その蹴りの美しさに惚れた   作:鉛鉄砲
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この系統なら描きやすい。
短いですが徐々に長くなる予定です。


プロローグ

『さあ!グランドファイトクラブ、66キロ級フェザー級ベルト争奪戦の王者が今宵、決まろうとしています!!これまでMMA、総合格闘技界の世界三大タイトルの内、2つ王者に輝いている挑戦者!!格闘技界で彼の名前を知らぬ者は居ないはず!!通称‘‘グランド・パンチャー’’キラーマン・エイジ!!』

 

 

 

『彼はパンチをヒットさせて寝技に持ち込む王道タイプの戦い方。それに加えてタックル、首投げなどの組み技も得意としている身体の強い選手でもあるね』

 

 

 

『対するはこの三大タイトルの一つ、グランドファイトクラブの絶対王者で通称‘‘神速蹴り’’ホッグス!!』

 

 

 

『彼は見えない所から蹴りが入って来るからね…今まで何人返り討ちにされて来た事か。派手な試合で人気を出した選手だな』

 

 

 

『さぁ…!両者リングで見つめ合う!』

 

 

 

 

 

 カーンッッッ!!!!

 

 

 

 

 

『さぁ、ゴングが鳴った!!ホッグス、早速前に出る!!』

 

 

 

『速い…だけどエイジは何とか避けて凌いでるな。とにかく距離を詰めて組むか、蹴りの後にパンチをヒットさせたいな』

 

 

 

『おおっと!ホッグスのハイキックがエイジの顔面を襲い続ける!危ないぞ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(さて…蹴りしか放って来ない。馬鹿なのか此奴は…?)

 

 

 

 今、俺は世界三大タイトルの三つ目のベルトを狙って、ゲージの中で戦っている。元々は強い奴と戦いたいと思って始めたが、これなら動物の方がまだ強い。人間の運動能力では強くなれる所の限界があるのだ。金は大量に入ってくる。が、そんな物を得る為に戦っている訳ではない。

 

 

 

(はぁ…しつこいな。)パシッ!

 

 

 

『う、うぉぉぉぉ!!!???ハイキックのつま先を取った!これは大きなチャンスだ!!』

 

 

 

『さてここで一気に決めたい……えっ?』

 

 

 

 

 

 「You disappointed me.」(失望したよ。)

 

 

 

『ど、どういう事でしょう!?チャンスを自ら逃して行きました!』

 

 

 

『何を考えてるんだ!!』

 

 

 

 ブー!ブー!!

 

 

 

 

 

 「Kill you…!!」(殺してやるよ…!)

 

 

 

 

 

 ブンっっ!!!

 

 

 

 

 蹴りが入る。が、もう見飽きた。懐に入りながらパンチを打つ。

 

 

 

 

 

 バチィッ!!

 

 

 

「ガッ…!」

 

 

 

 隙は逃さない。獲物を捕らえたら離さない。

 

 

 

「らあっ!!」

 

 

 

 パウンドを無慈悲に何発も落としていく。

 

 

 

 ドカッ!ドカッ!ドカッ!!

 

 

 

「ストップ!!」

 

 

 

 カーン!!!

 

 

 

『…き、きまったぁぁぁぁ!!!史上初の三大タイトル制覇者がここに誕生したぁぁぁ!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 強さを求めた結果、余りにも人間の中では逸脱した能力を持ってしまったらしい。

 

 刺激が欲しい。それを求めて戦ってきたが、誰一人としてそれを満たせる者は居なかった。あの後、会見やら挨拶やらで忙しかったので今日はある意味で疲れていた。

 

 

 

 

 

「強い奴は居ないのか…ある種、別世界にでも飛び込んでみたい気分だ」

 

 

 

 

 

 その独り言に答える者などいるはずもない…

 

 

 

 

 

「あら?その願い叶えて差し上げようかしら?」

 

 

 

 

 

と思って居た矢先に面白そうな話が舞い込んで来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「幻想郷?」

 

 

 

「ええ…きっと貴方なら楽しい生活を送れますわ。私が保証します」

 

 

 

「強い奴はいるのか?」

 

 

 

「ええ…貴方より強い者が沢山居ます」

 

 

 

「考える必要もない。俺は行くぞ!」

 

 

 

 この男、自分より強い奴が居るとなればなりふり構わず別世界にでも出向く戦闘狂なのである。因みに好きな女のタイプは強い女らしい。

 

 しかしこの男はまだ知らない。幻想郷に何千年も生きる本物の格闘家が居ることを。魔法を使いながら体術を行使する女達を………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁぁ…今日も暇だなぁ…」

 

 

 

 

 

 

また、彼女達もそれは同じであるようだ。

 

 

 

 

 




この度は申し訳なかったです。今回は誤字などが無いように頑張ります。







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