元英雄が紡ぐ物語   作:因幡の黒兎。

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なんか、この二次創作の名付け親、兼親友に薦められて妖怪ウォッチぷにぷにを本格的に始めた白兎。です!

アオイ「それって面白いのか?」

…どうだろ? 暇潰しにはなるけどね~。

アオイ「なんか強ぇキャラ居んの?」

一応FFコラボの時からログインとガチャだけはしてたから、Zランクのクラウドと夜叉エンマなら持ってる。

アオイ「…Zランクってなんだよ」

…わかんない。と言うか、SSとかSSSとか意味が解んないのは俺だけかな?

アオイ「安心しろ。俺も全くもって意味が解んねぇから」

と言っても、アオイのステータスってそれ以上に狂ってない?

アオイ「若干にも程があるネタバレすんなっての! と言うか体調悪いのにゲームなんぞしてんじゃねぇよ!」

だって、寝てるだけだと退屈なんだもん。


風邪を振り返した馬鹿な兎がアオイにスマホを奪われたとか、奪われなかったとか…



背中を押されたから、俺は…

エファス「あははッ! 凄い凄い!!! これが英雄の本当の姿かぁ~♪」

 

 

悪魔の少年はとても楽しそうに満面の笑みを浮かべてきゃっきゃとその場で軽く跳ねる。

 

 

セラピア「エファス~、テンション高すぎぃ~」

 

アネシス「エファス様…」

 

カプスィ「とーっても、楽しそ」

 

エファス「これを見てテンション上がらないなんておかしいよ! だって見て! 僕達が改造した食人花(ヴィオラス)が一撃で! しかも街の一角も無に変えちゃったんだよ!?」

 

 

モニターに映る()()。青年は更地と化した一帯の中心で二振りの大剣を握り、凛と佇んでいた。

 

碧と黒の籠手に、白銀のブーツ。黒の混じった赤いマフラーと腰元のマントを靡かせ、金と紅の瞳を煌々と輝かせる青年を見てエファスは新しい玩具を貰った子供のようにはしゃぐ。

 

 

エファス「僕の【終焉の楽園(エンド・オブ・エデン)】よりは劣るけど、少しのチャージであの破壊力ってヤバくない?」

 

?「なんだか五月蝿いなぁー、何かあったのかい?」

 

アネシス「起きましたか、11号」

 

エファス「プロテシス、おはよー」

 

プロテシス「『ぷろてしす』…って、なんだい?」

 

エファス「名前だよ♪ ついでに僕はエファスって名乗る事にしたからね!」

 

 

画面の先で、青年がゆっくりと倒れていく中で、彼等は楽しそうに話をしている。

 

さて、一体何があったのか。少し時を巻き戻して見よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

▽ ▽ ▽ ▽ ▽

 

 

 

 

 

 

 

 

巫山戯るなよ、俺…ッ!

 

結局諦める? 馬鹿なのか、あの時から何も変わってないじゃ無いか!

 

諦めて目の前で誰かが死ぬのをただ見てろとでも言いたいのか!?

 

最初から選択肢なんて物は無かったんだ。何故なら…

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

気付けば走り出していた。

 

食人花の本体に食い込んでる鎌を強引に引き抜きながら、自分でも考えられないくらいの勢いを出して。

 

まずは近い方のエルフ。

 

前に回り込み、エルフを押し飛ばす。

 

 

レフィーヤ「きゃっ…!?」

 

 

 

少し強すぎたかな。身体が勢いで浮いていた。

 

そして、左腕から肩に激痛が駆け巡る。

 

三本の蔦が完全に腕と肩を貫いていた。

 

先程のように蔦は腕に巻き付き、一切離そうとしない。

 

 

このままだと、あの少女は潰れて死んでしまう。

 

壁に掛けられていた看板が二つに割れ、そのまま下に、少女目掛けて落ちて行く。

 

 

迷ってる場合か。助けるんだろ? 腕の一本や二本程度くれてやるよ、化物花。

 

 

腕など気にせずに走り出す。

 

 

――ビチ゛ッッッ!

