アビス・ダイアリー   作:深海好き

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ネタが思いつかなくて非常に遅れちゃった…(小声)

でも5chスレでこの小説が紹介されてるの見つけてやる気が湧いたので一気に書きました(1000文字台)


Page.18

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今日は駆逐どもど地上に行ってきた。しっかりとお金は持って行った。

そういえば、このお金も集積地からのもらい物だけど、あいつどうやってこれ入手してるんだ?

 

まあそれはいいとして。

足がないほうの駆逐はどうやって陸に持ってくんだ?って思ったんだけど、なんか陸では足がなかったり動かなかったりするやつ用に、車イスとかいうのがあるんだとか。へー。

なんであいつが知ってるのかは謎だけど。

 

いや、今思えばあいつら私よりも高頻度で陸に行ってるんじゃないか?

車イスの事を知ってたってのはもちろん、それを慣れた手つきで持ってきてたし、それ使ってるとたまにおまけしてもらえたりだとか、そういうことも知ってたし。

 

そうか、だからあいつ私の知らない店知ってたのか。お礼のつもりで連れてきたんだけど、逆に私が感謝する側になってたのか…。

 

私がこの間食べたアイスクリームの店知ってたりした時点で気づくべきだったかな。

 

まぁ、別に楽しかったからいいかな。

新たな情報手に入れたし、あいつらも多分楽しかっただろうし。

 

また今度、負けまくったりして気分悪くなったらまた行くことにしよう。

そんなことにならないのが一番いいけど。できれば沈めた記念、って名目がいいかな。

 

 

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先日、陸上で深海棲艦と出遭った北上だが、だからといって特に生活が変わったということもない。

正確に言うと、資源が減少してきて次の資源配給まで大型艦や高火力艦の出撃は減少傾向で、弾薬消費が比較的多い北上も出撃日が減っているのだが、多分それは先日の件と関係ない。

 

ただ、一つ言うとすれば、

 

「おお、北上。今いいか?」

 

…こんなふうに、待機中や休日に日向が話しかけてくる頻度が増えた。しかもちょうど大井(おおいっち)がいない時だけ。

日向と話しているのを見かけた艦娘が珍しい組み合わせだとか、ついに雷巡にまで瑞雲を…だとか言っているのも聞いたことがある。

多分、誰が出撃して誰が演習して…といったことを把握しているのだろう。少なくとも、北上とその周りだけでも。別にいいが。

 

「うん、いいよー」

 

そして何をしているのかというと、今度また陸で深海棲艦に遭った時、どんな質問をするのか、どう言えば進攻をやめてくれるのか…といったことをだらだらと話している。

 

最初のあたりは、他の娯楽を勧めたらいいのでは、といった戦争をやめてもらうための手段を考えたり、深海棲艦の個人の名前はどうなってるのか、使用している資源はどうなっているのかといった深海棲艦自体に対する疑問を思い浮かべたりしていた。

しかし回数を重ねるうちに、ああいう格好で恥ずかしくないのかだとか、瑞雲についてどう思っているのかだとかしょうもないことも思いついてしまった。

 

 

でも、深海棲艦が意外と緩い存在だと再認識したことで、そんなしょうもない話をできたり、戦いに対する恐怖もだいぶ薄まったりしたことは良いことだと思う。

まあ、一番いいことは、そもそも戦争なんてしないことなのだが。




まだ次話については考えてないです(楽観的)

ただ性懲りもなくまた新しい小説の発想が思い浮かんじゃったり。
この前思いついたのも進んでないくせに(自虐)

まあほどほどにしておきます。

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