うのだよ。お陰様で、さっちゃんと五分までもってけたしねー』

 

「マジ!?さっちゃん五分!?お前人間じゃねえ!」

 

『はいはいはいテンプレ乙。私は人間でーす。ちなみにこの間は、アカシックレコード殺されて何も出来ずにやられちゃいましたー』

 

「なぁ、サダメ。俺、さっちゃん怖い。あの能力マジで怖い。何だよ『有限たる無限ならず無限なる無限を殺す』って。意味わかんねーよおかしいだろ。『直死の魔眼』よりやべーよ。多分あいつ(・・・)も殺せるよ」

 

『わかるわかるわかるよー。私もよくわかる。五分は正直盛ってるもん。ていうか一分もない。「黒裂」最強はどうあがいてもさっちゃんだろうねー。勝てる未来が見当たらない』

 

「……俺もさあ、男の子だから最強を夢見るわけよ。でもさあ、さっちゃんにはどうあがいても勝てるビジョンが思い浮かばない。お前あれだぞ?俺とあいつのタッグで戦っても勝てる気がしねえんだけど。もうさっちゃんが『この世全ての頂点』でいいよ」

 

『ほんとそれ』

 

「わかる」

 

『それな』

 

「……で、世間話もこんなもんか?そろそろ居候共が俺の体に張り付いてうずうずとした目で俺のことを見上げているんだけど」

 

『居候?……あぁ、ルーミアちゃんとこころちゃんか。うへへ、またかわいい子を誑し込んだものだね。私の抱き枕になってもらいたい。特にこころちゃん。あのね、その無表情な表情でね、私の愛を受け取ってほしいの』

 

「何で知ってんの……って能力か。弟さんに言いつけんぞ」

 

『あの、あの、それだけは本当に勘弁して。最近ね。私の買ってきたキャラクターものの抱き枕をね。「姉さんがオタクになってしまった」って言いながら燃やし始めたの。最近買ってきたのはどうにか隠し通してるんだけどね……』

 

「なんなのあいつオタクになんか恨みでもあるの殺してやる!」

 

『殺すのはともかくねどうにかしてほしい……』

 

「オタク同盟の名に懸けて懲らしめてやる!」

 

『頼んだよハクト……一応君がいない間に発売された君のお気に入りのゲームとか小説とかの続編は買ってあるからさ』

 

「ありがとう神様一生あなたについて行きます!あと紫経由で送ってくれたらもっと崇め称える!」

 

『流石にそれは難しいかな……あんまりそちらの文化レベルを逸脱したものは遅れないからね……』

 

「そうか……ちなみにさ、『すばらしきこのせかい』の続編は?」

 

『2018年……つまり未来にリメイク版が任天堂Switchに発表されたのみ』

 

「俺……不老になるわ」

 

『ゲームの為に不老になる……うんありだと思う』

 

「一緒にゲーム社会の発展を見守っていこうな」

 

『うん……うん……君こそが私の唯一の同士だ』

 

「ところで、そろそろ切っていい?」

 

『あっ、うんいいよ』

 

「じゃ、またなんかあったらよろしくな」

 

『はーいばいばーい』

 

 以上、会話内容。

 

 がちゃり。通話の切れる音。ハクトは手に持った「スマートフォン」を懐にしまい込む。それを機にハクトに抱き着いていたこころが声をかけた。

 

「ハクト……辛いことがあったら私たちに話せ。私たちはお前の味方だからな」

 

「なんでだよ俺が独り言喋ってたみたいじゃねーか!ちげえよ!遠距離の相手と話してたんだよ!そういうマジックアイテムなの!」

 

「そーなのかー心配して損したー」

 

「なんだ、心配して損した」

 

「心配してくれてありがとうとでも言えばいいのかよ……」

 

 ハクトに抱き着いてたこころとルーミアが離れる。離れていくこころが、そういえば、と口にする。

 

「あいつって誰?」

 

 ハクトは、面倒くさそうに返答するのだった。

 

「……あぁ、白くて魔王でヤンデレで、一途な女の子だよ」

 

 そう言って、ついでにこころの頭を撫でたのであった。

 




今回は技はないので登場人物(人じゃないのもいるが)の解説

『ハクト』
あいつとは家族のような関係。もしくはそれより近い。ゲームしたい。やべーやつ。

『サダメ』
ハクトにとってクソロリ上司。オタク。某紅い悪魔のように運命を操れそう。
可愛い子が大好き。やべーやつ。

『弟』
オタクグッズを燃やすやべーやつ。

『あいつ』
あいつ。勝手にいなくなっちゃった。一番やべーやつ。

『さっちゃん』
最強。なんでも殺すぜ!やべーやつ。

『直死の魔眼』
死を視覚情報として捉えることのできる眼。所持している人によって性能に差異がある。TYPE-MOON出典のやべー眼。尚『さっちゃん』は持っていない。

『黒裂』
ハクトやサダメ、さっちゃんの総称。やべーやつら。

『初代』
あいつをあいつ足らしめたやべーやつ。

『魔王アザトース』
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作品における神、魔王、造物主。
万物の王である盲目にして白痴の神アザトホース。
クトゥルフ神話のやべーやつ。宇宙創世とかしてる。この世はアザトースの夢であるともされる。やべーやつ。

『作者(出てない)』
すばらしきこのせかいの続編まだ?こんなわかりにくい小説を書いたやべーやつ。

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