河合荘の探偵さん   作:悪魔の実

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1話

「えーっと、あそこを右かな?」

 

岐阜県岐阜市河原町にある私立高校北高1年生宇佐和成(うさかずなり)

はこれから一人暮らしをするアパートに向かう途中だったのだ。

 

「お、小学校懐かしいな〜〜」

 

(へ.......変な人 なう....)

 

宇佐は自分の横にある小学校を見て昔通っていた小学校の事を思い出しながら道角を右に曲がると以下にも不審者に見える男性が穴が空いている金網に頭を突っ込み小学校を見ていたのだ。宇佐は金網に頭を突っ込んでいる男性を見て警察に通報しようとしたその時

 

「あれっ、宇佐くん!」

 

「??」

 

男性は金網から頭を抜き警察に通報しようしていた宇佐の名前を呼んだのである。名前を呼ばれた宇佐はその場で固まってしまった。何故なら宇佐は見ず知らずの人しかも不審者に名前を呼ばれたからである。

 

「・・・・・・小学校好きなの?」

 

「誰が!!というかなんで俺の名───」

 

「ちょっと、君たち小学校をのぞいている変な男がいるって通報があったんだけど」

 

男性は携帯を片手に持っている宇佐に近づき質問した。男性の質問に宇佐は怒鳴りながら答え何故自分の名前を知っているのかを聞こうとした時宇佐と男性に中年の警察官が近づき声をかけてきた。

 

「あんただ、あんた!!」

 

男性は警察官が用があるのは宇佐だと思い後ろにいる宇佐を見ると宇佐はまた怒鳴りながら警察官が用があるのはお前だと言った。

 

「え!?のぞいてたりしてないよ!!」

 

「金網の穴に頭つっこんでたじゃないスか!」

 

男性は警察官が用があるのは自分だと気づき自分は小学校をのぞいてないと主張したが宇佐はそれを否定した。何故なら男性はついさっきまで宇佐の目の前で金網の穴に頭を突っ込み小学校をのぞいていたからだ。

 

「こんな、穴見つけちゃったら突っ込まざる得ないでしょ」

 

「確かに少年心も男心もくすぐすられる状況だけど・・・」

 

「なにいってんのおまわりさん・・・」

 

男性は金網に空いてある穴をおまわりさんに見せ意味不明な事を言い出しのだ。おまわりさんは男性の言葉を否定せず金網の穴を見て少年心や男心がくすぐすられると言う意味不明な事を言い出したのだった。宇佐は目の前にいるおまわりさんの言葉を聞き呆れていた。

 

「スーパーのカートでシャーッとやりたいとか、椅子の上で両手足を伸ばしてくるくるしたいとか、そういった数多くの誘惑にみんな耐え忍んで生きているだ!!なぁ?」

 

「いや、別に・・・」

 

おまわりさんは宇佐の方向に振り向き自分の言葉に同意を求めたが宇佐はおまわりさんの言葉に同意しなかった。

 

「子どもの安全に敏感な世の中なんだからそういうことは・・・」

 

「頭はエロでいっぱいですが、18歳なりたて女子高校生以上の女子がみっちりで小学生が入るスキなんてないですよ!」

 

「人並みの倫理観はあるようだが・・・」

 

「ないよ」

 

おまわりさんは宇佐から同意を得られないとすぐさま男性の方向に向き男性に注意をしようとした時男性はキメ顔で高校生以上の女子には興味はあるが小学生には興味は無いと言ったのだった。その言葉を聞いたおまわりさんは男性には人並みの倫理観はあると断言したが宇佐はないとキッパリと言ったのだった。それもそのはず自分から頭はエロでいっぱいですと言い切っている奴に倫理観はあるわけは無いのだ。

 

「どうせなら、駅前の階段にいきます、そんで全然見てないのに「なに見てんだよおっさん」と蔑んだ目で理不尽にニラまれたい!」

 

「あなた変ですね、ちょっと派出所まで来てください」

 

男性はまた変な事を言い出すと今まで男性の言葉に同意していたおまわりさんが声のトーンを変え男性の腕を掴みそのまま派出所まで連行して行ってしまったのだ。このおまわりさんは女子高校生に怨みであったのか?そこが気になる所だ。因みに宇佐は男性がおまわりさんに連行されているうちにこれから一人暮らしをするマンションに向かって走り出したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「ハァハァハァハァ、着いた・・・」

 

「どうしたの!?顔色が悪いわよ」

 

宇佐はあれから全速力で走り息を切らしながらこれから住むマンション河合荘に到着したのだった。河合荘到着すると河合荘の前で箒をはいていた河合荘の管理人河合住子(かわい すみこ)が宇佐に心配して声をかけたのだった。

 

「いえ・・・ちょっと変な人がいて・・・」

 

「まぁ、物騒ねぇ早く家へおわがりなさいな」

 

