倒せ!ヒーローを!!怪獣よ世界を征服せよ!! フュージョン怪獣奇譚!!!   作:銀色の怪獣

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お待たせしました!二話目です。

今回は・・・ヒーローが完全に敗(ま)けます。完膚なきまでに敗けます。
なので、そのヒーローが好きな方には大変申し訳ありません・・・ですが、今回登場する融合怪獣の相手はそのヒーローしか務まらない、そのヒーローしかいないんですよ!だって・・・

で、今回登場する融合怪獣は

『「円谷らしい」怪獣=ウルトラシリーズにいる「沖縄の要素」』

が入った合体怪獣が出ます。

以下、沖縄要素のある怪獣の一例↓

・チブル星人(沖縄語でチブル=頭)、
・ヤナカーギー(沖縄語でヤナカーギー=もの凄いブス)
・ギガール星人チュラサ(沖縄語でチュラサ=もの凄い美人)
・グクルシーサー(沖縄語でグクル=心)&シーサー

一体、どんなヤツでしょうか?

では、どうぞ!!


第二話 爆誕!奇怪な蟲たちの融合獣!!

―――キキュウゥ!キキュウゥ!!―――

 

―――カキィイイイィィィッ!!―――

 

―――シキュイイィ!シキュイイィ!!―――

 

「う、うわぁああぁっ!?か、怪獣だーーーっ!!?」

 

突如として辺り一帯に響き渡る巨大生物、俗に言う「怪獣」の咆哮。

 

見れば、何処かの大都市の近くに怪獣が出現していた・・・しかも、一度に三匹も。

 

 

―――キキュウゥ!キキュウゥ!!―――

 

一体目は、遙か5000年前に伝説の街・バラージの町を襲って壊滅的な被害をもたらしたという「磁力怪獣 アントラー」が、

 

―――カキィイイイィィィッ!!―――

 

二体目は、伝説の巨人(ウルトラマン)のあらゆる攻撃を小細工など無しに、その身一つで防ぎきったという「光熱怪獣 キーラ」が、

 

―――シキュイイィ!シキュイイィ!!―――

 

三体目は、凄まじく堅い(わん)(こう)であらゆる攻撃を防ぎ、近い未来を見通すという予知能力を持つ「変異昆虫 シルドロン」が、

 

という三匹の怪獣が突如として大都市の近くに現れて咆哮を上げつつ、大都市に向かって進撃を開始した。

 

このままでは街は壊滅、そこにいる人々の命も危ない―――と、その時だった!!

 

「「ウルトラ・ターーーッチ!!」」

 

『デュワーーーッ!!!』

 

突然、怪獣たちの目の前で眩くも力強い光が瞬き、それと同時に何者かが、怪獣たちに匹敵する大きさを誇る巨人(ウルトラマン)が現れた。

 

―――キキュウゥ!キキュウゥ!?―――

 

―――カキィイイイィィィッ!?―――

 

―――シキュイイィ!シキュイイィ!?―――

 

「あっ!来てくてよ!!ウルトラマンエースがっ!!!」

 

『デュワッ!!』

 

突如として現れた巨人(ウルトラマン)を前にした怪獣たちは怯んだが、怪獣たちの前に立ちはだかった巨人(ウルトラマン)の姿を見た街の人々はその巨人(ウルトラマン)の名を、大勢いるウルトラ戦士の中でも"エース"の名を冠する戦士の、ウルトラマンA(エース)の名を口々に叫び、声援を送り始めた。

 

―――キキュウゥ!キキュウゥ!!―――

 

―――カキィイイイィィィッ!!―――

 

―――シキュイイィ!シキュイイィ!!―――

 

一方で、突如として現れたウルトラマンエースに、怪獣(じぶん)たちの天敵・ウルトラマンを目の当たりにした三匹の怪獣は後ずさり、明らかに警戒を示していた。

 

『兄さんたちから聞いていたからアントラーとキーラは知っているが・・・あの腕の太い虫の怪獣は見た事も無いぞ。一体、どんな能力を持っているんだ?』

 

勇ましく登場し、大都市を目指す三体の怪獣の目の前に立ちはだかったウルトラマンエースは構えつつ、三体もいる怪獣のことを、特に全く見た事も聞いた事も無いシルドロンの事をよく観察していた。

 

「見知らぬ相手はよく観察し、その特徴や弱点を見極めよ」

 

という、彼の"兄弟"たちの教えによって――――が、

 

『・・・だが、いつまでも見ているわけにはいかない!手早く倒して街を、大勢の人々を守る!!それが最優先だ!!』

 

と言いながら、勢いよく三体の怪獣に向かって行くウルトラマンエース。確かに、戦うために登場しておきながら、相手を観察するだけではラチがあかないのは事実なのだから。

 

『うぉおおおおおぉぉぉぉっ!いくぞ、メタリウムこうせ―――』

 

勢いよく駆け出し、怪獣に向かって直進するウルトラマンエースは怪獣を射程圏内に捉えた瞬間、彼の必殺技を放って怪獣を殲滅しようとした、その瞬間!!

