戦闘BGM「with vengence」龍が如く0
「VS ネオマギウス幹部 天童勝矢」
健太「こいつ一撃一撃が重い!流石元ボクサーなだけあるな!」
勝矢「褒め言葉助かるわ!せいぃやぁ!」ドゴォン!
健太「くっ!そういえばこいつは・・・。」
−過去−
フェリシア「ドッカーン!!」
フェリシアは真っ先に突撃し、ハンマーを振り下ろす。
勝矢「ええハンマーや。」
全員「っ!?」
俊「あの人フェリシアさんのハンマーを・・・!?」
さな「受け止めました!」
鶴乃「しかも片腕だけでだよ!?」
健太「(フェリシアのハンマーを止められる程の力があるのは確かだ・・・それに奴は速さも兼ね備えている。時代が時代ならある意味みんなから尊敬される程のカリスマを持ってただろうに・・・。)」
健太「オラァ!ていゃあ!!」
勝矢「ふん!オラァ!」
健太「うぉっ!しまっ!?」
勝矢「オラァ!」バキィ!!
勝矢が本気で殴りに来たため健太が躱すと当たった壁に大きくひび割れた跡がついた。
健太「なっ!?ちぃっ・・・!」
勝矢「はぁはぁ・・・健太ぁぁぁぁぁ!!」
健太「天童ぉぉぉぉぉ!!オラァァァァ!!」
勝矢「ぐはぁぁぁ・・・」
このタイマンは健太が勝ち健太は倒れた天童に近づいて座り込んで話す。
健太「はぁはぁ・・・惜しかったな。こんな時代に踊らせてなかったらその拳で皆を統率できたかも知れなかった・・・あんたには、それほどの力があったはずだぜ・・・。」
勝矢「・・・長ぇ事魔法少年、やっとるとな・・・正直、自分の立ち位置っちゅうもんが見えてくるんや・・・。お前みたいな男がおる限りそれが出来ひん・・・なんてのぉ・・・。」
そう言って天童は一息ついて健太に向いた。
勝矢「俺も、もう少しお前みたいに馬鹿やったら良かったのにのぉ・・・。」
健太「俺だって、そんな馬鹿正直に生きてきた訳じゃねぇ・・・。けどな、俺の周りには馬鹿に生きて生き抜いてる人達が知らない内に集まってくる。そんな人達の思いや強さが俺は、自分の最高の生き方だと気づいたんだ。」
勝矢「ラッキーなんやなぁ・・・つくづく幸せもんやでお前は・・・・・・っ!」
すると何かに気づいた天童はダッシュで健太の元に駆け寄り、その瞬間銃声と共に天童の体を貫いた。
勝矢「ぐああ・・・!!」
健太「天童!!・・・・・・っ!?」
健太を撃とうとした男はこの世の者とは思えないくらい渋い顔つきの男だった。だが天童は立ち上がり健太の前に立ち続ける。
バァンバァンバァン!