宇佐は今さっきまで一緒に居た男性の事を住子に言うと住子はすぐさま宇佐を河合荘の中に入れたのだった。

 

 

 

 

 

「想像してたより古いでしょ?」

 

「や、なんかいい感じです」

 

「うふふふ、ありがとう」

 

「まずはお茶でも飲む?それとも部屋を見る?」

 

「あっ、部屋見たいっス」

 

宇佐と住子は河合荘の廊下を歩いていた。住子は思ったより河合荘は古いでしょ?と宇佐に聞いたが宇佐はいい感じですと河合荘の事を褒めたのだった。そのまま2人は廊下を歩いていると住子は宇佐にこれから居間でお茶を飲むかこれから住む部屋を見るかどっちがいいかと聞いたのだった。宇佐はすぐさま部屋を見たいと言い住子の案内の元これから住む部屋に向かって行ったのだった。

 

 

 

 

 

「広!!四畳半じゃ・・・」

 

宇佐は自分の部屋に案内され自分の部屋に入ると部屋の広さを見て驚いたのだった。何故なら宇佐は自分の部屋の広さ四畳半と聞かせていたからだ。

 

「ああそれはね・・・」

 

「こうして、こうで........四畳半うふふふ」

 

住子は部屋の真ん中にあるカーテンをシャーッと引っ張り部屋を遮ったのだった。

 

「……・・・・・・あのそれって」

 

「ひどいなぁ宇佐くん、ルームメイトを置いて逃げるなんって」

 

「ギャーーーーーー!!!」

 

宇佐は住子の行為にツッコミを入れようとすると宇佐が先程まで一緒にいた不審者が宇佐の後ろに居たのだった。不審者を見た宇佐は悲鳴を上げた。

 

 

 

 

 

「なんでここに!!」

 

「住人だもの」

 

「なんで俺の名前!!」

 

「住子さんから聞いてたし写真も見てた」

 

不審者城崎志弦通称シロ(しろざき しづる)は宇佐の質問に素早く答えたのだった。

 

「ルームメイトって・・・この人と!?壁が薄くて狭いとかしか・・・」

 

「うふふふ、確かに薄いわね」

 

「薄いってモンじゃないですから!そいつ、カーテンの仲間ですから!!」

 

宇佐は目の前に居る不審……シロがルームメイトと知り驚いていた。それもそのはずこれから一緒に住む相手が不審者だったのだから。そして宇佐は真ん中にあるカーテンの事をツッコミを入れていた。

 

「やですよ!こんな人と!」

 

「そんな・・・よく知らないでしょ?」

 

「そうそう、シロさんはこう見えても結構いい人だぜ」

 

「えっ、誰?」

 

宇佐はシロがルームメイトだと知り断固拒否したのだった。そしてシロの後ろから1人の少年が現れシロはいい人だと発言したのだった。宇佐は急に現れた少年を見て驚いたのだった。

 

「あっ、俺は桐原準二、部屋は君とシロさんの隣だからよろしくな!」

 

「あぁ、はい・・・宇佐ですよろしくお願いします」

 

少年桐原準二(きりはら じゅんじ)は宇佐に向かって自己紹介をしたのだった。

 

「そうそう、桐原君の言う通り彼は変態だけど基本無害でむしろ害を与えられたいタイプだから・・・ねぇ、桐原君」

 

「そうそう、シロさんは優しいドMだから宇佐君には危害は加えないと思うよ」

 

「よく知った方がヒドイじゃないスか!!」

 

住子と桐原はシロについて簡単に宇佐に説明したのだった。2人のシロの説明を聞いた宇佐は自分が思っていたよりシロは変態だった事に驚いていた。

 

「〜〜〜〜〜とにかく!親に確認して今日は友達んち泊まります!」

 

「え、まって!」

 

「桐原君!!取り敢えず宇佐君を追いかけてお願い!!」

 

「は・・・はい!!」

 

宇佐は今日は友達の家に泊まると言い住子の言葉を聞かず部屋から玄関に向かって行ってしまった。住子はシロの隣に居た桐原に宇佐の事を追いかけてと言い桐原は住子の言う通り宇佐を追いかけて行った。

 

 

 

 

 

 

「ちょ、宇佐君一旦止まって、ってあれ止まってる?あっ、律ちゃんおかえり」

 

「あ〜〜〜律ちゃん」

 

「おかえりなさーい」

 

「……ただいま」

 

宇佐は勢いよく河合荘の玄関を開けると宇佐の目の前に宇佐と同じ北高に通っている少女河合律(かわい りつ)が本を両手に持ち立っていたのだった。宇佐を追いかけていた桐原そしてその後を追いかけていたシロと住子は宇佐の両脇から律を見ておかえりと言ったのだった。それに対して律は長い間を開けて一言ただいまと言ったのだった。

 

「というか、なんで宇佐君はつったてるんだ?」

 

桐原は目の前で律をみてそのまま動かない宇佐を見て疑問を口にしたのだった。

 

 

 






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