 

―――キキュウゥ!キキュウゥ!!―――

 

―――カキィイイイィィィッ!!―――

 

―――シキュイイィ!シキュイイィ!!―――

 

『!?な、何だ!?怪獣たちが・・・手を挙げた(・・・・・)!!?』

 

此方に向かってくるウルトラマンエースに対し、それまで一カ所に固まって警戒したまま動かなかった怪獣が動いた・・・のだが、何故かキーラ・アントラー・シルドロンはそれぞれ片腕を天高く掲げたのだ。

それを見たウルトラマンエースは思わず立ち止まった。何故なら、怪獣たちの動作はまるで「ちょっと待って!」とでも言ってるかのようにも見えたからだ―――否、違った。

 

―――キキュウゥ!キキュウゥ!!―――

 

―――カキィイイイィィィッ!!―――

 

―――シキュイイィ!シキュイイィ!!―――

 

『!?こ、今度は・・・手を合わせている・・・?一体、何をしているんだ―――』

 

再び、怪獣たちに動きがあった。

何と、怪獣たちは挙げていた腕を・・・合わせた(タッチした)のだ。その瞬間―

 

《フュージョン・ライズ!》

 

《磁力怪獣 アントラー!!》

 

―――キキュウゥ!キキュウゥ!!―――

 

《光熱怪獣 キーラ!!》

 

―――カキィイイイィィィッ!!―――

 

《変異昆虫 シルドロン!!》

 

―――シキュイイィ!シキュイイィ!!―――

 

《羽蟲の王よ!その姿を見せよ!! 》

 

《モンスター・タッチ!変異光力怪蟲獣・ヤンバルキャラブ!!》

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

突如として、謎の光が腕を合わせて(タッチして)いたアントラー・キーラ・シルドロンを包み込み、三体を融合させて新たな怪獣を、

 

左右に飛び出た、触角の先についている爛々と輝く複眼で構成された目を持ち。

 

頭頂部には点滅する水晶体が浮き上がり、口の両脇には短いながらも鋭利な大顎を生やし。

 

上腕の部分には巨大な盾の如き腕甲を備えつつ、内側にズラッと刃物のような棘が無数に生えた極太の腕を持ち。

 

ドッシリとした太鼓腹と、重量感溢れる全身を支えるために太くなった脚、その足の先は二股になっている。

 

そして、全身を棘だらけの群青色の強固な外骨格で覆った刺々しい巨大昆虫の如き姿を持つ、

 

三体の怪獣が融合した

 

「変異光力怪蟲獣 ヤンバルキャラブ」がここに爆誕した!!

 

 

『そ、そんな・・・まさか!?こんな事が・・・』

 

当然、目の前で起きた怪獣の合体はウルトラマンエースを大いに驚かせていたが、何よりもウルトラマンエースが驚いていたのは、

 

『か、怪獣が・・・ウルトラ・タッチして合体した!!?』

 

そう言って、思わず自分の両手を凝視するウルトラマンエース。

 

そもそも、このウルトラマンエースというウルトラ戦士は、それぞれの体にウルトラマンエースの「力」を宿しつつ、その「力の証」を持つ"二人の勇者"が合体して変身するという、特異な変身方法を行う。

その際、件の"二人の勇者"は互いが持つ「力の証」である「ウルトラリング」なる物をはめた手を合わせる(タッチする)『ウルトラ・タッチ』という動作を行う必要がある。

 

そんな中、その『ウルトラ・タッチ』と酷似した動作を三体の怪獣が行い、ウルトラマンエースその人の目の前で合体した・・・これには驚いて当然だろう。

 

とはいえ、怪獣たちが『ウルトラ・タッチ』をやっても『"ウルトラ"・タッチ』にはならない・・・だって怪獣だから。

 

なので、さながら『モンスター・タッチ』とでも言うべきだろうか?

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

それはさておき、三体の怪獣が合体して爆誕した怪獣「変異光力怪蟲獣 ヤンバルキャラブ」は先程までの警戒心丸出しの様子はどこへやら、けたたましい咆哮を上げながらウルトラマンエースに向かって来た。

 

『三匹いた怪獣が一匹にまとまったんだ!むしろ好都合だ!!行くぞっ!!!』

 

対するウルトラマンエースは先の『モンスター・タッチ』に気を取られて呆然としていたが、向かってくるヤンバルキャラブのけたたましい咆哮と、ヤンバルキャラブが地面を蹴る度に上がる轟音でハッと我に返るとそのまま駆け出し―

 

『エースブレード!!』

 

向かってくるヤンバルキャラブに向かって行くウルトラマンエースは、そのまま一気に加速してヤンバルキャラブの懐に飛び込みつつ、懐に飛び込んだ瞬間に空中から剣を、エースの必殺武器『エースブレード』を取り出し、エすれ違いざまにヤンバルキャラブの首をエースブレードで刎ねて―

 