勝矢「ヌゥ・・・!ヌゥぉあああ!!」
男は容赦なく天童の体に鉛玉を打ち込む。
勝矢「なっ、何やっとんのじゃおどれはぁ・・・!男二人でぇ・・・腹割って話しとる時に・・・部外者が・・・余計な真似すんなやコラァ!!」
フラフラになりながら天童が謎の男に殴りにかかった瞬間謎の男が持つ鉄針が天童の体を貫き、刺さった一本を抜いて天童のソウルジェムに突き刺し力尽きて倒れた。
健太「なっ・・・てめぇ・・・!」
すると奥からもう一人歩いてきた。その人物は健太にとっても、全ての魔法少年少女が嫌悪を抱く者だった。
健太「っ!吉信・・・!?」
吉信「正直驚きましたよ。何の力も持たない、ただの一般人に過ぎなかったあなたが魔法少年となりここまで盾突くとはね・・・健太さん。」
健太「・・・・・・」
吉信「おかげで、天童さんも使い物にならなくなりましたよ。全くあなたといいマギアユニオンといい・・・面倒ばかりですね。」
健太「貴様ぁ・・・!!」
吉信「彼は大陸で一番金のかかる殺し屋でね、彼に仕事を受けさせるルートと金がある限り、私は誰だろうが好きに殺れるのですよ。」
健太「てめぇだけは!絶対に許さねぇ!!」
吉信「老鬼(ラオグウェイ)・・・不要放松警惕(油断しないように)・・・・・。」
老鬼と呼ばれた男はそれを聴いて臨戦態勢に入り健太も臨戦態勢に入る。
戦闘BGM「Archnemesis」龍が如く0
「VS 老鬼」
吉信は姿を消し健太と老鬼二人となった。睨み合いになり二人同時に走り出す。
健太・老鬼「「うおおおおおおおお!!」」
そして老鬼は鉄針を投げ、健太は2回とも回避し殴る寸前に老鬼はジャンプで健太の肩をつかんで回避する。
健太「流石殺し屋なだけあるぜ・・・いままで戦ってきた中で魔女より不気味だ!」
鉄針を構える殺し屋は静かに迫る。その姿はまるで龍を食らう鬼そのものだ。
健太「遠距離から鉄針を投げられるのは鬱陶しいな!」
老鬼は鉄針で近接攻撃や遠距離をランダムで仕掛けそして壁に向かう。
健太「っ!逃げた!待て!」
健太は逃げる老鬼を追いかける。だが老鬼は壁を反動にジャンプしながら鉄針を投げてくる。
健太「なっ!?くそっ!」
寸前でローリング回避したが、鉄針の一本が肩に刺さり血が滴る。
健太「殴り以外で傷負ったのは久しぶりだな、てりゃあ!」
不意打ちで健太は老鬼を殴る。そして懐から青竜刀を取って斬りつけスライディング回避をしたが今度は拳銃を取り出し構え、撃たれる瞬間に健太は回避する。
健太「ちっ・・・てめぇの背中は四次元ポケットかよ・・・!」
老鬼は拳銃と青竜刀を使って攻撃し、健太の攻撃を躱しつつ接近攻撃を仕掛ける。
健太「近寄れば斬られるし離れれば撃たれる・・・なら!!撃たれる前に叩く!」
そう思った健太はひたすら殴りまくりそして老鬼の隙を作り青竜刀を奪う。
健太「よし!」
老鬼「我应该死!」
翻訳「死ぬがいい!」
老鬼が話したと同時に銃を撃たれ弾が青竜刀に当たって刃が折れ一方で老鬼の拳銃も弾が切れる。
老鬼「没用的明信片」
翻訳「無駄なあがきを」
健太「くそっ・・・オラァ!」
老鬼「はぁっ!」
健太「くそっ!なっ!?」
老鬼の投げた拳銃をかわした瞬間老鬼が健太の顔を掴み、目を潰そうとしてくる。
老鬼「我会压扁眼球!」
翻訳「目ん玉潰してやるよ!」
顔を掴まれた反動で後ろに押し倒されそうになるが健太は辛うじて老鬼の手を抑え、潰されずに済んだ。
老鬼「不要这样做、这是一个顽固的混蛋!」
翻訳「やるな、しぶとい野郎だ!」
健太「ようやく素手かよ・・・!しかも素手の方が強そうだな・・・!オラァ!」
老鬼「ハァッ!」
健太「ぐぅっ!」
老鬼「ハァッ!」
健太「ぐぉわぁ!」
ガードを破られ掌底で吹き飛ばされる。反撃で健太は吹き飛ばされた反動を利用してダウンリバーサルを仕掛ける!