 

 

そんな音と共に、左頬と横腹にねっとりと貼り付くような熱を感じながら先程よりも速く駆け出す。

 

もちろん食人花は攻撃として何十もの蔦をアオイへ放つ。

 

そんな攻撃には見向きもせずに、紙一重で躱し続け…

 

 

降り注ぐの瓦礫の雨を蔦と共に回避しながら、少女を右腕で抱え込むように捕まえる。

 

 

アオイ「少し頭を下げてな」

 

 

建物は完全に崩壊し始め、三階部分が落下してきた。妙に、落ちてくる瓦礫が遅いと思った。

 

スライディングで小さな少女を抱えながらも身体を滑らせる。

 

 

 

 

 

そして、辺りに崩壊の地響きが響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

▽ ▽ ▽ ▽ ▽

 

 

 

 

 

 

 

 

『えーっと、大丈夫? …全然大丈夫じゃ無いよね』

 

…。

 

『女の子、無事だよ』

 

…。

 

『エルフの子も付き飛ばされた後、あのアマゾネスの二人にしっかり抱き止められたから怪我とかして無いみたい』

 

…そうか。

 

『うん』

 

…。

 

『良く頑張ったね』

 

別に。自分に腹が立ったから、絶対に救うって思っただけだ。

 

『それでも、君は両方を救えたんだよ? 今までは、どんなに足掻いたとしても片方しか救えなかったのに』

 

…。

 

『ねぇ、アオイ』

 

なんだ。

 

『…ゼウス様の伝言、覚えてる?』

 

あぁ、一応だが。

 

『アオイは悪くないよ。あの後にもしもロキやフレイヤが勘違いしなければ良かっただけだから…』

 

勘違いの理由は? 俺だろ。俺が一人で【陸の王者(ベヒーモス)】に挑んだから…。

 

『でも。一人で倒したからあの時、誰も苦しまずにすんだ』

 

…近くの村の住民は? 命を枯らす猛毒で死んだだろ…。

 

『…』

 

俺は、最低な野郎なんだよ。

 

救えると、勝手に付け上がってた。

 

結局は皆が死んだ。俺のせいだ。あの時、俺が気を抜いてしまったから…呪詛(カース)に掛かって…。

 

『…死んだよね』

 

…あぁ。

 

『…』

 

英雄(イロアス)】を失ったオラリオは治安が乱れたし、神々は何処か隠し事が多くなった。

 

そして、【黒竜】の討伐任務が【ゼウス・ファミリア】【ヘラ・ファミリア】に言い渡された。

 

『そこで、ダグラスもシャルロットも…有力な冒険者は全員殺された』

 

―――ッ!!!

 

『その失態として全員、オラリオから追放されて…君は昔の家に送るために亡骸を運ばれていた。その途中だったよね』

 

…。

 

『全員が()()()()()()()()()()()()()に襲われた』

 

 

『強い魔物に太刀打ち出来るような冒険者は居らず、なんとか逃げ込んだ洞窟で皆が無惨に殺された』

 

ゃ…て…

 

『残されたゼウスとヘラは、最後の希望を…アオイの蘇生をする事にした』

 

止めろって言ってるだろッ!!?

 

『ここ、下界では禁じられている神の力(アルカナム)を使い、アオイに祝福と言う名の呪いを掛けた』

 

っ…。

 

『神様も酷いよね。たった一人のちっぽけな少年に、全てを押し付けて天界に帰っちゃうんだもん』

 

…お前、誰だ? 途中から入れ替わっているだろ。

 

『…はっ。気付くのが遅ぇな、英雄様よぉ』

 

テメェ、何者だ? どうやってこうして俺に接触している?

 

『言う訳ねぇだろうが、餓鬼が』

 

…それもそうか。

 

『それよりも、良いのか? 折角身体張って救った雑魚共を放っててよ』

 

…なら、今すぐ消えろよ。テメェのせいで起きれねぇ。

 

『おっと、それは失敬。だが、一つだけ言わせろ』

 

なんだ?