―――パキィイイィィンッ!!―――

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

『!?なっ―――エースブードが・・・折れたっ!!?』

 

ウルトラマンエースのエースブレードがヤンバルキャラブの首を刎ねることは無かった―――どころか、エースブレードはヤンバルキャラブの外甲のあまりの強度と、ウルトラマンエースがすれ違いざまにヤンバルキャラブの首を覆う外甲に叩き付けた衝撃に耐えきれずに折れてしまった。

 

一方で、一撃で巨大怪獣の首を刎ねる鋭さを持つエースブレードを、そのエースブレードで思いっきり斬り付けられたヤンバルキャラブの首を覆う外甲には、せいぜい"引っかき傷"・・・どころか"よく見ないと分からないほどの薄い線"が付いていただけだった。何という頑丈さだろうか。

 

『だったら・・・受けてみろ!マルチギロチン!!』

 

自慢のエースブレードが折れてしまったことにショックを受けつつも、即座にウルトラマンエースは次の攻撃に出た。

ウルトラマンエースは体にエネルギーを溜めると、次の瞬間には頭部と両手先、みぞおちの辺りから十字型の光のナイフ・『マルチギロチン』を次々に、しかもてんでバラバラの位置から飛ばした。

どうやら「多方向」から「数で」攻撃する手段に出たようだ。だが、

 

―――ピコン・・・ピコン!ピコンピコン!!―――

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

―――カキンッ!キンッ!キンッ!キンッ!―――

 

『なっ!?マルチギロチンを手で全て防いだ―――』

 

多方向から、無数に迫るマルチギロンがヤンバルキャラブの体に当たる刹那、突如としてヤンバルキャラブの頭頂部にある水晶体が激しく点滅した。

するとどうだろうか、何と、まるでマルチギロチンが"どの位置"から"どう当たるのか"が分かっているかのように、ヤンバルキャラブは腕にある盾のような腕甲を動かしてマルチギロチンを全て弾いてしまった―――ばかりか、

 

―――ザンッ!!―――

 

『がっ!?あぁあっ・・・!しまった・・・!!』

 

ヤンバルキャラブはウルトラマンエースのマルチギロチンを防ぐだけではなく、無数に放たれたマルチギロチンの内の一発を、マルチギロチンが腕甲に当たった瞬間に腕を動かし、そのままマルチギロチンを放ったウルトラマンエース本人に向かって撃ち返したのだ!!

 

当然、突然飛んできたマルチギロチンに、まさか弾いたマルチギロチンで攻撃されるなど夢にも思っていなかったウルトラマンエースはモロにマルチギロチンを浴び、マルチギロチンはエースの右肩に深々と刺さっていた。

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

自分の技に自分が傷付けられる、という情けない有様を晒すウルトラマンエースを前にしたヤンバルキャラブは、あからさまに喜ぶような動作を、ケタケタと笑っているかのように鳴き声を上げつつ、天を仰いでいた―――その実は「ある恐ろしい事」をするための準備だった。

 

『おのれっ・・・!だが、今ので分かったぞ!!お前の防御の(・・・)欠点(・・)が!!』

 

肩に刺さっていたマルチギロチンは消え去ったものの、マルチギロチン刺さった事でウルトラマンエースの右腕の機能は著しく低下した。

だが、その中でもウルトラマンエースは冷静に、それでいて確実にヤンバルキャラブの事を観察していた。だからこそ、ヤンバルキャラブが見せた「鉄壁の防御」の"欠点"を見抜いた。なので、

 

『はぁああぁぁっ・・・!受けてみろ!!バーチカルギロチン!!!』

 

ウルトラマンエースは動かしにくくなった右手を鞭打って動かし、ウルトラマンエースが持つ中でもかなりの大技を、膨大なエネルギーで生み出した巨大なエネルギーの刃を撃ち出して相手を唐竹割りの真っ二つに切り裂く『バーチカルギロチン』を放った!!

 

―――ピコン・・・ピコン!ピコンピコン!!―――

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

当然、ウルトラマンエースが放ったバーチカルギロチンをヤンバルキャラブが律儀に受ける訳もなく、ヤンバルキャラブは素早く左右の腕甲をピッタリと合わせ、合わせた腕甲で頭部や腹部を覆うような動作を見せた―

 

『無駄だ!お前の腕の盾はただ合わせただけで真ん中に隙間がある!!私のバーチカルギロチンはその隙間を通ってお前を斬る―――』

 

ヤンバルキャラブが腕甲でガードを決めた瞬間、ウルトラマンエースが叫んだ。

 

そう、ウルトラマンエースが発見した「鉄壁の防御」の"欠点"こそ、元々は左右別々の腕に付いている腕甲は合わせても"完璧"にくっつく(・・・・)わけではない(・・・・・)点だ

それはつまり、合わせた左右の腕甲は一見すれば巨大な盾のようになっているが、その実は合わせた左右の腕甲は「真ん中に隙間がある」のだ。

だから、ウルトラマンエースはその「真ん中の隙間」を通り抜けるように、相手を唐竹割りの縦一文字(・・・・)に斬ってしまうバーチカルギロチンを選んだのだ―――だが、

 

