ハイスクールD×D 龍の力を持つ4人の戦士達 作:レタスの店長
ヴァーミリオン皇国に到着したショウ一行はとあるハプニングに巻き込まれてしまうもステラ達のお陰で何とか誤解は解けた……のだが……
「ぐぬぬぬぬ……や、やっぱり納得いかんぞい!!」
「「「「は?」」」」
「やっぱワシはエリシアちゃんがその小僧に騙されたようにしか見えんわい!エリシアちゃんはそう簡単に堕ちるような尻の軽い女やないんじゃい!」
「……おいこのジジイさり気なくエリーに酷い事言ってねぇか…?」
「ここに兄ちゃんがおったら絶対にエリシアちゃんと小僧が付き合ってる事に反対しちょる!しちょるわい!!」
「…………いや…ロベルトおじさんだったら寧ろ賛成してる気がするわよパパ……」
シリウスはどうも納得いかないのかそう騒ぎ立てるのでショウ一行は勿論の事ステラ達も呆れた表情をした……。
「だったら小僧!お前エリシアちゃんとホンマに恋人だっちゅうんだったら恋人同士でしかできん事を今ここでやってみろい!!」
「「ゑ?」」
するとシリウスは突如ショウとエリシアにそう言いだす。どうやら恋人同士でしか出来ない事を今ここでやって見せないと納得いかない様子であった……。
「どないした?出来ひんのか?……やっぱりホンマの恋人やないっちゅー訳か!」
「し、シリウス叔父様!と、突然そんな事言われても一体何をしたら納得してくれるのか分かりません!……ですよね…ショウさん……?」
「………………。」
「………ショウさん……?」
困っている様子だと思ったシリウスが勝ち誇ったようにそう言いだす為にエリシアがそう言い、ショウに尋ねるもショウが黙り込んでいるのでエリシアはどうかしたのかと思いショウを見つめていると………
ムギュッ……
「ひゃわあぁぁぁぁぁぁぁ!!!???//////」
「……は?」
「ゑ!?」「ちょ!?」「あぁ!ズルい!!!」
「なぁぁぁ!!??////」
「お…おい……!?///」
「……あらあら~~~♪」
突然のショウの行動に………エリシアは顔を真っ赤にして声を上げ、ショウの行動に一同はギョッとしたりステラも真っ赤になり、ルナアイズはフフフと笑うかのような笑みを浮かべていた………。
………ショウの行動……それはエリシアの尻を突如揉み始めたのだ……
「な…!?ななななななななななななな何をしてるんですかショウくん!!!??」
「ゑ?だってあのオッサンが行動で示せとか言うから見せつけてやってんだよ。」モミモミ
「だ……だからって…はうぅ!だ、ダメですショウさん人前でこんな事は…////」
案の定ハユルはショウの行動に真っ赤になりながら騒ぎ立てる為にショウは少し困りつつも平然とエリシアの尻を揉みながらそう言うがエリシアは段々と涙目になりつつもそう言うのだった………
「な……何をしとるんじゃこのクソガキがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「いや、お前が言ったんじゃねーかオッサン……」モミモミ
「…遂にお前呼ばわりになってるよ王様……」
「許さん!!やっぱりステラの水浴び覗いたのも故意やった訳か!!ぶっ殺す!!ぶちころぉぉぉぉす!!!「パパ」何じゃ……い……?」
「………やらせたのは………パパよねぇ?」
「……はい……スミマセン…」
「……怖……」モミモミ
「………………//////」
「お…おいショウ………もう十分に伝わったからもう離してやらないか?」
「そうか?……俺としてはもう少し揉んでいたかったけどなぁ……」
「「「「オイ」」」」
その光景に案の定シリウスはキレ、騒ぎ立てるのでショウは呆れつつもそう言う。そしてシリウスが行動を起こそうとした瞬間、アストレアはそう言いつつ恐ろしいほどの満面の笑みを浮かべていた為にシリウスはゾッとしてしまい謝罪をしてしまうのだった…。