健太「ダァラァ!!」
老鬼「グハァ!!」
油断した老鬼は吹き飛ばされ頭をぶつけ気絶し倒した健太は老鬼が落とした物を拾う。
健太「これは由美が入ってるカプセルの鍵か・・・!」
それを手に取りカプセルの鍵を挿入口に差す。するとカプセルが開き由美が開放される。
健太「由美!!」
由美「・・・・・・」
健太「由美!俺だ、健太だ!お兄ちゃんが迎えに来たぞ!」
健太は必死に由美に呼びかけるが由美はずっと目を瞑ったままである。
健太「おい、由美・・・!」
由美「・・・・・・」
健太「なぁ由美ぃ・・・!頼む!目を・・・目を覚ましてくれ・・・!!」
由美「・・・・・・」
健太「目を覚ましてくれぇぇぇ!!由美ぃぃぃ!!」
健太は心の底から本気で目を覚ませと叫ぶ。そして健太の目から涙が溢れ、涙の一滴が由美の手に落ちたと同時に由美の目が開いた。
由美「・・・・・・おにい・・・ちゃん・・・?」
健太「っ!由美ぃ!」
健太は感動のあまり由美を抱きしめようやく由美と再開できたことを実感した。
健太「良かった・・・!由美ぃ・・・!」
由美「お兄ちゃん・・・迎えに来てくれたんだ・・・。」
健太「あぁ迎えに来たぜ由美・・・!久しぶりだなこの感じ・・・!」
すると勢いよく健太が入ってきた扉が開き悠太達もまたこの場所に着いた。
悠太「健太!」
健太「悠太さん!皆!」
通「由美は救出出来たんか!?」
健太「ああ・・・どうにか救出できた・・・」
由美「あっ、えっと・・・。」
健太「あっそうか。兄貴以外は知らないもんな。俺の友達だ。」
悠太「君が由美か、俺は宇佐美悠太だ。」
やちよ「私は七海やちよ、よろしく。」
うい「わたし、環うい!よろしくね!」
由美「あ、はい!よろしくお願いします。通お兄ちゃんも来てくれたんだ・・・!」
通「当たり前や、家族のピンチに出向かへんやつなんぞおるかい!にしてもようやくこうして3兄妹揃ったのぉ。」
健太「ああ、親父達にでかくなった俺達の姿を見てもらいたかったぜ・・・。」
由美「・・・・・・」
うい「由美ちゃん?どうしたの?」
由美「・・・実は、皆に聞いてもらいたい事があるんです。」
健太「聞いてもらいたい事?」
由美「うん、私には説明しなきゃならない事がたくさんあるの。私がどうして行方不明になったのか等を・・・」
通「・・・・・・せやな。ワシもそれが気になっとったんや。」
健太「とりあえず、ここじゃあ話は出来ないな。一旦本土の方に戻ってみかづき荘に帰ろう。」
やちよ「ええ、その方が良いわね。」
うい「由美ちゃん、立てる?」
由美「ありがとう、ういさん。」
通「よし、ほな行こか。」
健太「ああ。「パァン!」ぐぅっ!?」
悠太「っ!健太!」
由美「お兄ちゃん!?」
通「なんや!?」
老鬼「只有你们不见了・・・!」
翻訳「(貴様らだけは逃さんぞぉ・・・!)」
扉に向かおうとした瞬間、不意に意識を取り戻した老鬼からの銃撃を食らい膝をついた。
健太「老鬼・・・!てめぇ・・・!」
悠太「なんだこの不気味な奴は・・・!」
健太「吉信が雇った殺し屋らしい・・・しかも大陸で一番金がかかる凄腕の殺し屋らしいがな・・・!」
老鬼「我会让你变成紫菜・・・!!」
翻訳「(お前らを海の藻屑にしてやるよ…!)」」
老鬼「不要死!!」
翻訳「(死ねぇ!)」
通「健太!」
由美「お兄ちゃん!!」
老鬼は銃の引き金を健太に向かって引こうとした瞬間銃声が響き風穴が空いたのは健太ではなく老鬼だった。その言葉を最期に老鬼は今度こそ倒れた。
全員「っ!?」
老鬼「它是什么・・・!?」
翻訳「(ばっ・・・馬鹿なぁ・・・!?)」
健太「一体、誰が・・・!?「俺だ。」っ!?」
健太達は声のする方を向き後ろから銃を構えた龍二が現れた。