―――ガッキィイイィィンッ!!―――

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

『!?なん・・・だと!?バーチカルギロチンが効いてない・・・!!?』

 

確かにバーチカルギロチンはヤンバルキャラブの腕甲の真ん中の隙間を通り抜け、ヤンバルキャラブの顔面に、胸に、腹部に、と当たった・・・当たっただが、バーチカルギロチンがヤンバルキャラブの体を一刀両断する事は無かった。

どころか、エース必殺のバーチカルギロチンを真正面から受けてもなお、ヤンバルキャラブの体を覆う外骨格には"薄い線"が付いただけだった・・・何という強度を誇る外骨格であろうか。

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

―――ドォンッ!!―――

 

『うがぁっ!?』

 

ここで、ヤンバルキャラブが反撃に出た。

ヤンバルキャラブは大股でウルトラマンエースに歩み寄ると、自慢の腕甲が付いた極太の腕でウルトラマンエースを殴り、極太の脚でウルトラマンエースを蹴り上げ、といった具合にいたぶり始めた―

 

『今だ!フラッシュハンド!!』

 

だが、ウルトラマンエースはされるがままでは無かった。

ウルトラマンエースはヤンバルキャラブが至近距離まで近付き、調子に乗って自分をいたぶり始めた瞬間、動かせる左手にエネルギーを溜めつつ、その左手をヤンバルキャラブの"肩口"に叩き付けた。

その瞬間、ウルトラマンエースの左手から凄まじいエネルギーが放たれ、エース必殺の切断技『フラッシュハンド』がゼロ距離でヤンバルキャラブの肩口に、肩の"関節部分に"炸裂した。

 

(どんなに堅い外骨格を持っていても、関節部分から軟らかいはずだ。ましてや、肩口から切り落とせばかなり戦力が低下するハズだ!!)

 

ヤンバルキャラブの肩口に、肩の"関節部分"にフラッシュハンドを当てたウルトラマンエースは心の中で呟いた。

 

そう、ウルトラマンエースはヤンバルキャラブの、生物の体でも一番柔軟で、同時に"軟らかい"部位である「関節」を狙ったのだ。

事実、確かにヤンバルキャラブの関節部分は軟らかい。何故なら、関節部分まで外骨格で覆ったら・・・動かせなくなるからだ。だから、確かにウルトラマンエースの目論見は正しかった―――理論上は。

 

―――ガッキィイイィィンッ!!―――

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

『なっ―――そ、そんなバカなっ!?コイツは関節まで硬いのか!!?』

 

ウルトラマンエースのフラッシュハンドは確かにヤンバルキャラブの肩の関節に叩き込まれた・・・だが、フラッシュハンドがヤンバルキャラブの肩口を、腕を切り落とす事は叶っていなかった―――ヤンバルキャラブの体は、全ての部位が異常なほどに硬いのだ。

何故なら、ヤンバルキャラブの「元」になっている怪獣は恐ろしいほどに硬い体を持つ―――そんな硬い体を持つ怪獣が、二体もヤンバルキャラブには合体している。だから、ヤンバルキャラブの全身が硬いのは「当たり前」なのだ。

 

と、ここで―

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

―――ブシュッ!!―――

 

『うわっ!?な、何だこの液体はっ!?まさか毒か酸か!!?』

 

突然、ヤンバルキャラブが緑色の液体をウルトラマンエースに向かって吐き出し、ウルトラマンエースはその緑色の液体をモロに浴びてしまった。

 

「怪獣が何か液体を吐き出して浴びせてくる」という行為は基本的に攻撃であり、しかもだいたいは毒や酸だ。だからウルトラマンエースは慌てていたのだが、

 

『な、何だ・・・?溶けもしないし、爆発もしない?それに・・・具合が悪くなったりもしないぞ?これは毒や酸じゃないのか?』

 

ヤンバルキャラブの吐いた緑色の液体をモロに浴びたウルトラマンエースであったが、その体に異変が起きることは全く無かった。

 

そう、実はあの緑色の液体は毒や酸ではない。ないだが、その実毒や酸などとは比較にならない「とんでもない代物」なのだ―

 

『どうやら、私も覚悟を決めねばならないようだな・・・行くぞ怪獣!私の最強にして、最後の技を受けてみろ!!くらえ!ギロチンショット―――』

 

ウルトラマンエースはヤンバルキャラブの謎な行動の意味を確かめたかったが、額にあるウルトラスターというエネルギー源が点滅し始めた・・・活動時間の限界が近いと悟ったため、自身の持てる最大の必殺技『ギロチンショット』を放つためにエネルギーをスパークさせ始めた、その瞬間!!

