そのお嬢様に龍神を!   作:盆助
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龍と竜と鬼と決闘

雪「ルールはお互いの使い魔を戦わせ、先に戦闘不能になったほうの負けですの」

 

白「いいねいいねぇ!わかりやすくて面白いじゃねぇか!」

 

白は久しぶりにキレたせいで気分が高揚しています

 

嬢「あ、あの・・・白さん?負けないでくださいよ?」

 

白「勝負に絶対はないから何とも言えませんが・・・まぁ、やるだけやってみますよ」

 

雪「勝負は明後日の大会で行いますわ!せいぜい無駄なあがきをしていなさい!」

 

白「大会?・・・使い魔の一番でも決めんのか?」

 

嬢「明後日の大会っていうのは・・・名前です。やるのは・・・今日の昼です」

 

白「名前紛らわしいな!?どうにかなんないのかその名前…」

 

雪「では、ごきげんよう?」

 

・・・

 

嬢「今日の昼とはいいましたが、実際は授業の一つとして扱われます。成績に入るのでみんな死に物狂いで使い魔を・・・」

 

白「そうですか・・・。なら全力でかかったほうが良いわけだ・・・」

 

嬢「負けるかもしれないですから・・・・」

 

白「いや?俺に負けた時に全力じゃない相手に負けたってのは悔しいというよりみじめでしょう?」

 

そういった白夜の顔は仮面に隠れているはずなのに、とても怖く思えた

 

嬢「・・・は、はい」

 

白「じゃぁ、俺は体動かすんで、気を付けてくださいよ」

 

顔を戻してそういった白夜は

 

白「久しぶりだから使えるかな?」『龍人化』『バーサーカー』『種族変更』」

 

そう唱え、白夜は半透明で、鱗が腕や足、顔に生え、仮面を侵食して、髪に紫が混ざり始めた

 

白「この状態で『全龍の・・・咆ッ哮ォォォォォ』!!!!!!」

 

口から虹色のレーザーを噴出して、天井に大きな穴をあけて一言

 

白「あ・・・やべ」

 

嬢「ちょっと!?大丈夫ですかこれ!?」

 

白「いいわけないでしょう…」

 

嬢「なんでそんな冷静なんですか!?」

 

白「こうするからですよ。『天井を作成』」

 

すると、ポンという音がして、天井が戻った

 

嬢「どうやったんですか!?」

 

そんな会話をしていたら予冷が鳴ったので急いで教室に戻った

 

そして、明後日の大会が開かれた

 

白「最初の相手は・・・ケルベロス!?」

 

嬢「あぁ、そ、それはですね・・・この世界では普通にいるんです。いないのは龍くらいでした」

 

白「ピンポイントで・・・?」

 

そんなことを言いつつもケルベロスを相手にして

 

白「モード獄龍」

 

白「『獄龍の・・・悪夢!!!』」

 

その攻撃でケルベロスは倒れた

 

白「地獄の番犬もそんなものか」

 

・・・

次々と勝っていき、いよいよ雪の使い魔と戦う番になりました

 

白「次は・・・竜、百目鬼、泥田坊、ヴァンパイア、エトセトラ・・・?多くねぇか!?」

 

嬢「一対一ってわけじゃないんですよ・・・。ルールがないのがルールなんで・・・」

 

白「喧嘩か何かかよ!?」

 

ぶつくさ言いながらも

 

白「おっしゃあああ!!!かかってこいやああああ!!!」

 

全力を出すことに決めたようです

 

竜「グロアアアアアアア!!!!!!!!」

 

竜が叫びながら突進をしてきた!

 

白「おっせぇぇえぇええよ!!!!」

 

ガァン!と音を立てて白夜は竜を、殴り飛ばした

 

竜「グルウ!?」

 

竜は雪が使役している使い魔を巻き込んで吹っ飛んだ

 

雪「何をしてますの!?」

 

雪が叫ぶが竜は動けない

 

百目鬼「・・・」

 

百目鬼は何かを伝えたそうにしている

 

白「あ・・・?お前、鎮守府のあいつか!」

 

白は思い出して、少し話すことにしたようです

 

白「あんときゃ悪かったな・・・仕方ないとはいえ浄化しちまって」

 

百目鬼「いえ、あの時はありがとうございました!」

 

白「礼なんざいらないんだがな・・・」

 

白「まぁ、やろうぜ?全力で」

 

百目鬼「・・・はい!」

 

白「へっ、行くぞ!『龍の・・・尾撃!!』

 

白夜は尾を出現させ、不意打ち気味に百目鬼へ迫ります

 

百目鬼「くっ・・・!?」

 

百目鬼は多い目を生かして尾を見切ろうとしましたが、速すぎて体を少しずらすのが精いっぱいだったようです

 

百目鬼「速い・・・!」ハァ・・・ハァ・・・

 

白「おいおい・・・このくれぇで息が切れてるようじゃ困るぜ」

 

白は余裕たっぷりにそう言って、百目鬼へ属性付与なしの攻撃をしていきます

 

白『龍の・・・牙!』

 

百目鬼「あああ!!!」

 

白の牙を百目鬼はよけて、白へ肉弾戦をしかけます。しかし

 

白「そんな拳・・・よけるまでもないな」

 

白は百目鬼の放った拳に自分の拳を合わせ、はじき返します

 

百目鬼「う・・・!?」

 