そんなアストレアを見てショウはそう呟きつつもまだエリシアの尻を揉み続けるので真っ赤になって俯いているエリシアを見たルナアイズはそう指摘するとショウがそう言いだすので一同はツッコミを入れるのだった……。
「……しょ……ショウさん……い、幾らああ言われたからって……と、突然お尻揉むのは……///」
「ワリィ……けどそれしか思い浮かばんかったからなぁ……」
「………でしたらキスした方が手っ取り早かったんじゃないでしょうか?」
「「あ」」
尻揉みから解放されたエリシアは赤くなりつつもショウにそう言うとショウは頭をポリポリ掻きながらそう言う。………しかし少し嫉妬したような表情でセシリアがそう言った瞬間、ショウとエリシアは『その手があった』と言うかのような表情になり………エリシアがショウの顔をジッと見始めるのでショウは『テヘペロ』…的な顔をし始めた………
「……………」ムスゥッ…
「いでででででで…わ、悪かったってエリー………」
瞬間、エリシアは涙目でムスッとした表情をしつつショウの両頬を引っ張った。頬を引っ張られたショウは涙目になりつつエリシアに謝罪をするしか出来ずにいた…。
「……え……エリ姉が……珍しく攻撃的な事を………。」
「人間怒る時は怒るもんだ」
涙目でムスッとしながらショウの両頬を引っ張るエリシアを見てステラは驚きの表情をした。ステラの記憶の中では攻撃的なエリシアのイメージが無い為に驚きが隠せなかったのであろう…。そんなステラにルナアイズは納得するかのようにそう言うのだった……。
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一騒動後、エリシアが戻ってきた事やショウに対しての謝罪の為か盛大なパーティが行われていた……。
「チェッ……折角ワインが飲めるかと思ったら阻止されちまった……」
「…いや、当り前でしょう………何をお酒飲もうとしてるんですか貴方は…?」
「飛行島じゃ普通だったぞ?」
「知りませんよ!?」
城のバルコニーにて手には酒…では無くジュースの入ったグラスを手に手にしながらここから見える夜景を見つつそう愚痴るショウにハユルはそうツッコミを入れるのだった……。
「それにしても……エリー、引っ張りだこになってるな……」
「そりゃあ死んだと思われていたお姫様が帰ってきたのですもの……本当であればもっと大事になっていると思いますわよ」
「……でもエリーも嬉しそう……」
一方城の者に空白の間に何があったのやらと色々と問い詰められつつ苦笑いをしつつも全てを話しているエリシアを見てショウがそう言うとセシリアはそう答え、エリシアも何処か嬉しそうにしている事が把握できるのか琉綺も小さく笑みを浮かべそう言った。
「あ、いたいたショウ!」
「お、ステラじゃねーか。」
するとステラが現れてはショウの元まで駆け寄る。因みにショウ達はこのパーティの為に衣装を貸し出され、ショウはタキシード、エリシア達もドレスを着ていたのだった。
「どう?楽しんでるかしら?」
「まぁな。……酒のめねぇのはアレだけどな……」
「いや、何飲もうとしてんのよアンタは……」
「そりゃあこんなパーティになりゃあ飲みたくもなるさ。お前だってちょっとは飲みたいんじゃないか?」
「そ……そりゃあちょっとは飲みたい気分には…」
「いやいやお姫様!?」
ステラとショウはそんな会話をする。……ショウは酒が飲めない事を愚痴るとステラがそうツッコミを入れるが逆にショウにそう問われるとステラも少しヤンチャしたいのかそう言いだす為にハユルはツッコミを入れる。
「………それにしても……数年ぶりね………」
「あぁ、オスクロルさんと来た時にはさっきのようにならずお前からも『殺せ殺せ』言われたからな」
「何時までも引っ張んないでよソレ!?確かにあの時は悪かったと思ってるわよ………アタシも一国の皇女なのに外で水浴びしたのが原因だしあの頃はまだまだ子供だったし………」
「…………とりあえずお前もエリーと再会出来たのは嬉しかっただろ?」