 

―――ドォオオオォォォンッ!!―――

 

『う、うわぁあぁっーーー!?な・・・何だ・・・!?何が・・・起きたのだ・・・!!?』

 

突然、エースの頭部で、腕で、胸で爆発が起きた。結果、ウルトラマンエースは大ダメージを負って倒れてしまった。

 

『まさか・・・怪獣が攻撃を―――いや、ヤツは何もしていない・・・むしろ、私がひとりでに爆発したような―――』

 

一瞬、ウルトラマンエースはギロチンショットの溜め動作中にヤンバルキャラブが攻撃してきたのかと思ったが、

ヤンバルキャラブが攻撃したわけではない。

 

むしろ、ウルトラマンエースが"ひとりでに爆発した"のだ・・・一体、何故?

 

『待てよ・・・そうだ!確か・・・私がギロチンショットの・・・準備のためにスパークを起こしたら・・・爆発したんだ!・・・それも、まるで何かに引火したかのように・・・!!そして・・・私はヤツから緑色の液体を・・・かけられた・・・!!きっと・・・あの液体に原因があるんだ・・・!!』

 

不意に、ウルトラマンエースは爆発が起きた際の事を、その前にヤンバルキャラブからされた事を思い出し、仮説を立てた―――それは全て当たっていた。

 

そう、あの時ヤンバルキャラブがウルトラマンエースに吐きかけた液体こそ、ウルトラマンエースがギロチンショットの準備動作の際に発生させたスパークに"引火した"原因であり、爆発を起こした原因だった。

あの緑色の液体は『高純度エネルギー』と呼ばれる特殊な液体であり、凄まじいエネルギーを秘めた液体である物の、同時に凄まじいエネルギーを秘めているからこそ引火しやすく、オマケに引火したら大爆発を起こす危険な代物なのだ。

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

そして、その性質や危険性をヤンバルキャラブは熟知している。だからこそ、ヤンバルキャラブは相手に高純度エネルギーを吐きかけ、相手が自らの炎や電撃などで引火して爆発を起こし、自爆するように仕向けるのだ。何という策士であろうか。

 

『と・・・透視光線・・・!!』

 

―――シカキィキュイイイィィィッ?―――

 

不意に、ウルトラマンエースが両目から光線をヤンバルキャラブの腹部に照射した。

だが、光線が当たってもヤンバルキャラブには何の影響もなかった。故に、ヤンバルキャラブは不思議そうに首を傾げた。一方で、

 

『な、何だコレは・・・!?ヤ、ヤツの体内には・・・あの緑色の液体が凄まじい量で詰まっている・・・!こんなの爆発させたら・・・辺り一帯、何もかもが消し飛んでしまう・・・!!」

 

件の光線を、その実は当てた物体の内部や怪獣の体内を透視して見ることの出来る『透視光線』でヤンバルキャラブの体内を見たウルトラマンエースは思わず声を上げた。

何故なら、ヤンバルキャラブの腹部にある何かの袋のような器官には高純度エネルギーがなみなみと詰まっていたからだった・・・たった少しの量で、たった少しのスパークでウルトラマンに大ダメージを負わせるような爆発を起こす高純度エネルギーが、50m以上あるヤンバルキャラブの腹部の大半を占めるような袋に詰まっている量の高純度エネルギーに引火でもしたら・・・辺り一帯は全て吹き飛び、何も残らない焼け野原になるだろう。

 

そのことを知ったウルトラマンエースは思わず身震いした・・・知らなかったとはいえ、その危険な高純度エネルギーをなみなみと体内に保有するヤンバルキャラブに攻撃しまくっていたのだから。

しかも、引火しそうな技もバンバン使っていた・・・これで身震いしない方がおかしいだろう。

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

『な、何だ―――えっ・・・?』

 

突然、ヤンバルキャラブが吠えた。

その声につられ、倒れていたウルトラマンエースが顔を上げた―――その上げた顔の真ん前に、ヤンバルキャラブの両腕()があった・・・だが、ヤンバルキャラブの体はウルトラマンエースが倒れている場所から50mは離れている所にある―

 

『ヤツの腕が・・・伸びた―――』

 

ウルトラマンエースは、なぜ自分の顔の真ん前にヤンバルキャラブの両腕があるか悟った。

 

そう、ウルトラマンエースの言う通り、ヤンバルキャラブの腕が伸びたのだ・・・より正確に言えば、ヤンバルキャラブは普段は腕を"折り畳んで"おり、必要に応じてその折り畳んでいる腕を展開する。

 

そして、その腕の長さは脅威の50mを誇る・・・片腕で50mもあるのだ。

 

加えて、その伸ばされた腕の内側には鋭利な棘が無数に生えており、腕の長さと無数の鋭利な棘が相まって、まるで"ギロチン"の様である―

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

―――ザンッ!!―――

 

『あっ―――』

 

ヤンバルキャラブは、伸ばしていた腕を倒れているウルトラマンエースの首に振り下ろした。

 

それに伴って"何か"が切り落とされた(・・・・・)ような音(・・・・)と、その直後には"何か"が転がる(・・・)ような音(・・・・・)が聞こえた。

 

その代わり、何故かウルトラマンエースの声は一切しなくなった。

 

