魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:マイスリッド

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第7話

健太「久之・・・!」

 

久之「よぉ、待ってたぜ健太ぁ・・・!」

 

健太達の前に複数の半グレを率いた久之が姿を現した。その姿はもはや殺意そのものが具現化したような姿となっていた。

 

健太「殺意に満ちた顔をしているな・・・。」

 

久之「これ以上下手こきゃ俺は吉信に消されちまう・・・悪いが俺のために死んでくれや・・・なぁ!?」

 

健太「悪いがそういうわけにはいかないんだ。お前らも怪我はしたくねぇだろ。」

 

久之「相変わらずてめぇは腹立つなぁ・・・いいから死ねよコラァ!」

 

通「おどれええ加減にせぇや!」

 

悠太「こういう馬鹿には殴って目を覚まさないといけないみたいだな。」

 

やちよ「前々からずっと気に食わなかったのよ、貴方立明君の弟なんでしょ!?」

 

久之「俺はもう理解したんだよ!俺は兄貴のような優しい人間には戻れねぇ腐りきった魔法少年だ!だったら最期までとことん腐りきってやるよ!覚悟しろや!!」

 

 

 

 

 

 

 

   戦闘BGM「End Point」龍が如く3

 

   「VS ネオマギウス幹部 中川久之」 

 

 

 

久之「お前らぁやっちまえ!」

 

うい「お兄ちゃん!来るよ!」

 

健太「ああ!オラァ!」

 

久之「オラオラ!蜂の巣にしてやるぜ!」

 

久之は前と同じ二丁拳銃を用いて連射しまくる。健太達は半グレを倒しながら久之の弾丸を回避するが埓が開かないと判断した悠太は半グレを倒していく。

 

悠太「神威義眼!」

 

半グレ2「ガァッ!?」

 

半グレ4「ぐぁっ!?」

 

通「アイツはもう正気の沙汰とは思われへんな・・・!」

 

やちよ「自分の部下を平気で殺す時点で立明君とは偉い違いよ・・・!」

 

うい「ルーチェ・スペランツァー!!」

 

半グレ達「ぐわぁぁぁ!!」

 

健太「オラァ!」

 

久之「甘ぇんだよ!」

 

健太は奴に一気に近づいて攻撃するが躱されるかまそれを踏まえ今度は両サイドの拳銃を無力化する。

 

久之「ちぃ!拳銃を防いだか!」

 

健太「これでお前に武器は無い!タイマンだ!」

 

久之「上等だコラァ!」

 

健太「はっ!せいや!オラァ!」

 

久之「ふん!うら!そらぁ!」

 

健太「オラァ!」ドゴォ!

 

久之「ガァッ!?」

 

健太は頭突かれ一気に混乱した久之に更に追い打ちをかけ左拳を振り下ろして地面に叩きつける。

更にアッパーで無理やり頭をカチ上げトドメに右膝を顔面目掛けて一気に蹴り飛ばす。

吹き飛ばされた久之はピクリとも動かなくなった。

 

久之「ぐっ・・・くそ野郎共がぁ・・・!」

 

健太「終わりだ!久之!!」

 

久之「くっ、くそ・・・!」

 

悠太「んっ!?健太!」

 

悠太がそう言った瞬間2回銃声が響いたと同時に久之の頭とソウルジェムを貫通し即死した。

 

健太「なっ!?」

 

通「今の狙撃、どっからや・・・!?」

 

やちよ「一度隠れましょう!!」

 

健太達はすぐに身を潜め、健太達を狙撃してくる様子はなく遺体となった久之に近づく。

 

健太「久之・・・。」

 

悠太「健太・・・。」

 

健太「分かってます・・・行きましょう、この建物に入ります。」

 

そう言って健太達は建物に入る。中に入るとまるでフェントホープの時と似た様な構造をしていた。

 

健太「これは・・・フェントホープの時とそっくりだ・・・。」

 

通「そっくりっちゅうより丸っぽ一緒や、せやけどまさかこんなとこにのぅ・・・。」

 

悠太「っ!来たぞ!」

 

やちよ「手厚い歓迎ね・・・。」

 

うい「すごい数だよ・・・。」

 

健太「ああ、だがこいつら全員ぶっ飛ばせば由美の居場所を知ってるやつがいるかもしれない!」

 

通「せやな!こいつら全員ボコすで!」

 

健太「おう!」

 

 

 

   戦闘BGM「Lots of Lights」龍が如く6

 

    「VS ネオマギウス構成員」

 

健太「オラァ!ダァラァ!!」

 

羽根達「うわぁ!!」

 

通「オラオラオラオラァ!!」

 

羽根達「うわぁぁ!?」

 

悠太「アイツらの方が激しいな、人が浮いてるぜ・・・。」

 

やちよ「それほど家族が心配なのよ。」

 

うい「私も健太お兄ちゃんと通さんの気持ちは痛いほど分かるよ。」

 

こうしてそうこうしている内にエントランスの羽根を全滅させ、健太は倒れた羽根の一人を無理やり叩き起こす。

 

健太「オイコラ、何寝てんだ!由美の居場所を吐け!!」

 

羽根「くっ・・・お前らにはここは突破出来ないぞ!!」

 

健太「オイ、今の話聞いてたか?由美の居場所吐けって言ってんだろうが!」

 

通「ホンマにはよ言わなワシのドスでお前の喉元カッ裂いてソウルジェム潰すで・・・?」

 

羽根「わっ、分かった・・・!お前の言った「高坂由美」はこの建物の6階の広間にいる!そこに行くには「セキュリティシステム」を無効化しないといけない!」

 

健太「なんでそんなめんどくさい事してまで由美を閉じ込める!?」

 

羽根「羽根の俺に聞かれても分かるかよ!あと、確か2階から4階までの連絡階段がシャッターで封鎖されて行けないのは確かだ・・・。」

 

健太「その話に、嘘偽りは無いな?」

 

通「なら、そのセキュリティシステムっちゅうんはどこにあるんや?」

 

羽根「た、多分2階にあるんだと思う。」

 

悠太「お前羽根なのに詳しくないな。何故だ?」

 

羽根「俺は雑用係だったからな・・・こんな本格的に戦うことなんて無かったに決まってんだろうが・・・。」

 

悠太「野暮な事を聞いたな。」

 

やちよ「2階に急いでセキュリティシステムをオフにしないと6階まで行けないわ!」

 

健太「ああ!急ぐぞ!」

 

健太達は2階へ上がってセキュリティシステムを探す。


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