「………勿論よ……。あの時も誤解が解けた後にエリ姉の話をした際に……アタシもアンタも冷静じゃいられなかったからね……。あの時のアンタの怒鳴り声を覚えてるわ……。」
「…………まぁ悪かったさ……俺もエリーが死んだと聞かされた時には現実を受け止められんかったからな……。」
ショウとステラは数年前の話を思い出すかのように話し合う。あの時もステラの水浴び中に遭遇……その際には今日のように誤解を解く事は出来ずあろう事かステラからもショウを死刑にするように言い出す為に小さな騒動が起きてしまった事は言うまでも無かった…。
そして誤解が解け和解後に今のように詫びのパーティを行い、その際にステラからエリシアと繋がりがあった事を知り彼女の話を聞いた際にステラから当時はエリシアが死んだと言う話を聞かされ、その時にショウはその真実を受け入れられず冷静でいられなくなりステラの胸倉を掴んでは「嘘を吐くなぁぁぁぁ!!」と怒鳴りつけたという騒動があったのだ……。
……しかし今日にてその話は所詮噂であった事が証明され、ステラもエリシアと再会を果たす事が出来たのであった……。
「………ありがとう……」
「ゑ?」
「…その……エリ姉を助けてくれて……。アンタが居なかったらエリ姉はきっと本当に死んでいたかも知れない……」
「偶然だ偶然………あの時にエリシアと再会出来たのは偶々運が良かっただけだ……。」
「…それでも………ありがとう………」
「……おう。」
するとステラはエリシアを助けてくれた事に礼を言い出す為にショウはそう言いつつもステラの礼を受け取っておくことにするのであった……。
「それはさて置き……ところでアンタたちはどのくらいヴァーミリオンに滞在するの?」
「精々2~3日くらいだろうな……一応ガッコもあるし…休んでも良いけどなぁ…」
「それはダメですよショウさん!気持ちは分かりますが学校をサボるのはいけません!!」
「………口うるさい委員長が居るし…「誰が口うるさいですか!?確かにそうですけど…」認めるんかい」
ふとステラはショウにどの位ヴァーミリオン皇国に滞在するのかを尋ねるとショウは少し考えつつそう言うと案の定ハユルが注意をしてくるのであった……。そしてそれを聞いたステラは少し考えたような表情をし……
「……決めた!明日アンタにリベンジマッチを挑むわ!」
「ゑ?」「り、リベンジマッチ…?ショウさん戦ったんですか?」
「…あの時処刑やどーのこーの言ってた際にこいつが直々に討つと言い出したからな……仕方なしに受けたんだよ。」
するとステラはショウに挑戦を挑んできた。その事にセシリアは驚きハユルもそう尋ねるとショウはそう答える。…そう、数年前にショウの処刑やどうのこうの言っていた際にステラが直々に討つと言い出した為に仕方なしにショウはステラの挑戦を受けたのだった……。
「でも大丈夫かお前?数年前みたいに火だるまにならねぇか?」
「あの時のアタシと同じにしてもらっちゃ困るわよ。……確かにあの時のアタシは力を操る事は出来ずに自身の身を焼く事になってしまった……。でもアタシも努力を重ねて…完全では無いかも知れないけど炎の力をモノにしたわ!だから今度こそアンタに勝負を挑むわ!!」
「…………その様子だと随分自信あり気だな……良いぜ、受けて立つぜ。」
ショウがそう尋ねるとステラはそう答える。……そう、その勝負の最中に最初は良かったもののステラはその時まだ自身の炎の力を扱えていなかったのか全身火だるまになり大火傷を負う重症を負ってしまい戦いは中断になってしまったのだ…。しかしステラはそれだけでは終われず、今ではその炎の力を操る能力を身に付けたのであった……。
……そんな自信あり気なステラを見てショウはそう把握したのかステラのリベンジマッチを受けるのであった………!
ステラのリベンジマッチを受ける事になったショウ……果たしてステラの実力はどれ程のモノであるのか………?
今回はステラから挑戦を受ける回になりました、戦闘は次回になります。
それでは次回もお楽しみに!!