「ひ、ひぃいいぃぃっ!?ウ、ウルトラマンエースが・・・首を・・・」

 

「い、いやぁああぁぁっ!?首が!首がぁああぁぁっ!!?」

 

「ままー!ウルトラマンエースはどうなったのー?」

 

「み、見ちゃいけません!絶対に見ちゃダメ!!」

 

それまでずっとウルトラマンエースとヤンバルキャラブの戦いを見守っていた街の人々が一斉に悲鳴を上げ、特に子供がいる親たちは必死になって子供たちの目を覆っていた・・・目の前で起きた"惨劇"を子供たちに見せないようにするために。と、その時だった。

 

―――ゴゴゴ・・・ゴゴゴゴ・・・ゴゴゴゴゴゴゴッ!!!―――

 

「な、何だこの音!!?」

 

「何か・・・落ちてきてる?」

 

「あっ!?アレは何!!?」

 

「はっ?何が?どこだよ?」

 

「あ、あそこ!()に何かが―――」

 

不意に、何か音が聞こえ始めた。その音はまるで、何か巨大なものが落ちてきているかのような音だった―――そう、その通りなのだ。

 

―――ドォオオオォォォン!!―――

 

「う、うわぁあああぁぁぁっ!?な、何だーーーっ!!?」

 

「い、隕石だーーーっ!!?」

 

突然、辺り一体を凄まじい衝撃と爆風が襲った。

その原因は・・・突如として宇宙(てん)より降ってきた隕石だった。

 

―――ドォオオオォォォン!!―――

―――ドォオオオォォォン!!―――

―――ドォオオオォォォン!!―――

―――ドォオオオォォォン!!―――

 

それも、一つや二つでは無く無数にだ。

 

「に、逃げろー!隕石に潰されて死ぬぞーーーっ!!」

 

「どこに逃げればいいんだよーーーっ!!?」

 

「た、助けて!誰か、助けて―――」

 

―――ドォオオオォォォン!!―――

 

突如として雨の如く、無数に降ってきた隕石群によって大都市は一瞬で壊滅し、そこにいた人々も、大都市の近くで物言わぬ姿となったウルトラマンエースだったもの(・・・・)は隕石群によって姿を消した。

 

しかし、一体なぜ突如として隕石が降ってきたのだろうか?そもそも、なぜ隕石はこの辺り一帯だけに降ってきたのだろうか?

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

その原因こそ無数に降ってくる隕石を、何故かまるで前もってどこに落下するのか予知しているかのように難なく避けているヤンバルキャラブだった。

 

実は、ヤンバルキャラブもといヤンバルキャラブは合体元である「磁力怪獣 アントラー」が持つ「万物を引き寄せる磁力を出せる」という能力を強化して宿しており、その力の凄まじさは宇宙に浮かぶ隕石すら引き寄せてしまう―――そう、突如として隕石が降ってきたのはヤンバルキャラブが引き寄せたからだったのだ。

 

"まだ生きていた"ウルトラマンエースと戦っていた時に、ヤンバルキャラブが見せたケタケタと笑っているかのように鳴き声を上げつつ、天を仰いでいた動作こそ、体から出す凄まじい磁力を使って隕石を引き寄せて降らせる技「メテオ・クライシス」の予備動作だったのだ。

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

相変わらず無数に降ってくる隕石を、何故かまるで前もってどこに落下するのか予知しているかのように難なく避けているヤンバルキャラブは嬉しそうに咆哮を上げていた―――あのウルトラマンエース"だったもの"が転がっていた場所をチラ見しながら。

 

―――シカキィキュイイイィィィッ!!―――

 

そんなヤンバルキャラブの咆哮は嬉しそうであったが、同時にどこか「やりとげた感」でいっぱいだった―――その咆哮は、今まで数多の怪獣の頭部や首に手足を切断してきたウルトラマンエース、に屠られた怪獣(どうし)たちへの鎮魂の意だったのかもしれない。

 

 

「ギロチン王子」の異名を取るウルトラマンエースが、ヤンバルキャラブの鋭利な棘が無数に生えたギロチンの如き腕に抱かれて敗れるなど・・・ある種の「皮肉」でしかなかいだろう。

 

 

 

~合体怪獣解説~

 

・磁力怪獣アントラー+光熱怪獣キーラ+変異昆虫シルドロン(フュージョン・ライズ)変異光力怪蟲獣・ヤンバルキャラブ

 

 

スペック:身長55m 体重4万4千トン

 

データ:『ウルトラマン』に登場した「磁力怪獣アントラー」と「光熱怪獣キーラ」と『ウルトラマンダイナ』に登場した「変異昆虫シルドロン」の三体がモンスター・タッチもといフュージョン・ライズして誕生した融合怪獣。

とにかく頑丈な外骨格を誇る(ウルトラマンのスペシウム光線を"外骨格の堅さのみ"で耐えた)アントラーに、同じくとにかく頑丈な外骨格を誇る(ウルトラマンのスペシウム光線や八つ裂き光輪を"外骨格の堅さのみ"で耐えた)キーラが合体しているので、とにかく防御力が高い。

