元英雄が紡ぐ物語   作:因幡の黒兎。

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今回が初ですよね? アオイのステータスを公開するのって!

アオイ「結構前から思ってたんだが、俺のスキルも発展アビリティもチート過ぎねぇか?」

元とは言え英雄なんだし、それくらい許してくれるって。一応タグにも付けてるし。

アオイ「あとお前、またキャラ増やしたろ?」

…戦闘中のみなんだし、許してよ…結構前から考えてた設定なんだから…。

アオイ「はぁ…まだ病み上がりだから殺すのはやめだ」

え、マジで? ひゃっほーい!


※勘違いされがちですが、これは作者(白兎。)とアドバイスをくれてる幼馴染みとの会話です。一人語りでは無いですよ?
一人語りだったら…痛すぎません?ww


あと、nifty様。高評価有り難う御座います。

…って、気付いたら八万UA突破してんじゃん! それにお気に入りも六百突破!? コメントも50件突破って!? あ、なんかどうもです…。


狂イシ英雄ノ反撃

何処からか、鐘の音が聞こえる。

 

力強く、心に響き渡る様な大きな鐘の音。

 

青白い光の粒を輝かせながら、青年はゆっくりと歩みを進める。

 

 

「…おい、アフェン」

 

アフェン「ッ…」

 

 

冷たくも力の籠った声に少し狼狽える。

 

 

「俺は今、最高で最悪な気分だ。理由はわかるか?」

 

 

剣のように鋭い瞳、瞳孔が完全に開ききっており、ルビーとトパーズを思わせる瞳は更に輝きの強さを増していた。

 

 

アフェン「…何故でしょうか?」

 

「…わからないか? 簡単さ」

 

 

鎌を担ぎ、青年…いや、(アオイ)はほんの少し口元を緩めた。

 

 

「殺せるからだ。お前らを、な」

 

 

笑みを浮かべる事が苦手なので、右手の小指で口角を引く。

 

 

アフェン「…しっかりと笑わないのですね」

 

「どんなに喜びが高まったとしても、微笑しか出来ないんだ。せめてもの代用さ」

 

アフェン「先程まで、素敵な笑みを浮かべていましたけどね」

 

「…」

 

 

そこからは何も話す気はないと言わんばかりに鎌を構えた。

 

 

「…さて、()()()()()を見せてるよ」

 

 

千切れた左腕から肩に掛けてを紅蓮の炎が覆い尽くした。

 

その炎は、腕の形をして…

 

 

 

 

 

消えてしまった。一つ、置き見上げを残して。

 

 

アイズ「えっ…」

 

「この力は、疲労感が強いから使いたく無かったんだが…。やはり自動発動のスキルは便利だが、それ以上に厄介な物だな」

 

アフェン「それが神ゼウスが貴方に掛けた()()ですか」

 

「呪いではないさ。これは…」

 

 

これは俺を最後の希望として生き返らせてくれた主神からの、何時かの時が来ても立ち向かえるようにと残してくれた物。

 

 

「最高に、狂った俺への祝福さ」

 

 

 

 

 

死の無き怪物(NO・DEAD・MONSTER)

・死亡時、肉体修復。及び蘇生

・体力、魔力、精神力によって修復、蘇生速度の変化

・このスキルは恩恵が消えても持続される

・効果の封印不可

 

 

 

 

 

アフェン「本当に、狂ってますね」

 

「…さて、無駄話はここまでだ」

 

 

ぼんやりと紅の瞳が光帯びる。

 

 

「おい、準備は良いか?」

 

『うん! スキル、及び魔法の全封印解除!』

 

 

その声とほぼ同時に目の前、【操作画面(メニュー)】に赤で大きな文字が展開される。

 

《スキル【英雄(ヒーロー)】が解放されました》《スキル【始まり告げる鐘(グランド・ベル)】が解放されました》《スキルの内容が変化。スキル名【最後の英雄(ラスト・ヒーロー)】に発展。詳細を確認してください》《魔法【英雄の奇跡(イロアス・サブマ)】が解放されました》《魔法【授かりし雷(ブロンテ)】が解放されました》

 

 

「この機械的な声はどうにもならないのか…」

 

 

~ステータス~

 

 暁葵(アカツキ アオイ)  Lv,7

 

    力:EX 2325(+200)

   耐久:EX 1801(+200)

   器用:EX 1693(+200)

   敏捷:EX 2137(+200)

   魔力:EX 2004(+200)

   神秘:SSS

   再生:EX

   強運:SS

   神技:EX

 魔導覚醒:EX

   指揮:EX

  錬金術:EX

   神打:SSS

 調合覚醒:EX

   神眼:EX

   破壊:EX

怪物行進曲:S

   魔王:EX

   魅了:SSS

   狂気:EX

 

《魔法》

英雄の奇跡(イロアス・サブマ)

不死鳥の炎(フェニクス・フロガ)

授かりし雷(ブロンテ)

 

《スキル》

最後の英雄(ラスト・ヒーロー)