百目鬼は数メートル飛ばされ、壁に激突してしましました

 

白「お前の、負けだ。これ以上はやらせんな」

 

白はそういって、百目鬼を痺れ状態にして他の使い魔に迫ります

 

白「さぁってとォ・・・あいつは旧友だから見せ場をやったが、お前らモブにはいらないよなァ?」

 

白はそういって、口を三日月に裂かせ、笑いました

 

白「ギャハハ!!『火龍の・・・咆哮!!!』」

 

そのブレスは、すべてを焼き尽くす。マグマをも飲み込み、水は一瞬で蒸発する。太陽の如き炎

 

使い魔「「「「あ・・・・あああああああああ!!!!!!!」」」」

 

使い魔たちは全員、戦闘不能になった

 

白「『ベホマズン』・・・悪かったな。再戦はいつでも受け付けるぜ」

 

白は全員を回復させて、次に備えました

 

最終戦、龍vs鬼

 

白「鬼・・・か」

 

白は黒を連想して言いました

 

白「まぁ、行けばわかることか」

 

嬢「か、勝ってくださいね?!」

 

白はお嬢様の声に

 

白「へーい」

 

なんてテキトーに返事をしながら会場に向かいます

 

・・・

 

白「あれ・・・?お前」

 

黒「なんでこんなところに?」

 

白と黒は、ばったり再開した

 

白黒「「まぁ、全力でやらせてもらうぞ?話はそのあとだ」

 

白も黒も本来の姿と人間の姿を混ぜ込んだ姿になり、刀を四本ずつ腰にぶら下げています

 

白「さて、行くとしようか」

 

黒「久しぶりに暴れられる・・・!」

 

ほぼ同時に二体は駆け出し、刀を打ち付けあいます

 

白「へっ、腕がなまったかもしれねぇや」

 

ガァン!

 

黒「ケッ、よく言う、ぜっ!」

 

ギイン!

 

らちが明かないと思った二体は下がり

 

白「全龍の・・・咆哮!!!」

 

黒「全鬼の・・・雄たけび!!!」

 

同時にブレスを放ちました

 

ドオオオオオオオオンン!!!!!!という派手な音を立てながら、盛大に土煙を上げてブレスは衝突します

 

白「アマテラスの・・・太陽!!」

 

黒「アマテラスの・・・太陽!」

 

二体はブレスに奥義を追加します、がいかんせん同じ威力なので結果は変わりません

 

白「ラアアアア!!!!」

 

黒「オラアアア!!!!」

 

二体はブレスの中へ飛び込み、殴り合いを始めました

 

・・・

 

白「・・・ど、ああああああああ!!!!」

 

黒「・・・なろおおおおおおおおお!!!」

 

白と黒は最後に叫び、お互いの頬へ自分の拳をぶつけました

 

白「・・・ガハっ」ザザアアアア

 

黒「・・・グオっ」ザザアアアア

 

二体は同時に吹き飛び、意識を失いました

 

・・・

 

白「知らない天井だ」

 

黒「知りたくなかった天井だ」

 

嬢「何言ってるんですか・・・」

 

?「黒、お仕置きね」

 

白「あれ?お嬢様と・・・どちら様で?」

 

嬢「あぁ!この人はですね・・」

 

?「桜井 実奏乃よ」

 

白「・・・桜井?」

 

嬢「私の、お姉さんです!」

 

白「あぁ、そうなんですか。ところでここは?」

 

嬢「ここは医務室です。」

 

黒「お互い同時にぶっ倒れたとかじゃねぇのか?」

 

実「さすが!鋭い!でもお仕置きはありよ」

 

黒「おかしいだろ!」

 

白「ぶっ倒れた・・・どおりで包帯まみれなわけだ」

 

百「あの・・・そのお面、どうなってるんですか?」

 

白「お面?なぜ急に」

 

百「だって、取れなかったんですよ。そのお面」

 

白「あぁ・・・なぜか絶対にとれないんですよ。気にすることはねぇですよ」

 

百「大ありですよ!?」

 

黒「ちょ、お嬢。仕置きってなんですか!?」

 

実「フフフ・・・今は言わないでおくわ」

 

黒「一番いやな奴だああ!!!」

 

コンコン

 

白「はーい」

 

百目鬼「失礼します」

 

雪「は、話しなさい!自分で歩けますわ!」

 

白「・・・なんで偽物がお姫様抱っこされてんだ?」

 

百目鬼「龍様・・・ありがとうございました。そして、すいませんでした!」

 

百目鬼は主を抱えたまま白に謝罪してきた

 

白「おい、俺は龍って名前じゃねぇ。火龍白夜ってもんだ。それと、謝罪の意味が分かんねぇよ・・・」

 

百目鬼「この馬鹿主の件と、鎮守府での件です」

 

雪「馬鹿主!?」

 

白「確かにそいつは馬鹿だが・・・鎮守府のは何年も前だろ?」

 

百目鬼「あの時に謝罪していなかったので・・・」

 

黒「律儀だなぁおい!」

 

百目鬼「あなたは・・・?」

 

黒「俺は水龍黒夜。一応鬼神」

 

白「そっけないな・・・」

 

百目鬼「鬼神・・・!?」

 

黒「一応、嘘を一番嫌うんで、よろしく」

 

鬼と龍は、戦いを終えた

 






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