それに加えて『ウルトラマンダイナ』の防衛チームのスーパーGUTSの戦闘機・ガッツイーグルのレーザー攻撃を完全に防ぎ、ウルトラマンダイナの光線技も無効化する強度を誇る腕甲を持つシルドロンが合体しているので、特に腕甲が一番防御が高く、あらゆる攻撃を弾く(全身も異常に硬いが、特に腕甲が硬い)。そのため、ヤンバルキャラブは積極的に腕甲を盾にしている。

加えて、アントラーの弱点「バラージの石」も、キーラとシルドロンが入っているので意味が無くなっている。

また、シルドロンが持つ「予知能力」も健在で、相手の攻撃・・・だけではなく、相手の"行動すら"予知出来るレベルになっている。

そんなヤンバルキャラブの最大の特徴にして、最大の武器こそ片手だけで50mものリーチを誇る腕である。この腕の内側には鋭利な刃物のような棘がビッシリ生えており、その棘つきの腕で相手の腕や頭をギロチンの如く刎ねてしまう。

同時に、普段は腕は"折り畳んでいる"―――腕の関節が10mごとに一個、何と5個の関節を持つため、腕は自在に折り畳める・自在に動かせる・自在に伸ばせる。

また、左右に飛び出た目は視野が広く、真横や真後ろも見えるので死角は無く、不意打ちなどに強い。

 

 

容姿:ベースはシルドロンで、左右に飛び出た、触角の先についている爛々と輝く複眼で構成された目がある。

 

頭頂部にはシルドロンの点滅する水晶体が浮き上がり、口の両脇には短いながらも鋭利な大顎→元はアントラーの大顎が「メスのクワガタ」みたいな感じでシルドロンの口の両脇に生えている感じ。

 

上腕の部分には巨大な盾の如き腕甲を備えつつ、内側にズラッと刃物のような棘が無数に生えた極太の腕を持つ→腕の先にある"手"はキーラの腕と同じく「物が掴める指が生えている」

 

ドッシリとした太鼓腹と、重量感溢れる全身を支えるために太くなった脚、その足の先は二股になっている。

 

そして、全身を棘だらけの群青色の強固な外骨格で覆った刺々しい巨大昆虫の如き姿→体の色はアントラーの青みがかった外骨格にキーラの薄茶色の外骨格の色を混ぜた感じ。また、全身にキーラの棘が生えている。

 

容姿のイメージは後述の「ヤンバルテナガコガネ」です。

 

 

必殺技:各怪獣の能力・必殺技が使える&強化されている。

 

・アントラーの持つ磁力により、精密機械を狂わせる、磁力光線で相手の光線などを分散&無効化させる、磁力光線そのものを放つ、相手を自分の方へ引き寄せる、宇宙に浮かぶ隕石を磁力で引き寄せて降らせる「メテオ・クライシス」が使える(このメテオ・クライシスはゲーム作品でアントラーが使ってた技)。

 

・キーラが目から放つ「至近距離では爆発を起こし、機械の回路をも焼き切る」という「フラッシュ光線」は目から・・・だけではなく、頭部の水晶体からも放てる。この際、頭部の水晶体はよく点滅するので「ただ単に点滅しているだけ」なのか「フラッシュ光線の予備動作」なのか相手には分からず、一種の揺さぶりをかけられる。

 

・シルドロンが持つ予知能力により相手の攻撃を先読みし、その予知能力が強まっているために「相手の行動」すら先読みしてしまう。

 

・片腕だけで50mものリーチを誇り、無数の棘が生えたまるでギロチンの如き腕を振るって相手の手足や首を刎ねてしまう。

 

・武器・・・とは少し違うが、ヤンバルキャラブの体内には『高純度エネルギー貯蔵ぶくろ』という器官があり、そこに高純度エネルギーを貯蔵している。

この体内の高純度エネルギーは、

 

・活動エネルギーになっている→高純度エネルギーの効果により、凄まじいスタミナを生み出す。

・相手に吐きかける→高純度エネルギーの引火・爆発性により、相手が少しでも電気や火花を起こすと高純度エネルギーに引火して相手は自滅or大怪我を負う。

・相手は高純度エネルギーの恐ろしさを知る→そんなのを大量に体内に貯蔵しているため、相手は下手に攻撃できなくなる"自己防衛"&"精神的揺さぶり"をかけられる

 

という、三つの使い方が出来る優れ物である。

 

 

 

肩書きの由来:ただ単に三体の肩書きを混ぜただけ・・・一応『怪獣』ではなく『怪蟲獣』としたのは三体とも蟲っぽい見た目だから(シルドロンは完全に虫だが・・・)

 

名前の由来:実は名前もだが容姿も、我が国・日本の沖縄の『山原(やんばる)』の森のみに生息する「ヤンバルテナガコガネ」という、天然記念物にして日本最大の甲虫(コガネムシ)がモデル。