始まり告げる鐘(グランド・ベル)

復讐願望(アヴェン・ノゥド)

死の無き怪物(NO・DEAD・MONSTER)

不死鳥の覚悟(スカーレット・スピリット)

半精霊半神(ゴッド&フェアリー)

神々の加護(エレメンタリア)

操作画面(メニュー)

性質偽装(ネイチャー・ディスガイス)

女神の伴侶(ゴッデス・アザー)

竜人(ドラゴノイド)

邪竜の呪詛(デッドリー・オブ・ドラゴン)

【罅カ麌.繼チ盧ァ浮】

 

 

 

「…さぁ。構ってやるから、良い声で啼けよ?」

 

 

体勢を低くし、風の抵抗を少なくした状態で走り出す。

 

そんな青年、葵へと再度蔦を伸ばす食人花。先程までならば、葵は攻撃が無意味なので回避しかしなかっただろう。

 

が、先程とは一切違うのだ。

 

まず鎌の構え方。基本的にアオイは右を軸に扱うのだが、今回は左手。

 

 

葵「疾ッ…!」

 

 

赤い蔦に曲を描きながら黒に輝く閃光が射し込む。

 

鎌の刃を伝う赤い液体。ゆっくりと蔦は縦に擦れ、地面に落ちる。

 

 

『lそkwhsmけじゅkmshkzkめいsーlsーsっめhsっksじ!!?』

 

葵「何を言っているのかが、てんで理解出来無いな。ここまで酷い声を聞いたのは初めてだ」

 

 

斬られて数秒、漸く蔦の切り口から血潮が噴き出す。斬られ、地に落ちた蔦がうねうねと気味の悪い動きをし、痙攣を起こして少しで完全に動きを止めた。

 

 

葵「こんなにも容易に斬れる物だったか?」

 

『今まで無駄な力が掛かってたからね。それが完全に無くなったんだし、そう感じるんだよね~』

 

葵「そうか」

 

 

大きく息を吐き、鎌を握る力を強める。

 

 

葵「いい加減、駆逐してやるよ。雑草が」

 

『こんなんが雑草だと今頃世界滅んでるよ!?』

 

 

慌てた様なツッコミを無視して走り出す。伸びてきた蔦を裂きながら、ホロウパネルに手を入れる。

 

 

葵「正直、これは実験中だったから使いたく無かったが…この戦いを実験の代わりすれば問題無い…よな」

 

『大問題過ぎ草生えるww』

 

アフェン「なっ…!?」

 

 

またもや煩い声を無視して大きな筒を取り出す。筒の片方のみが空いており、火薬が詰められた大きなロケットの形をした弾丸を取り付ける。

 

()()を見て、アフェンは信じられないと目を見開いていた。

 

なぜならそれは、この世界にはあるべき物では無い物だったからだ。

 

 

葵「…go」

 

 

大筒を肩に担ぎ、握ったトリガーを引く。

 

肩と首筋に強い振動を残しながら筒から放たれたロケットは、真っ直ぐの軌道をほぼ音速で飛び…

 

 

 

 

 

 

 

『ドォオオォォ――――ンンンッッッ!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

鼓膜を突き破るような爆音を辺りに轟かせた。

 

 

葵「煩い…もう少し火薬を減らすべきか?」

 

『うっは、熱気が強いねぇ~! 相当離れているのに火傷をしちゃいそうだねぇ~っ!!!』

 

葵「妙にテンションが高いな。…まぁ、俺も()()()ボルテージが上がってきたが」

 

 

熱気と黒煙、何かが燃え上がるような臭い。そして…

 

 

『ほんと…作った性格も、素の性格に戻っても本質は一切変わらないね』

 

葵「仕方無いだろう? 俺は、狂ってるんだからな」

 

 

飛び散り、頬に付いた真っ赤な血。白く細い中指で熱気帯びた血を拭い、指から舐めとる。

 

 

葵「本当に、俺は狂っているな」

 

 

嗚呼。ヤハリ血ハ甘クテ、ソレデイテ舌触リガ良ク、トテモ美味ダ。…ククッ♪

 

鎌を振り、鋭い風で辺りに立ち込める煙を斬り裂く。

 

 

そこには…

 

 

『げbんhkっjぉgdgb…』

 

 

原型を失い、弱々しい声を漏らす食人花の姿があった。

 

 

『威力マジでエグ過ぎぃ⤴ww』

 

葵「…煩い。永遠に黙ってろ」

 

『お断りですぅ~♪』

 

アオイ「チッ…」

 

 

今の舌鳴らしは二つの意味がある。一つは勝手に身体に住み着いた五月蝿くて煩い精霊のせい。

 

もう一つは、目の前の花の事に対してだ。

 

 

葵「身体、爛れて無かったか? 完全に修復してやがるんだが」

 

『キモーい…』

 

葵「俺も、あれくらいの肉体修復をするんだがな」

 

『ただし、君の事は除く!( ・`ω・´)キリッ』

 