 

『テメェは、一生彼奴等を死なせたと言う罪を背負って生きてくんだ。何度でも後悔し、何度でも絶望しろ』

 

…言われずとも、現在進行形で罪に押し潰されそうさ。

 

『そうかそうか、それは何よりだ。アフェンだっけか? アイツが言ってた()()()()()()? はっ! 吹っ切れた所で意味ねぇよバーカww』

 

…。

 

『テメェはイレギュラーで化物だろ? なら、正規のルートなんぞ吐き捨てろ! こびり付いた罪に体を蝕まれながら精々足掻くことだな!』

 

…お前、本当に何者だ?

 

『テメェごときに名乗る様な落ちぶれた名は持ち合わせてねぇ。()()()()()()()()、テメェには最強で居て貰わねぇと困るんだ。精々血汗流して必死に振り回される事だな、テメェ自身の力をよぉ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽ ▽ ▽ ▽ ▽

 

 

 

 

 

 

 

 

アオイ「ッ!?」

 

 

真っ暗なあの世界から抜け出したようだ。

 

腕の中に温かさがある。見ると先程助けた少女のようだ。怯えて顔は真っ青、それに震えていた。

 

 

少女「ぁ、あの…」

 

アオイ「…すまない。血で汚してしまったな」

 

 

恐怖で肩を震わせる少女を立たせ、今出来る精一杯の()()()()()を浮かべる。

 

 

アオイ「もう大丈夫だ」

 

 

血が止めどなく溢れ出て、地面を汚していく。だが、アオイは一切そんな事は気にしていなかった。

 

 

少女「お兄さん、腕が…」

 

アオイ「これくらい気にするな。それよりも、此所は危険だ」

 

少女「え…?」

 

アオイ「摩天楼(バベル)は解るな?」

 

少女「は、はいっ」

 

アオイ「そこでギルドの野郎共が救済活動をしている。早く行け」

 

少女「お兄さんは…?」

 

アオイ「俺は、まだやる事がある」

 

 

鎌を片手で構え、食人花の方を向き直る。

 

 

アオイ「此所に居られると困るんだ。本気が出せない」

 

少女「ごめんなさい……ありがとうございました…ッ!」

 

 

少女はバベルの方へと走って行く。

 

『アオイ! 大丈夫!?』

 

アオイ「あぁ」

 

『良かったぁ…なんか途中で変な奴に邪魔されたせいで不安だったんだ! 何者だったの?』

 

アオイ「…わからない。けど、何故か背を押された様な気がする」

 

 

男の声、少し自分の物に似ている様な気がしたが…一体何だったのだろうか。

 

『って…このスキル…』

 

アオイ「…」

 

『…アオイ、覚悟は出来たの?』

 

アオイ「あぁ。…やはり俺は、忘れる事も鵜呑みにする事も出来ない。この罪の意識だけは例え何があっても一生背負い続ける」

 

『そっか』

 

アオイ「それでも、良いか?」

 

『うん! 私は君を応援し続けるし、支え続けるよ!』

 

アオイ「…そうか」

 

 

アオイの瞳には、微かだが強い光が宿っていた。

 

 

『さて! めでたい()()()()なんだから、ド派手暴れちゃえ!』

 

アオイ「…復活って訳じゃ無いけどな」

 

 

 

さぁ、大鐘を響かせようか。

 

 

 

純白に変わった髪と、黒が混ざったマフラーを靡かせ、青年は小さく笑みを浮かべた。

 

 




俺のスマホが奪われたぁ…!

だいぶ様態は良くなってるんですよ? でも、やっぱり食欲が無いのは辛いですねぇ。
…昨日買ってきた豚バラ肉、勝手に食われてたし…(T^T)

今週もSSは書けません。ごめんなさい…。

…来週、投稿出来るかなぁ…?
(-_-)/~~~

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