 

ヤンバル→やんばる・山原

 

キャラブ→コガネムシの英語『scasrab・スキャラブ』=キャラブ

 

ヤンバル+キャラブ=ヤンバルキャラブ(ヤンバル(テナガ)コガネ)という、まんまヤンバルテナガコガネです。

 

事実、このヤンバルテナガコガネは外敵と戦う際はその長い腕(とその内側にある棘)を使って相手を投げ飛ばす、相手に棘を叩き付けて傷を負わせる、みたいなことをします。

 

つまり、ヤンバルキャラブは「ヤンバルテナガコガネの怪獣」って感じです。

 

 

合体元解説

 

・磁力怪獣 アントラー:『ウルトラマン』の第7話『バラージの青い石』。勘違いされやすいが、あくまで宇宙から来た歴とした宇宙怪獣である。5000年ぐらい前にも地球に来た個体がいたらしく、ソイツは作中の伝説の街・バラージで暴れ回っていたが、『ノアの神』というウルトラマンに似た神様が倒した。

主に砂漠などに巣を作り、持ち前の強力な磁力で空飛ぶ飛行機などを引き寄せて人間を食べる(怪獣図鑑に食べ物・飛行機と書かれているが、正確には「飛行機の人間」)。

元祖『ウルトラマンのスペシウム光線を完全に耐えた』怪獣であり、しかも『体の頑丈さのみで耐えた』というスゴいヤツ・・・なのだが『バラージの石』という石をぶつけられただけで全身から火花を吹いて死ぬ謎の弱点がある。

 

・光熱怪獣 キーラ:『ウルトラマン』の第38話『宇宙船救助命令』に登場。『Q星』という惑星に生息する宇宙怪獣で、Q星に送り込まれた科学特捜隊の観測機を破壊し、それの回収に来た科学特捜隊を襲うが、現れたウルトラマンと戦う。その際、ウルトラマンの各種必殺技を「体の頑丈さ」だけで無効化する、パワーとフラッシュ光線のみでウルトラマンを完膚なきまでに叩きのめす、など隠れた強豪怪獣でソフビ化もされている・・・が、次話(39話の)"宇宙恐竜"の影に隠れがちな不憫な子・・・その宇宙恐竜は端っから「対ウルトラマン用」だったが、キーラは「素で」ウルトラマンを圧倒しているからキーラの方がスゴい―――まぁ、キーラはウルトラマンのウルトラ念力で倒され、宇宙恐竜は人間に爆弾一発でやられてるから何とも言えないが。

 

・変異昆虫 シルドロン:『ウルトラマンダイナ』の第5話『ウイニングショット』に登場。何かの昆虫が突然変異して生まれた怪獣。高純度エネルギーという液体エネルギーを常食としている。

非常に硬い腕甲&特殊な「予知能力」を持っており、その予知能力で相手の攻撃を先読みしつつ、腕甲で弾く。ただし、腹だけは軟らかい。

また、とある島でクローンとして蘇っていた・・・が、それは「ある怪獣のトレーニング用の相手(しかも定期的な)」であり、アッサリ殺されていた・・・「定期的」ということは、数え切れない数のシルドロンのクローンが殺されまくっているという事なのか?

ちなみに、コイツのデザインと動きは特技監督が「可愛くしてね」という注文で作られている・・・そのため、劇中でも首を傾げる、エサが無くなると拗ねる、エサが入っているパイプの中を覗き込む、等々の「可愛い行動」が多い。

 




如何でしたか?

前書きで言った

『「円谷らしい」怪獣=ウルトラシリーズにいる「沖縄の要素」』が入った合体怪獣

とは、沖縄県の天然記念物・ヤンバルテナガコガネの要素を盛り込んだヤンバルキャラブでした。

「いや、沖縄の動物って言えばイリオモテヤマネコとかヤンバルクイナ、ハブだろう」

という意見もあるでしょうが、あえてヤンバルテナガコガネを、

"知ってる人は知ってるけど、一般的な認知度は高くない"

生物を選びました。

だって、有名な動物選んだって意味が無い=知ってもらわないと意味が無いんですよ。1人でも多くの人が知ることで保護などに繋がるんですよ・・・

「有名どころの怪獣しか出さない」今の円谷プロに埋もれている

「"知ってる人は知ってるけど、一般的な認知度は高くない"怪獣を1人でも多くの人に知って欲しい」という僕の思いと同じです。

で、ウルトラマンエースをボコボコにしてスミマセン。エースファンの皆さん、本当にスミマセン。

ですが、やはりヤンバルキャラブの相手はエースしかしないんですよ。

だって、あの"ギロチン王子"がギロチン技で倒される・・・こんな"皮肉な展開"は他に無い・・・とりあえず、申し訳ありません。

※この小説はヒーローや強い怪獣が合体怪獣に倒される小説です。
何「一度でいいから怪獣に天下を取らせてやりたい」という思いだけで書います。
その辺りを、どうかご了承下さい。


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