葵「あ、そ。」

 

『あれー、無関心ー!?』

 

 

それよりも、厄介なのは化物花の再生能力。多分俺の【再生】と同じような物だろう。

 

 

葵「実験開始だ。お前の限界が来るまで――

 

 

 

 

 

 

 

 

      殺し尽くしてやるよ

 

 

 

ある種の怪物のように双眼が朧気な金と紅の光を放つ。その光は線を描く。

 

 

『限界が来るまで殺さなくても、魔石を破壊すれば一撃だよ?』

 

葵「…それだと()()()()()だろう?」

 

『はははー。流石は狂い混じりの英雄だねぇ…』

 

葵「なんとでも言えば良い。事実に文句は言わんさ」

 

 

再度ホロウパネルに手を入れ、また銃を取り出す。

 

先程の銃とは形や色、その全てが違う物だ。

 

 

アフェン「今度は軽機関銃…」

 

 

トリガーを引くと、弾丸の雨が降り注ぐ。

 

先程のハンドガンとは威力も量も桁違い。それを耐えられる筈が無く、ヴィオラスの巨体は穴だらけとなり、そこから吹き出る血が辺りを赤に染め上げる。

 

 

葵「そう言えば、今日は祭りだったな」

 

『うん。それがどうしたの?』

 

葵「違う意味になってしまったと思ってな」

 

 

辺りの惨劇を眺め、精霊は納得した。

 

 

『確かに…お祭りはお祭りだけど、今回のは()()()だもんね~』

 

葵「文句なんぞ無いがな。普通の祭りと比べれば、比べるまでも無く此方の方が面白い」

 

 

血のべったりと付いた腕を舐める。鉄臭くて、口の中をへばり付いて…葵は妖艶の笑みを浮かべる。

 

 

葵「っと、味わっている場合じゃ無いか」

 

『あんな化物の血を味わらないでよ!』

 

葵「…はぁ」

 

 

手を払うようにして血を飛ばす。それだけで地面に筆で書かれたような赤く太い線が描かれる。どれだけの血が付いていたのだろうか。

 

 

『被害が大きくなっちゃいそうだし、そろそろお遊びは止めた方が良いかも』

 

葵「…そうか」

 

 

地面に無数の大きな亀裂が走る。人食花(ヴィオラス)は地面から生えて居る。地面の内側と外側から震動を与えているのだ。もう少しすれば地面が崩落し、辺り一体が地下水道に沈む事になってしまう。

 

そうすれば、アイズ達もタダでは済まないだろう。

 

 

葵「それだけは、何としてでも阻止する。手伝え、『導きの精霊(フィアナ)』」

 

フィアナ『Aye,aye,sir!』

 

 

葵は【命喰いの死神(ソウル・イーター)】をストラップ程のサイズにし、腰のポーチに直す。

 

そして、鎌の変わりにと取り出したのは―

 

 

葵「…俺に、少しで良いからまた力を貸してくれ…」

 

 

―二本の剣のストラップだった。

 

 

『言われなくとも、貸しますよ。それくらい』

『仕方無いなぁ。結局、アオイには僕達しか居ないんだよねぇ~』

 

葵「フッ…言ってくれるな」

 

『とは言え、力を取り戻したばかりの葵には負荷が強いんですよね…』

『だから、()()()()()()()()()しか使わせないけど良いよね?』

 

葵「五秒…ねぇ?」

 

 

不敵な笑みを浮かべて、葵は口を開く。

 

 

葵「それだけあれば、充分さ」

 

 

二本のストラップを握り締める。すると、【操作画面(メニュー)】に文字が浮かび上がってくる。

 

《現在、『明暁ノ焔(アスノヒ)』『昨夜ノ灯(サクヤノトモシビ)』の双方は封印状態です》

《封印を解除しますか? yes/no?》

 

 

フィアナ『どっちにする~?』

 

葵「yes以外無いだろ」

 

 

《封印を解除します。少々お待ち下さい…》

 

 

ストラップは眩い光を放ち始める。そんな光が止む頃には――

 

 

 

『ふふっ♪ 久し振りに使って貰えますね、サクヤ?』

『うん! 意外と待ち遠しかったよね~、アス♪』

 

 

 

――美しい二振りの大剣が葵に握られていた。

 

 

 




うん、チート過ぎたかもですね。やり過ぎた感が否めない。寧ろ同意。

偉業を成し遂げて居なかったのでレベルアップが出来なかっただけであって、まだレベル7です。…オッタルを軽々しく越えてますからね、うちのアオイくん。
更に兵器開発までしてるって…アオイくんは一体何処を目指してるんでしょうね。

と言うか、何でフィンが崇拝してるフィアナと話してたり、武器が会話(テレパシー的な?)が出来たりするんだよ!…ってのはまた今度と言う事で。

SS? …すみません、出来て無いんでお休みです…。

それでは、来週があればまたその時に…!
(>_<)/~~

バレンタインのSSは絶対にあるんですけどね!

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